都市伝説・・・奇憚・・・blog
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あと一歩・・・
2018.03.05 (Mon) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
491:ケイ:2006/10/20(金)00:32:17ID:fCfHSvIM0
あと一歩・・・(1/2)
父に聞いた話です。
若い頃、父はよく山に登っていたらしい。
で、ある山を登った時に体験した不思議な出来事を話してくれました。
父は近場の山に一人で登山をおこなったのですが、途中で道に迷ってしまった。
緩やかな傾斜の森の中、真っ白な霧に囲まれながら父は頂上目指して黙々と歩いていました。
初め霧の中で一人ポツンと取り残された父は道があっているかどうかかなり不安だったそうですが、途中から人の姿を見かけるようになり、やっと人の通る所に戻れたと安堵した。
しかし、しばら歩いていた父はある異変に気づいた。
初めは2,3人だった人が、しばらくあるくと今度は4,5人に増え、そしてまた歩くと、一人、二人と霧の中から人が現れ、最終的には20人くらいになった。
「其の誰もが変だった」
と父は言います。
皆が顔を沈めながら歩いている。
さらに、ここは山なのだ。
なのにそこにいた人たちの中にははスーツを来ている男性やスカートをはいている女性もいる。
どうみても山を歩くにはふさわしくない。
「でも、それだけなら変な格好の集団に出くわしたぐらいにしか思わなかった。決定的だったのは彼らが父から付かず離れず枯葉と枝で覆われた森を歩いているというのに足音が全くしないということだ」
(まずい、仏の群れにでくわした!)
このまま彼らとともに行けば、自分も仲間になるやも知れない。
そう思った父は慌てて引き返そうと後ろを振り向いた。
すると、
492:ケイ:2006/10/20(金)00:34:30ID:fCfHSvIM0
あと一歩・・・(2/2)
その場にいた全ての人が一斉に父に振り向いた!
恐ろしさのあまり父はその場で固まってしまいました。
そして彼らは恨めしそうに父をにらみつけたかと思うと一人、二人と消えていき、その場には父一人が残されました。
「えー、たったそれだけなの?」
この話を聞いた時、私は悪霊の集団に囲まれた父の脱出劇という筋書きを期待していたのに、あっさりと悪霊のほうが去っていったというオチを聞いて正直不満でした。
そんな私の不満げな様子を見て、
「もちろんこれだけじゃあない」
と父は言いました。
「気を取り直した俺は登山を続けようと思って振り返ったら、ある恐ろしいことに気づいた」
「え、どういうこと!」
コタツから身を乗り出した私に、父はその大きな手を私の頭に載せてくしゃくしゃとなでてこういった。
「あと一歩前に踏み出していたら、お前は生まれてこなかったということにだ」
引用元:死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?146
https://hobby7.5ch.net/test/read.cgi/occult/1160826850/491-492
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あと一歩・・・(1/2)
父に聞いた話です。
若い頃、父はよく山に登っていたらしい。
で、ある山を登った時に体験した不思議な出来事を話してくれました。
父は近場の山に一人で登山をおこなったのですが、途中で道に迷ってしまった。
緩やかな傾斜の森の中、真っ白な霧に囲まれながら父は頂上目指して黙々と歩いていました。
初め霧の中で一人ポツンと取り残された父は道があっているかどうかかなり不安だったそうですが、途中から人の姿を見かけるようになり、やっと人の通る所に戻れたと安堵した。
しかし、しばら歩いていた父はある異変に気づいた。
初めは2,3人だった人が、しばらくあるくと今度は4,5人に増え、そしてまた歩くと、一人、二人と霧の中から人が現れ、最終的には20人くらいになった。
「其の誰もが変だった」
と父は言います。
皆が顔を沈めながら歩いている。
さらに、ここは山なのだ。
なのにそこにいた人たちの中にははスーツを来ている男性やスカートをはいている女性もいる。
どうみても山を歩くにはふさわしくない。
「でも、それだけなら変な格好の集団に出くわしたぐらいにしか思わなかった。決定的だったのは彼らが父から付かず離れず枯葉と枝で覆われた森を歩いているというのに足音が全くしないということだ」
(まずい、仏の群れにでくわした!)
このまま彼らとともに行けば、自分も仲間になるやも知れない。
そう思った父は慌てて引き返そうと後ろを振り向いた。
すると、
492:ケイ:2006/10/20(金)00:34:30ID:fCfHSvIM0
あと一歩・・・(2/2)
その場にいた全ての人が一斉に父に振り向いた!
