都市伝説・・・奇憚・・・blog
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チョーさん
2016.12.30 (Fri) | Category : 誰も信じない人へ
267:⑦⑦⑦:2016/12/18(Sun)19:44:14
引っ越し先のアパートの隣には、ごく普通の一軒家があった。
何の変哲もないご家庭で、「チョーさん」という一匹の猫を飼っていた。
深夜に帰宅したとき、アパートとの境の塀にちんまりとチョーさんが座っていることがある。
相当高齢らしく、毛皮につやはなく目もどんよりしてる気がする。
そんなチョーさんに声をかけたのは、ほんの気まぐれだった。
「ただいま」「にゃあ」
返事をした。
ような気がした。
その日は気のせいだと思ってやり過ごしたが、同じやりとりが何度も続いた。
声をかけられると鳴くらしい。それだけだと思っていた。
ある日曜の昼、外出しようと外に出た。
アパートの外階段を下りようとしたら、チョーさんが途中で寝ていた。
「ちょっと通るよー」
返事はなかった。
けど、チョーさんはのそっと動いて脇を空けた。
そこを通らせてもらい、2、3段下りたところで振り返った。
チョーさんもこっちを見ていた。
ばっちり目が合った。
「ご飯食べたの?」
「にゃあ」
いつもの返事だった。
「何食べたの?」
返事はない。
答えにくかったのか。
その日の夜帰宅するときにも、チョーさんは塀の上にいた。
いつもの挨拶をして通り過ぎようとしたとき、チョーさんに呼び止められた。
「ちょっと待って」とか言われた訳じゃない。
ただ「にゃあ」と鳴いただけだが、呼ばれた気がしたのだ。
振り返ると、チョーさんは鼻で足下の何かをこちらへ押しやっていた。
小さな石ころのようだった。
取り上げてみると、茶色いキャットフードらしきものだとわかった。
「これがチョーさんのご飯?」
「にゃあ」
昼間の回答がこれなんだろうか。
不思議な気持ちだったが、チョーさんなら何をしても不思議じゃないような気がした。
「ありがと」
キャットフードを返そうと手を伸ばしたら、その手をチョーさんが押し返した。
引っ掻くような猫パンチの動きじゃなく、ほんとうにゆっくりとこちらの手を遮って押し返してきた。
その人間くさい動作。
『いいからもっとけ』とでも爺さんに言われているようだった。
「ありがと」お礼を言ってみた。
「にゃあ」いつのも返事だった。
それからまもなく、チョーさんは静かに天寿を全うしたそうだ。
もうしばらく生きていたら、化け猫にでもなったのではないだろうか。
今でもチョーさんからもらったキャットフードは棚に飾ってある。
(※⑦⑦⑦さんからの投稿です。ありがとうございました)
.
引っ越し先のアパートの隣には、ごく普通の一軒家があった。
何の変哲もないご家庭で、「チョーさん」という一匹の猫を飼っていた。
深夜に帰宅したとき、アパートとの境の塀にちんまりとチョーさんが座っていることがある。
相当高齢らしく、毛皮につやはなく目もどんよりしてる気がする。
そんなチョーさんに声をかけたのは、ほんの気まぐれだった。
「ただいま」「にゃあ」
返事をした。
ような気がした。
その日は気のせいだと思ってやり過ごしたが、同じやりとりが何度も続いた。
声をかけられると鳴くらしい。それだけだと思っていた。
ある日曜の昼、外出しようと外に出た。
アパートの外階段を下りようとしたら、チョーさんが途中で寝ていた。
「ちょっと通るよー」
返事はなかった。
けど、チョーさんはのそっと動いて脇を空けた。
