都市伝説・・・奇憚・・・blog
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もぞもぞと這うように動く何か
2017.04.22 (Sat) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
463:本当にあった怖い名無し:2011/07/31(日)02:30:53.97ID:Sd0PxHXs0
あんまり怖くないかもしれないけど小学校の頃の話です
家の目の前にスキー場があるんだが夏場はそこにクワガタを取りによく遊びに行っていた
その山にはゲレンデとは別にリュージュのコースがありそこが一番の穴場だった
リュージュのコースはやや長い直線と意外ときついRのコーナーがハーフパイプ状に構成されていてそれなりに傾斜もある
その日もそこに俺と友達の二人でクワガタを捕獲に行ったのだが朝から収穫は無かった
しばらくコースのなかを上のほうに向かって進んでいるとコーナーの向こうで何かが動いたのを友達が目撃した
よく蛇に出くわすこともあったのでその日もどうせ蛇だろうと友達を諭してみたのだが
「蛇よりもでかかった!」
とコーナーに向かって駆け出した
当時ツチノコがブームになっていたこともあり
「ツチノコかもしれない!!」
と好奇心も手伝って俺も一緒に追いかけた
子供ながらによく走ったと思うがコーナーにたどり着いたときには蛇どころかクワガタ一匹見つからず
鳥でもいたんじゃないか?ってことでまたダラダラと上を目指して歩いていった
途中に第二スタート台がありそこがいつもの休憩ポイントとなっていた
スタート台から今来たコースを眺めつつ木陰で休んでいると再び友達が俺に声をかけてきた
「あれなんだと思う?」
464:本当にあった怖い名無し:2011/07/31(日)02:31:34.65ID:Sd0PxHXs0
俺が振り返ると友達はコースの上のほうを見て身じろぎせず何かを凝視していた
俺もその視線の先を目を凝らしてみた
明らかに蛇ではない何かがコースをこっちに向かってゆっくり進んでいた
最初はコースに落ちた動物かと思ったが明らかに動き方がおかしい
芋虫が這うように一定の間隔でもぞもぞ動きながら進んでいた
だんだんそれを捉えることができてくるとなんとなく形がわかってきた
「なんか人っぽく見えない?」
そう俺が言うと友達も
「人・・・だよな・・・?」
そうつぶやいたと思うと
「正体確かめてくる!」
といってスタート台からコースに飛び降りコースを上に向かって走り始めた
俺はスタート台のスロープからズルズルと壁つたいにおりると友達のあとに続いた
友達の背中越しに「もぞもぞ動いていたそれ」がこちらの気配に気づいたのか向きを変えたのが見えた
友達もそれを見て足を速めた次の瞬間その物体は複数の黒い影みたいなものに変わってリュージュのコースの両壁をシュルっと上って消えた
俺は友達に追いつくと正体みたか?と聞いたが友達は
「いやわからん・・・」
とだけ言った
とりあえず二人でそいつがいたところまで行くことにした
それが消えた地点から上のほうに向かってコース上には蛇の抜け殻のカスみたいのが続いていた
それを見て二人とも急に怖くなって大声を出しながらコースを爆走して山を降りた
特にその後怪異の類には苛まれていないので悪いモノではなかったのかな?と思っている
そんな30年以上前の話でした
引用元:∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part56∧∧
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/occult/1310494082/463-464
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あんまり怖くないかもしれないけど小学校の頃の話です
家の目の前にスキー場があるんだが夏場はそこにクワガタを取りによく遊びに行っていた
その山にはゲレンデとは別にリュージュのコースがありそこが一番の穴場だった
リュージュのコースはやや長い直線と意外ときついRのコーナーがハーフパイプ状に構成されていてそれなりに傾斜もある
その日もそこに俺と友達の二人でクワガタを捕獲に行ったのだが朝から収穫は無かった
しばらくコースのなかを上のほうに向かって進んでいるとコーナーの向こうで何かが動いたのを友達が目撃した
よく蛇に出くわすこともあったのでその日もどうせ蛇だろうと友達を諭してみたのだが
「蛇よりもでかかった!」
とコーナーに向かって駆け出した
当時ツチノコがブームになっていたこともあり
「ツチノコかもしれない!!」
と好奇心も手伝って俺も一緒に追いかけた
子供ながらによく走ったと思うがコーナーにたどり着いたときには蛇どころかクワガタ一匹見つからず
