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日本海側のとあるトンネル
2021.08.20 (Fri) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
944:本当にあった怖い名無し:2007/06/07(木)13:49:48ID:05FjsPwO0
昔、日本海側にカニ喰いにいった時の話なんすが。
親と一緒に車でいってて、俺だけ先に帰る用事があったのね。
金はかかって仕方なかったけど、贅沢はいえんから朝早くに旅館でて、電車に飛び乗ったわけさ。
で、俺馬鹿だから反対方面の電車のっちゃってさ。ガタゴトと目的地とは真逆の方向にいっちゃったわけね。
電車のってからそれに気付いて、とりあえずこのまま乗り続けてても仕方ないからって思って降りたんだ。
で、反対方向の電車を待つかって思って時刻表みたらそこ田舎で雪国だから冬場とか二時間に一本あるかないかのトコだったわけ。
こりゃやばいって思って、急いで親に携帯で電話かけようとしたけど山に囲まれて圏外。
で、どうしようか悩んだ挙げ句、用事の方はキャンセルして、とりあえず旅館まで戻ろうと思ったのよ。
でも、電車ないから歩いて帰ろうとしたわけさ。
車道は水吹きだしてて歩き易そうだったし、なにより確実に迷わずにつけそうだったから一般道を徒歩で旅館を目指したのさ。
945:本当にあった怖い名無し:2007/06/07(木)13:59:36ID:05FjsPwO0
多分、一時間もかからんだろうなって思ってたのね。
ウォークマン聞きながら陽気に歩いてたんすわ。
歩くの好きだし、まあ、山道を眺めながらハイキングってのも楽しいだろうってあくまで楽観的。
こん時はほんと、心霊なんて文字一言もなかったね。
朝だし。
しばらく歩いて大分体も温まってきてさ、この調子ならすぐつくだろうなって思ってたのよ。
結構道すべったりして危険だったけど。
時々、車が横を通りすぎていくんだけど大抵のドライバーは
「なにやってんだ?」
って顔でこっちもみてる。
「そんな顔すんなら停まってくれよ」
って内心思いながら車を見送る。
多分、俺が女の子、子どもに見えたならすぐにでも声をかけてもらったんだろうけど、見かけオヤジだったからなあ。
でもまあ、気にせずガンガン進んでいったわけだ。
するとさ、あるのな。やっぱり山掘ってできた道だから。
トンネルが。
一本目は結構短いの。大体50mぐらい。
もうすぐに向こう側が見えてる。
でもやっぱり不気味だからウォークマン全開で突入。
もうガンガン、車が横切っていくから怖い怖い。
別の意味でスリリング。でもまだ楽しんでた。
946:本当にあった怖い名無し:2007/06/07(木)14:06:11ID:GlEqSEsX0
諸寄の辺りかなあ?続きお願いします。
947:本当にあった怖い名無し:2007/06/07(木)14:11:45ID:05FjsPwO0
一本目を抜けて安堵した矢先にすぐ目の前にまたトンネルが見えたのよ。
「またかよ」
って思ってさらに愕然。
向こう側の明かりが点。
「長ッ!」
思わず突っ込むほど。一本目の時も極力、トンネルの壁とか気にしないようにしてた。
オカルト嫌いじゃないけどこんなトコで出くわしてもおれ徒歩だし。逃げようがないじゃん、トンネルって。
まあ、朝だし、なんにもないかって思いながら中入ったのよ。
トンネルの中ってあんまり昼とか夜とか関係ないね。
橙灯が中途半端にぽつぽつついてるだけで外のあかりがすぐにかき消されてく。
で、俺は極力、前と足下しかみてなかったんだけど田舎だからなのか、すっごいボロボロなのよ。
溶けた雪が隙間からぽたぽた滴ってるし。
で、ふと気付いたのよ。車がこないの。
さっきまでびゅんびゅんきてたのに…中に入って五分ぐらい歩いたあたりで…全然車が走ってこないの。
たまたまなんだろうけど。
なんか急に寂しくなってきた。
だって車がきてるから人の気配がしたわけで…俺がトンネルに入ってからその気配が全然なくなった気がしたわけ。
でさ、急に冷えてきたの。トンネルの中って普通暖気がとどまるからぬくいはずなんだけど、汗が冷えたからなのかどうかはわかんない。けど、めっちゃくちゃ寒いって思い始めた。
948:本当にあった怖い名無し:2007/06/07(木)14:12:00ID:8sDfQZGzO
wktk
949:本当にあった怖い名無し:2007/06/07(木)14:23:25ID:cju7u3vjO
wktkの限界を超えそうだぜ
ってか寝ろよ俺…夜勤だろうがボケナス
950:本当にあった怖い名無し:2007/06/07(木)14:24:05ID:B7wrV0yC0
続きが気になる…
951:本当にあった怖い名無し:2007/06/07(木)14:28:24ID:05FjsPwO0
ガタガタ寒くなって。
そりゃ冬の雪山なんだから当然っちゃ当然なんだけどね。
したらここでまた重なるようにウォークマンの電池がきれたの。
一気に無音。さーーーって血の気が引いていく勢い。
たまにゴォォォォってトンネルの中で風の音が反響しまくってるの。
で、一歩歩く事に自分の足音がじゃりじゃり響く。
もうね、前なんかまともにみれない。大分歩いたかな。
多分、十五分ぐらいして、半分ぐらいまで歩いてたんだと思う。
後ろ見ると、入り口が点。前みると出口が点。
ひたすら、黙々と下だけ見ながら歩きすすんでいったわけよ。
…ふとさ、視界に白い物が目にはいった。
暗いからはっきりと見えないのね。
で、次第に近づくとなにかわかった。
花束だったのよ。
やばいやばい!
