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都市伝説・・・奇憚・・・blog

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2025.03.04 (Tue) Category : 

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箱根を模した名前の山道

2017.04.14 (Fri) Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象

311:本当にあった怖い名無し:2011/07/23(土)21:52:23.99ID:5QuAF3E/0
俺のもだいぶ昔の話、もう15年ほど前になる。
その頃は20代で、適当に就職もして結婚前提の彼女もいた。まあ、今のかみさんだが。

その彼女の住んでいた隣の市までの往復に、ある山道を使ってたんだ。
途中途中が細くてカーブが多く、事故も耐えない細道だったが、周辺の公道が混みやすかったから、抜け道として便利だった。

その山道、地元の人間ならピンと来ると思うが、箱根を模したあだなが付けられていたんだ。
理由は道の両脇にラブホテルが立ち並んでいたこと。
箱根の温泉街ってカーブの多い場所に温泉旅館が並んでるだろ。あれをもじったんだと思う。
本物の箱根みたいに賑やかではなくて、ひたすら暗くて気味の悪いところだったけど。



312:本当にあった怖い名無し:2011/07/23(土)21:53:45.73ID:5QuAF3E/0
彼女とのデートから帰る途中だった、ある夏の夜。たしか盆過ぎだったと思う。
20時ごろにその道に差しかかったときに、珍しく前走していた車を見つけたんだ。
俺みたいに抜け道として使うヤツは少なからずいたけど、この時間に街灯もない、すれ違いも困難なここに入ってくる人間は珍しい。
周辺のラブホが宿泊時間に入る22時前後ならいるんだろうけど。

黒のク○ウンでいかにも金持ちっぽい車種。
もらい事故で大損害になるのは嫌だったんで、車間はだいぶ開けていた。
けど、時速20キロぐらいで走ってくれるんで、すぐに追いついちまうんだ。
しょうがないから、気楽に構えて、ずっとケツにつけることにした。
渋滞の国道に戻るよりは、それでもだいぶ早かったからさ。

そのうちにサーチライトのせいで向こうの車内の人影が見えるようになってきた。
運転席と助手席に1人ずつ。頭の位置からして男と女だと思われた。
「ああ、じゃあラブホの客かな」
なんて思いながら、どのホテルに入るのかデバガメ根性で想像していたら、妙なことに、その2人の後ろ、後部座席でも小さな頭が見え隠れしている。
「子供連れか、家族で出かけた帰りかなんかかな」
と、これまた余計な推測をしている最中に、ク○ウンは右に伸びるさらに細い上り坂に入ったんだ。



313:本当にあった怖い名無し:2011/07/23(土)21:54:41.68ID:5QuAF3E/0
坂の入り口には、”ホテル○○”の看板。
「…ホテルの客だよな?」
と思いながらも、子供連れでラブホに行くものかと疑問でもあった。
だから、ちょっと興味を惹かれて、車を停めて、斜面を上っていくク○ウンを見ていたんだ。
そしたら、突然、後部座席の子ども?が立ち上がって、リアウィンドウをかなりの勢いで叩く仕草をしたんだよ。
白い顔の部分ははっきりわかったけど、表情は見られなかった。

そのまま上りきって視界から消えたク○ウンの軌跡を辿りながら、どういうリアクションをしていいかわからなかったね。
「まさかホテルに連れ込んで幼児虐待?」
とか
「この先はホテルでとっつきなんじゃなくて、もっと山奥まで行けるんじゃないか?子どもをそこに捨ててこようとしてるんじゃないか?」
とか、いろいろ考えた。
で、追っかけてみることにした。



314:本当にあった怖い名無し:2011/07/23(土)21:56:16.54ID:5QuAF3E/0
坂は急で幅もさらに狭い。しかも30mはある。
カーブで見通しが利かなかったんで、本当にホテルがあるのかさえ、着いてみるまで不確かだった。

到着すると、道はホテルの駐車場の入り口に直結していた。
他に脇道はありそうにない。とりあえず山中に遺棄の線は消えたなと安心して入り口に入ると、かなり広い駐車場スペースの真ん中で、バック駐車しようとしているク○ウンを見つけた。
それが完了するのを待ちながら、左手の空き駐車スペースを見たら、駐車場から部屋まで直通してるタイプのホテルだとわかった。
「子どもを連れ込もうとしても、誰にも見咎められないじゃないか」
なんてことを思いながら、駐車を完了したク○ウンにゆっくりと近づいた。
個々の駐車スペースの上半分を覆う厚手の幕が邪魔でよく見えない。
でも、男と女が車から降りた足は見えた。

そこからはどうしようもなくなって、近場に停車して窓を開け、音を聞くに留まった。
男と女は無言らしく、声は一言も聞こえない。
子どもの声や足音を聞きわけようとしたが、それも無理だった。
重いドアを開ける軋み音が響いて、それきり何も聞こえなくなった。

