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都市伝説・・・奇憚・・・blog

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2024.11.28 (Thu) Category : 

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根回し

2008.01.19 (Sat) Category : 誰も信じない人へ

彼のお父さんが亡くなったときのこと。
私たちはお互い結婚するつもりだったのだけど、あちらのご両親がひどく反対していて、私はまだ会いにもいけなかった。
ある日、寝る前に彼から
「親父の調子が悪くなったから病院に行って来る」
と連絡があって、私は心配しながらも眠ったのだけど、夢の中に一人の老人が現れた。
少々薄めの頭髪、ブルーの浴衣のようなものを着てた。バックはすごく明るくて、顔はよく分からなかったけど、息子と同じ雰囲気を感じた。
で、老人と私の会話。
 老人「…あんたか」
ちょっと尋問口調で聞かれた。
 私「あ…初めまして。○○さんのお父様ですか?」
老人は黙ってうなずく。
 私「今まで本当にお疲れさまでした…一度ぜひお目にかかりたかったのですが残念です…」
 老人「(長い沈黙)……そうか…○○を頼むわ…」

 私は許してもらった嬉しさとお父様が亡くなられたことの悲しさで半泣きしながら、でも笑顔で
「はい、お任せ下さい」
と答えたら、お父様は初めてにっこりと笑い、いっぱいの光に包まれながら消えていった。

それからすぐ、枕元に置いてあった携帯が鳴って、彼が半べそかいて
「オヤジ、死んだよ…」
と。

四十九日が済んでから彼にその話をしたら驚いてた。彼は私が半分巫女体質なのを知っているので、すんなり信じてもらえた。
お父様が他の方にもどうやら根回ししてくれたらしく、急に周りの態度が軟化しだして…来年私たちは結婚します。







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親父との約束

2008.01.17 (Thu) Category : 誰も信じない人へ

俺が幼稚園ぐらいの時、どこで葬式をやったか全く覚えてないが、母方の曾婆さんの葬式の時の話。季節も全く覚えてないが、雪は降っていないな。
通夜、告別式と終わって、火葬場で荼毘に付されている間、俺は子供特有の好奇心で火葬場を駆けずり回っては親父にどやされていた。
そして、火葬が終了し、お骨拾いが始まり、親族が皆涙しながら箸で骨を拾っていたが、俺は何で皆が泣いているのか不思議で仕方が無かった。
直接縁の無い親戚で、しかも葬式の意味もワカランガキだったしな…
しかし、その時から「なぜなに系」のうるさいガキだった俺は、隣で黙って立っていた両親に、
「あれ、人間の骨じゃないよ」
って言ってた(らしい)。
母が
「黙ってなさい」
って言ってるのにも関わらず俺は
「だってあの骨、頭の骨が全く無いもん」
って言ってた(そうだ)。
火葬の際にもろい骨がほとんど粉になってしまっていたのだが、当時の俺にはそんな事は解らず、本当に失礼な事をのたまわっていた。
その時、医者だった親父は俺の前でしゃがんで笑いながら
「頭蓋骨なら、近い内に見せてやるから今は何も言わないでおきなさい」
って言ったんだ。
その時は
「ふーん」
とか思いながら、さすがに黙ってた。 

その2年後、親父が自宅で心臓発作であっけなく逝った。
俺が親父の死に目の一部始終を看取った唯一の家族だったが、当時小学校2年だった俺には、親父が倒れて死んでいく様の意味がわからなかった。
家族や親戚がバタバタと忙しく葬式を進めて行く中、俺はその時も親父の死を現実として全く受けとめずに葬儀場で駆け回って遊んでいた。
告別式が終わって火葬場に入り、親父の体が荼毘に付される間、母は俺をぎゅっと抱きしめて泣いている様なこらえている様な感じで無言だった。
俺はそんな母の感情を子供ながらに感じ取って、黙って母の側にいた。

火葬が終わって、親父の棺が乗っていた台がゆっくりと出てくる時、俺は声をあげた。
「頭蓋骨だ…」
そこには、図鑑とかで見る様な完璧な形の頭蓋骨があった。他の骨は強い火葬によって粉になっている所も沢山あったというのに。
その時、2年前に親父が笑いながら約束した事を思い出し、俺は親父が、最期の最期で俺との約束を守ってくれた事、そしてその親父は死んだ事の現実に直面し、親父の名前を何度も何度も呼びながらその場で泣いた。







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突然の腹痛

2008.01.16 (Wed) Category : 誰も信じない人へ

幼い頃の話。
私をとてもかわいがってくれていた、大好きな母方の祖母が入院していたので母と兄とお見舞いに行こうと病院に向かっていた。
病院への途中、交通量も少なく道の横に自然の花が沢山咲いているところがあるので、おばあちゃんへのお見舞いに花を取っていこうということになり車を停めた。

その途端、急に腹痛に襲われた。
私があまりにも
「痛い!痛い!」
と言うため母は
「病院に行って診察してもらおう」
と言ってすぐに車を走らせた。

病院に着くとおばさん(母の姉)がすぐに駆け寄ってきて、母に小声で何かを話した。
母は
「ここで待ってて。ちょっと、おばぁちゃんには会えないみたい」
と言い残して病院の中へ入っていった・・・
兄と2人病院の入口で迎えが来るまでずっと待っていた。
お腹の痛みは知らないうちに消えていた。

後で聞いた話、私が腹痛に襲われたくらいの時間に祖母は亡くなっていたそうです。







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