って頭の中でぐわんぐわん警鐘なってるの。
ぞわわって鳥肌が足下から首筋かけて来る感じ。
今までそんな体験したことなかったし霊感もなかったからあれだけど、関節がギシギシ痛む感じがあった。
なんでこんなトコで花束!?って気持ち一杯。
足取りが一気に早くなった。
見たくないのに、壁の模様とかが気になって仕方ない。
所々ひび割れてる隙間からなにかが覗いてるような感じ。
なんでかわかんないけど、ホントになんでかわかんないけど女がいる。そんな感じがした。
どんな事故かも知らなかったしなにがあったとかも知らない。けど女がいる。
959:本当にあった怖い名無し:2007/06/07(木)14:50:27ID:05FjsPwO0
もうね、人間極限状態になってどうしようもなくなると歌うね。
歌ったさ、でかい声で何故かしらないけど
「はーれるや!」
って何度もずっと繰り返しハレルヤ歌ったさ。
お経じゃなくてなんでかハレルヤだったさ。
「はーれるや!はーれるや!」
って全然歓びの唄じゃねえよ。
必死だよ。ただ、不思議と走れなかったんだよね。
走ると本気でついてこられる気がしたから、堂々したフリだけみせてさ。
もう、急ぎたいけど走ったら来るって思った。
時々さ、視界にひらひら白いの薄い影が散らばるの。
雪だ。これは雪だ。って思うんだ。でももう片方でトンネルの真ん中で雪が吹き込んでくるわけないってわかってる部分もある。ひたすらハレルヤだけ歌って自分で自分を笑って端からみたらおれが怖い人だよ。でも必死でしたよ。
時折、イヤホンしてたから風の音がひゅうひゅう聞こえる。
俺のハレルヤの声が馬鹿みたいにトンネル中に反響してる。
960:本当にあった怖い名無し:2007/06/07(木)14:53:18ID:05FjsPwO0
でも、おれ聞いちゃったんだ。女の悲鳴。
耳で聞こえる感じじゃないんだよ。脳内ガツーンって響くの。
あとはもう必死。とりあえず、トンネルから出たかった。
随分走ったよ。ついてきてるとかそんなのどうでもよかった。
息きらして、トンネルの出口が段々近づいてきた時には
「ああ、よかった出られるんだ」
ってマジで安心した。外の明かりが見えて、眩しいなあって思って。
で、はっと振り返ったらさ。まあなんにもなかった。
普通のトンネル。真ん中なんかさ、随分くらいの。よくあんなとこ歩けたな俺って思いながら…向こう側みようとするんだけど、ただの暗闇。
若干カーブもしてたっぽい。こんなに長いトンネルだったなんてなぁ。
って思わず笑ってからこんどはさらに背筋がこおった。
じゃあ、俺が入り口で見た、出口だと思った明かりはなんだったんだ?
つうかあんなくらいトコでよく花束だなんて分かったなぁ…妙に白く目立ってたけど…。
…よくわかんないけど、ほんと出れてよかった。
姿は見えなかったけど、確かに女はいました。
963:本当にあった怖い名無し:2007/06/07(木)14:58:40ID:05FjsPwO0
今思い出しながら書いてた。
駄文・長文でスマソ。
まじで雪山のトンネルは怖かった。
女の悲鳴耳に残ったっていうか頭でずっと反響してたから。
見えてる人がいたらもっと怖かったのかなあ。
引用元:死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?166
https://hobby9.5ch.net/test/read.cgi/occult/1179548777/944-963
.