一応、降りて、怪しげながらク○ウンの周りを探ってはみたんだ。
けど何も見つからず。車内にも人影はなし。
「もういいか」
と、腑に落ちないながらも自分を納得させて車に戻った。



315:本当にあった怖い名無し:2011/07/23(土)21:58:45.74ID:5QuAF3E/0
そのまま発進して、元の坂道に戻る。
下りの坂道っていうのは、まあわかるだろうけど、上りより道が細く感じる。
もともと1台がやっと通れる幅しかない路面を慎重に進むと、両脇の樹木が迫り出してくるような恐怖感を覚えたよ。

特にカーブの曲がり口は細く、枝葉で車体をこすらないように気を使う。
3つほどあった最後のカーブに差しかかったとき、俺の頭には車に対する警戒心しかなかった。

カーブを抜けた瞬間、運転席側の路肩に、突然、5歳ぐらいの子供の姿が映りこんだんだ。
人間って、本当にビックリしたときは、頭を強打されたようなショックを受けるんだな。
脳と視界が激しく揺れて、とっさに急ブレーキを踏んだよ。
感覚的には子供を轢く軌道を辿ったような気がした。
車体への衝撃は、自分が動揺していたせいで認識できなかったのかもしれないと思った。

かなりの時間、躊躇っていた気がする。だけど確かめずには帰れないだろ。
だから、わざと、
「だいじょうぶか?」
って大声で聞きながら車を降りたんだ。ああいうときの気分はかなわんね。
死体を見たくはなかったけど、死体になってることしか想像できないんだ。

だけど坂道には誰もいなかった。
車の下に入り込んだのか、脇の山中に飛び込んだのか、と気を揉んで探したけど、見つけることはできなかった。
念のためにホテルに届けて、警察に通報してもらうことも考えたけど、思い返してみても、どうしても轢いている確証が出てこない。
そりゃあ動揺していたけど、人間をはねたなら、絶対に気づくと思わないか?

結局、そのまま帰るのも後味が悪かったんで、ホテルには事情を説明しておいた。
もし後日に死体が出てくるようなことがあったら連絡すると言ってもらって帰ったよ。



316:本当にあった怖い名無し:2011/07/23(土)22:00:38.11ID:5QuAF3E/0
家に帰り着いて、彼女に事の次第を電話した。
「そんな時間に子供がホテル街にいるのがおかしい」
と断言してもらって、やっと納得できたよ。
あいつは、あの○○ホテル近辺で、ずっと彷徨っている何かだったのかもしれない。

余談だが、俺の友人に電話線を引く業者がいる。
ファッションホテルの回線増設工事を引き受けたことも何度かあったそうだ。
そいつが仕事をしたホテルの従業員から聞いた話。

若いカップルの女が妊娠して、責任を取れない2人はこっそり堕胎しようとした。
場末のホテルで強引な切迫流産を促して、堕胎には成功したが、女のほうも重体に陥り、結局、病院に送られて、行為は発覚したそうだ。
「同じ県内の話だよ」
友人はそう言ったけど、俺の体験とは関係がない気がする。

ただ、そんなアンダーな世界がすぐそばに転がってるのなら、こういう経験は誰もがするものなのかもしれないな。
とは、今でも思ってる。


 

引用元:∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part56∧∧
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/occult/1310494082/311-316




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時空のおっさん不在

2017.04.14 (Fri) Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象

526:本当にあった怖い名無し:05/03/1402:29:24ID:fX73Lz5wO
小学生の時に起きた不思議な体験なんだけど…
その日は転校してきた友達Aの家に初めて遊びにいった時の話です。

Aの家を知らない俺は、友達Bに案内してもらい、二人でAの家に向かいました。
Aの家はアパートで、ビルとビルの間にあり、とても薄暗い場所にありました。
俺の家から自転車で10分くらいの所にあったんだが、初めて行く場所でなんだかドキドキしたのを覚えている。



527:本当にあった怖い名無し:05/03/1402:59:10ID:fX73Lz5wO
三人でゲームをしたりして遊んでいたんだが、俺の家は暗くなるまでにかえって来いという門限があったため、一人で帰ることにした。
外はもう薄暗くなっていて、急いで帰ることにした。それでBが案内してくれた道とは反対の方向に自転車を進めることにした。
(俺の家がその方角の直線上にあったため。)

知らない道だったが、そのうち知ってる所に出るだろうと思い、適当に自転車を進めました。
しかし、こいでもこいでも俺が知っている景色が見えない。あたりはすでに真っ暗になっていた。



528:本当にあった怖い名無し:05/03/1403:21:17ID:fX73Lz5wO
俺は道に迷ってしまった不安で半泣きになりながら自転車を進めていた。
すると、やっと見覚えのある景色が見えてきた。でもそこは、俺の家を通り過ぎてかなりの距離を走ったところだったんだ。
無我夢中で自転車をこいでいたので行き過ぎてしまったんだと思い、今度は確実に行こうと大通りにでて、家に向かった。

