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∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part56∧∧
2017.05.23 (Tue) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
1:本当にあった怖い名無し:2011/07/13(水)03:08:02.92ID:aJAIa2xq0
いつの時代もそこにある異界、山。
知られざる深山、身近な里山、神社仏閣の「お山」、あるいは昔山や丘だった場所…
山にまつわる怪談・奇談を語っていきましょう。
※ここは実話のみのスレではなく昔話、伝聞何でもありです。
33:雷鳥一号◆zE.wmw4nYQ:2011/07/15(金)23:01:17.37ID:+ZNP9Bvc0
後輩の話。
彼は林道をバイクで走破するのを趣味にしている。
とある山奥の廃道を走っていると、行く手に太い木が倒れているのが見えた。
「やれやれ、スピードを出していたら転倒するところだった」
バイクから降りると、障害物を片すため手を掛ける。
彼の手が木肌に触れるや否や、倒木はビュッと飛ぶように移動した。
そのまま下生えの中に突っ込み、あっという間に見えなくなった。
低木がガサガサと揺れ、何か長い物がその下を移動していくのを教えていたが、それもすぐに静まった。
呆気にとられたが、我に返るとバイクに飛び乗り、全速力でそこから逃げ出した。
「どう見ても木だったんですけどね。枝も伸びてたし。アレって何だったんでしょう?」
本当に驚いたという顔で、彼は首を傾げていた。
34:雷鳥一号◆zE.wmw4nYQ:2011/07/15(金)23:02:28.20ID:+ZNP9Bvc0
知り合いの話。
夏祭りが終わった夜、村外れの山裾を一人歩いていた。
行く手の方角から、ズルズルと何かが擦れるような音が聞こえてくる。
やがて月明かりの下、音の主が眼に入ってきた。
道を横切って塞いでいる、黒光りする長い生き物。
蛇のように見えた。太さは彼が一抱えするほどもあったらしい。
尾の先の方は繁みの中に潜っていて、一体どれほどの体長なのかもわからない。
それが延々と山手の方に向かって這い進んでいる。
山肌を見やると、途中に穴が開いているようで、蛇はそこに這い込んでいく。
「この斜面、こんな太い蛇が潜れる穴なんてあったっけ?」
凝視していると穴の縁が見て取れるようになってきた。
小さく古びていたが、間違いなく鳥居だった。
「あ、これ、主様かも知れん」
確かここの主は大蛇だったと年寄りに聞いたことがある。
行き逢えば祟ることもあるという話だったので、慌てて踵を返すと別の道を辿って家に帰ることにした。
翌日日が高くなってからもう一度そこに訪れ、例の鳥居を探ってみた。
鳥居の周りは何処にも穴など無く、とてもあの蛇が潜り込めるような隙間も無い。
「鳥居を抜けて通るってことは、神様の類なのかなぁ。でもあまり厳かな感じは受けなかったなぁ。何にせよ、祟られなくて良かったよ」
そう苦笑しながら、彼はこの話をしてくれた。
35:雷鳥一号◆zE.wmw4nYQ:2011/07/15(金)23:03:27.78ID:+ZNP9Bvc0
昔馴染みの話。
彼の母君は幼い頃、実家のある山奥で光る倒木を見たのだという。
何だろうと近よってみると、それは倒木ではなく大きな白い蛇だった。
大人がやっと跨げるほどの胴太で、全長はどれ位あるのか見当も付かない。
蛇体の端は、両方とも茂みの中へ消えている。
何故か怖いとは思えなかった。
しばらくズルズルと這う、白く明滅する蛇腹を眺めていたが、それ以上何の変化がある訳でもなく、そのうち飽きて帰宅したそうだ。
困ったのがその後で、母君は口がきけなくなっていたという。
何か話そうとすると急に喉に物がつかえたようになり、言葉が出なくなるのだ。
家族らが焦っていると、様子を見ていた祖母が言った。
「主様を見たんだね、しばらくは口が使えないよ。我慢していい子にしていれば、また元に戻るから」
それから二週間ほどして、やっと普通に喋れるように回復したという。