恐ろしさのあまり父はその場で固まってしまいました。
そして彼らは恨めしそうに父をにらみつけたかと思うと一人、二人と消えていき、その場には父一人が残されました。
「えー、たったそれだけなの?」
この話を聞いた時、私は悪霊の集団に囲まれた父の脱出劇という筋書きを期待していたのに、あっさりと悪霊のほうが去っていったというオチを聞いて正直不満でした。
そんな私の不満げな様子を見て、
「もちろんこれだけじゃあない」
と父は言いました。
「気を取り直した俺は登山を続けようと思って振り返ったら、ある恐ろしいことに気づいた」
「え、どういうこと!」
コタツから身を乗り出した私に、父はその大きな手を私の頭に載せてくしゃくしゃとなでてこういった。
「あと一歩前に踏み出していたら、お前は生まれてこなかったということにだ」
引用元:死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?146
https://hobby7.5ch.net/test/read.cgi/occult/1160826850/491-492
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網戸をガリガリと擦るような物音がする
2018.03.03 (Sat) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
589:本当にあった怖い名無し[]2018/02/28(水)22:44:17.90ID:IhTYgwyH0.net
昔友人から聞いた話。
貧乏学生だった友人は、夏場でも冷房をつけずに窓を開けて過ごしていた。
夜も同様で、網戸のまま寝ていたらしい。
ある晩、ふと目覚めた友人は部屋から何か物音がすることに気付いた。
網戸をガリガリ擦るような音で、普通ならそこで不審者とか疑うはずだが、何を思ったのか友人は
「誰か訪ねに来た」
と思って、
「誰ですか?」
と網戸に向かって声を掛けたらしい。
すると呪怨に出てくる俊雄のような、真っ白い顔の子供が網戸越しに見えた。
電気も消してたため真っ暗だから何も見えなかったはずなのに、俊雄の顔だけはよく見えたらしい。
俊雄は
「〇〇ちゃん、もうすぐ××ちゃんに会えるよ」
と言ってきた。
そこで友人は意識を失い、気付いたら朝になっていた。
慌てて網戸を開けて周りを見たが、誰かいたような形跡もなかったし、そもそも3階にある部屋の窓から人の顔が見れる訳もない。
だから始めは夢だと思ったが、俊雄が言ってたことが気になって実家の母親に連絡した。
すると母親からそこで初めて、友人を産む前に一人流れてしまったこと、その子の名前を××にしようとしてたことが分かったそうで。
聞いたときには
「だから俺連れてかれるかも」
と言ってたが、6年経った今も友人は元気にしているので、何だったのか。
590:本当にあった怖い名無し[]2018/02/28(水)23:18:07.94ID:i1JC3F/w0.net
事故やらに気をつけたほうが良さそうな話しだな
引用元:ほんのりと怖い話スレ 128
http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1517886776/589-590
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昔友人から聞いた話。
貧乏学生だった友人は、夏場でも冷房をつけずに窓を開けて過ごしていた。
夜も同様で、網戸のまま寝ていたらしい。
ある晩、ふと目覚めた友人は部屋から何か物音がすることに気付いた。
網戸をガリガリ擦るような音で、普通ならそこで不審者とか疑うはずだが、何を思ったのか友人は
「誰か訪ねに来た」
と思って、
「誰ですか?」
と網戸に向かって声を掛けたらしい。
すると呪怨に出てくる俊雄のような、真っ白い顔の子供が網戸越しに見えた。
電気も消してたため真っ暗だから何も見えなかったはずなのに、俊雄の顔だけはよく見えたらしい。
俊雄は
「〇〇ちゃん、もうすぐ××ちゃんに会えるよ」
と言ってきた。
そこで友人は意識を失い、気付いたら朝になっていた。
慌てて網戸を開けて周りを見たが、誰かいたような形跡もなかったし、そもそも3階にある部屋の窓から人の顔が見れる訳もない。
だから始めは夢だと思ったが、俊雄が言ってたことが気になって実家の母親に連絡した。
すると母親からそこで初めて、友人を産む前に一人流れてしまったこと、その子の名前を××にしようとしてたことが分かったそうで。
聞いたときには
「だから俺連れてかれるかも」
と言ってたが、6年経った今も友人は元気にしているので、何だったのか。
590:本当にあった怖い名無し[]2018/02/28(水)23:18:07.94ID:i1JC3F/w0.net
事故やらに気をつけたほうが良さそうな話しだな
引用元:ほんのりと怖い話スレ 128