昔、日本海側にカニ喰いにいった時の話なんすが。
親と一緒に車でいってて、俺だけ先に帰る用事があったのね。
金はかかって仕方なかったけど、贅沢はいえんから朝早くに旅館でて、電車に飛び乗ったわけさ。
で、俺馬鹿だから反対方面の電車のっちゃってさ。ガタゴトと目的地とは真逆の方向にいっちゃったわけね。
電車のってからそれに気付いて、とりあえずこのまま乗り続けてても仕方ないからって思って降りたんだ。
で、反対方向の電車を待つかって思って時刻表みたらそこ田舎で雪国だから冬場とか二時間に一本あるかないかのトコだったわけ。
こりゃやばいって思って、急いで親に携帯で電話かけようとしたけど山に囲まれて圏外。
で、どうしようか悩んだ挙げ句、用事の方はキャンセルして、とりあえず旅館まで戻ろうと思ったのよ。
でも、電車ないから歩いて帰ろうとしたわけさ。
車道は水吹きだしてて歩き易そうだったし、なにより確実に迷わずにつけそうだったから一般道を徒歩で旅館を目指したのさ。
945:本当にあった怖い名無し:2007/06/07(木)13:59:36ID:05FjsPwO0
多分、一時間もかからんだろうなって思ってたのね。
ウォークマン聞きながら陽気に歩いてたんすわ。
歩くの好きだし、まあ、山道を眺めながらハイキングってのも楽しいだろうってあくまで楽観的。
こん時はほんと、心霊なんて文字一言もなかったね。
朝だし。
しばらく歩いて大分体も温まってきてさ、この調子ならすぐつくだろうなって思ってたのよ。
結構道すべったりして危険だったけど。
時々、車が横を通りすぎていくんだけど大抵のドライバーは
「なにやってんだ?」
って顔でこっちもみてる。
「そんな顔すんなら停まってくれよ」
って内心思いながら車を見送る。
多分、俺が女の子、子どもに見えたならすぐにでも声をかけてもらったんだろうけど、見かけオヤジだったからなあ。
でもまあ、気にせずガンガン進んでいったわけだ。
するとさ、あるのな。やっぱり山掘ってできた道だから。
トンネルが。
一本目は結構短いの。大体50mぐらい。
もうすぐに向こう側が見えてる。
でもやっぱり不気味だからウォークマン全開で突入。
もうガンガン、車が横切っていくから怖い怖い。
別の意味でスリリング。でもまだ楽しんでた。
946:本当にあった怖い名無し:2007/06/07(木)14:06:11ID:GlEqSEsX0
諸寄の辺りかなあ?続きお願いします。
947:本当にあった怖い名無し:2007/06/07(木)14:11:45ID:05FjsPwO0
一本目を抜けて安堵した矢先にすぐ目の前にまたトンネルが見えたのよ。
「またかよ」
って思ってさらに愕然。
向こう側の明かりが点。
「長ッ!」
思わず突っ込むほど。一本目の時も極力、トンネルの壁とか気にしないようにしてた。
オカルト嫌いじゃないけどこんなトコで出くわしてもおれ徒歩だし。逃げようがないじゃん、トンネルって。
まあ、朝だし、なんにもないかって思いながら中入ったのよ。
トンネルの中ってあんまり昼とか夜とか関係ないね。
橙灯が中途半端にぽつぽつついてるだけで外のあかりがすぐにかき消されてく。
で、俺は極力、前と足下しかみてなかったんだけど田舎だからなのか、すっごいボロボロなのよ。
溶けた雪が隙間からぽたぽた滴ってるし。
で、ふと気付いたのよ。車がこないの。
さっきまでびゅんびゅんきてたのに…中に入って五分ぐらい歩いたあたりで…全然車が走ってこないの。
たまたまなんだろうけど。
なんか急に寂しくなってきた。
だって車がきてるから人の気配がしたわけで…俺がトンネルに入ってからその気配が全然なくなった気がしたわけ。
でさ、急に冷えてきたの。トンネルの中って普通暖気がとどまるからぬくいはずなんだけど、汗が冷えたからなのかどうかはわかんない。けど、めっちゃくちゃ寒いって思い始めた。
948:本当にあった怖い名無し:2007/06/07(木)14:12:00ID:8sDfQZGzO
wktk
949:本当にあった怖い名無し:2007/06/07(木)14:23:25ID:cju7u3vjO
wktkの限界を超えそうだぜ
ってか寝ろよ俺…夜勤だろうがボケナス
950:本当にあった怖い名無し:2007/06/07(木)14:24:05ID:B7wrV0yC0
続きが気になる…
951:本当にあった怖い名無し:2007/06/07(木)14:28:24ID:05FjsPwO0
ガタガタ寒くなって。
そりゃ冬の雪山なんだから当然っちゃ当然なんだけどね。
したらここでまた重なるようにウォークマンの電池がきれたの。
一気に無音。さーーーって血の気が引いていく勢い。
たまにゴォォォォってトンネルの中で風の音が反響しまくってるの。
で、一歩歩く事に自分の足音がじゃりじゃり響く。
もうね、前なんかまともにみれない。大分歩いたかな。
多分、十五分ぐらいして、半分ぐらいまで歩いてたんだと思う。
後ろ見ると、入り口が点。前みると出口が点。
ひたすら、黙々と下だけ見ながら歩きすすんでいったわけよ。
…ふとさ、視界に白い物が目にはいった。
暗いからはっきりと見えないのね。
で、次第に近づくとなにかわかった。
花束だったのよ。
やばいやばい!
