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都市伝説・・・奇憚・・・blog

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2024.11.28 (Thu) Category : 

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有終の美

2008.01.05 (Sat) Category : 誰も信じない人へ

1994年10月1日 阪神-広島戦彼は生涯最後の打席に立とうとしていた。
平田勝男内野手、阪神優勝時の貢献者であり、正確無比の送りバントの名手でもあった。
その彼も、よる年波には勝てずこの日を最後に引退となった。
彼は前日の記者会見で
「息子が野球やってても、僕がいつも送りバントばっかりだから、送りバントしかしないんですよ。最後なんでね、明日くらいはお父さんがちゃんと打ってる姿を息子に見せたいと思ってるんですけどね。」
と言って照れくそうに笑った。
彼の最終打席は1回裏。その前の回には満塁のピンチを併殺でさばいて調子は絶好調だった。
彼が生涯最後のバッターボックスに立つ。ノーアウト2塁。定石通りならここは送りバントだろう。
しかし彼は前日息子に打つ姿を見せてやりたいと笑顔で言った。コーチも
「思い切り打って来い」
そういって彼を送り出した。
初回のここで先制点ならピッチャーは楽になる。
ホームランならなおさらだ。
彼はバッターボックスでバットを構えた。
観客席には家族や息子も父の最後の勇姿をこの目に刻もうと見つめている。
そして彼は見事に決めた。
彼が人生を賭した野球その引退試合という大舞台で彼は見事にやってのけたのだ。 

それは彼の野球人生の中でおそらく一番と思える絶妙な送りバントだった。







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同じ夢

2008.01.04 (Fri) Category : 誰も信じない人へ

私の母は、病気で10年前に亡くなりました。
私22才・妹19才・弟11才の初夏の出来事でした。
日が経つにつれ 悲しみや寂しさは大きくなり、夜思い出しては泣く日々が続きました。

ある日夢を見ました。
母と私と妹と3人で電車に乗っています。
それは淡い水彩画のようなメルヘンチックな電車と風景でした。
駅について、私と妹が母に
「さあ、お母さん。はやく家に帰ろう。」
と声をかけると 母が
「お母さんは、行けないの。お母さんはこの先に行かなくっちゃいけないの。お父さんと○○(弟の名前)の面倒宜しくね。お母さんいつでもあなた達のこと見守っているからね。」
と・・・
妹はわんわん泣き出してお母さんに抱きついて、
「あたしもお母さんと一緒にいくよ!!」
母は、
「あなたはまだ来ちゃだめ。こっちは、悲しいとか辛いって感じることもないけど嬉しいとか楽しいって事もないのよ。」

目が覚めて 私も泣きました。
次の日の夜 妹に
「お姉ちゃんこんな夢見たよ。」
と話を聞いたときは
同じ日に同じ夢を見るなんて不思議な事があるんだなーと思ったんですが、きっと夢ではなく、母が私たちに逢いに来てくれたんでしょうね。







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母のデジカメ

2008.01.03 (Thu) Category : 誰も信じない人へ

以前、母がデジカメを買って嬉しそうに色々撮ってたけど、そのうちメモリがいっぱいになったらしくてメカ音痴な母は
「ねえ、これ写らなくなっちゃったんだけど…」
と遠慮気味に相談してきたけど、漏れは面倒くさかったから
「なんだよ、そんなの説明書読めばわかるよ! 忙しいからくだらないことで話しかけるなよな!」
と罵倒してしまった。
その母が先日亡くなった。
遺品を整理してたら件のデジカメを見つけたので、なんとはなしに撮ったものを見てみた。
漏れの寝顔が写っていた。
涙が出た。







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