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都市伝説・・・奇憚・・・blog

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2025.03.15 (Sat) Category : 

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被害者の警告

2007.11.21 (Wed) Category : 人を信じすぎる人へ

俺がテレクラにはまっていた頃、埼玉の元風俗嬢から聞いた話。 
彼女は男に貢いで借金をこさえ、デートクラブで働く羽目になったそうだ。 
仕事を始めて一月くらい経ったある夜、彼女は鶯谷のホテルで客をとることになった。 
金のためとはいえ、嫌な仕事。 
頭痛と少し吐き気がしたそうだ。 
彼女の悪い予感はどうやら当たったらしい。 
ホテルの部屋にいた相手は、銀縁メガネで一九分け、痩せ型で神経質そうなリーマン風三十男。 

「その人インポだったのかもね」 
男はいらいらしながら事細かに注文を付けたという。 
顎と手首がしびれてくるまで彼女は奉仕して、さすがに弱音を吐いた。 
「しょうがないな。じゃあ背中マッサージしてよ」 
男は不機嫌そうに言うと腹ばいになった。 
マッサージを始めて彼女は気づいた。 
男の肩甲骨のあたりに赤黒い引っかき傷がある。 
「ああ、何かすごく背中痒いんだけど、ちょっと掻いて」 
彼女は言われるまま爪を立てた。 
すると薄明かりの下、背中の真ん中にミミズ腫れが浮き上がった。 
「確かに文字だったよ」 

ニ ゲ テ だったと思う。 

彼女はひどく寒気がしたそうだ。 
そして、何も見なかったことにして、時間が過ぎるのを待った。 
腹ばいになっていた男はなぜかうっすら汗をかいており、熱いなあと呟きながら、シャワーを浴びると言い出した。 

彼女はその隙に服を着て帰り仕度をした。 
「何か調子でてきた。延長するよ」 
男はナニをさすりながら、バスルームから出てきたそうだ。 
「ええっ?私じゃ駄目だから・・・、チェンジしたほうが・・・」 
「大丈夫だよ。さっ、続きをやるから脱いで脱いで」 
男はせかすようにそう言ったかと思うと、突然険しい顔つきになった。 
そして、彼女の背後、部屋の隅のほうをじっと睨みつけたという。 

「何だよ。またお前かよ。邪魔ばっかしやがって」 
あっけにとられて彼女は振り返る。 
そこには誰もいない。 
「ぼうっと突っ立ってんじゃあねえよ」 
男は誰かを怒鳴りつけている。 
「何か言ってみろよ」 
彼女は瞬時に理解したそうだ。 
(こいつは人殺しだ) 

「でね、やっぱりそうだったのよ。事件のこと、新聞に出たんだから」 
「ええっ!まじでえ」 
俺は興奮して聞いた。 
「その男が殺人事件起こしてたの?」 

 ガチャッ。プッ、ツーツーツー。 

俺はなぜか焦って、早々に店を出た。 







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ゴスロリババア

2007.11.21 (Wed) Category : 人を信じすぎる人へ

5年ほど前俺が高校生だったときの話だ。 

運動会で掲げる「クラス旗」を作るため友人数人と夜遅くまで学校に残っていた。 
工業高校で夜間の授業もあるため夜遅くてもそれなりに校内に人はいた。 

突然校内アナウンスが。 
「今は図書室、これから図書室おまえらなjlhぇうっかう゛ぇあじぁmこ;」 
最後の方はよく聞き取れなかったがお婆さんの声のようだった。 
異様な空気を感じた友人達も、変な声だっただの婆さんの声だっただのと 言い、ひとしきり気味悪がったアト肝試しのノリで図書室に行くことになった。 