って頭の中でぐわんぐわん警鐘なってるの。
ぞわわって鳥肌が足下から首筋かけて来る感じ。
今までそんな体験したことなかったし霊感もなかったからあれだけど、関節がギシギシ痛む感じがあった。
なんでこんなトコで花束!?って気持ち一杯。
足取りが一気に早くなった。
見たくないのに、壁の模様とかが気になって仕方ない。
所々ひび割れてる隙間からなにかが覗いてるような感じ。
なんでかわかんないけど、ホントになんでかわかんないけど女がいる。そんな感じがした。
どんな事故かも知らなかったしなにがあったとかも知らない。けど女がいる。
959:本当にあった怖い名無し:2007/06/07(木)14:50:27ID:05FjsPwO0
もうね、人間極限状態になってどうしようもなくなると歌うね。
歌ったさ、でかい声で何故かしらないけど
「はーれるや!」
って何度もずっと繰り返しハレルヤ歌ったさ。
お経じゃなくてなんでかハレルヤだったさ。
「はーれるや!はーれるや!」
って全然歓びの唄じゃねえよ。
必死だよ。ただ、不思議と走れなかったんだよね。
走ると本気でついてこられる気がしたから、堂々したフリだけみせてさ。
もう、急ぎたいけど走ったら来るって思った。
時々さ、視界にひらひら白いの薄い影が散らばるの。
雪だ。これは雪だ。って思うんだ。でももう片方でトンネルの真ん中で雪が吹き込んでくるわけないってわかってる部分もある。ひたすらハレルヤだけ歌って自分で自分を笑って端からみたらおれが怖い人だよ。でも必死でしたよ。
時折、イヤホンしてたから風の音がひゅうひゅう聞こえる。
俺のハレルヤの声が馬鹿みたいにトンネル中に反響してる。
960:本当にあった怖い名無し:2007/06/07(木)14:53:18ID:05FjsPwO0
でも、おれ聞いちゃったんだ。女の悲鳴。
耳で聞こえる感じじゃないんだよ。脳内ガツーンって響くの。
あとはもう必死。とりあえず、トンネルから出たかった。
随分走ったよ。ついてきてるとかそんなのどうでもよかった。
息きらして、トンネルの出口が段々近づいてきた時には
「ああ、よかった出られるんだ」
ってマジで安心した。外の明かりが見えて、眩しいなあって思って。
で、はっと振り返ったらさ。まあなんにもなかった。
普通のトンネル。真ん中なんかさ、随分くらいの。よくあんなとこ歩けたな俺って思いながら…向こう側みようとするんだけど、ただの暗闇。
若干カーブもしてたっぽい。こんなに長いトンネルだったなんてなぁ。
って思わず笑ってからこんどはさらに背筋がこおった。
じゃあ、俺が入り口で見た、出口だと思った明かりはなんだったんだ?
つうかあんなくらいトコでよく花束だなんて分かったなぁ…妙に白く目立ってたけど…。
…よくわかんないけど、ほんと出れてよかった。
姿は見えなかったけど、確かに女はいました。
963:本当にあった怖い名無し:2007/06/07(木)14:58:40ID:05FjsPwO0
今思い出しながら書いてた。
駄文・長文でスマソ。
まじで雪山のトンネルは怖かった。
女の悲鳴耳に残ったっていうか頭でずっと反響してたから。
見えてる人がいたらもっと怖かったのかなあ。
引用元:死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?166
https://hobby9.5ch.net/test/read.cgi/occult/1179548777/944-963
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PR
勘違い
2021.08.18 (Wed) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
678本当にあった怖い名無し2021/06/21(月)22:50:05.48ID:j7zEGls80
これは私が十年ほど前に経験したことです。
勘違い
今から十年前の話です。
当時私は地元を離れて、T県のT大学に通っていました。
次の日が日曜日ということもあり、サークルの皆でカラオケに行こうということになり、U駅の裏にあるカラオケ店に行きました。
カラオケは盛り上がり延長の末11時ぐらいまで続き、私は先輩の車でT大学まで送って行ってもらうことになりました。
大学についたのは深夜12時前後ですでに大学の明かりもほとんどが消え、大学が山の上の方にあることもあり周囲にも明かりのついた建物もありません。
道路脇にある街灯だけが道を照らしていましたが、接触でも悪いのかあちらこちら点いたり消えたりを繰り返していました。
大学から私の住むアパートまでは徒歩20分ほどで着くこともあり、夜風に当たりながらゆっくりと帰ることにしました。大学下の最初の十字路を右折し、さらに長い下り坂のふもとの十字路を左折しました。
地崩れ除けのコンクリート壁沿いの道を歩いていくと、ふと無音になりました。
秋の頃であったこともあり虫のさざめきがしていたのですが、急に何も聞こえなくなり、なぜか空気が生ぬるく感じました。
少しおかしいと感じましたが家に帰らないわけにもいかず、無心で歩いていました。
少し進むとコンクリート壁側にコンクリートの階段とそれが見えました。
