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都市伝説・・・奇憚・・・blog

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2024.11.28 (Thu) Category : 

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母の悲しみ、子の寂しさ

2008.03.14 (Fri) Category : 誰も信じない人へ

最近亡くなった某霊能者の話。

昔から、お盆になると亡くなった人が帰ってくるといいます。
この日になると、玄関の前できびがらを燃やし、仏壇には野菜や果物をそなえて霊を慰めるのです。
今は少なくなりましたが、昔はどこの家でもやっていました。

さて、私が小学生だった頃、私達の遊びの輪の中に、その年の初めにお母さんが病気で死んでしまった、4歳くらいの小さな女の子が居ました。
その子の家はいつも皆で遊んでいる広場のすぐそばにあり、この日も夕暮れになって、広場からこの子のお婆さんが家の前でお盆の火をたいているのが見えました。
すると突然、その女の子が、
「あーっ!おかあちゃんがかえってきた!」
と大きな声を出してかけて行ったのです。
広場のはずれの方、かけて行くその後姿を見ていると、ふっとわいたように、その子の前方に白い着物を着た女性が立っていました。
「おかあちゃ~ん!」
女性はにこやかに笑うと、その子の手を取り、すべる様に家へと入っていきました。

私が見たこのお母さんの姿はこの世のものではなく、お盆で家に帰ってきた母親の霊でした。
当時はなんとも思いませんでしたが、今思い返してみると胸に迫るものがあります。
まだ幼い子供を残して亡くなった母親の悲しみ、母を失った小さい女の子の寂しさが、心に押し寄せてきます・・・。


最近、俺の周りで子持ちが多くなったせいか、こういう話にめっきり弱くなっちまった。







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マリンの鈴の音

2008.03.13 (Thu) Category : 誰も信じない人へ

自分のうちにいた猫が昼間犬に噛まれて死んでしまった
夜になり家族揃い色々猫の話をしていた時、父が「おお今鈴の音が聞こえなかった
か?」って言い出しましたが他の人には聞こえませんでした。風呂から出た父が
「今また鈴の音が聞こえた」

猫はなき声が小さいために鈴を鳴らしてなき声の代わりにしていたし、鈴の音って他の鈴と違いが判る物で父が
「あれは絶対マリン(猫)のだった」
と言い張りました 

「きっとお別れに着たんだよ」
と言うことになりましたが、自分に聞こえないのが悔しくて
「おい マリン 俺にはお別れないのか?」
なんていって寝ました 

夜中に一瞬目が覚めると、なんと鈴の音が! しかもつい数時間前まで聞こえていたマリンの鈴の音が聞こえました。
「あ~俺にもお別れいいに来てくれた」
って思い怖い気はしませんでした。 

実は自分は一度寝ると夜中に起きることなんてほとんど無いために本当にお別れに言いに来たのだと思っています







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哀しそうなばあちゃん

2008.03.12 (Wed) Category : 誰も信じない人へ

小学生の頃大好きだったばーちゃんが死んだ。
不思議と涙は出なかったのだけど、ばーちゃんが居ない部屋は何故か妙に広く感じて、静かだった。

火葬が済んだ後、俺は変な気配を感じるようになった。
テレビを見てるとき、トイレに行く途中の廊下、誰かが俺を見ているようだった。
なんとなく「ばーちゃんだな」と思ったけれど、そのときは別に気に止めなかった。

次の日、眠りにつこうと布団に入りウトウトしていると突然金縛りにあった。
金縛りは初めてだったのでかなりビックリしているとドアの方から鈴の音が聞こえてきて、だんだんこっちの方に音か近付いてくる。 

目を開けるのが怖かったので頑なに目を閉じていたけれど、目の奥にばーちゃんの姿が見えた。
馬鹿な俺はそのときパニック状態になり何故可愛がってくれた俺をこんな怖い目に遭わせるんだ、と心の中で
ばーちゃんをけなし続けた。 

すると目の奥のばーちゃんは少し悲しそうな顔をして、鈴の音が小さくなると共に消えていった。
金縛りが解けた後は怖かったので布団に潜り眠った。 

次の日の朝、なんとなくばーちゃんの部屋に入り一緒に折った折り紙の鶴などを眺めていた。
昨日の出来事を思い出したりしてばーちゃんは何がしたかったのだろう等考えていたらとっさにある事を思い出した。 

あの鈴の音。
ばーちゃんの財布に付いていた、猫と鈴の付いたヒモ。
俺はとっさにタンスを開けてばーちゃんの財布を取り出した。
財布の中には少しのお金と、封筒。
その封筒を開けてみると便せんに癖のある字でこう書かれていた。 

「甘いものばかり食べていると虫歯になるから控えなさいね テレビゲームのやりすぎもほどほどに。 おばあちゃんいつもお前の事を心配して見守っているからね。少しだけどこのお金で何か買いなさい。」
昔の千円札が一枚入っていた。

あのときばーちゃんはこれを渡したくて俺の部屋に来たのだろうか。
そんな事も知らずにばーちゃんを貶した自分。
あのときの悲しそうな顔をしたばーちゃん。

俺はばーちゃんが死んでからはじめて泣いた。









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