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都市伝説・・・奇憚・・・blog

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2025.02.28 (Fri) Category : 

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海水浴場の公衆トイレ

2017.09.14 (Thu) Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象

322:本当にあった怖い名無し:2006/08/23(水)02:58:59ID:JN5+ML540
後輩から聞いた話

地元の若い衆にはちょっとしたスポットである海水浴場の公衆トイレ。
その辺りは、海沿いに国道も走ってるが、そのすぐ向こうは山という地形でシーズンに限らず夜になるとホントに真っ暗になる。

その後輩は夜中10時過ぎ、友達と四人で自動車で海水浴場の駐車場まで行き、四人の内二人が懐中電灯を持って歩いていった。
噂のトイレまでもう少し。

4人ともちょっとビビリ加減で自然と皆で固まって歩いたそうなw
公衆トイレの出入り口にライトを当てながら、あそこだよ~とか言いながらもう5mほどの距離まで近づいていった・・・・・・

出入り口から、男の子の顔が、ヒョイッと出て、ヒョイッと戻った。

四人全員、叫びながら駐車場まで全力疾走したそうな



引用元:死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?140
http://mimizun.com/log/2ch/occult/1155910800/322




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幽霊を叱る

2017.09.12 (Tue) Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象

189:1:2006/08/21(月)20:52:34ID:5Tv11Ecw0
私の、今までの人生で唯一の(って言っても20年いってないが)心霊体験。
微妙に洒落にならない。

3~4年前だったと思うが、その日私は、部屋で本を読んでいた。
家に家族はいるが、居間でくつろいでいたり自室でテレビを見ていたり。
私の部屋は自室同然に使ってはいるものの、厳密には家族3割、私7割という使用状況で、入り口にはドアすらなく、他の部屋のテレビの音などがうっすら聞こえる状態で、静かな状態で本に熱中していた。

私はとにかく本が好きで、面白いと思えばジャンルに関係なく無節操に読む。
自慢出来ることは、TV「トリビアの泉」で銀の脳を取ったことがあることと、全国模試の国語で学年1位を3連続取ったことだったりする。
とにかく、一度本にのめりこむと、読み終わるまで手放そうとしない。

その日も私は、静かな部屋で本をずーっと読んでいたのだが、急に、部屋の隅からカリカリカリカリ…と小さく壁をひっかくような音がする。
ネズミ?と思ったが、この団地の一角でネズミなんか一度も見たことはない。
でも聞こえてくる位置にはタンスやら物が置かれていて、いたとしても実際小動物程度だろう。
聞こえてくる音の距離感からして壁の向こう(お隣さん)ではなく、確実にこの部屋の中ではあるようだし…。
気になるなあ、と思っていると、妙な事に気が付いた。



190:2:2006/08/21(月)20:53:29ID:5Tv11Ecw0
音のする方向、部屋の隅に目線を向けると、音がピタッ、と止むのだ。
立って覗き込みに行ったり、音を立てたりはしていない。顔を動かすだけ。
それだけで音が止まり、そして本に目を戻すと、また再びカリカリ音がする。
そんなことが繰り返し繰り返し起こるのだ。

動物ならこんな事はない。
普通は人間の仕業だが、さっきも言ったようにそこにはタンスやらがあるだけで、人が入れるような隙間なんかない。
この部屋には私1人だし、壁の向こうはお隣さんなのに、「目線」に反応する何かがいて、小さくカリカリと音を立て続けている…

私には霊感はまったくない(当て物が得意とか、ちょっと勝負強いくらい)が、何かいるんだな、というのはその時点でわかった。
しかし霊なのか人間なのか半信半疑、試しに
「うるさい!」
と音で叱ってみた。
すると、ピタッと止んだ。本に目を戻しても、さっきまでのように再開しない。

…が、それは少しの間だけで、またすぐに音がしはじめた。
しかし人間のイタズラなら、今ので何かしら反応はするだろう。
怒った事でしばしひるんでいた様子だから、機械音や動物の類とは考えにくい。
という事は…やっぱり、いる。



191:3:2006/08/21(月)20:54:08ID:5Tv11Ecw0
ここで、確実にそういうモノがいる、と思ったのだから、怖がるなりなんなり、他の部屋に逃げるとかすればよかったのだが。