そこを通らせてもらい、2、3段下りたところで振り返った。
チョーさんもこっちを見ていた。
ばっちり目が合った。
「ご飯食べたの?」
「にゃあ」
いつもの返事だった。
「何食べたの?」
返事はない。
答えにくかったのか。
その日の夜帰宅するときにも、チョーさんは塀の上にいた。
いつもの挨拶をして通り過ぎようとしたとき、チョーさんに呼び止められた。
「ちょっと待って」とか言われた訳じゃない。
ただ「にゃあ」と鳴いただけだが、呼ばれた気がしたのだ。
振り返ると、チョーさんは鼻で足下の何かをこちらへ押しやっていた。
小さな石ころのようだった。
取り上げてみると、茶色いキャットフードらしきものだとわかった。
「これがチョーさんのご飯?」
「にゃあ」
昼間の回答がこれなんだろうか。
不思議な気持ちだったが、チョーさんなら何をしても不思議じゃないような気がした。
「ありがと」
キャットフードを返そうと手を伸ばしたら、その手をチョーさんが押し返した。
引っ掻くような猫パンチの動きじゃなく、ほんとうにゆっくりとこちらの手を遮って押し返してきた。
その人間くさい動作。
『いいからもっとけ』とでも爺さんに言われているようだった。
「ありがと」お礼を言ってみた。
「にゃあ」いつのも返事だった。
それからまもなく、チョーさんは静かに天寿を全うしたそうだ。
もうしばらく生きていたら、化け猫にでもなったのではないだろうか。
今でもチョーさんからもらったキャットフードは棚に飾ってある。
(※⑦⑦⑦さんからの投稿です。ありがとうございました)
.
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覚えていてくれてありがとう
2016.12.22 (Thu) | Category : 誰も信じない人へ
238:⑦⑦⑦ : 2016/12/10 (Sat) 02:07:56
ある日の夜、いきなり見知らぬアドレスから携帯にメールが届いた。
「青木くん、ひさしぶり。元気にやってますか?」
差出人は携帯ではなく普通の有名なプロバイダのアドレスだった。
とりあえず返事を出してみた。
「誰?知ってる人?」
「知っててくれてるといいな」
「だから、誰?」
「そのうち思い出してくれるかな?ちょっと疲れちゃったから、また今度」
そんな一方的なメールのあとは、こちらから送っても返ってくることはなかった。
二日後の夜に、またメールが来た。
「この間は急にごめんね。今は何してるの?」
名を聞いても答えないので、適当な話題を返す。
得体の知れない相手なんて無視すれば良いのだが、特に悪さもしないのでなんとなくメール交換してしまっていた。
何度かやりとりしていくうちに、相手のパターンが分かってきた。
メールが来るのは夜の6時から8時くらいの間。
2~3日おきにやってくる。
ちゃんと聞いたことはないが、女の子のようだった。
割と若い人らしく、アイドルや俳優に詳しかった。
そして、僕のこともよく知っていた。
小学校や中学校のこと、高校までずっとやっているサッカーのこと。
テストの成績がどうだったとか、大会の成績がどうだったとか。
友達に話すと、たいていは不思議がっていた。
俺だったら、そんなやつとメール交換なんてしないよ。気持ち悪い。
確かに、自分も最初は気持ち悪かった。
だけど、次第に慣れてきて、逆になんでも話せるような気がしていた。
悪い人じゃないようだったし。
身近にいる誰かだろうから、話題には気を付けるようにしていたけど。
239:⑦⑦⑦ : 2016/12/10 (Sat) 02:10:25
