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都市伝説・・・奇憚・・・blog

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2025.03.12 (Wed) Category : 

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子供と外食

2008.08.03 (Sun) Category : 人を信じすぎる人へ

子供連れで外食店に出かけた時のことです。

お昼時ということもあって店内は混んでいましたが、タイミングよく人数分の空席が確保できたので、私達家族は早速そこにおさまりました。
初めての外食に息子も大喜びです。
そんな息子を見てると嬉しくなって、私もおどけて料理を注文しました。

その直後のことでした。
不意に、強烈な、焼け付くような怒りの視線を背中に感じたのです。
視線は空席を待っている不健康そうな一人の痩せた男からのものでした。
男はすぐに私から視線を外すと、店内にいた客をイラついた眼差しで睨みはじめました。
好奇心を覚えた私は、さりげなく男を観察していました。

それからしばらくして男は空いた席に座ったのですが、隣にいた客の一言に再び、先程と同じような狂気に満ちた視線で隣にいた人を睨みつけるなり、
「フザけんな、テメー!」
と立ち上がって叫んだのです。店内は一瞬にして静まりかえりました。

まるで店内の客は全員敵だと言わんばかりの憎悪と敵意が宿った鬼気迫る眼差しを爛々と光らせて。
しかも、よく聞き取れない小声でブツブツと何かをつぶやき続けてもいます。
男の異常な反応に、余計なトラブルに巻き込まれることを怖れた私は家族を急き立て、食事もそこそこにその店を後にしました。

それからしばらくしてのことです。
この2ちゃんに吉野屋コピペが貼られたのは・・・・・。









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床屋

2008.08.02 (Sat) Category : 人を信じすぎる人へ

“S(東京都内)”と言う町に引越した。
引越してきたばかりで、何も知らないし友人もいないので日曜日は、近所の食物屋、雑貨屋などを探すのが決まりとなっていた。

或る日曜日に久々に床屋に行くことになり近くで探すことにした。
私は元来待つのが大嫌いなので、込んでいる床屋は駄目なのでなかなか見つからなかった。
電車で遠くまで出ようかと思ったとき駅の裏側に床屋を見つけたので覗くことにした。

窓から中を見ようとしたが良く見えなかったので、扉を開けて中を覗うことにした。
扉を開けたら、ちょっと薄暗く黴臭かった。
中には誰もいなかったのでそのまま帰ろうと思った。

その時、店の奥から「どうぞ。」とちょっとこもった声がした。
声の主は、店の電気をつけるとのっそり出てきた。
私は、「結構です。」の言葉を言い出せずにふらふらと彼の声にさそわれるように店の中に入っていった。
「どうぞ。」店主は席へ座るように促した。

そこには席が三つ有ったが、右側には何か荷物が乗せてあり比較的きれいに見える真ん中の席に座った。
その椅子は昔はすごく高級だったと思われる黒い革張りの椅子であったが、微妙に湿っていて、中の綿がほとんど抜けていてすっぽり包み込むというより後ろからしがみつかれている感じすらした。

部屋の中を見渡すと古新聞や雑誌等がそこ等重に積重ねられ埃が積もっていた。

右側の席の荷物を確かしかめようと首を傾けるとそこにも古新聞が載せられていて、その上に普通の床屋にも良く置いてある髪型のデザイン用の首だけのマネキンが置いてあった。

そのマネキンは、まるで子供の悪戯の様に適当に切られてあり、片目は白くにごりひび割れてあり、もう片方の眼は私をじっと見ていた。

店主は音も無く後ろに立っていて、私にまえかけ(床屋で切った髪避けのための)をかけてくれた。それも少し湿っていて、生乾きのまま取り込んだ洗濯物のような匂いがした。
「今日は、どうします?」
その問に少しでも早くこの店を出て行きたい私は、
「適当にざっと切ってください。急いでますので。」
というのがやっとだった。

さらになんだかいつもの床屋とも妙に違和感があった。
店の汚れ、乱雑さ、普通はかかっているラジオやテレビの音も無く清潔であるはずの床屋の妙な黴臭さ。
そう、これは空家の匂いである。

さらに、目の前に普通の床屋であるはずのものが無かったのである。
そう、鏡がないのである。

自分の後ろに刃物を持った男が居て、その表情が何もわからないと言うのがこんなに怖いとは始って知った。
しかし、後ろを振り向いて店主の顔を見る勇気も無かった。

無論、刺されることも無く、剃刀で首を切られることも、脅されることすらなかったが(だから、当然のようにこの話を書きこめられるのだが)何度も書き直したが、あの時の恐怖はここに全て書けてはいない。