年の頃は小学生くらいでしょうか、背丈は私の胸元ぐらいで白いロングのワンピースと縁のとても広い麦わら帽子のようなものを被っていました。顔はほとんど見えませんでしたが私はなぜか寒気がしたので声をかけることはできず、なるべく視界に入れないように通り過ぎました。
20メートルほど歩いた頃でしょうか、ひたひたと何かが後ろを着けてくるような音が聞こえてきました。すごく小さい音なのですが周囲が無音であるためかなぜかとてもはっきりと聞こえました。
私は後ろを振り返ることはできず、そのままアパートの私の部屋まで帰りました。
私の部屋は二階にあったため階段を上るのですが、ひたひたという音はカンカンという金属音に変わり、まだ着けられていることがわかりました。
私は恐怖から汗をかいた手でカギを開け滑り込むように部屋に入り後ろ手に戸を閉めました。
カギとチェーンロックを厳重にかけ、少し開いていたカーテンを閉めるとようやく落ち着きました。
679本当にあった怖い名無し2021/06/21(月)22:51:09.90ID:j7zEGls80
本当はすぐにでもシャワーを浴びて寝てしまいたかったのですが、水場や鏡を見ることも怖くそれもできませんでした。
私は枕元にあったヘッドホンを耳に付けCDプレーヤーをリピートにして音楽をかけました。
明かりをつけた部屋で音楽をかけ、なるべく入口に視線を向けないようにしていると、いつの間にか寝てしまっていたのか朝になっていました。
CDプレーヤーは電池が切れすでに停止し、外は深夜の無音が嘘のようにざわめいています。
私は覚悟を決めカーテンを少し開くと外は明るくなっていて、入口の気配も無くなっていました。
その日は何も手に付かず外に出る気も湧きませんでした。
月曜日になり大学に向かうとあの階段の横にはやはり誰もおらず、代わりに十字路の角に白い花束が献花されていました。
私は知らなかったのですが私がカラオケに行った日ちょうどその十字路で交通事故が起こり子供が一人亡くなったとのことでした。
私はあの少女はその子供ではないかと思いましたが、調べるのも憚られ、なるべく考えないように大学に向かいました。
それからしばらくは何も起こらず私も半ば忘れかけていたのですが、長期休暇で実家に帰った時にそれは起こりました。
私がアパートに帰って来ると入口に二つに折られた紙が挟まれていました。
紙はアパートの警備会社のものでそこには〇月〇日に隣の部屋の住民がドンという大きな物音を聞いたと書いてありました。
その日はまだ実家にいたため私が出した音ではありません。ブレーカーも上げていったため電気機器が動いたとも思えませんし、落下物も誰かが入った痕跡もありませんでした。そしてカギはチェーンロック以外は全て掛けられていました。
物音があったのは深夜1時過ぎだと書いてありました。
その後決まって1時から2時頃に物音がすると前後左右の部屋から苦情が来るようになりました。その周期は短くて1週間程度から長くて3週間ぐらいでした。ただ気になるのは苦情が来るのはどれか一つの部屋で同時に苦情が来ることは無かったことです。
他の部屋の人に聞くと何も聞こえなかったというのです。
680本当にあった怖い名無し2021/06/21(月)22:51:49.55ID:j7zEGls80
私はやはりこの部屋に何かいるのではないかと確信しました。
あの時に入られたのかまでは分かりませんが、その何かはずっとこの部屋にいて悪戯をしているのではないかと思ったのです。
ある日の夜、ふと目が覚めると白い何かにのしかかられていました。
体はピクリとも動かず辛うじて目だけ動かせたので白い何かに視線を向けると、そこにあったのは帽子に隠れて見えなかった少女の顔でした。
次の瞬間私は汗だくで目覚めました。その少女の顔は私の知らない顔でした。
夢か現実か今となってもわかりませんがその顔は今も覚えています。
その日以降悪戯はピタッと止みました。結局卒業するまでそして卒業してからも私は彼女に会うことはありませんでした。
私は二年ほど前に事故のことを調べることにしました。
時間と場所さえわかっていれば調べられるので、あの少女の名前だけでも知りたかったのです。
そしてその事故の記事を見つけました。そこに映っていたのは私の知らない少年でした。
引用元:死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?362
https://mao.5ch.net/test/read.cgi/occult/1617288162/678-680
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これは私が十年ほど前に経験したことです。
勘違い
今から十年前の話です。
当時私は地元を離れて、T県のT大学に通っていました。
次の日が日曜日ということもあり、サークルの皆でカラオケに行こうということになり、U駅の裏にあるカラオケ店に行きました。
カラオケは盛り上がり延長の末11時ぐらいまで続き、私は先輩の車でT大学まで送って行ってもらうことになりました。
大学についたのは深夜12時前後ですでに大学の明かりもほとんどが消え、大学が山の上の方にあることもあり周囲にも明かりのついた建物もありません。