そんなやりとりが一ヶ月くらい続いた頃、試しに聞いてみた。
「たまには電話で話さない?」
でも、あっさり断られた。
「今は無理なの。ごめんね」
そんな彼女から、いつもと違う夜中にメールが来た。
土曜の夜11時過ぎだった。
「話したい。電話して下さい。」
そして、携帯の電話番号。
不意のメールに喜んで僕は電話をかけた。
呼び出し音が鳴って、すぐに出た。
「もしもし?青木です」
しかし、向こうは無言だった。
「もしもし?もしもーし」
無言。
しばらくして、電話の向こうがざわめくのが聞こえた。
そして、誰かが泣いてるのが聞こえてきた。
泣き叫ぶ女性の声が遠くに聞こえる。
ある光景が頭に浮かんだ。
テレビドラマで見かける光景だった。
僕は電話を切ることも出来ず、ただただ聞き耳を立てていた。
少したって、声が聞こえてきた。
大人の男の人だった。
「青木くん。突然すみませんでした。前島カナの父です」
前島カナは中学の同級生だった子だ。
身体が弱くて学校を休みがちで、出席日数ギリギリで中学を卒業していた。
それだけしか覚えていない。
高校は別々になったが、その後さらに体調を悪くして高校にはほとんど行ってないと聞いていた。
240:⑦⑦⑦ : 2016/12/10 (Sat) 02:14:18
その前島カナのお父さんに呼ばれて、翌日彼女の家に行った。
そして、ご両親からこれまでのことを全部聞いた。
前島カナはこの2年ずっと入院生活だったこと。
病室では許可された時間だけインターネットしていたこと。
それ以外はたまの散歩の他はテレビばかり見ていたこと。
中学の頃に片思いだった男子に、名前を隠してメールを送っていたこと。
それが、僕だった。
とっくに自分は忘れられている。
そう思って、名前を言い出せなかったらしい。
そして昨日の夜、様態が急変して切迫した最中に、無理を言ってメールを送ってきたらしい。
父親の携帯を耳に当てた前島カナは、僕の声を聞いて、そして亡くなった。
高校に入ってすぐに入院したせいで、友達もできずにカナは寂しい思いをしていた。
青木君がメールの相手をしてくれたおかげで、ここ最近はとても楽しそうだった。
お父さんはそんな風に僕に感謝していた。
だけど、ずっと入院していた前島カナはどうやって僕のメールアドレスを知ったんだろう。
それ以外にも、僕の日頃のことをよく知っていた。
うちの高校に前島カナの友達がいるのかも知れない。
その疑問は、自宅に戻ってしばらくしてから解決した。
いや、解決と言えるかどうか。
メールを着信したのだ。
「最期に声を聞けて良かった。覚えていてくれてありがとう。」
前島カナだった。
不思議な子だったんだ。
僕はそれ以上考えるのをやめた。
(※⑦⑦⑦さんからの投稿です。ありがとうございました)
.
ある日の夜、いきなり見知らぬアドレスから携帯にメールが届いた。
「青木くん、ひさしぶり。元気にやってますか?」
差出人は携帯ではなく普通の有名なプロバイダのアドレスだった。
とりあえず返事を出してみた。
「誰?知ってる人?」
「知っててくれてるといいな」
「だから、誰?」
「そのうち思い出してくれるかな?ちょっと疲れちゃったから、また今度」
そんな一方的なメールのあとは、こちらから送っても返ってくることはなかった。
二日後の夜に、またメールが来た。
「この間は急にごめんね。今は何してるの?」
名を聞いても答えないので、適当な話題を返す。
得体の知れない相手なんて無視すれば良いのだが、特に悪さもしないのでなんとなくメール交換してしまっていた。
何度かやりとりしていくうちに、相手のパターンが分かってきた。