普通の怪談話だと、後で見るとその床屋は廃屋で・・・という落ちになるだろうがいまでも、その床屋の3色灯は回っていて営業を続けているみたいだ。

それ以来私は、人の多い床屋に行くようにしている。









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占い師

2008.08.01 (Fri) Category : 人を信じすぎる人へ

これは、或るスタジオミュージシャンがラジオで話していたものですので御存知の方がいらっしゃるかも知れませんが・・・。

家族ぐるみでつきあっていた占い師がいました。
占い師と言うより近所のおばちゃんとしてつきあってましたが、時々
「今度大きな仕事がはいるわよ。私が力を入れてあげとくからね。」
と云われた2~3日後、CMの仕事が入る。
なんてことが何度かあり、「さすが・・・」と思ってました。

CMの仕事が増えだし、収入も上がったので近くのマンションを(中古ですが)買った後、それが始まり出しました。
まず、子供の体中に湿疹が出来始め、私も妻もおかしな夢を良く見るようになりぜんぜん眠れなくなりました。
占い師のおばちゃんも心配し始め、子供の見舞いがてら看に来てくれました。

その時、急に
「子供をこの部屋に寝せていてはいけない。」
と言うなり、子供を抱きかかえ居間の方へ連れて行き、
またその部屋に戻り、
「こっちのほうから妖しい気が感じる・・・。ここね。」
エアコンの裏をさぐるなり
「前の住人かしら、変なことをして行ったわね。」
そうつぶやきながら私にあるものを見せました。

それは、髪の毛で割り箸のかけらみたいなものをぐるぐる巻きにした不思議なものでした。
「強い呪いがかけられてるよ。どうするの。一番良いのは引っ越すことかもね。」
その時、子供がひどい目にあっていることと、此の侭引越すのは、逃げていくみたいでいやだたことで、おばちゃんに尋ねました。

「この呪い祓えませんか?」
「少し高いわよ。それでよければ・・・。まあ、このおばちゃんに任せなさい。」

そして、次の日おばちゃんは、どこから持ってきたのか沢山の御札を部屋中に貼り、ちっちゃな香炉みたいなものの上で護摩を焚いていくつかの呪文をとなえ・・・。
「これで、良いはずだけど。まあ、暫く様子をみましょう。」
そう云っていましたが・・・。

なんと、次の日から子供の湿疹は治り始め、おかしな夢を見なくなり、これですべて終わったとそう思いました。

おばちゃんに電話でそのことを話すと、ずいぶん貰ったから心配してたのよ。
巧くいかなかったら怒られると思って・・・。などと喜んでいました。

しかし次の日から、またおかしなことが始まりました。
朝、玄関の前に泥をちでこねたようなもので作ったものが置いてありました。
そのことをおばちゃんに話すと血相を変えてやってきた。

「とんでもないことになったわね。これからどうするの。」
「戦いますよ。妻や子供を守らなきゃ。手伝ってくれますよね。」
「任せときなさい。出来る限りのことはしrてあげるから。」

しかし、・・・血の泥団子が置かれるとおばちゃんのお払いをすると言ういたちごっこが数回続き、おばちゃんへの礼金も私の年収に近い額になり精も根も就きかけ始め、どうしようかと思った頃おばちゃんが一つの方法を提案してきました。

引越したふりをして、相手を安心させ暫く時間を作りその隙に対抗策を考えると言うものでした。
巧くいけば、完全に引越したものと思ってくればすべて終わるのでは・・・。
そう考え、妻と子供は妻の実家へ、私は、仕事もあるのでスタジオ、ビジネスホテルあるいは、友人宅へ等を泊まり歩いていました。

しかし、いつまでもそうしてもいられないので、10日ほど経った頃一旦様子を見るのとこれからの生活に必要なものもあるので、家に戻りました。妻も子供を実家においてこれからの事を話し合う為に二人で泊まりました。

次の日、玄関の扉を開けるとそこには、昨晩までは無かったあの血で練られた泥団子が置かれていました。
この方法でも駄目なのかと落胆していると妻が
「私、見たのよ。泥団子置いている人。」
「誰なんだそいつは。」
「・・・・・・・あのおばちゃんが、朝早く玄関の前に置いていたの。」

後日談
おばちゃんにそのことを問いただすとそんなことはないの一点張りだったが、
「妻とあなたとでは妻の方を信じます。全部とは云わないがせめて半分は返してもらえないですか。」
・・・
「解ったわよ!」
とおばちちゃんはそういったけど次の日夜逃げしていた。









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