都市伝説・・・奇憚・・・blog
子供を守る光
2008.07.03 (Thu) | Category : 誰も信じない人へ
小児病棟でのクリスマス会のこと。
クリスマス会のためにドクター&ナースの方々は子供たちが楽しめるようにと毎晩遅くまで準備し、劇や歌をプレゼントしてくれます。
みなさんの子供たちに対する優しい気持ちと、劇をみて喜ぶ子供たちの笑顔に、私もこの時ばかりは穏やかな気持ちになれました。
病院内では写真などめったに撮るものではないですが、この日ばかりは記念にと写真担当の看護士さんがパチパチ撮っていました。
…現像してビックリ。
私は心霊写真のようなものはあまり信じていないのですが、この時の写真だけは神様か天使がその場にいたとしか思えない不思議なものでした。
出来上がった写真は子供たちを包む光で一杯だったから。
中でも特に印象的だったのはYちゃんという3歳の女の子を撮った写真なのですが、Yちゃんの後ろには光で出来た天使の羽が移り、その両目にははっきりと金色のベル(ツリーに飾るような感じのもの)が写っていました。
よく見てみれば見えないこともないといったものでなく、あまりにハッキリと写っていたので知らない人に見せた時は合成写真だと思ったくらいです。
その時入院していた子供の全員が元気になった訳ではないですし、その後にお星様になってしまった子供も何人かいます。
でもこの写真を見てから、子供たちを守っている何かが絶対ある!と信じるようになりました。
本当は出来るなら、みんな、みんな助けて欲しいですが、、
最後のあいのり
2008.07.02 (Wed) | Category : 誰も信じない人へ
数年前、高一の頃の話です。
私にはKという彼氏がいましたが、学校が別なこともありほとんど接点がなく、放置状態でした。
それから同じクラスのTという男の子ととても仲がよかったのですが、彼とは恋愛関係というより親友に近い感じでした。
Tは、別のクラスにMという彼女がいました。こちらは私とKと違い、誰もが認めるような仲良しな2人でした。
MはいつもTのいる私のクラスに来ていたので、いい子ではあったけれど、自分のクラスにはあまり友達がいないみたいでした。
私とTは部活をしていましたが、Mはしていなかったので、Mはよく先に帰りTは私と帰ることが多かったです。
夏休み後の秋のある日、私が部活を終えて教室に戻ると、Tが一人でいました。Tも部活が終わったようでした。
私はいつも駅から自転車通学なのですが、その日はたまたま朝バスか何かで来ていたので、駅まで歩かなくてはいけなかったのです。
これはラッキーと思って、Tに駅まで乗せていってもらおうと考えました(Tと私は路線が違いましたが乗る駅は同じでした)。
しかしTは
「今日は行くとこがあるからだめ」
と断りました。
珍しいなーと思いつつ、教室を出るTを見送って、私も帰りの支度をし、教室の鍵を職員室に返してから校舎を出ました。
それから門を出ようと自転車置場の脇を通ると、けっこうのんびりしていたのに、そこにはまだTがいました。
私が
「まだいたの?」
と聞くと、Tは
「やっぱり乗せてってやる」
と言いました。ヘンに思いながらも、私はTの後ろに乗りました。
ふだん私とTは、冗談を言い合ったり、会話が絶えることがなかったのですが、なぜか2人とも口を閉じたままで、気まずくなりました。
しばらくして、突然Tが言葉を発しました。
「俺、お前のこと好きだったかも。」
正直嬉しかったです。私の彼氏は名ばかりで、実際にはほとんど会ってすらなかったし、好きでもありませんでした。
私の返事を待たずにTは続けました。
「でもMが俺のこと好きだって告ってきたから。俺、Mも好きなんだ。ごめんな。」
「だからってわけじゃないけど、お前は彼氏と仲良くしたほうがいいよ。」