道路脇にある街灯だけが道を照らしていましたが、接触でも悪いのかあちらこちら点いたり消えたりを繰り返していました。
大学から私の住むアパートまでは徒歩20分ほどで着くこともあり、夜風に当たりながらゆっくりと帰ることにしました。大学下の最初の十字路を右折し、さらに長い下り坂のふもとの十字路を左折しました。
地崩れ除けのコンクリート壁沿いの道を歩いていくと、ふと無音になりました。
秋の頃であったこともあり虫のさざめきがしていたのですが、急に何も聞こえなくなり、なぜか空気が生ぬるく感じました。
少しおかしいと感じましたが家に帰らないわけにもいかず、無心で歩いていました。
少し進むとコンクリート壁側にコンクリートの階段とそれが見えました。
年の頃は小学生くらいでしょうか、背丈は私の胸元ぐらいで白いロングのワンピースと縁のとても広い麦わら帽子のようなものを被っていました。顔はほとんど見えませんでしたが私はなぜか寒気がしたので声をかけることはできず、なるべく視界に入れないように通り過ぎました。
20メートルほど歩いた頃でしょうか、ひたひたと何かが後ろを着けてくるような音が聞こえてきました。すごく小さい音なのですが周囲が無音であるためかなぜかとてもはっきりと聞こえました。
私は後ろを振り返ることはできず、そのままアパートの私の部屋まで帰りました。
私の部屋は二階にあったため階段を上るのですが、ひたひたという音はカンカンという金属音に変わり、まだ着けられていることがわかりました。
私は恐怖から汗をかいた手でカギを開け滑り込むように部屋に入り後ろ手に戸を閉めました。
カギとチェーンロックを厳重にかけ、少し開いていたカーテンを閉めるとようやく落ち着きました。
679本当にあった怖い名無し2021/06/21(月)22:51:09.90ID:j7zEGls80
本当はすぐにでもシャワーを浴びて寝てしまいたかったのですが、水場や鏡を見ることも怖くそれもできませんでした。
私は枕元にあったヘッドホンを耳に付けCDプレーヤーをリピートにして音楽をかけました。
明かりをつけた部屋で音楽をかけ、なるべく入口に視線を向けないようにしていると、いつの間にか寝てしまっていたのか朝になっていました。
CDプレーヤーは電池が切れすでに停止し、外は深夜の無音が嘘のようにざわめいています。
私は覚悟を決めカーテンを少し開くと外は明るくなっていて、入口の気配も無くなっていました。
その日は何も手に付かず外に出る気も湧きませんでした。
月曜日になり大学に向かうとあの階段の横にはやはり誰もおらず、代わりに十字路の角に白い花束が献花されていました。
私は知らなかったのですが私がカラオケに行った日ちょうどその十字路で交通事故が起こり子供が一人亡くなったとのことでした。
私はあの少女はその子供ではないかと思いましたが、調べるのも憚られ、なるべく考えないように大学に向かいました。
それからしばらくは何も起こらず私も半ば忘れかけていたのですが、長期休暇で実家に帰った時にそれは起こりました。
私がアパートに帰って来ると入口に二つに折られた紙が挟まれていました。
紙はアパートの警備会社のものでそこには〇月〇日に隣の部屋の住民がドンという大きな物音を聞いたと書いてありました。
その日はまだ実家にいたため私が出した音ではありません。ブレーカーも上げていったため電気機器が動いたとも思えませんし、落下物も誰かが入った痕跡もありませんでした。そしてカギはチェーンロック以外は全て掛けられていました。
物音があったのは深夜1時過ぎだと書いてありました。
その後決まって1時から2時頃に物音がすると前後左右の部屋から苦情が来るようになりました。その周期は短くて1週間程度から長くて3週間ぐらいでした。ただ気になるのは苦情が来るのはどれか一つの部屋で同時に苦情が来ることは無かったことです。
他の部屋の人に聞くと何も聞こえなかったというのです。
680本当にあった怖い名無し2021/06/21(月)22:51:49.55ID:j7zEGls80
私はやはりこの部屋に何かいるのではないかと確信しました。
あの時に入られたのかまでは分かりませんが、その何かはずっとこの部屋にいて悪戯をしているのではないかと思ったのです。
ある日の夜、ふと目が覚めると白い何かにのしかかられていました。
体はピクリとも動かず辛うじて目だけ動かせたので白い何かに視線を向けると、そこにあったのは帽子に隠れて見えなかった少女の顔でした。
次の瞬間私は汗だくで目覚めました。その少女の顔は私の知らない顔でした。
夢か現実か今となってもわかりませんがその顔は今も覚えています。
その日以降悪戯はピタッと止みました。結局卒業するまでそして卒業してからも私は彼女に会うことはありませんでした。
私は二年ほど前に事故のことを調べることにしました。
時間と場所さえわかっていれば調べられるので、あの少女の名前だけでも知りたかったのです。
そしてその事故の記事を見つけました。そこに映っていたのは私の知らない少年でした。
引用元:死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?362
https://mao.5ch.net/test/read.cgi/occult/1617288162/678-680
.