「あの時は本当に焦ったわ。でも神様クラスの存在と行き逢って、障りがそれだけで済んだっていうのは、凄く有り難いことだったのかもね」
おっとりとした顔で、母君はそう仰った。
49:本当にあった怖い名無し:2011/07/16(土)10:30:39.49ID:Ti4WBsMsO
天体観測スレよりコピペ
>山奥のダムへ星を見に行ってきた。めっちゃホラーで怖かった。
>久々だったから、満月舐めてた。フルムーンごめんなさい。
>空が明るすぎてかろうじて大三角がぼんやり見える程度で、双眼鏡で空を覗いてもこりゃイカン。
>月を覗けば、眩しすぎて一分も見てられない。裸眼で空を仰げば、なんか青空に近いぐらいに明るいし。
>地面に目を落とせば、くっきりと影が落ちてるし。
>おまけにエンジン切ってた車のラジオからはいきなり野太いおっさんのうめき声が流れ出すし。
>ちびるかと思ったぜよ。
50:本当にあった怖い名無し:2011/07/16(土)11:27:27.71ID:taUgmNNf0
おっさんを搭載した人力エンジンだったんだな。
146:本当にあった怖い名無し:2011/07/20(水)00:36:46.61ID:LjtmUQvY0
山って言えば…本で読んだ話で申し訳無いけど、青梅の向こう山梨県の方に向かった山の奥に飛行機…正しくは『戦闘機』らしいんだけど半分瓦礫に埋まった状態で残っていたんだって。
急斜面でガレ地だから近くに寄れないけど、日の丸が見えたって、だから戦時下の戦闘機だろうと推測。
その話を聞き付けた新聞記者がどうしてもどうしてもとネダって場所を明かさない条件で記者を案内して山奥へ分け行ったら…飛行機はなくなっていた。
『…!!無いっ!アイツが無い!』
恐らくは完全に土砂やガレに埋まってしまったのだろう。
今から10年位前、ある山小屋の主人の話でした。
(続きは『続きを読む』をクリック)
いつの時代もそこにある異界、山。
知られざる深山、身近な里山、神社仏閣の「お山」、あるいは昔山や丘だった場所…
山にまつわる怪談・奇談を語っていきましょう。
※ここは実話のみのスレではなく昔話、伝聞何でもありです。
33:雷鳥一号◆zE.wmw4nYQ:2011/07/15(金)23:01:17.37ID:+ZNP9Bvc0
後輩の話。
彼は林道をバイクで走破するのを趣味にしている。
とある山奥の廃道を走っていると、行く手に太い木が倒れているのが見えた。
「やれやれ、スピードを出していたら転倒するところだった」
バイクから降りると、障害物を片すため手を掛ける。
彼の手が木肌に触れるや否や、倒木はビュッと飛ぶように移動した。
そのまま下生えの中に突っ込み、あっという間に見えなくなった。
低木がガサガサと揺れ、何か長い物がその下を移動していくのを教えていたが、それもすぐに静まった。
呆気にとられたが、我に返るとバイクに飛び乗り、全速力でそこから逃げ出した。
「どう見ても木だったんですけどね。枝も伸びてたし。アレって何だったんでしょう?」
本当に驚いたという顔で、彼は首を傾げていた。
34:雷鳥一号◆zE.wmw4nYQ:2011/07/15(金)23:02:28.20ID:+ZNP9Bvc0
知り合いの話。
夏祭りが終わった夜、村外れの山裾を一人歩いていた。
行く手の方角から、ズルズルと何かが擦れるような音が聞こえてくる。
やがて月明かりの下、音の主が眼に入ってきた。
道を横切って塞いでいる、黒光りする長い生き物。
蛇のように見えた。太さは彼が一抱えするほどもあったらしい。
尾の先の方は繁みの中に潜っていて、一体どれほどの体長なのかもわからない。
それが延々と山手の方に向かって這い進んでいる。
山肌を見やると、途中に穴が開いているようで、蛇はそこに這い込んでいく。
「この斜面、こんな太い蛇が潜れる穴なんてあったっけ?」
凝視していると穴の縁が見て取れるようになってきた。
小さく古びていたが、間違いなく鳥居だった。
「あ、これ、主様かも知れん」
確かここの主は大蛇だったと年寄りに聞いたことがある。
行き逢えば祟ることもあるという話だったので、慌てて踵を返すと別の道を辿って家に帰ることにした。