珍しく妙に説教くさいTの言葉に、私はなんで?と聞き返しました。私は、Tの私が好きという発言ではじめて、
本当に好きなのは誰なのかに気付いたと思ったのです。
Tは
「お前の彼氏はお前が好きなんだから仲良くしてやれ」
のようなよく意味のわからないことを言っていました。
私はTの顔が見たかったけれど、後ろに座っていたので無理でした。
その後もTは
「Mは友達が少ないから、友達になってやって」
だとか
「親は大事に汁」
だとか、説教を続けていました。
私はわけがわからなくて、ほとんど黙っていました。
駅につくと、Tはなぜか私を駅の前に降ろして自分は自転車のままどこかへ行こうとしました。
「どこ行くの?」
と聞くと、Tはまた曖昧な答えを返して、
「じゃあね」
と手を振りながら、どこかへ行ってしまいました。
予想つく方もいらっしゃると思いますが、その晩、Tの訃報が連絡網で伝わってきました。
交通事故だったとのこと。
おかしいのは、事故が起こった時間と、私とTが一緒にいた時間が、かなり近いということです。
事故が起こった場所は、私たちの通学路の途中でしたが、私たちは事故の現場らしきものは見ませんでした。
ということは、あの時一緒にいたTは本物? しかしTは、自分が死ぬことを知っているような口調で、私に話をしました。
さらに教室で会ったときに
「行くところがある」
と行っていたのも、買物ならよく一緒に行ったのに、なぜ一人で行きたがったのか?
もしかして天国のこと?などなど、疑問が多く残ります。
とりあえずあの後、私はTのいいつけを守って(?)、Kとも仲良くなったし(今は別れましたが)、Mとも友達になりました。
言っていたこととか、正直うろ覚えですが、Tのことはずっと忘れないと思います。
人のために
2008.07.01 (Tue) | Category : 誰も信じない人へ
スマソ
酔っぱらった勢いで書かせてもらう。
こういう事は本当に信じてないけど、俺の人生で一度だけ魂の存在を信じたくなった話し。
俺には、大好きな叔父さんがいた。
子供の時から、ものすごく可愛がってもらった。
だけど、俺が高校の時に亡くなってしまった。
「叔父さんが死んだ」
と聞いた時、顔の血の気が引くってのが、こういう事なんだと分かった。
通夜に行って、亡骸を見ると、なんか幸せそうな顔して布団の上に横になってた。
泣くんじゃなくて、涙がものすごい勢いで流れて、ずっと、叔父さんの手を握ってた。
線香を絶やしてはいけないって事で、叔母さんが徹夜してたんだけど、俺も一緒にいさせてもらった。
ぼーっとして、叔父さんの顔見たり、立ち上る線香の煙を見ていたような気がする。
俺がぼーっとしてると、なんか、肩をトントンって叩かれた。
「誰だ?」
と思って振り返っても誰もいない。
また、ぼーっとするとトントン。
それを何度か繰り返した時、コトッと隣の部屋から音がした。
理由は分からないけど、ものすごく気になって見に行ってみると、そこには叔父さんが愛用してた机があって、
その机に置かれてある本の一冊が手前に倒れていた。
その本を手にとって開くと、俺のアルバムだった。
叔父さんの子供はみんな女の子で、カレの身近で男の子は俺だけだったらしい。
その本は、俺のアルバムだった。
沢山の写真があって、一枚一枚に、丁寧に色々な事が書いてあった。 他愛もない事や、自分の夢。
そして、その時、俺は言葉では言い表せないけど、ものすごく温かな何かに抱きしめられているような気がした。
俺は魂や霊ってのは信じないけど、あれは、きっと叔父さんだったと思う。 叔父さんの香りがいた。
叔父さん、俺は色々な事をがんばってる。
それは、きっと仕事だったり、私生活だったり、もしかしたら趣味かもしれない。
だけど、叔父さんの口癖を決して忘れない。
「人のために生き、人を愛して死ね」
叔父さん、ありがとう。
マジでありがとう。