都市伝説・・・奇憚・・・blog
犬の世話
2008.01.04 (Fri) | Category : 人を信じすぎる人へ
オカンから聞いた、ある夫婦の話(実話)
子供も独り立ちし、夫婦と愛犬とで生活していたそうです。
ある日、奥さんは友人から
「お互い子供も独り立ちしたし海外に遊びに行かない?」
と誘われ、旦那さんに行っても良いか相談すると
「自分一人と犬の世話ぐらいは出来るから、ゆっくりしといで」
と言ってくれたそうです。
その後、奥さんが海外(どこかは解りませんが)でのんびりしていると、旦那さんの会社の人から連絡があり、旦那さんが亡くなったので至急戻って来て下さい、という電話を受けました。慌てて家に戻りどういう経緯か会社の人に尋ねたそうです・・・
ちょうど奥さんが海外に出発した日から旦那さんは会社に来なくなったけど、非常にまじめな人だったので会社の人たちも
「珍しいなァ、風邪でも引いたのかなぁ」
と話して いたそうですが、2,3日経っても連絡が無い。
一週間ほど経って
「おい、何かあったんじゃないのか?」
と流石に異常を感じて、
「ちょっと様子を見に行こう」
と同僚数人が家に向かったのです。玄関前で何度呼んでも返事が無いので大家さんに鍵を開けてもらって中に入ると旦那さんは台所で倒れていて、側で犬が悲しそうに佇んでいたそうです。直ぐに警察に連絡をし、調べてもらうと脳溢血で亡くなったとの事でした。
ここまでは怖くも何とも無いのですが、疑問が残ることはありませんか?
旦那さんは奥さんが旅行に出発した日に倒れて、会社の同僚が駆けつけるまでの一週間犬には誰が餌を与えていたのか?って・・・
・・・犬は亡くなった旦那さんの体を一週間食べていたそうです。
どんなに可愛がっていても、やっぱり畜生なんだね。背に腹は変えられないんだね。
ってオカンは言ってました
赤い液体
2008.01.02 (Wed) | Category : 人を信じすぎる人へ
田舎から出てきたばっかりで警戒心などない僕はドアを開けた。
すると四十過ぎのおばさんと若い女の子が立っていた。女の子が可愛らしい感じの子で、見とれてるとおばさんが最近、少年犯罪が多発してるのでアンケートにご協力下さいと言ってきた。
暇だった僕は簡単に了承した。
最初の方は少年犯罪に関する質問だったがそのうち質問の内容が恋愛、結婚といった内容に変わっていった
ちょっと不審に思いながらもアンケートは終わった。
アンケート用紙を鞄にしまったおばさんが小さい小瓶に入った赤い液体を取り出した。そして僕に言った
「これ飲んで貰えますか?」
「はっ?」
僕は唖然として聞き返した。
「これ飲んで貰えますか?怪しいものとかではないから大丈夫ですよ。だだのワインですから」
おばさんは笑いながら赤い液体が入った小瓶を僕に渡そうとした。
「嫌ですよ。そんなの飲めるわけないじゃないですか」
僕は気味が悪くなり強い口調で言った。
おばさんはそれにもひるまず飲んでと必要に勧めてきた。隣の女の子も大丈夫ですからと言って勧めてきた
困った僕は「アルコール駄目なんですよ。アレルギーなんです」と嘘と吐いた。
「ちょっとですから大丈夫ですよ」
おばさんは笑いながらまだ勧めてきた。
「アルコール飲むとアレルギーで死ぬかもしれないんですよ。死んだら責任取ってくれるんですか?」
そう言うとおばさんはやっと引き下がりパンフレットを僕に渡し残念そうな顔をして女の子と一緒に帰っていった。
そのパンフレットに載っていた写真の男に見覚えがあった。一時期、壺を高額な値段で売りつけたり大勢の合同結婚式を挙げるなどして話題になった某宗教団体の代表だった。
おばさんが勧めてきたあの赤い液体はただのワインだったのでしょうか?
つくづく飲まなくてよかったと思いました。
茂みの中から
2007.12.31 (Mon) | Category : 人を信じすぎる人へ
私の怖かった体験です。2年くらい前、山陰の方へ一人旅をしました。
夜中に山の中を車で走っていたのですが、尿意を催したので車をわきに停めました。
その日は曇っていたため星もなく、街灯なんかもちろんないので真っ暗です。
試しに車のライトを消してエンジンを切ると、ほんとになんにも見えないくらいの暗闇でした。怖かったんですが、怖さを楽しみたかったのでそのまま外へ出て、ほんとに手探りのような感じで車から離れ、茂みのほうに向かって行き、そこで小便をしてその近くで座り込んでタバコを吸っていました。時間がたって少しくらいぼんやりと回りが見えるようになったんですが、やっぱり暗闇は暗闇でした。
煙草も吸い終わり、そろそろ戻ろうかと思ったときです。静寂の中で何か音が聞こえました。
葉が擦れ合う音です。ガサガサっと、私の位置から道路の反対側の森の中で聞こえます。
私は驚いて、おもわずその場に身体を低くして四つん這いのような恰好で音のほうを見ました。
しばらくして、またガサガサっと音が鳴り、何かが出てきました。
動物かなにかわからないんですが、怖かったので私はずっと息を潜めています。
それは道路を横切り、ヒタ、ヒタ、と変な音の足音で反対側に消えて行きました。
距離は私から10メートルくらいだったと思います。
話はそれだけなんですが、ぼんやり輪郭が見えたとき、それは私には人間のように見えました。
熊かとも考えたのですが、熊が出るような場所でもないそうです。そして、あの足音が動物にしては変だったように思うのです。
時間は夜中の3時くらいでした。近くに民家なんかありません。もし人だったら、そんな時間にそんな場所で何をしていたのだろうと考えるとすごく怖いです。
しかも道路を歩かずに山の中へ消えて行ったのですから。
怖くなかったらすみません。