鳥でもいたんじゃないか?ってことでまたダラダラと上を目指して歩いていった
途中に第二スタート台がありそこがいつもの休憩ポイントとなっていた
スタート台から今来たコースを眺めつつ木陰で休んでいると再び友達が俺に声をかけてきた
「あれなんだと思う?」
464:本当にあった怖い名無し:2011/07/31(日)02:31:34.65ID:Sd0PxHXs0
俺が振り返ると友達はコースの上のほうを見て身じろぎせず何かを凝視していた
俺もその視線の先を目を凝らしてみた
明らかに蛇ではない何かがコースをこっちに向かってゆっくり進んでいた
最初はコースに落ちた動物かと思ったが明らかに動き方がおかしい
芋虫が這うように一定の間隔でもぞもぞ動きながら進んでいた
だんだんそれを捉えることができてくるとなんとなく形がわかってきた
「なんか人っぽく見えない?」
そう俺が言うと友達も
「人・・・だよな・・・?」
そうつぶやいたと思うと
「正体確かめてくる!」
といってスタート台からコースに飛び降りコースを上に向かって走り始めた
俺はスタート台のスロープからズルズルと壁つたいにおりると友達のあとに続いた
友達の背中越しに「もぞもぞ動いていたそれ」がこちらの気配に気づいたのか向きを変えたのが見えた
友達もそれを見て足を速めた次の瞬間その物体は複数の黒い影みたいなものに変わってリュージュのコースの両壁をシュルっと上って消えた
俺は友達に追いつくと正体みたか?と聞いたが友達は
「いやわからん・・・」
とだけ言った
とりあえず二人でそいつがいたところまで行くことにした
それが消えた地点から上のほうに向かってコース上には蛇の抜け殻のカスみたいのが続いていた
それを見て二人とも急に怖くなって大声を出しながらコースを爆走して山を降りた
特にその後怪異の類には苛まれていないので悪いモノではなかったのかな?と思っている
そんな30年以上前の話でした
引用元:∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part56∧∧
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/occult/1310494082/463-464
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幼い子供からの電話
2017.04.22 (Sat) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
763 :sage :2005/03/21(月) 11:58:04 ID:dTUc8tFa0
スレ違いかもしんないけど、幽霊だろうがリアルだろうが自分的には謎な話。
中学生の頃、風邪で熱出して学校休んで寝てました。
1・2日目は本気で苦しんでいたんですが、学校行きたくないなーと、3日目は仮病を駆使して寝てました。
それは、その風邪が治った状態の、3日目に起きました。
時間は午前10時を少しまわった所。2階の自室についているテレビを見ながらサボリを決め込んでいた私は階下から私を呼ぶ母の声に気が付きました。
母は私に
「電話だよ」
と叫んでいたのです。
あれ?こんな時間に私に電話?と疑問に思ったのですがまぁ、クラスの友達がお見舞いがてらかけてきてくれたのかな?とあまり深くは考えず下に下りて電話に出ました。
「もしもし?」
「もしもしー。」
電話の相手はとても小さな男の子の声でした。
少し舌ったらずで、はきはきした。幼稚園くらいの子供の声。
そこで普通は疑問に思うべきですが、なぜか私は幼稚園はもう終わったんだなーと少しズレた事を思いました。男の子は喋ります。
764 :sage :2005/03/21(月) 11:58:48 ID:dTUc8tFa0
「一番上のおねえさんですかー?」
「? うん、そうだよ?」
「そうですかー。じゃあ、あなたにお兄さんかお姉さんはいますかー?」
「私が一番上だからお兄さんもお姉さんもいないよ?」
「そうですかー。じゃあ、あなたに妹さんか弟さんはいますかー?」
「………いるけど…」
「何人ですかー?」
「二人…」
「じゃあ、どちらかとかわってくださいー。」
「えっ? いやあ…二人とも今日は学校だからいないよ」
そういうと男の子は少し黙って。
それから
「そうですかー…。じゃあいいです。どうもありあとうございましたー。」
と言って電話は切れました。
私はワケがわからなかったんですが、当時我が家はヘンないたずら電話や間違い電話が非常に多くて、あぁこれもイタ電だなぁ、多分横に兄ちゃんがいて指示だしてんだろう…位にしか思わず受話器を置きました。
話としてはこれで終わりなんですが後から謎の部分が出てきました。
765 :sage :2005/03/21(月) 12:01:12 ID:dTUc8tFa0
まず、午前10時頃幼稚園って終わるものなのか?