メールが来るのは夜の6時から8時くらいの間。
2~3日おきにやってくる。
ちゃんと聞いたことはないが、女の子のようだった。
割と若い人らしく、アイドルや俳優に詳しかった。
そして、僕のこともよく知っていた。
小学校や中学校のこと、高校までずっとやっているサッカーのこと。
テストの成績がどうだったとか、大会の成績がどうだったとか。
友達に話すと、たいていは不思議がっていた。
俺だったら、そんなやつとメール交換なんてしないよ。気持ち悪い。
確かに、自分も最初は気持ち悪かった。
だけど、次第に慣れてきて、逆になんでも話せるような気がしていた。
悪い人じゃないようだったし。
身近にいる誰かだろうから、話題には気を付けるようにしていたけど。
239:⑦⑦⑦ : 2016/12/10 (Sat) 02:10:25
そんなやりとりが一ヶ月くらい続いた頃、試しに聞いてみた。
「たまには電話で話さない?」
でも、あっさり断られた。
「今は無理なの。ごめんね」
そんな彼女から、いつもと違う夜中にメールが来た。
土曜の夜11時過ぎだった。
「話したい。電話して下さい。」
そして、携帯の電話番号。
不意のメールに喜んで僕は電話をかけた。
呼び出し音が鳴って、すぐに出た。
「もしもし?青木です」
しかし、向こうは無言だった。
「もしもし?もしもーし」
無言。
しばらくして、電話の向こうがざわめくのが聞こえた。
そして、誰かが泣いてるのが聞こえてきた。
泣き叫ぶ女性の声が遠くに聞こえる。
ある光景が頭に浮かんだ。
テレビドラマで見かける光景だった。
僕は電話を切ることも出来ず、ただただ聞き耳を立てていた。
少したって、声が聞こえてきた。
大人の男の人だった。
「青木くん。突然すみませんでした。前島カナの父です」
前島カナは中学の同級生だった子だ。
身体が弱くて学校を休みがちで、出席日数ギリギリで中学を卒業していた。
それだけしか覚えていない。
高校は別々になったが、その後さらに体調を悪くして高校にはほとんど行ってないと聞いていた。
240:⑦⑦⑦ : 2016/12/10 (Sat) 02:14:18
その前島カナのお父さんに呼ばれて、翌日彼女の家に行った。
そして、ご両親からこれまでのことを全部聞いた。
前島カナはこの2年ずっと入院生活だったこと。
病室では許可された時間だけインターネットしていたこと。
それ以外はたまの散歩の他はテレビばかり見ていたこと。
中学の頃に片思いだった男子に、名前を隠してメールを送っていたこと。
それが、僕だった。
とっくに自分は忘れられている。
そう思って、名前を言い出せなかったらしい。
そして昨日の夜、様態が急変して切迫した最中に、無理を言ってメールを送ってきたらしい。
父親の携帯を耳に当てた前島カナは、僕の声を聞いて、そして亡くなった。
高校に入ってすぐに入院したせいで、友達もできずにカナは寂しい思いをしていた。
青木君がメールの相手をしてくれたおかげで、ここ最近はとても楽しそうだった。
お父さんはそんな風に僕に感謝していた。
だけど、ずっと入院していた前島カナはどうやって僕のメールアドレスを知ったんだろう。
それ以外にも、僕の日頃のことをよく知っていた。
うちの高校に前島カナの友達がいるのかも知れない。
その疑問は、自宅に戻ってしばらくしてから解決した。
いや、解決と言えるかどうか。
メールを着信したのだ。
「最期に声を聞けて良かった。覚えていてくれてありがとう。」
前島カナだった。
不思議な子だったんだ。
僕はそれ以上考えるのをやめた。
(※⑦⑦⑦さんからの投稿です。ありがとうございました)
.