その時の私は
『…邪魔だなあ。本読めないじゃん』
などと考えて、椅子から腰を浮かそうとすらせずに、どうしたらいいか思案したのだ。

うるさいし気になるけど、霊現象の対処ってどうすべきだろう。
霊感もなければお祓いも出来ないけど、祟られるのは嫌だし…。
いらん知識の詰まった脳内の、オカルト関係の引き出しをあさった結果。

『こういう幽霊って、自分に気付いて欲しい、なんとかして欲しいって思って何かしら現象を起こしたりするんだっけ…』
と思い起こした。
祟られたくなければとにかく気迫で負けちゃダメだ、とも考えた。
そして、音の方向を気迫を込めてぐっと睨みながら、

「あのな。私には何もできないから。うっとうしいし邪魔だからどっか行け」
と声にドスをきかせて、一喝してみた。
すると、音はまたピタッと止み、それ以降全くしなくなった。
私は満足してそのまま本を読み続けた。その後に祟られたりもしなかった。



192:4:2006/08/21(月)20:54:59ID:5Tv11Ecw0
しかし、わからない。なんであんなことが出来たのだろう?
私は前述の通り面白いことが好きで、オカ板常連だったりはするが、基本的には怖がりなのだ。「リング」を観て寝れなくなったりしたし、ネットで呪いのページなんか開いてしまうと一日ガクブルしている馬鹿だ。
たいして怖くない現象だったとはいえ、心霊体験は初めてだったのに。

今思い返していても…そもそも幽霊に向かって叱るって。お前。
自分でもツッコミどころ満載すぎて、脱力せざるを得ない。

しかし、これだけはちゃんと覚えている。普段は全く腹を立てない私はその時、本を読むことを邪魔されて、本気でウザがっていた。
軽く人格が変わっていた。
舌打ちしかねない勢いだった…幽霊に対して。

幽霊に取り憑かれるのと、本に取り憑かれるの、どっちがマシだろう。
そんな風に思った。



193:本当にあった怖い名無し:2006/08/21(月)20:55:11ID:mcKU/cjD0
(; ゚Д゚)



196:本当にあった怖い名無し:2006/08/21(月)21:13:48ID:BZjW9E5D0
ぱっと見しかしてないが
要するに
幽霊ウザス、ってことでおk?



197:本当にあった怖い名無し:2006/08/21(月)21:20:14ID:Ml88v8Lx0
体長1センチで厚みゼロの幽霊が箪笥と壁の間でカリカリやってる事を期待しながら読んだ。



199:本当にあった怖い名無し:2006/08/21(月)22:13:01ID:LSb8SD/v0
ID:5Tv11Ecw0はネズミを知らないんだな。
やつ等は視線を向けただけで警戒するし、すごいやつだと意識を向けただけで逃げる。
一喝したら治まったって。
そりゃただ逃げただけだ。

分からないものを勝手に幽霊にしてしまうオカルト脳が洒落にならない。



200:本当にあった怖い名無し:2006/08/21(月)22:22:26ID:qaf3lHrd0
分からないものを勝手にネズミにするのもかなりのオカルト脳なのは内緒だ!



引用元:死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?140
http://mimizun.com/log/2ch/occult/1155910800/189-200





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身に起こった心霊体験を淡々と語る

2017.09.08 (Fri) Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象

1:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[]2017/08/29(火)10:49:24.89ID:R4/Ct2dx0.net
金縛り7日連チャン、幽霊寮に半年、霊感が家族に感染したなど。
よかったら同じようなグレーなお話が聞きたいです。
まず私が張って行きますので、よろしくお願いします。



2:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[]2017/08/29(火)10:54:40.23ID:R4/Ct2dx0.net
まず金縛り7日連チャンから。

当時中学生。バスケ部でしごかれながら毎日を過ごしていました。
ある夜、初めての金縛りにあいます。
体が石のようになり、眼球しか動かせない状況に、何故か興奮してしまい、
「やった!!これがいわゆる金縛りってやつか!?すごい!動かない!はじめての感覚ぅうーーー!!」
となった私は、更に
「このまま部屋の中を観察していれば何か見えるかも!?幽霊とか見てみたい!」
という心境になっていました。



3:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[]2017/08/29(火)11:04:10.32ID:R4/Ct2dx0.net
天井やカーテンの隙間、本棚など視野に入っているものを隈なく観察しました。
なんら変化のない私室の風景でしたが、何故か視界がややぼやけている気がしました。

部屋中の観察を一巡終えて、二巡目の時でした。
棚をよく見てみると、ペットボトルのキャップのような形の白い何かを見つけました。
その棚のゾーンは、かわいいペンやゲーム関係のグッズやキーホルダーなどを缶に入れて置いている部分でした。
私にとっての聖域のようなゾーンでした。