間違いなく父親の姿だった
2021.08.15 (Sun) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
299:本当にあった怖い名無し:2012/12/13(木)04:13:06.37ID:7OF/aRmy0
けっこう以前の話だけど。
父親が病気で亡くなって、葬式、火葬までが済んで丁度1週間目の深夜3時か4時頃。
寝床でふと違和感で目覚めた。
身体の右側を下にして、部屋の襖戸に背を向けるカタチで横になっていたのだが、左腕の肘辺りを誰かにガッシリ掴まれ、襖戸の方向へグイグイ引っ張られている。
身体が引き起こされるかというほどの勢いに驚き、左腕の方を見ても誰も居ない。
しかし見えない何者かは引っ張り続けている。
その時は怖さは何故か感じず、
『何だコレ?』
と思った。
で、視線を元の方へ戻したら、室内に、目の前に、亡くなった父親が居た。
外の街灯の薄明かりのせいでハッキリ見えている。
生前、家でくつろぐ時に着ていたシャツとスウェットのズボン姿で、何故か膝立ちで、少し前屈みにこちらの顔を覗きこむ様にしている。
体格も髪型も顔の輪郭も全く間違いない。
ただ、顔の目鼻立ちの辺りだけが逆光の影の様になって見えない。
そして、全体的に霞みがかかった様な、粒子の粗い様な、いくらか平面的な感じに見えている。
父親は何かを話しかけていた様で、口元がゆっくり動いていたが、何か良く聞き取れなかった。
その状態が、自分の感覚として十秒~二十秒少々は続いたろうか。
突然、そう、本当に突然に父親は消えてしまった。
と同時に左腕を引っ張られる感覚も消えた。
全く恐怖は感じなかった。
今書いて読み返しても怖く無いし、読んでくれた人も全く怖く無いだろう。
でも、だれが認め無くても認めても、科学や医学で説明出来ようが出来まいが、これは厳然たる実体験。ウソも誇張も1つも無い事実の話。
何年も経った今でもリアルに詳細まで思い出せる。
多分一生忘れない。自分は亡くなった父親が訪ねて来てくれたと信じている。
301:本当にあった怖い名無し:2012/12/13(木)06:25:56.20ID:7OF/aRmy0
>>299の出来事には続きと言うか、これに繋がる話がある。
それは、この亡くなった父は、子供の頃から霊的体験や不思議な体験をたくさんしてるけど、入院中の父親(私の祖父)が病院で亡くなる同時刻に家で会って会話までしてる。
詳細は、まず私の祖父は生前、詩吟の先生や剣舞の先生をしていて、かなりお洒落な人だった。
いつも根付けや鈴を腰から下げて、近くを歩くと鈴の音が聞こえたそうだ。
で、ある病気で入院中だった時、いよいよ意識も無く容態が悪化して、私の母や叔母達女手が付きっきりになった頃から、自宅の周りや中で、祖父の根付けの鈴の音が聞こえる様になった。
猫鈴や、普通にある物とは違う鈴なので音を聞いた私の父や叔父、叔母達は父親(私の祖父)が身体を抜けて様子を見に家に来てると思っていた。
そしてある深夜。
私の父と叔父の二人だけで留守番の時、例の鈴の音で二人同時に目覚めた。
様子を伺っていると、どうも家の周りを一定のスピードで歩き続けている様子。
いくら特徴的な鈴の音でも家の外をまわっているものがハッキリ聞こえる時点で、物理的な音とは違ったのかも知れない。
やがて鈴の音は家の裏手の木戸を通り、裏庭の砂利道を歩く足音と共に母屋の勝手口の方へ近づく。鍵はかけてある。
昔の家なので続き間になっていて、襖がみんな開けてあった為、暗い勝手口の様子がそのまま見えていた。
やがて鈴の音、足音と共に勝手口の戸の磨りガラス越しにお洒落な外出用の着物を着た父親(私の祖父)の姿が見てとれた。手を戸にかけて開けようとしている。
それを見ながら、
『かかっている鍵を開ける為に近づいてしまって良いものか』
を二人共に考えていると、ガラ、ガラガラ、と祖父が戸を普通に開けてしまった。全く元気そうな普通の状態の、その姿を少々パニック気味に凝視していると、
『何だ、お前ら何やってんだ、早くしないと俺は行っちゃうぞ!?』
……そう一言怒鳴りつける様に言うと、その姿は夜の闇にすっと消えた。戸も閉じたままだ。
その瞬間に黒電話のベルがけたたましく鳴った。電話の内容は、入院中の父親(祖父)が、たった今亡くなった事を告げる、病院からのものだった……。
302:本当にあった怖い名無し:2012/12/13(木)06:28:20.76ID:7OF/aRmy0
>>301の続き
と、以上の様な話しを何度か生前の父から聴いた。
今でもこれは事実だったと思ってる。
で、こんな話を聴くたび、
『いつの日か先に死んだ方が、可能なら何とかして会いに来よう、死後の様子や事柄を、何とか伝えてみよう』
と約束したものでした。
だから、父はその約束を私に果たそうとして、『葬式後丁度1週間』という節目の時に来てくれたのではないかな、と今でも思っています。
300:本当にあった怖い名無し:2012/12/13(木)04:35:35.65ID:ZFHxdm6A0
>>299
あなたのことを連れて行こうとしてないか?
303:本当にあった怖い名無し:2012/12/13(木)06:42:02.57ID:7OF/aRmy0
>>300
うん、少し、そうかもなって思っていた時期もあったけど、あまり気にならなくなったよ。
ちなみに、というか、母も父より前に亡くなっていて、こちらは主に『声、言葉がハッキリ聞こえた』事が何度か在った。姿も一度だけ見た。
後は『夢』明らかに普通とは思えない連続性のある夢を見たよ。
引用元:本当に体験した霊体験 2
https://toro.5ch.net/test/read.cgi/occult/1347861115/299-303
.