コロ
2016.12.14 (Wed) | Category : 誰も信じない人へ
87:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[sage]2016/02/14(日)10:07:10.41ID:06zkfToo0.net
俺のじいさんの家に犬が居たんだ、柴犬の雑種だと思うんだが真っ白な綺麗な毛並みの犬だった
名前はコロ
コロは町中の野良犬の大ボスで、コロの後ろには5~9匹
多いときは14,5匹の犬がついて回ってた、それ位すごい犬だった
そんな大ボスがなぜじいさん家に居たのかは変な話で・・・
俺のじいさん教師をやってたんだが、ある日いつもの駅に通勤のため行くとコロが居たそうだ。
取り巻きなし、たった1匹で(コロは近所じゃ有名、野良軍団のボスだからねw)
で、じいさんが
「どうしたコロ?このあたりはお前の縄張りじゃないだろ?」
って聞くと、コロはじいさんをじっと見つめて
「クゥ~~ン」
って甘え声を出したそうだ。
なにかおかしいなと思いつつも、じいさんは電車が来たんで仕事に行った
で、仕事終わってその駅まで帰ってきたんだけど、まだコロが居たそうだ
でじいさんまたコロに声かけたそうなんだが、そのとき何故だか分からないけど
「コロは俺の娘に会いたがってる」
って思ったそうなんだよ(娘ってのは俺のかあちゃんな)
ほんとに何故かはまったく分からず、ただ今日コロに娘を会わせないといけないって強く思ったらしいw
で、家に帰って、当時高校生だった俺のかあちゃんを連れて行ったんだって
コロはかあちゃんに会うなり、飛びついてじゃれてきた
かあちゃんが
「家に来る?」
って言うと
「ワン!」
って鳴いて、そのまま家まで着いてきた
88:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[sage]2016/02/14(日)10:08:47.37ID:06zkfToo0.net
そして近所のボス犬は俺のじいさん家の住人になった。
で、家に来た次の日、どこで召集を掛けたのか野良犬軍団もじいさんの家の庭に大集合してたそうだw
じいさんもばあさんもかあちゃんもかあちゃんの姉さんも驚いたのは、コロは家の中に入って飯とか食べるんだけど取り巻きどもは決して家の中には入ってこないってこと、すごい統率が取れてるらしく庭には来るけど、決して家の中には入ってこなかったそうだ。
朝になるとコロを先頭にして大名行列、街中を歩き回って夜には帰ってくる、そんな生活がしばらく続いたんだってさ
で、半年ほどその犬軍団が庭に居ついたんだけど、ある日の夜中に犬達がキュンキュン鳴いてたんだって
夜中ずっと犬がキュンキュンワンワン・・遠吠えまで、うるさくて寝られなかったらしいw
そして翌朝、コロ1匹残して、取り巻き軍団が綺麗さっぱり居なくなってた
たぶんボスの座を渡したか奪われたかしたんだろう
実際、No.2と思しき犬が翌日から軍団率いてたらしい。
コロはじいさん家にそれからも居ついた
89:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[sage]2016/02/14(日)10:10:25.29ID:06zkfToo0.net
じいさんはそれからコロに首輪を買ってきてやったんだって。
で、嫌がるコロに着けてやった。
でもね、コロはふらふらっと昼間は出かけてるんだけど、夜になると首輪は外れてたんだって
最初は偶然外れたんだろうって思ったんだけど、何度首輪をつけても、その日の夜になると外してくる
それでもじいさん意地になって、何度も首輪を着けたんだけど、夜にな(ry
さすがにじいさんもあきらめて
「まぁ今までこんなものつけずに生活してたんだもんな、すまんかったな」
ってコロに言ったら、
「ワン!ワン!」
って2回吠えたらしい
で、次の日に、コロはどこかで外してきた首輪を持ってきて俺のかあちゃんの前にポトっと落とした
なんとなくコロが着けて欲しそうな顔してたように見えたらしく、かあちゃんが首輪を着けてやるとその首輪は外さなかった。
それからず~~っとその首輪は外さなかったんよ
90:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[sage]2016/02/14(日)10:12:35.84ID:06zkfToo0.net
俺のかあちゃんが俺を産んでからの話になるんだけど
コロは俺のいい遊び相手だったんだ、耳を引っ張ってやったり、鼻の穴に指を突っ込んであげたり、俺が上に乗っかって走ってもらったり、オチンチン引っ張ってみたりとかそういう乱暴なこと俺がやっても、全然コロ怒らなかったんだけど、首輪は違ったんだよ