その道はいつも通っている道なので安心して家に向かっていたんだが、なにかがおかしい…道添いの建物がなんだかいつもとちがうような気がしてならない。
なにかが変だと思いつつ、辺りを見回してみると、俺の違和感を証明してくれる建物があった………



529:本当にあった怖い名無し:05/03/1403:35:15ID:fX73Lz5wO
それは、半年ほど前に屋根の色を塗り替えたはずのロッ〇リアの建物が昔の色のままだったんだ。
そして、大通りを走っている車の中に人が乗っていない…

もう、それからはよく覚えていないんだが、泣きながら友達Aの家まで引き返したのをかすかに覚えている。
そして、友達Bの案内してくれた道を通って家に帰ったんだ。



531:本当にあった怖い名無し:05/03/1404:03:05ID:fX73Lz5wO
友達Aの家をでてからずーっと雨が降っていたんだが、家に帰ってびしょびしょになった俺の姿をみるなり親がびっくりしていた。
雨が降るどころか、今日は雲一つないいい天気やったでって。しかも、時間は門限に間に合っていたんだ。

信じられなかった。体感的には3~4時間は走っていたと思う。
次の日から俺は高熱が出て一週間ほど学校を休んだ。
それからは恐くてAの家に行くことは無くなったよ。
中学の時にふと思い出してAの家に言ってみたんだがAが住んでいた家はアパートの一番奥にあり、その先はコンクリートの塀がありました。
ありえないと思い、その塀を乗り越えてみるとその先は5メートル位高い場所にあり、下は一面の畑になってました。
今でもなぜあんな体験をしたか謎のままです。長文、駄文すいませんでした。


 

引用元:不可解な体験、謎な話~enigma~ Part24
http://mimizun.com/log/2ch/occult/1104498240/526-528




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曾祖母の言いつけ

2017.04.14 (Fri) Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象

279 1/2sageNew!2006/07/09(日)19:02:06ID:/VSsGM1K0
父方の叔母から聞いた話です。

父の実家(田舎です)は代々裕福な家だったものの、大正ごろにすっかり勢いが失せてしまったそうで。
けれども、古い大きな日本家屋だけは栄えていた当時の面影を残していました。

幼い頃の叔母は、そんな大きな家が大好きで、中でも「大広間」を気に入っていたそうです。
「大広間」は何十畳もある広い和室で、冠婚葬祭のときには沢山の人がずらりと並び、それはそれは壮観だったとのこと。
そんな部屋を独り占めにして、昼寝をするのが叔母は好きだったそうです。

ある日のこと、いつものように昼寝をしようと叔母が「大広間」の襖を開けようとすると、襖の向こうに人の気配を感じたそうです。
誰も居ない筈なのにと不気味に思い、襖を少し開け、叔母はこっそり中を窺うことにしました。

中は薄暗く、よく様子をつかむことが出来ないものの、最も上座のところに見知らぬお婆さんが一人チョコンと座っており、そのお婆さんの前に、とても大きな柱時計が棺のように寝かされている様が叔母に見えました。
あまりの奇妙さに叔母がポカンとしていると、ふいにお婆さんがこちらを向き叔母と目を合わせ、なんともいえない笑みを浮かべたそうです。



280 2/2sageNew!2006/07/09(日)19:03:36ID:/VSsGM1K0
何故だか物凄い悪寒に襲われた叔母は、数秒硬直した後に我に返り、息もつかずに「大広間」を走って離れ、曾祖母に泣きついたそうです。

叔母が曾祖母に自分が見たもののことを話すと、曾祖母は険しい顔をして、曽祖父と何か深刻そうに相談を始めました。
相談が終わると曾祖母は叔母に、
「これから四日間、外に出たり『大広間』に近づいてはいけない。それから、大声を上げたり、バタバタと足音を立ててはいけない」
と言いつけたそうです。

四日間、曾祖母の言いつけを守り叔母は静かに過ごしました。
曾祖母には
「もう『大広間』に入っても良いよ」
と言われたものの、あのときのことが忘れられず、独りではもう「大広間」には入りませんでした。

それから、叔母(ついでに父)の育ったその家は、老朽化の為に二十数年前に改装されました。
「大広間」はその際に、半分程に縮小され内装もすっかり変えられてしまったそうです。
私は幼い頃にその家に何度か遊びに行きましたが、そのときには既に改装されていたので、昔の「大広間」は目にしたことがありません。

少し前に叔母と話をしたときにこの話を聞き、「曾祖母の叔母への言いつけ」の意味について伺ったところ、叔母もそのことはさっぱりわからないとのこと。
曾祖母から家の言い伝えや習しを聞いたことは一度も無く、不思議な言いつけをされたのはそのとき限りだったそうです。

長文失礼しました。


 

引用元:死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?135
http://mimizun.com/log/2ch/occult/1152269321/279-280




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