翌日日が高くなってからもう一度そこに訪れ、例の鳥居を探ってみた。
鳥居の周りは何処にも穴など無く、とてもあの蛇が潜り込めるような隙間も無い。
「鳥居を抜けて通るってことは、神様の類なのかなぁ。でもあまり厳かな感じは受けなかったなぁ。何にせよ、祟られなくて良かったよ」
そう苦笑しながら、彼はこの話をしてくれた。
35:雷鳥一号◆zE.wmw4nYQ:2011/07/15(金)23:03:27.78ID:+ZNP9Bvc0
昔馴染みの話。
彼の母君は幼い頃、実家のある山奥で光る倒木を見たのだという。
何だろうと近よってみると、それは倒木ではなく大きな白い蛇だった。
大人がやっと跨げるほどの胴太で、全長はどれ位あるのか見当も付かない。
蛇体の端は、両方とも茂みの中へ消えている。
何故か怖いとは思えなかった。
しばらくズルズルと這う、白く明滅する蛇腹を眺めていたが、それ以上何の変化がある訳でもなく、そのうち飽きて帰宅したそうだ。
困ったのがその後で、母君は口がきけなくなっていたという。
何か話そうとすると急に喉に物がつかえたようになり、言葉が出なくなるのだ。
家族らが焦っていると、様子を見ていた祖母が言った。
「主様を見たんだね、しばらくは口が使えないよ。我慢していい子にしていれば、また元に戻るから」
それから二週間ほどして、やっと普通に喋れるように回復したという。
「あの時は本当に焦ったわ。でも神様クラスの存在と行き逢って、障りがそれだけで済んだっていうのは、凄く有り難いことだったのかもね」
おっとりとした顔で、母君はそう仰った。
49:本当にあった怖い名無し:2011/07/16(土)10:30:39.49ID:Ti4WBsMsO
天体観測スレよりコピペ
>山奥のダムへ星を見に行ってきた。めっちゃホラーで怖かった。
>久々だったから、満月舐めてた。フルムーンごめんなさい。
>空が明るすぎてかろうじて大三角がぼんやり見える程度で、双眼鏡で空を覗いてもこりゃイカン。
>月を覗けば、眩しすぎて一分も見てられない。裸眼で空を仰げば、なんか青空に近いぐらいに明るいし。
>地面に目を落とせば、くっきりと影が落ちてるし。
>おまけにエンジン切ってた車のラジオからはいきなり野太いおっさんのうめき声が流れ出すし。
>ちびるかと思ったぜよ。
50:本当にあった怖い名無し:2011/07/16(土)11:27:27.71ID:taUgmNNf0
おっさんを搭載した人力エンジンだったんだな。
146:本当にあった怖い名無し:2011/07/20(水)00:36:46.61ID:LjtmUQvY0
山って言えば…本で読んだ話で申し訳無いけど、青梅の向こう山梨県の方に向かった山の奥に飛行機…正しくは『戦闘機』らしいんだけど半分瓦礫に埋まった状態で残っていたんだって。
急斜面でガレ地だから近くに寄れないけど、日の丸が見えたって、だから戦時下の戦闘機だろうと推測。
その話を聞き付けた新聞記者がどうしてもどうしてもとネダって場所を明かさない条件で記者を案内して山奥へ分け行ったら…飛行機はなくなっていた。
『…!!無いっ!アイツが無い!』
恐らくは完全に土砂やガレに埋まってしまったのだろう。
今から10年位前、ある山小屋の主人の話でした。
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凄い風
2017.05.23 (Tue) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
145名前:本当にあった怖い名無し2006/07/17(月)20:42:24ID:/q7O0Wgp0
去年の8月にあったちょっとした事件について書き込みます。
友達の彼氏が、急にいなくなりました。
友達は
「振られちゃった。」
と哀しそうに話しました。
彼がいなくなってから1週間くらいたってからでしょうか。
友達から電話が来たんです。
「もしもし?」
と電話を撮ると電話口から友達の泣き叫ぶ声が聞こえました
「何かあったの?どうしたの?」
「血だまりが、血だまりが!!部屋が血だまりなの!!お風呂も部屋も全部!!」
「どういうこと?落ち着いて話して!」
「彼よ、彼がやったのよ。タバコ、彼のタバコの吸殻があるの」