とにかく首輪に俺が触ろうとしたら、怒るんよコロ、ウ~~~!って
それ以外は絶対怒ることなんて無いのに、首輪を触ろうとすると怒る、変な犬だった
だから俺はコロの首輪には触らなかった
俺が小2の時、コロもいよいよ寿命なのかあまり動けなくなってきたんだ
その時点で恐らく20年近くは生きてたんじゃないかってじいさん言ってた
ビックリするほど長寿な犬だ
で、いよいよやばいなって日があって、みんなでお別れしとこうってことになってみんな泣きながらコロの頭撫でてバイバイ言ったんだ
で、今でも思い出すんだけど、一人一人頭を撫でてやると、コロは動くのしんどいはずなのに頭を起こして、一人一人をじーーっと見つめるんよ
まだ死ぬってのがどういうものか良く分からんかった俺も、その時初めて死ぬってのはこういう事なのかってコロにじっと見つめられながら分かったんだ、泣きながら
91:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[sage]2016/02/14(日)10:14:01.50ID:06zkfToo0.net
その日の夜、何故か俺のかあちゃんは
「玄関開けといていい?コロが玄関開けといて欲しいっていってる気がする」
って言ったんよ。
俺もそんな気がしてた。5歳の妹もそういってた、じいさんもそうだなって、ばあさんも同じ。
だからその日は玄関開けたまま寝た。
朝起きたらコロ居なかった、動けないはずなのに居なかった
コロがいつも使ってたお皿の上に、コロの着けてた首輪が置いてあったんだ
コロのさよならの印だったんだろうね
2日後、夢見たんだ
もちろんコロの夢
しゃべったりとかそういうのは残念ながら無かったんだけど、俺の顔をペロペロ舐めてテクテク歩いて行ってしまった。
俺は夢の中でバイバイって手を振ってた
家族みんなのトコにも挨拶に行ったみたい、母ちゃんも妹も言ってた
じいさんはもともと夢見ない人なんで覚えてないってw でも多分見てたと思う
その日に亡くなったんだろうなぁ
引用元:死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?333
http://hayabusa6.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1454518647/87-90
.
俺のじいさんの家に犬が居たんだ、柴犬の雑種だと思うんだが真っ白な綺麗な毛並みの犬だった
名前はコロ
コロは町中の野良犬の大ボスで、コロの後ろには5~9匹
多いときは14,5匹の犬がついて回ってた、それ位すごい犬だった
そんな大ボスがなぜじいさん家に居たのかは変な話で・・・
俺のじいさん教師をやってたんだが、ある日いつもの駅に通勤のため行くとコロが居たそうだ。
取り巻きなし、たった1匹で(コロは近所じゃ有名、野良軍団のボスだからねw)
で、じいさんが
「どうしたコロ?このあたりはお前の縄張りじゃないだろ?」
って聞くと、コロはじいさんをじっと見つめて
「クゥ~~ン」
って甘え声を出したそうだ。
なにかおかしいなと思いつつも、じいさんは電車が来たんで仕事に行った
で、仕事終わってその駅まで帰ってきたんだけど、まだコロが居たそうだ
でじいさんまたコロに声かけたそうなんだが、そのとき何故だか分からないけど
「コロは俺の娘に会いたがってる」
って思ったそうなんだよ(娘ってのは俺のかあちゃんな)
ほんとに何故かはまったく分からず、ただ今日コロに娘を会わせないといけないって強く思ったらしいw
で、家に帰って、当時高校生だった俺のかあちゃんを連れて行ったんだって
コロはかあちゃんに会うなり、飛びついてじゃれてきた
かあちゃんが
「家に来る?」
って言うと
「ワン!」
って鳴いて、そのまま家まで着いてきた
88:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[sage]2016/02/14(日)10:08:47.37ID:06zkfToo0.net
そして近所のボス犬は俺のじいさん家の住人になった。
で、家に来た次の日、どこで召集を掛けたのか野良犬軍団もじいさんの家の庭に大集合してたそうだw
じいさんもばあさんもかあちゃんもかあちゃんの姉さんも驚いたのは、コロは家の中に入って飯とか食べるんだけど取り巻きどもは決して家の中には入ってこないってこと、すごい統率が取れてるらしく庭には来るけど、決して家の中には入ってこなかったそうだ。
朝になるとコロを先頭にして大名行列、街中を歩き回って夜には帰ってくる、そんな生活がしばらく続いたんだってさ