ペットボトルのキャップなんてゴミを置くような場所ではありません。
あんなもの置いたっけ?と怪訝に思い、視点を集中し凝視してみます。



4:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[]2017/08/29(火)11:20:01.54ID:R4/Ct2dx0.net
見つめること数秒、段々背筋が寒くなるような感覚になりました。
私はキャップから目を離し、視線を天井の電気に移しました。
しばらくすると、視界の端に何か動いているのに気付きました。
小さな白いものが、大きな曲線を描くように、ゆっくりと移動しています。
先程のペットボトルのキャップが、宙に浮いていたのです。

意味不明な出来事ですが、当時の私はかなり驚いてしまい、咄嗟に
「お母さぁあああああん!!」
と大声で叫んでしまいました。
しかし、実際に出た声は蚊の鳴くような声よりも小さく掠れた音でした。

声が出ない事で、恐怖とパニックで頭がいっぱいになり、金縛りを解こうと全身を滅茶苦茶に動かしてみます。
しかしそれも叶わず、視界の端から端へ移動するペットボトルのキャップを、恐れ慄きながらみていました。



6:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[]2017/08/29(火)11:26:33.79ID:R4/Ct2dx0.net
ペットボトルのキャップが視界から消えた後は、恐怖で目を閉じたまま
「頼むから何も出ないで!!」
と念じながら固まっていました。
気がつくと金縛りから解放され、ベットから飛び出して両親の布団に潜り込んで、母にぴったりくっついて寝ました。

初めての金縛りの日の記憶です。この日だけえらく鮮明に覚えています。
ここから数ヶ月後に、金縛りラッシュがあります。
そこで独自の金縛りを解く方法と、幽霊のようなものが見えるタイミングを掴みます。



8:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[]2017/08/29(火)11:44:39.85ID:R4/Ct2dx0.net
後日、宙に浮いていたペットボトルのキャップを部屋中探しましたが、全然見つからず、母に話しても
「オバケじゃなくペットボトルのキャップってwwwなんだそれww」
と笑われる始末でした。
それから・・・

初めての金縛りから一週間に最低一回は金縛りにあっている生活でした。
そんな中、7日連チャンの金縛りが始まります。

初日は、
「またか。」
という感じでした。

金縛りについて父に聞いていた私は、医学的な根拠を説明されて納得していたので、恐怖心はかなり薄れていました。
目を瞑って、じっとしていれば過ぎ去ると思い、初日はいつものように耐えて眠りました。



11:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[]2017/08/29(火)12:00:50.11ID:R4/Ct2dx0.net
二日目。
金縛りが来ました。全身が一瞬で凍りつくように、動かせなくなります。
相変わらず視界のコントロールだけは出来ます。
あれ?昨日もあったのに、今日もかよ・・・。うざったいなあ。ぐらいに捉えていました。

昨日より背筋がゾワゾワする気がして、なかなか寝オチ出来ません。
チラっと目を開けて暗がりを見ると、何かが動いている気がして怖くなりました。
早く寝たい!寝たい!金縛りは疲れてるからなるだけ!幽霊はいない!幻が見えるだけ!
と自分に言い聞かせ、苦労して眠りにつきました。

三日目。
仰向けで寝てるから金縛りになりやすいのかも知れないと思った私は、横向きで寝て見ることにしました。
案外心地よく眠気が来て安心し、意識が無くなりそうなその時。
全身がピタっとなりました。
うわ、マジかよ横向きでもなるんかい。

ベットから掛け布団が落ちそうになっているのと、動かない自分の足が見えました。
ベットの下もぼんやり見えます。暗い床には白いハンドタオルのようなものがあり、それが少しずつ動いている気がしました。
怖くなって目を閉じ、寝る事に集中しました。
寝る前、床に白タオルなんて無かったことや、そもそも正方形の白いタオルを家で見た事が無い事など、考えたら怖くなる事は考えず、ひたすら寝る前見たテレビの内容を思い返していました。



14:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[]2017/08/29(火)12:21:28.78ID:R4/Ct2dx0.net
四日目。
三日連チャンで金縛りにあったお陰で、心身の疲労が溜まっていました。
普段寝ない授業でも、ガッツリ寝てしまったりしていました。
四日目の就寝前は、戦いを挑む気持ちで眠りました。
次金縛りにあったら、恐怖ではなく憤怒の気持ちを持とうと決心していました。
そして、深夜。時は訪れます。