http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1517886776/589-590
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シンプルな怪談
2018.03.03 (Sat) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
487:本当にあった怖い名無し:2006/10/19(木)23:54:17ID:9njB6SFS0
友人から聞いた怖い話。
テスト前、彼はラジオの深夜放送を聴きながら勉強をしていたそうです。
と、突然ラジオに雑音が入り始めました。
ザ……で…のリスナー……ザザ……さんから……ザザ…
そうこうしているうちに、完全にノイズの音しか聞こえなくなってしまいました。
ん? どうしたんだ、おっかしーなあ。
と思ってラジオのアンテナの向きを変えたりツマミを回したりしていましたが、ちっとも元に戻る気配はありません。
「何なんだろ…」
ラジオは諦めて、勉強に戻ろうとしたそのときでした。
488:本当にあった怖い名無し:2006/10/19(木)23:56:27ID:9njB6SFS0
パシャ…
窓の外から水の音が聞こえたのだそうです。
そして、
…たすけ……てー…………ぇぇ…
窓の外からか細い声が響いてきました。小さな女の子の声が。
ぞわっと背筋が震えたそうです。
こんな真夜中に女の子の声……ありえません。
当時の彼の家族は父親の実家に、祖父母と同居していたのだそうです。
その家はかなり広い池がすぐそばにありました。
そして彼の窓からはその池が見渡せるのです。
声がそこから聞こえてきたのだとしたら……。
朝起きてから彼は恐る恐る昨晩のことを祖母に尋ねたのだそうです。
すると、案の定こんな答えが帰ってきました。
「ずっと前にね、あそこで女の子が溺れて死んだんだよ」
その後は特に何か怖い目にあうようなこともなかったそうです。
ただテスト前の深夜勉強だけは避けられなかったそうですが。(そりゃそうだよね)
仕事の都合で彼と両親は中学まででその父親の実家を離れたのだそうですが…
何もなくて、よかったね。
シンプルで起承転結も落ちもはっきりしていますが、実際に自分の身にこんなことが起きたらやっぱり嫌です…。
引用元:死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?146
https://hobby7.5ch.net/test/read.cgi/occult/1160826850/487-488
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友人から聞いた怖い話。
テスト前、彼はラジオの深夜放送を聴きながら勉強をしていたそうです。
と、突然ラジオに雑音が入り始めました。
ザ……で…のリスナー……ザザ……さんから……ザザ…
そうこうしているうちに、完全にノイズの音しか聞こえなくなってしまいました。
ん? どうしたんだ、おっかしーなあ。
と思ってラジオのアンテナの向きを変えたりツマミを回したりしていましたが、ちっとも元に戻る気配はありません。
「何なんだろ…」
ラジオは諦めて、勉強に戻ろうとしたそのときでした。
488:本当にあった怖い名無し:2006/10/19(木)23:56:27ID:9njB6SFS0
パシャ…
窓の外から水の音が聞こえたのだそうです。
そして、
…たすけ……てー…………ぇぇ…
窓の外からか細い声が響いてきました。小さな女の子の声が。
ぞわっと背筋が震えたそうです。
こんな真夜中に女の子の声……ありえません。
当時の彼の家族は父親の実家に、祖父母と同居していたのだそうです。
その家はかなり広い池がすぐそばにありました。
そして彼の窓からはその池が見渡せるのです。
声がそこから聞こえてきたのだとしたら……。
朝起きてから彼は恐る恐る昨晩のことを祖母に尋ねたのだそうです。
すると、案の定こんな答えが帰ってきました。
「ずっと前にね、あそこで女の子が溺れて死んだんだよ」
その後は特に何か怖い目にあうようなこともなかったそうです。
ただテスト前の深夜勉強だけは避けられなかったそうですが。(そりゃそうだよね)
仕事の都合で彼と両親は中学まででその父親の実家を離れたのだそうですが…
何もなくて、よかったね。
シンプルで起承転結も落ちもはっきりしていますが、実際に自分の身にこんなことが起きたらやっぱり嫌です…。
引用元:死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?146
https://hobby7.5ch.net/test/read.cgi/occult/1160826850/487-488
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