で、半年ほどその犬軍団が庭に居ついたんだけど、ある日の夜中に犬達がキュンキュン鳴いてたんだって
夜中ずっと犬がキュンキュンワンワン・・遠吠えまで、うるさくて寝られなかったらしいw
そして翌朝、コロ1匹残して、取り巻き軍団が綺麗さっぱり居なくなってた
たぶんボスの座を渡したか奪われたかしたんだろう
実際、No.2と思しき犬が翌日から軍団率いてたらしい。
コロはじいさん家にそれからも居ついた
89:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[sage]2016/02/14(日)10:10:25.29ID:06zkfToo0.net
じいさんはそれからコロに首輪を買ってきてやったんだって。
で、嫌がるコロに着けてやった。
でもね、コロはふらふらっと昼間は出かけてるんだけど、夜になると首輪は外れてたんだって
最初は偶然外れたんだろうって思ったんだけど、何度首輪をつけても、その日の夜になると外してくる
それでもじいさん意地になって、何度も首輪を着けたんだけど、夜にな(ry
さすがにじいさんもあきらめて
「まぁ今までこんなものつけずに生活してたんだもんな、すまんかったな」
ってコロに言ったら、
「ワン!ワン!」
って2回吠えたらしい
で、次の日に、コロはどこかで外してきた首輪を持ってきて俺のかあちゃんの前にポトっと落とした
なんとなくコロが着けて欲しそうな顔してたように見えたらしく、かあちゃんが首輪を着けてやるとその首輪は外さなかった。
それからず~~っとその首輪は外さなかったんよ
90:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[sage]2016/02/14(日)10:12:35.84ID:06zkfToo0.net
俺のかあちゃんが俺を産んでからの話になるんだけど
コロは俺のいい遊び相手だったんだ、耳を引っ張ってやったり、鼻の穴に指を突っ込んであげたり、俺が上に乗っかって走ってもらったり、オチンチン引っ張ってみたりとかそういう乱暴なこと俺がやっても、全然コロ怒らなかったんだけど、首輪は違ったんだよ
とにかく首輪に俺が触ろうとしたら、怒るんよコロ、ウ~~~!って
それ以外は絶対怒ることなんて無いのに、首輪を触ろうとすると怒る、変な犬だった
だから俺はコロの首輪には触らなかった
俺が小2の時、コロもいよいよ寿命なのかあまり動けなくなってきたんだ
その時点で恐らく20年近くは生きてたんじゃないかってじいさん言ってた
ビックリするほど長寿な犬だ
で、いよいよやばいなって日があって、みんなでお別れしとこうってことになってみんな泣きながらコロの頭撫でてバイバイ言ったんだ
で、今でも思い出すんだけど、一人一人頭を撫でてやると、コロは動くのしんどいはずなのに頭を起こして、一人一人をじーーっと見つめるんよ
まだ死ぬってのがどういうものか良く分からんかった俺も、その時初めて死ぬってのはこういう事なのかってコロにじっと見つめられながら分かったんだ、泣きながら
91:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[sage]2016/02/14(日)10:14:01.50ID:06zkfToo0.net
その日の夜、何故か俺のかあちゃんは
「玄関開けといていい?コロが玄関開けといて欲しいっていってる気がする」
って言ったんよ。
俺もそんな気がしてた。5歳の妹もそういってた、じいさんもそうだなって、ばあさんも同じ。
だからその日は玄関開けたまま寝た。
朝起きたらコロ居なかった、動けないはずなのに居なかった
コロがいつも使ってたお皿の上に、コロの着けてた首輪が置いてあったんだ
コロのさよならの印だったんだろうね
2日後、夢見たんだ
もちろんコロの夢
しゃべったりとかそういうのは残念ながら無かったんだけど、俺の顔をペロペロ舐めてテクテク歩いて行ってしまった。
俺は夢の中でバイバイって手を振ってた
家族みんなのトコにも挨拶に行ったみたい、母ちゃんも妹も言ってた
じいさんはもともと夢見ない人なんで覚えてないってw でも多分見てたと思う
その日に亡くなったんだろうなぁ
引用元:死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?333
http://hayabusa6.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1454518647/87-90
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