次に、男の子の口調は全く冷静で事務的。しかも敬語。
いたずらにしたって子供は普通楽しそうにやるもんじゃないですか?
実際ウチにかかってきた子供のイタ電は笑いながらでした。
けど、この子には全くそういうのがない。誰かに強要されて言っている、そういうカンジも受けませんでした。そして極め付け。
あの電話より2時間後のお昼。母と一緒に昼食を食べていた時
「さっきの男の子のイタ電さ~、なんで私に素直につなぐのさ!私に幼稚園児の知り合いなんていないっての!」
と母に文句を言うと、彼女はキョトンとした顔で
「は?電話なんてかかってきてないよ?」
と言い放ったのです。因みに母は物覚えが非常によく、またボケる年でも当然ありません。
…てか、そんな事聞いて何するつもりなんだろ、あの子…。
引用元:不可解な体験、謎な話~enigma~ Part24
http://mimizun.com/log/2ch/occult/1104498240/763-765
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スレ違いかもしんないけど、幽霊だろうがリアルだろうが自分的には謎な話。
中学生の頃、風邪で熱出して学校休んで寝てました。
1・2日目は本気で苦しんでいたんですが、学校行きたくないなーと、3日目は仮病を駆使して寝てました。
それは、その風邪が治った状態の、3日目に起きました。
時間は午前10時を少しまわった所。2階の自室についているテレビを見ながらサボリを決め込んでいた私は階下から私を呼ぶ母の声に気が付きました。
母は私に
「電話だよ」
と叫んでいたのです。
あれ?こんな時間に私に電話?と疑問に思ったのですがまぁ、クラスの友達がお見舞いがてらかけてきてくれたのかな?とあまり深くは考えず下に下りて電話に出ました。
「もしもし?」
「もしもしー。」
電話の相手はとても小さな男の子の声でした。
少し舌ったらずで、はきはきした。幼稚園くらいの子供の声。
そこで普通は疑問に思うべきですが、なぜか私は幼稚園はもう終わったんだなーと少しズレた事を思いました。男の子は喋ります。
764 :sage :2005/03/21(月) 11:58:48 ID:dTUc8tFa0
「一番上のおねえさんですかー?」
「? うん、そうだよ?」
「そうですかー。じゃあ、あなたにお兄さんかお姉さんはいますかー?」
「私が一番上だからお兄さんもお姉さんもいないよ?」
「そうですかー。じゃあ、あなたに妹さんか弟さんはいますかー?」
「………いるけど…」
「何人ですかー?」
「二人…」
「じゃあ、どちらかとかわってくださいー。」
「えっ? いやあ…二人とも今日は学校だからいないよ」
そういうと男の子は少し黙って。
それから
「そうですかー…。じゃあいいです。どうもありあとうございましたー。」
と言って電話は切れました。
私はワケがわからなかったんですが、当時我が家はヘンないたずら電話や間違い電話が非常に多くて、あぁこれもイタ電だなぁ、多分横に兄ちゃんがいて指示だしてんだろう…位にしか思わず受話器を置きました。
話としてはこれで終わりなんですが後から謎の部分が出てきました。
765 :sage :2005/03/21(月) 12:01:12 ID:dTUc8tFa0
まず、午前10時頃幼稚園って終わるものなのか?
次に、男の子の口調は全く冷静で事務的。しかも敬語。
いたずらにしたって子供は普通楽しそうにやるもんじゃないですか?