「吸殻?」
「それはいいの。吸殻があるのはいいのよ。きっと私のことが嫌いだからこういうことをしたのよ。血がまだ温かいの!」
そういうと友達は電話を切りました。
私はすぐ電話をかけなおしましたが、話中でつながりません。
やっとつながり、私は
「大丈夫?なにしたの?」
と聞くと
「大丈夫、もう片付けたから。」
さっきの彼女とは全く違う、冷静な態度でした。
146名前:本当にあった怖い名無し2006/07/17(月)20:43:59ID:/q7O0Wgp0
このことから2ヵ月後、友達の彼氏が死体で発見されました。
司法解剖の結果、首を吊ったことによる窒息死とのことで、自殺と判定されました。
彼の死体は左手首がぱっくり切られていて、首を吊った状態で発見されたそうです。
友達は心神喪失状態でした。
「彼は絶対自殺なんてしていない。何か事件に巻き込まれたのよ。」
友達はそういいました。
「何でそう思うの?」
「彼の夢を良く見た。彼は夢のなかで必死に何かを言っているんだけど、何を言っているのか解らなかったの。でもきっと助けを求めていたんだと思う。彼が夢に出てきた日の朝はね、必ず彼のタバコの臭いがした。今吸ってたのかなって位、臭いが残ってるの。」
そして最後に彼女はポツンと言いました。
「あなたは凄い風に巻き込まれているって言われたの。きっとね、私はもう駄目かもしれない。やっと意味がわかった。」
この言葉を発した後、彼女口を噤んでしまいました。魂が抜けたかのようでした。
引用元:死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?136
http://mimizun.com/log/2ch/occult/1152996526/145-146
.
去年の8月にあったちょっとした事件について書き込みます。
友達の彼氏が、急にいなくなりました。
友達は
「振られちゃった。」
と哀しそうに話しました。
彼がいなくなってから1週間くらいたってからでしょうか。
友達から電話が来たんです。
「もしもし?」
と電話を撮ると電話口から友達の泣き叫ぶ声が聞こえました
「何かあったの?どうしたの?」
「血だまりが、血だまりが!!部屋が血だまりなの!!お風呂も部屋も全部!!」
「どういうこと?落ち着いて話して!」
「彼よ、彼がやったのよ。タバコ、彼のタバコの吸殻があるの」
「吸殻?」
「それはいいの。吸殻があるのはいいのよ。きっと私のことが嫌いだからこういうことをしたのよ。血がまだ温かいの!」
そういうと友達は電話を切りました。
私はすぐ電話をかけなおしましたが、話中でつながりません。
やっとつながり、私は
「大丈夫?なにしたの?」
と聞くと
「大丈夫、もう片付けたから。」
さっきの彼女とは全く違う、冷静な態度でした。
146名前:本当にあった怖い名無し2006/07/17(月)20:43:59ID:/q7O0Wgp0
このことから2ヵ月後、友達の彼氏が死体で発見されました。
司法解剖の結果、首を吊ったことによる窒息死とのことで、自殺と判定されました。
彼の死体は左手首がぱっくり切られていて、首を吊った状態で発見されたそうです。
友達は心神喪失状態でした。
「彼は絶対自殺なんてしていない。何か事件に巻き込まれたのよ。」
友達はそういいました。
「何でそう思うの?」
「彼の夢を良く見た。彼は夢のなかで必死に何かを言っているんだけど、何を言っているのか解らなかったの。でもきっと助けを求めていたんだと思う。彼が夢に出てきた日の朝はね、必ず彼のタバコの臭いがした。今吸ってたのかなって位、臭いが残ってるの。」
そして最後に彼女はポツンと言いました。
「あなたは凄い風に巻き込まれているって言われたの。きっとね、私はもう駄目かもしれない。やっと意味がわかった。」
この言葉を発した後、彼女口を噤んでしまいました。魂が抜けたかのようでした。
引用元:死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?136
http://mimizun.com/log/2ch/occult/1152996526/145-146
.