けっこう以前の話だけど。
父親が病気で亡くなって、葬式、火葬までが済んで丁度1週間目の深夜3時か4時頃。
寝床でふと違和感で目覚めた。
身体の右側を下にして、部屋の襖戸に背を向けるカタチで横になっていたのだが、左腕の肘辺りを誰かにガッシリ掴まれ、襖戸の方向へグイグイ引っ張られている。
身体が引き起こされるかというほどの勢いに驚き、左腕の方を見ても誰も居ない。
しかし見えない何者かは引っ張り続けている。
その時は怖さは何故か感じず、
『何だコレ?』
と思った。
で、視線を元の方へ戻したら、室内に、目の前に、亡くなった父親が居た。
外の街灯の薄明かりのせいでハッキリ見えている。
生前、家でくつろぐ時に着ていたシャツとスウェットのズボン姿で、何故か膝立ちで、少し前屈みにこちらの顔を覗きこむ様にしている。
体格も髪型も顔の輪郭も全く間違いない。
ただ、顔の目鼻立ちの辺りだけが逆光の影の様になって見えない。
そして、全体的に霞みがかかった様な、粒子の粗い様な、いくらか平面的な感じに見えている。
父親は何かを話しかけていた様で、口元がゆっくり動いていたが、何か良く聞き取れなかった。
その状態が、自分の感覚として十秒~二十秒少々は続いたろうか。
突然、そう、本当に突然に父親は消えてしまった。
と同時に左腕を引っ張られる感覚も消えた。
全く恐怖は感じなかった。
今書いて読み返しても怖く無いし、読んでくれた人も全く怖く無いだろう。
でも、だれが認め無くても認めても、科学や医学で説明出来ようが出来まいが、これは厳然たる実体験。ウソも誇張も1つも無い事実の話。
何年も経った今でもリアルに詳細まで思い出せる。
多分一生忘れない。自分は亡くなった父親が訪ねて来てくれたと信じている。
301:本当にあった怖い名無し:2012/12/13(木)06:25:56.20ID:7OF/aRmy0
>>299の出来事には続きと言うか、これに繋がる話がある。
それは、この亡くなった父は、子供の頃から霊的体験や不思議な体験をたくさんしてるけど、入院中の父親(私の祖父)が病院で亡くなる同時刻に家で会って会話までしてる。
詳細は、まず私の祖父は生前、詩吟の先生や剣舞の先生をしていて、かなりお洒落な人だった。
いつも根付けや鈴を腰から下げて、近くを歩くと鈴の音が聞こえたそうだ。
で、ある病気で入院中だった時、いよいよ意識も無く容態が悪化して、私の母や叔母達女手が付きっきりになった頃から、自宅の周りや中で、祖父の根付けの鈴の音が聞こえる様になった。
猫鈴や、普通にある物とは違う鈴なので音を聞いた私の父や叔父、叔母達は父親(私の祖父)が身体を抜けて様子を見に家に来てると思っていた。
そしてある深夜。
私の父と叔父の二人だけで留守番の時、例の鈴の音で二人同時に目覚めた。
様子を伺っていると、どうも家の周りを一定のスピードで歩き続けている様子。
いくら特徴的な鈴の音でも家の外をまわっているものがハッキリ聞こえる時点で、物理的な音とは違ったのかも知れない。
やがて鈴の音は家の裏手の木戸を通り、裏庭の砂利道を歩く足音と共に母屋の勝手口の方へ近づく。鍵はかけてある。
昔の家なので続き間になっていて、襖がみんな開けてあった為、暗い勝手口の様子がそのまま見えていた。
やがて鈴の音、足音と共に勝手口の戸の磨りガラス越しにお洒落な外出用の着物を着た父親(私の祖父)の姿が見てとれた。手を戸にかけて開けようとしている。
それを見ながら、
『かかっている鍵を開ける為に近づいてしまって良いものか』
を二人共に考えていると、ガラ、ガラガラ、と祖父が戸を普通に開けてしまった。全く元気そうな普通の状態の、その姿を少々パニック気味に凝視していると、
『何だ、お前ら何やってんだ、早くしないと俺は行っちゃうぞ!?』
……そう一言怒鳴りつける様に言うと、その姿は夜の闇にすっと消えた。戸も閉じたままだ。
その瞬間に黒電話のベルがけたたましく鳴った。電話の内容は、入院中の父親(祖父)が、たった今亡くなった事を告げる、病院からのものだった……。
302:本当にあった怖い名無し:2012/12/13(木)06:28:20.76ID:7OF/aRmy0
>>301の続き
と、以上の様な話しを何度か生前の父から聴いた。
今でもこれは事実だったと思ってる。
で、こんな話を聴くたび、
『いつの日か先に死んだ方が、可能なら何とかして会いに来よう、死後の様子や事柄を、何とか伝えてみよう』
と約束したものでした。
だから、父はその約束を私に果たそうとして、『葬式後丁度1週間』という節目の時に来てくれたのではないかな、と今でも思っています。
300:本当にあった怖い名無し:2012/12/13(木)04:35:35.65ID:ZFHxdm6A0
>>299
あなたのことを連れて行こうとしてないか?
303:本当にあった怖い名無し:2012/12/13(木)06:42:02.57ID:7OF/aRmy0
>>300
うん、少し、そうかもなって思っていた時期もあったけど、あまり気にならなくなったよ。
ちなみに、というか、母も父より前に亡くなっていて、こちらは主に『声、言葉がハッキリ聞こえた』事が何度か在った。姿も一度だけ見た。
後は『夢』明らかに普通とは思えない連続性のある夢を見たよ。
引用元:本当に体験した霊体験 2
https://toro.5ch.net/test/read.cgi/occult/1347861115/299-303
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