実際ウチにかかってきた子供のイタ電は笑いながらでした。
けど、この子には全くそういうのがない。誰かに強要されて言っている、そういうカンジも受けませんでした。そして極め付け。
あの電話より2時間後のお昼。母と一緒に昼食を食べていた時
「さっきの男の子のイタ電さ~、なんで私に素直につなぐのさ!私に幼稚園児の知り合いなんていないっての!」
と母に文句を言うと、彼女はキョトンとした顔で
「は?電話なんてかかってきてないよ?」
と言い放ったのです。因みに母は物覚えが非常によく、またボケる年でも当然ありません。
…てか、そんな事聞いて何するつもりなんだろ、あの子…。
引用元:不可解な体験、謎な話~enigma~ Part24
http://mimizun.com/log/2ch/occult/1104498240/763-765
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変な女
2017.04.22 (Sat) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
516本当にあった怖い名無しsage2006/07/11(火)12:29:03ID:LVPZ0z6VO
変な女繋がりで。
千葉に居た頃の話。
今から二十年程前、小学校の頃。
近所の公園で友達と遊んでいた俺は、転んだか何かで膝を怪我して、ベンチに座っていた。
友達がキックベース(サッカーボールを使う、蹴る野球みたいな遊び)をしているのをぼーっと見ていたら、髪の長い女の人がこっちに近付いてきた。
凄く痩せていて、目が大きかった。
その人は俺の方を見ながら、何かを繰り返し喋っていた。
最初はよく聞き取れず、ボソボソとしか聞こえなかった。
頭を洗うような感じでわしわし掻きながら、ずっと俺を見て喋っている。
気持ちが悪かったけど、露骨に逃げるのも悪い気がして、遊んでる友達に無理矢理意識を集中させて、その人の方を見ないようにしていた。
しばらくすると視界の隅の女の人が少し前屈みになった。
頭を掻く音がざりざり聞こえてきて、一緒に声も大きくなってきた。
彼女はこう言っていた。
「うるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさい」
友達らは確かにギャーギャー騒いでいたけど、俺は別にうるさくもしていなかったので、何を言ってるのだろうかと思いながら無視をし続けた。
517本当にあった怖い名無しsage2006/07/11(火)12:32:30ID:LVPZ0z6VO
でもだんだん声は大きくなってくる。
気になって一瞬女の人を見たら、凄い顔で俺を睨みながら、うるさいうるさいと繰り返していた。
うつむいたままこっちを見てるから、半分白眼みたいになっていて、それがとても怖かった。
友達の一人が俺の名前を叫んだ。
それをきっかけに、俺はダッシュで友達の元へと走った。
ベンチを離れる瞬間、女の人がバッと手を伸ばしてきて、手首だか肘だか硬い部分が俺の頭に当たった。
その直後に、女の人が絶叫した。
「あー!あー!」
俺が合流するかしないかの内に、友達らも全員走り出した。
猛烈ないきおいで逃げたけど、女の人は追って来なかった。
友達は何度も俺を呼んでいたが、俺はしばらく無反応だったらしい。
「あぶねーよ」
と、怒られた。
それが一度目だった。
519本当にあった怖い名無しsage2006/07/11(火)12:54:13ID:LVPZ0z6VO
二度目は中学の時。
友達と俺の家でファミコンをしていたら、突然悲鳴が聞こえた。
びっくりして見に行こうとしたら、母親が俺の部屋に飛込んできた。
「変な人が居る」
友達と外をうかがったが、誰もいない。
話を聞くと、庭先に女の人が居たらしい。
頭を掻きながら、うるさいうるさいと繰り返していたとか。
母が震えながら、何ですか?勝手に入ってこないでくださいとか言っていたら、急に女が叫びだしたという。
白眼を剥いて、両手で自分の髪の毛を引っ張りながら、
「ギャー!」
と絶叫したらしい。
俺は小学生の頃を思い出していた。
その時居た友達も、昔公園に居合わせて居たので、同じ事を思ったらしい。
ただ、母親を怖がらせたくなかったので、公園での出来事については何も話さなかった。
これが二度目。
521本当にあった怖い名無しsage2006/07/11(火)13:07:24ID:LVPZ0z6VO
三度目は曖昧。
二度目から十数年後。
今から五年程前。
アパートで独り暮らしをしていた時。
六畳一間で、玄関を開けると二メートル位の廊下があり、両サイドにキッチンとバスルーム&トイレがあるという作りの部屋。
深夜ネットゲームをやっていたら、玄関前を誰かが通りすぎた。