全身が固まったのを確認した私は目をカッと開き、心の中で叫びます。
「連日は無いだろう!!流石に頭に来るわ!金縛りだけならまだしも、幽霊っぽいものの気配は余計だろ!ビビって上手く寝れねーんだよ!!どうせお前ら幽霊とかオバケとか、幻想なんだから怖く無いし!出て来たら殴り倒してやる!!出て来てみろおらあ!!!」

目が血走る程の気合を込めて念じました。
もう恐怖はありません。理不尽な事に怒る戦士の気分でした。

その時です。
頭にそよ風のようなものを感じました。



19:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[]2017/08/29(火)13:10:53.77ID:R4/Ct2dx0.net
つむじに明らかな風を感じました。
窓は開いていません。カーテンも閉めたままです。
つむじをピンポイントに狙うかのような、止まったり吹いたりの風でした。
かなり嫌な画を想像しそうになりました。誰かが私のつむじに向かって息を吹いている様な・・・。

ふぅー。ふぅー。と、息を優しく吹きかける様なリズムでした。
先程までの私のモチベーションはあっという間に崩され、恐怖が襲ってきました。
あまりにも怖すぎて、その日は気を失う様に寝てしまい、どのタイミングで寝たのか覚えていませんでした。
朝、ぼんやりと
「幽霊って見えるだけじゃなく物理的にもなんかしてくるんだ」
と思いました。



24:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[]2017/08/29(火)14:55:57.84ID:R4/Ct2dx0.net
5日目。
母に、昨晩私のつむじに息を吹きかけたか確認したところ、
「ミッフィー(犬)にイタズラされたんじゃないのwww」
と一蹴されてしまいました。
部活で友達に、疲れてる時金縛りにあうよね?
的な質問をフランクにしたところ、
「金縛りって普通しないでしょw」
と言われ、そうだよねーw普通しないよねーwwという感じに話しを終わらせました。
やっぱり普通はしないのか、しかも連日なんて言ったら、只事じゃないのかもしれない。
と一人で密かに思っていました。

その夜。
幽霊っぽい何かが出る時は必ず金縛り中であることと、幽霊っぽい何かは金縛りが始まって直ぐは出てこない、恐怖心がマックスになったら必ず出る事を確信した私は、
「金縛りになったら金縛りから脱せばいいじゃないか」
と考えました。

連日の金縛りでは全身は全く動かなかったのですが、手の指先だけは力が込めれる事に気がついていました。
臨戦態勢で実験する為、仰向けで眠りにつき、あの瞬間がやって来ました。



25:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[]2017/08/29(火)14:58:24.27ID:R4/Ct2dx0.net
ピキキと音がしそうなあの感じが全身に広がりました。
全身が金縛り状態になりました。
視界は天井のみです。
視線は一切動かさず、指先に集中します。
力一杯右手の人差し指に力を込めます。
指先はピクリとも動きません。手の筋肉はおろか、腕の筋肉さえ何の反応もありませんでした。
意識では精一杯力を込めているはずです。
首から下が別物の様な気分でした。
指先だけはなにか引っかかっている感じがして行ける!と思ったけど違ったんか、と思い、足の指や膝、首など試してみました。
すると、首の筋がピクピク動いてる感じがします。
やった!来た!!これだ!と思った私は、今まで出したことがない様な力で勢いよく首を回してみました。

ピクピク、ピクピクと首の筋が痙攣し、頭部全体がプルプルと小刻みに震えました。
首が攣るほどの力がかかっているようでした。
グルンと回したいイメージをしているのに、実際には微振動するだけの自分の頭部に、頑張れ!頑張れ!と心からの激励を念じます。
私の頭部はプルプル震えながら、ゆっくりと右側へ倒れました。
「やった!!!動いた!!」
と声にしたかったのですが、口は動きませんでした。
金縛りは全く解けていませんでした。
むしろ首を倒したことで体力を消耗し、金縛りがいつもより強くなっている感じがしました。

さらに、私の視界は天井からドアに移っていました。
もう嫌な予感しかしませんでした。
しっかり閉めてきたはずのドアが少しだけ開いています。
ゆっくりとドアが開かれます。
向こう側は暗闇です。私の部屋のドアは勝手に開くようなドアではありませんでした。
金縛りが強まっているのか、目も閉じれなくなり、必死に視界を床よりに逃がします。
直視する勇気などありません。

そして、視界に映るドアの向こう側に、白いくて縦長のヒラヒラした布を見たところで記憶が途切れました。



26:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[sage]2017/08/29(火)15:01:25.10ID:G7Hyce5k0.net
ふんどし?



30:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[]2017/08/29(火)15:37:29.80ID:R4/Ct2dx0.net
6日目。
父に幽霊の存在の有無を質問すると、
「今まで死んだ人間が全部幽霊になってるならば、今頃ここは満員電車状態っていうことになる。だいたい、幽霊って言って白い服着た女だったりするけど、原始人の幽霊だって居るはずなのに、何故誰も見た事がないんだ?」
というものでした。独特の論点でしたが当時の私には幽霊を否定するのに充分な考え方でした。

そんな裏付け論に勇気を貰い、6日目の夜の就寝に挑みました。
前日、首を動かせた事でかなり自信をつけていました。
金縛り中でも頑張ればどこか動かせる事実は、指先を動かし、手を動かし、いずれは腕を解放して幽霊を殴ることに繋がると考えていました。
睡眠を妨げる迷惑な幽霊に、本気で一発お見舞いしてやりたいと思っていました。



31:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[]2017/08/29(火)15:38:47.17ID:R4/Ct2dx0.net
視界に部屋の一部が入ると集中出来ないと思った私は、うつ伏せに近いような横向きの体勢で、眠りにつきました。
深夜、虚ろな意識の中、金縛りが始まった事を感じました。

視界をうっすら開けると、案の定掛け布団をかけた自分の体しか見えません。就寝前の自分gjと思いながら、右手の指先に集中します。
一点集中を意識し、右手の人差し指の第一関節に、全神経を集中させます。
動かないものの、やはり動きそうな引っかかりがありました。
この引っかかりを動かせれば、絶対動けると自分に言い聞かせ、兎に角力を込めまくります。
ベンチプレスの選手になったようなイメージで、心の中で、うおおおおと吠えまくりながら力を入れること2分ぐらい・・・。
ピクっと指先が動いた気がしました。
心の中で歓声が聞こえました。

「ぃよっしゃああああ!!ラストスパートォオオオ!!」

と心の中で叫ぶと、全身全霊の怪力を第一関節へ注ぎました。
もうすぐだ!もうすぐだ!と大興奮の心境の中、視界に変化が現れました。



32:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[]2017/08/29(火)16:13:34.76ID:R4/Ct2dx0.net
視界には薄い掛け布団のかかった腹部と太ももがあるだけでしたが、腹部に被さるように、上から白くて厚みのあるなにかが垂れ下がって来ました。
白い帯のような形でしたが、布では無さそうでした。
私は第一関節が動きそうな状態を保持しようと、心の中で叫ぶ事を辞めませんでした。
頭の中でだけ響く怒号の勢いに乗り、私の第一関節はついにクイっと動きました。

そのままの勢いで腕まで動く感覚になり、私は自分の腹部に垂れ下がる何かへ逆襲の鉄槌を叩き込もうとしました。
一瞬で腕、上半身、もう一方の腕、腰までが自由になり、体勢を反対方向へ捻る様にしてラリアットをかけようとしました。
「オラァッ!!」
という声も出ました。
命中の一瞬前に、白い何かが薄っぺらく関節を退化させたような異質な手である事に気がつきました。

渾身のラリアットは空を掻きました。
私はベットから落ち、ドタン!!と大きな音を出して床に転がりました。

隣の部屋で寝ていた母が半ギレで引き戸を開け、
「どしたん!?何!?(憤怒)」
と恐ろしい気迫で心配してきました。

全てを説明する時では無いと判断し、謝って事無きを得ました。
再び寝室は静かになりました。私の中で幽霊と金縛りに勝ったという実感が溢れて、最高の気分で眠りにつくことができました。



33:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[]2017/08/29(火)16:20:54.85ID:R4/Ct2dx0.net
7日目。
昨日勝てたしもう楽勝だろと思い就寝しましたが、朝方、金縛りになりました。

しかし第一関節脱出法を使い難なく離脱出来ました。

この後はまた不定期に金縛りにあいます。
以上が金縛り7日連チャンでした。



34:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[]2017/08/29(火)16:22:32.90ID:R4/Ct2dx0.net
仕事に戻ります。
よかったら皆さんのお話もお聞かせ下さい。

(続きは『続きを読む』を杭リック)













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