都市伝説・・・奇憚・・・blog
借金返済
2008.01.31 (Thu) | Category : 誰も信じない人へ
気持ちはわかる。
2008.01.30 (Wed) | Category : 誰も信じない人へ
学生時代に仲の良かった友達が死んだ。自殺だった。
もう何年も連絡してなかったから、どうしてそんなことになったのか、詳しい状況も理由も全然判らない。
葬式のただ中、慌ただしくしているご両親に訊ねる訳にもいかず、ましてや、連絡をとらずにいたのは俺なんだから聞く資格もなかった。ないと思った。
それでも彼の母は、ずっと前に数回遊びにいったきりの俺の顔を覚えていてくれた。
当時の俺たちのことを懐かしそうに、泣き笑いの表情で話すのを聞きながら、心臓掴まれたみたく胸が痛くなった。
お前には言わなかったけど、俺、引き篭りになりかけてたんだよ。
連絡とらなかったんじゃない、とれなかったんだ、恥ずかしくて。
挙げ句自殺未遂もした。ぎりぎりで助かったけど。
自殺未遂をやらかしたことを、俺は悪いと思ってなかった。
色々事情もあったし、あの時の俺はそうするしか仕方なかったんだって。
なんとか立ち直ってからはすっかり忘れた気になって、一人暮らしを始めて仕事が軌道に乗ってからは実際ほとんど忘れて、その頃のことなんか思い出しもしなくなってた。
葬式の後、帰ってから実家に電話した。母親が出た。
話しながら、彼の気配を感じた。
あんなこともあった、こんなこともあったと、帰りの電車でずっと奴を思い出していた俺の、ただの気のせいかもしれないけど。
そのまま少し話をして、切る直前にひとことだけ、ごめんと言った。
この10年間、どうやっても出なかった謝罪の言葉がはじめて、口をついて出た。
電話の向こうで母親は絶句して、泣いているようだった。
電話を切って、俺も泣いた。
お前も色々辛かったんだろう。
昔の俺みたいに、そうするしか仕方なかったのかもしれない。
この世界は時々、もの凄く生き難いし、ひと足先におりてしまったお前を残念に思っても、責めることは俺にはできない。
出来るならもう一度ぐらい声聞きたかったけど、まあそのへんは俺の自業自得だ。
お前の分までとは言えないけど、俺はこっちでもうちょっと頑張ってみるから、もう少しだけ待っててくれ。
ここ読んでたら、どうしても書きたくなった。
心霊あまり関係なくてスマソ。
物が壊れる日
2008.01.29 (Tue) | Category : 誰も信じない人へ
僭越ながら、涙ちょちょぎれるタイプの話ではないんだけど…
祖父が亡くなってからしばらく経ち、独り残された祖母の家の整理を手伝っていた時でした。冷蔵庫が壊れかかってた。
ちょうど自宅のストーブも今朝がた壊れた、てこともあり、父が車で冷蔵庫とストーブを買いに出かけた。
玉突き衝突に巻き込まれてしまった。4台の車がぶつかり合う割と大掛かりな事故。
運が良かったのか、玉突き衝突の車両の中間部だったはずの車に乗ってた父は、奇跡的に怪我ひとつなし。
電話で連絡を受けて家族であたふたしていた時のこと。ふとカレンダーを目にした母が
「あ、もしかして今日って…」
そう、祖父の四十九日だった。
祖父が、車とストーブと冷蔵庫を、彼岸に持っていったんだろうか。
後日談。
その話を、自称霊感あるらしいんだ、ていう知人に話してみたところ、
「おじいさんの四十九日になって、モノが一斉に壊れた、てのが面白いね」
とのこと。
もしも祖父が冷蔵庫やストーブ、車を壊すような状況に持っていった、と考えるとそれらの物は使い続けていると良くないことが起こるかもしれなかったのかもね、と付け足された。
ふーん、なんて聞いてたけど、なんとなく思い当たることもある。
祖母は賞味期限には興味を示さず、やばそうなものまで平気で冷蔵庫に保管する悪癖がある。
壊れかけた冷蔵庫に入れていたら、余計に物が痛むのが早くなること。
ストーブにしても、灯油漏れが何回かあったような使ってても怖かった物だったこと。
車にしても、車検まで数カ月(その車検で廃車確定、くらいの中古車)だったこと。
最初は
「あの世でも冷蔵庫やストーブが必要なんだろうかね」
なんて笑ってたけど、もしかしたら祖父には感謝するべきなのかもしれない。せめて胸の中で。ありがと、じいちゃん。