隣人が帰宅したのかと、気にせずにゲームを続けていた。
そして再び玄関に目をやったら、女の人が立っていた。
黒くてボサボサの長い髪の毛を両手で抑えている。
「誰か来たみたい」
と発言してから、再度玄関を振り返ったら、消えていた。
ちなみに施錠はしていた。
今のところ、それが最後。
引用元:死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?135
http://mimizun.com/log/2ch/occult/1152269321/516-521
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変な女繋がりで。
千葉に居た頃の話。
今から二十年程前、小学校の頃。
近所の公園で友達と遊んでいた俺は、転んだか何かで膝を怪我して、ベンチに座っていた。
友達がキックベース(サッカーボールを使う、蹴る野球みたいな遊び)をしているのをぼーっと見ていたら、髪の長い女の人がこっちに近付いてきた。
凄く痩せていて、目が大きかった。
その人は俺の方を見ながら、何かを繰り返し喋っていた。
最初はよく聞き取れず、ボソボソとしか聞こえなかった。
頭を洗うような感じでわしわし掻きながら、ずっと俺を見て喋っている。
気持ちが悪かったけど、露骨に逃げるのも悪い気がして、遊んでる友達に無理矢理意識を集中させて、その人の方を見ないようにしていた。
しばらくすると視界の隅の女の人が少し前屈みになった。
頭を掻く音がざりざり聞こえてきて、一緒に声も大きくなってきた。
彼女はこう言っていた。
「うるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさい」
友達らは確かにギャーギャー騒いでいたけど、俺は別にうるさくもしていなかったので、何を言ってるのだろうかと思いながら無視をし続けた。
517本当にあった怖い名無しsage2006/07/11(火)12:32:30ID:LVPZ0z6VO
でもだんだん声は大きくなってくる。
気になって一瞬女の人を見たら、凄い顔で俺を睨みながら、うるさいうるさいと繰り返していた。
うつむいたままこっちを見てるから、半分白眼みたいになっていて、それがとても怖かった。
友達の一人が俺の名前を叫んだ。
それをきっかけに、俺はダッシュで友達の元へと走った。
ベンチを離れる瞬間、女の人がバッと手を伸ばしてきて、手首だか肘だか硬い部分が俺の頭に当たった。
その直後に、女の人が絶叫した。
「あー!あー!」
俺が合流するかしないかの内に、友達らも全員走り出した。
猛烈ないきおいで逃げたけど、女の人は追って来なかった。
友達は何度も俺を呼んでいたが、俺はしばらく無反応だったらしい。
「あぶねーよ」
と、怒られた。
それが一度目だった。
519本当にあった怖い名無しsage2006/07/11(火)12:54:13ID:LVPZ0z6VO
二度目は中学の時。
友達と俺の家でファミコンをしていたら、突然悲鳴が聞こえた。
びっくりして見に行こうとしたら、母親が俺の部屋に飛込んできた。
「変な人が居る」
友達と外をうかがったが、誰もいない。
話を聞くと、庭先に女の人が居たらしい。
頭を掻きながら、うるさいうるさいと繰り返していたとか。
母が震えながら、何ですか?勝手に入ってこないでくださいとか言っていたら、急に女が叫びだしたという。
白眼を剥いて、両手で自分の髪の毛を引っ張りながら、
「ギャー!」
と絶叫したらしい。
俺は小学生の頃を思い出していた。
その時居た友達も、昔公園に居合わせて居たので、同じ事を思ったらしい。
ただ、母親を怖がらせたくなかったので、公園での出来事については何も話さなかった。
これが二度目。
521本当にあった怖い名無しsage2006/07/11(火)13:07:24ID:LVPZ0z6VO
三度目は曖昧。
二度目から十数年後。
今から五年程前。
アパートで独り暮らしをしていた時。
六畳一間で、玄関を開けると二メートル位の廊下があり、両サイドにキッチンとバスルーム&トイレがあるという作りの部屋。
深夜ネットゲームをやっていたら、玄関前を誰かが通りすぎた。
隣人が帰宅したのかと、気にせずにゲームを続けていた。
そして再び玄関に目をやったら、女の人が立っていた。
黒くてボサボサの長い髪の毛を両手で抑えている。
「誰か来たみたい」
と発言してから、再度玄関を振り返ったら、消えていた。
ちなみに施錠はしていた。
今のところ、それが最後。
http://mimizun.com/log/2ch/occult/1152269321/516-521
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