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都市伝説・・・奇憚・・・blog

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2025.03.09 (Sun) Category : 

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山中のコンビニ

2010.10.25 (Mon) Category : 人を信じすぎる人へ

832 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/07/30 11:28
心の傷が癒えてきたのでレスします。

6年前つきあっていた彼氏と旅行に行きました。
N県の山中で周りに何もないのにコンビニがあったんです。
多分、旅行者が立ち寄るんだろうと思いました。

彼氏がずっと車を運転してくれていたので、私はちょっと休もうかと、彼氏に提案したのです。
彼氏が、ついでにジュースでも買ってくるわ。ってコンビニに入ったんですけれど30分しても戻って来なく、不思議に思ってコンビニに入ると店員がレジで漫画を読んでいる以外誰もいませんでした。

店員に、
「ここに30分ぐらい前に男の人きましたよね?」
って聞いたんです。

そしたら店員は、
「あぁ、その人ならコーヒーを二つ買ってすぐに出ていったよ。」
って答えたんです。

私、その瞬間身体じゅうの毛が逆立つような寒気を感じてそのコンビニから走り出て車に飛び乗りました。
後ろも振り向けないまま必死に運転してT市の交番にかけこみました。
彼氏は何かに巻き込まれたのだと直感で思ったのです。

だって、私も彼氏もコーヒーは大の苦手で、彼氏はコーヒーを飲んだらお腹を壊してしまうぐらいで、絶対に絶対に買ったりするはずが無いんです。

あの店員の顔今でも忘れません。
彼氏はあれからどうなってしまったのでしょうか。


 








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ハサミ女

2010.10.21 (Thu) Category : 人を信じすぎる人へ

332 :本当にあった怖い名無し:2009/06/15(月) 04:52:42 ID:D68LnZOG0
人から聞いた話だから真偽は知らんけど投下。

近所に「ハサミ女」と呼ばれる、頭のおかしい女がいた。
30歳前後、髪は長くボサボサで、いつも何かを呟きながら笑ってる、この手の人間のテンプレート。

呼び名の通り、常に裁ちバサミを持っていて、シャキシャキと虚空を切っている。
刃物携帯だし、よく警官に注意され、連れて行かれるところを皆が見ているが、本人が温厚(?)な為か、女の自宅付近にしか出没しない為か、そこまでの危険視はされてなかったらしい。

友人が小学校を出る頃には、引っ越したのか死んだのか、いつのまにか姿を見なくなっていた。

で、友人が中学生時代のある日、数人と肝試しをしようという話になった。
場所は、今は無人となっているハサミ女の家。
山の入口に近く、人気のない場所にポツンと立っている、トタン張の平屋だ。

盛り上がって向かったはいいが、暗くて不気味、雰囲気満点の家の様子に、みなすっかり怖気づいていた。
だが友人は同行してた女子にいいところを見せたかったらしく、一人、室内に入っていった。
(逆に空気読めてないよな、と後の友人は言ってた。俺もそう思うw)

さて、室内は、ゴミやら毛糸玉やらが散乱して、足の踏み場もない状態。
だけどまあ、特に何が出るといういわくがあるわけでもない。

3部屋ぐらいしかない室内をぐるっと歩き、見回った証拠に持って帰れるモノはないか、と物色していた。
んでクローゼットを開いたら、グラリと大きなモノが倒れ掛かってきた。

パニックになりながらも友人が見たソレは、巨大なぬいぐるみ。

ただし、様々なぬいぐるみの頭部だけを乱暴に縫い合わせて人の形にした、百目みたいなシロモノ。
犬、猫、テディベアといったものからグリコのおまけみたいな小さい人形まで、無数の頭がくっついていたという。

友人は半泣きで逃げ出し、肝試しは大失敗に終わった。
しかも後日、誰かが先生に告げ口したらしく、こっぴどいお叱りまで受ける羽目に。


さらに、嫌な後日談がひとつついた。
肝試し事件もあってか、近隣の人だか警察だかが、ハサミ女の家を調べにいったらしい。
そこで、ハサミ女の遺体が見つかった。

場所は、友人に倒れ掛かってきたぬいぐるみの、中。

死因は定かではないが、ハサミ女は、自分で自分の身体にぬいぐるみの頭部を縫いつけていったらしい。
友人は気づかなかったが、リアル動物の、ひからびた首も縫われていたそうだ。


真偽はどうでもいいのだけど、そんな話を食事しながらしないで欲しい。
話中の友人の空気が読めてないところにだけは、リアルだなー、と思った。


 








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読心術

2010.10.19 (Tue) Category : 人を信じすぎる人へ

505 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/07/28 10:55
三年ほど前の夏の話。

友人の部屋で大学の講義をさぼり、何するでもなくダラダラしていた。
他愛も無い馬鹿話、その中で友人がふとこんな事を口にした。

「なあ、もしこの世に読心術できる奴がいてさあ、俺が今読心術の出来る奴っているのかなあって考えてる事も読んでるって考えてるのも読んでるのかなあ?」

…人間、暇になると何て非生産的な事を考えるんだとその場は苦笑していたのだが、翌日からそいつが音信不通になった。

落とせないゼミにも顔を出さず、一緒だったバイトも無断欠勤した。携帯も通じない。
そんな事が三日ばかり続き、さすがに何かあったかと部屋を訪ねて行った。

部屋の前まで来ると、中から妙な音が聞こえる。人の歌のような、機械音のような音。
思いきって開けたドアの向こうに彼はいた。カーテンを締め切った真夏の部屋。
その真中で彼は歌っていた。直立で、一点を見たまま声を枯らして。


放心している彼を何やかやとなだめすかし、事の次第を聞いた。
私と馬鹿話をした日の夜だったという。寝いりばなに電話が来たのだという。

「あの…」
聞いたことの無い、掠れた女の声だったという。声が小さくてよく聞こえない。
「…ない…よ」
はぁ?
「きょう…だれ…」
どなた?
「…おも…じゃな…」

同じような言葉をニ三度繰り返した後、沈黙が流れた。
気持ち悪くなった彼が受話器をおこうとした時、はっきりとした声で女が言った。

「あなたが今日思った事、誰にも言うんじゃないよ」

それから三日、何も頭に浮かべないように、歌い続けていたのだという。


 








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