図書室に行く途中またアナウンス。 
「先程アナウンス機器に不具合が生じ誤った校内放送が流れてしまいました。繰り返します~…」 

幽霊の正体みたり云々とはこのことか、と興ざめしつつも 
「でもひょっとしたら幽霊のひとつやふたつ」と俺たちは一応図書室に向かった。 
図書室のやや手前にある機械工業科準備室(イメージが伝わりにくいかも知れないがドリルやら電気ヤスリやらがおいてある)に先生方が6人。 
中には俺の知らない先生もいらしたが体育の先生方がほとんど。 
そして一人のフリフリ、今は「ゴシックロリータ」ってェのかな、そんな感じの服装の老婆が先生方に囲まれて椅子に座っていた。後に友人が言うには老婆の足下は靴下でウォーターポンププライヤー(レンチのでっかいの)がひとつ床においてあったそうだ。 

その老婆の顔が結構なモノで、「新耳袋」だかなんだかの映画の宣伝、そのラストに出てくる、バスケットボールをもってこっちに走ってくるお婆さん。あのお婆さんの頬にショッキングピンクの頬紅をでたらめに塗ったくった異様な化粧。 

その老婆が俺たちに気づき、「このぼけあmkljlJIL」と、口走り立ち上がってこっちに来ようとしたが先生方に取り押さえられた。恥ずかしいことだがおれはそのとき裏声で悲鳴を上げてしまった。 
「落ち着いて!ね、ええから落ち着いて!」 
先生方もあわてて老婆をクールダウンさせようとなだめる。 

ドラマみたいな光景に入り口付近で固まっていると、「破戒僧」とあだ名される先生が準備室の中を見せないよう入り口を遮り 
「お前らもう遅いから帰りなさい」と言った。 

老婆のことを尋ねられるような雰囲気ではなく、俺たちはもとの部屋に戻った。 
「おいアレきちがいと違うか」「さっきの図書室の放送って…」 
「あの顔みたか、あの顔」「みたみた」等々会話を交わし、早々に解散した。 

その老婆が新聞やニュースで取り上げられることはなかったが今でも俺はあの顔を忘れていない。 

あの老婆の足下のウォーターポンププライヤーは誰かがしまい忘れたモノだと信じたい。







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2007.11.21 (Wed) Category : 人を信じすぎる人へ

つい最近、経験した、俺的に洒落にならない怖い話。幽霊とかじゃないんだけど。 
バイクが趣味でお盆休み一杯、帰省もかねてあちこちをウロウロしてた。 
で、休みの最終日の夕方、また一人暮らしのワンルームマンションに帰ってきた。 
一週間、誰一人入る者のいなかった独身男の部屋は、むわっと蒸し暑い。 
クーラーをつけて熱いシャワーを浴びて、ビールのカンを空けてソファーに座り、ひといきついたその時。 

ジジジジジジジジジジジジジジジジ! 

部屋の中に大音量で奇妙な音が鳴り響いた。 
音がした方向を見て、俺は「え!?」と固まった。 
白い壁に、蝉、蝉、蝉。蝉が10匹ほどとまっていた。 
そのうちの一匹が、人の気配を感じてか、急に鳴きだしたのだ。 
気持ち悪い。だが、俺も男だ。別に、虫が怖いわけでもなし。 

どこから入ってきたのだろう?換気扇? 

などと思いながら、壁の蝉の群れに近づいて、ぞっとした。 
その蝉の、一匹一匹が、壁に虫ピンで固定されていた。 
鳴いた蝉以外の他の蝉は、既に死んでおり、すっかり乾燥していた。 

とりあえず、警察を呼んだ。盗られたものなし。 
変質者の仕業であろう、と言う結論に。 
カギをかけ忘れた小窓から進入した可能性あり、と。 
5Fなんだけどね、俺の部屋。 

蝉の乾燥の具合の程度が異なることから、 
何日にもわたって変質者が俺の部屋に居座った可能性もある、とのこと。 
あらかじめ、死んだ蝉を持ち込んだ可能性もあるけど。 
生きた蝉もいたことから、最悪、その日の朝くらいまで変質者が居た可能性も・・・。 
さすがに気持ち悪かったので、冷蔵庫の中のもの、飲みかけのウィスキーのボトルの中身、全部捨てた。 

蝉と虫ピンは、警察が全部持っていった。







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