証明写真
2017.05.22 (Mon) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
973:972:2011/08/19(金)12:40:27.31ID:Jtc7rX3T0
出張で長野に行った時の事。
地方って言い方をすると失礼なのかも知れないけれど、長野に限らず車が生活に密着した所って、自動販売機が大量に置いてある所があるじゃないですか?
街中に限らず、山の中の「どっから電気引いてるんだ?」みたいな突拍子もない場所でも、自動販売機がズラーっと並んでいて、休憩を兼ねてたまに利用するんですが…
その日の仕事を無事に終えたんだけど、もうすっかり日も暮れてしまって、
「腹減ったなぁ…」
とか考えながら、駅前にあるビジネスホテルに向かって、夜の山道を車を走らせていた。
初めて行った場所なもんで、ルートは完全にカーナビ頼り。
「来た道とルート違うじゃん」
って思いながらもナビ通りに山道を進んでいたら、進行方向に明かりが見え、近づくにつれて自販機が並んでいるのがわかった。
974:972:2011/08/19(金)12:41:08.26ID:Jtc7rX3T0
「まだ1時間近くかかるし、コーヒーでも買うか」
って思って、車を自販機前のスペースに滑り込ませて、財布を持って車降りたのね。
コーヒーを買ったらすぐに移動するつもりだったから、当然エンジンは掛けっ放しでさ。
こういう自販機って、地方独自の業者が管理しているからか知らないけど、自販機に飲料メーカーのロゴもないし、色んなメーカーの飲み物がごっちゃに入れられてるじゃないですか。
お目当ての冷たい無糖ブラックコーヒーを買って、物珍しげにそのラインナップを眺めていたら、自販機が列になっている一番端に変な機械があるのに気づいたんだ。
変な機械っていうのは正確な表現じゃないんだろうけど、街中で普通に見かけるインスタントの証明写真撮影機があるのよ。
ライトも点いているから稼動していると思うんだけど、山道の自販機群の中に証明写真撮影機が混じっているのが違和感あってさ。
「なんでこんなもんが?」
って思いながら、証明写真撮影機の方に一歩足を踏み出そうと…した足を止めた。
975:972:2011/08/19(金)12:42:30.57ID:Jtc7rX3T0
あの機械って、中に入るところにカーテンがついてるじゃないですか?
それが閉まっているのは普通だと思うんだけど…中に誰かいるんですよ。
あのカーテンって中に誰かがいたらわかるように、足元の方が見えるぐらいの長さしかないんだけど、そこから足が見える。
隣の飲料用自販機の明かりに照らされて、間違いなく男性のがっしりとした足が見える、それも裸足。
「………」
誰か(何か?)が入っている証明写真撮影機の方を見ながら、車の方に後ずさりする。
自販機前のスペースは砂利が敷いてあって、一歩後ずさりをするごとに立てなくていい音を立てるけど、写真撮影機の中の足は微動だにしない。
「何で裸足なんだ???」
「ここには俺の車…しか止まってない」
次々と湧き上がる違和感と膨れ上がる恐怖を抑えながら、なるべく音を立てないよう慎重かつ素早く、無神経にアイドリング音を上げている車に向かって後ずさりを続ける。
976:972 おわり:2011/08/19(金)12:43:55.28ID:Jtc7rX3T0
何とか車まで近づき、運転席のドアを開けようとした時、証明写真撮影機の中ほどにあるランプが稼動して、
「…カタン」
という音がした。
「……!!」
声にならない悲鳴を上げて、エンジンの掛かった車に飛び乗る。
「来るな!!来るな!!」
って必死に念じながら思いっきりアクセルを踏み込み、自販機前の駐車スペースから道路に向かって車を急発進。
事故らないように全力でハンドル操作をする。
ちら、とバックミラーで後方を伺うと、自販機の光が遠ざかっているのが見える。
何かが追いかけてくる様子もない。
それでも安心する事が出来ずに、自販機の光が完全に消え去るまで、スピードを緩めずに、ハンドルにかじりつくようにして車を走らせ続けた。
人心地ついたのは周囲に民家の明かりが見え始めてから。
「あの音…証明写真が出てきた音だよなぁ…」
何が写っていたんだろう?と思わない訳でもなかったが、立ち寄ったコンビニで、封を開けていない缶コーヒーと共にその思いを投げ捨て、店内で新たに缶コーヒーを買いなおし、ホテルに向かって車を走らせた。
977:本当にあった怖い名無し:2011/08/19(金)13:24:34.10ID:H5907hwE0
>>972
こえええぇー。夜中に証明写真機のあるとこ行けなくなるがな…
978:本当にあった怖い名無し:2011/08/19(金)13:29:56.30ID:VK4UVtxdO
普通にキチガイだったんだろ
山にキチガイなんてよくいるし
それか人間に化けたタヌキちゃんが証明写真撮ってみたかったんだろ
979:本当にあった怖い名無し:2011/08/19(金)15:43:07.54ID:H5907hwE0
>普通にキチガイだったんだろ
>山にキチガイなんてよくいるし
実害ありそう、なおさら怖いがな(´;ω;`)
980:本当にあった怖い名無し:2011/08/19(金)17:33:37.98ID:4t4jtegl0
幽霊でもリアル人間でもどっちもこええええ
ヤマジュンだったらそのままカーテン開けてどうだ、やらないか?の展開になるけど
つかむしろその展開で考えるしか怖くなくなる方法が無い!
981:本当にあった怖い名無し:2011/08/19(金)18:12:02.41ID:ayueFTbk0
>>980
>つかむしろその展開で考えるしか怖くなくなる方法が無い!
そのケがある人じゃなかったら、充分怖いわ!!
引用元:∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part56∧∧
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/occult/1310494082/973-981
.
出張で長野に行った時の事。
地方って言い方をすると失礼なのかも知れないけれど、長野に限らず車が生活に密着した所って、自動販売機が大量に置いてある所があるじゃないですか?
街中に限らず、山の中の「どっから電気引いてるんだ?」みたいな突拍子もない場所でも、自動販売機がズラーっと並んでいて、休憩を兼ねてたまに利用するんですが…
その日の仕事を無事に終えたんだけど、もうすっかり日も暮れてしまって、
「腹減ったなぁ…」
とか考えながら、駅前にあるビジネスホテルに向かって、夜の山道を車を走らせていた。
初めて行った場所なもんで、ルートは完全にカーナビ頼り。
「来た道とルート違うじゃん」
って思いながらもナビ通りに山道を進んでいたら、進行方向に明かりが見え、近づくにつれて自販機が並んでいるのがわかった。
974:972:2011/08/19(金)12:41:08.26ID:Jtc7rX3T0
「まだ1時間近くかかるし、コーヒーでも買うか」
って思って、車を自販機前のスペースに滑り込ませて、財布を持って車降りたのね。
コーヒーを買ったらすぐに移動するつもりだったから、当然エンジンは掛けっ放しでさ。
こういう自販機って、地方独自の業者が管理しているからか知らないけど、自販機に飲料メーカーのロゴもないし、色んなメーカーの飲み物がごっちゃに入れられてるじゃないですか。
お目当ての冷たい無糖ブラックコーヒーを買って、物珍しげにそのラインナップを眺めていたら、自販機が列になっている一番端に変な機械があるのに気づいたんだ。
変な機械っていうのは正確な表現じゃないんだろうけど、街中で普通に見かけるインスタントの証明写真撮影機があるのよ。
ライトも点いているから稼動していると思うんだけど、山道の自販機群の中に証明写真撮影機が混じっているのが違和感あってさ。
「なんでこんなもんが?」
って思いながら、証明写真撮影機の方に一歩足を踏み出そうと…した足を止めた。
975:972:2011/08/19(金)12:42:30.57ID:Jtc7rX3T0
あの機械って、中に入るところにカーテンがついてるじゃないですか?
それが閉まっているのは普通だと思うんだけど…中に誰かいるんですよ。
あのカーテンって中に誰かがいたらわかるように、足元の方が見えるぐらいの長さしかないんだけど、そこから足が見える。
隣の飲料用自販機の明かりに照らされて、間違いなく男性のがっしりとした足が見える、それも裸足。
「………」
誰か(何か?)が入っている証明写真撮影機の方を見ながら、車の方に後ずさりする。
自販機前のスペースは砂利が敷いてあって、一歩後ずさりをするごとに立てなくていい音を立てるけど、写真撮影機の中の足は微動だにしない。
「何で裸足なんだ???」
「ここには俺の車…しか止まってない」
次々と湧き上がる違和感と膨れ上がる恐怖を抑えながら、なるべく音を立てないよう慎重かつ素早く、無神経にアイドリング音を上げている車に向かって後ずさりを続ける。
976:972 おわり:2011/08/19(金)12:43:55.28ID:Jtc7rX3T0
何とか車まで近づき、運転席のドアを開けようとした時、証明写真撮影機の中ほどにあるランプが稼動して、
「…カタン」
という音がした。
「……!!」
声にならない悲鳴を上げて、エンジンの掛かった車に飛び乗る。
「来るな!!来るな!!」
って必死に念じながら思いっきりアクセルを踏み込み、自販機前の駐車スペースから道路に向かって車を急発進。
事故らないように全力でハンドル操作をする。
ちら、とバックミラーで後方を伺うと、自販機の光が遠ざかっているのが見える。
何かが追いかけてくる様子もない。
それでも安心する事が出来ずに、自販機の光が完全に消え去るまで、スピードを緩めずに、ハンドルにかじりつくようにして車を走らせ続けた。
人心地ついたのは周囲に民家の明かりが見え始めてから。
「あの音…証明写真が出てきた音だよなぁ…」
何が写っていたんだろう?と思わない訳でもなかったが、立ち寄ったコンビニで、封を開けていない缶コーヒーと共にその思いを投げ捨て、店内で新たに缶コーヒーを買いなおし、ホテルに向かって車を走らせた。
977:本当にあった怖い名無し:2011/08/19(金)13:24:34.10ID:H5907hwE0
>>972
こえええぇー。夜中に証明写真機のあるとこ行けなくなるがな…
978:本当にあった怖い名無し:2011/08/19(金)13:29:56.30ID:VK4UVtxdO
普通にキチガイだったんだろ
山にキチガイなんてよくいるし
それか人間に化けたタヌキちゃんが証明写真撮ってみたかったんだろ
979:本当にあった怖い名無し:2011/08/19(金)15:43:07.54ID:H5907hwE0
>普通にキチガイだったんだろ
>山にキチガイなんてよくいるし
実害ありそう、なおさら怖いがな(´;ω;`)
980:本当にあった怖い名無し:2011/08/19(金)17:33:37.98ID:4t4jtegl0
幽霊でもリアル人間でもどっちもこええええ
ヤマジュンだったらそのままカーテン開けてどうだ、やらないか?の展開になるけど
つかむしろその展開で考えるしか怖くなくなる方法が無い!
981:本当にあった怖い名無し:2011/08/19(金)18:12:02.41ID:ayueFTbk0
>>980
>つかむしろその展開で考えるしか怖くなくなる方法が無い!
そのケがある人じゃなかったら、充分怖いわ!!
引用元:∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part56∧∧
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/occult/1310494082/973-981
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