都市伝説・・・奇憚・・・blog
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日記
2010.12.12 (Sun) | Category : 人を信じすぎる人へ
260 :本当にあった怖い名無し :2010/11/28(日) 10:10:41 ID:MYh63clq0
ただの実話。
数年前、実の祖母が亡くなった。母方の祖母。
祖母はド田舎の家に一人で暮らしていて、そこへ定期的に様子を見に行ってた親戚が死んでいるのを発見したらしい。
身内で遺品を整理してたら日記らしきものが出てきた。亡くなるひと月前くらいまで、ほぼ毎日付けてたみたい。
最近の日付のところには、
「あの女に殺される、○○子に殺される」
って何度も書いてあった。
「○○子が夢に出てくる」
とも。下手だけど、小さい女の子のイラストも描いてあった。
○○子って、私の名前なんだよね。
私は小さい頃から祖母に嫌われていた。
住んでるところも遠いし、長期休暇に訪ねるくらいだったんだけどね。
最初は、容姿について乏すくらい(私と父は、ちょっと田舎では目立つ)。
でも段々と嫌がらせされるようになった。
親戚みんな集まった宴会で裸にされたり。
町長だか何だかのおっさんと売春させられそうになったり。
極めつけは祖母の住んでた例の家の一室に、頭の足りない人が隔離されてて、そこに意図的に閉じ込められたこと。
その人はなんら無害な人だったけど、祖母が陰で「犯されればよかった」という類のこと言ってるのを聞いた。
だから私もこの祖母は心底嫌いだったし、思い出すにつけ死んでしまえと思っていた。
だからその日記見て、
「ああ、呪いってあるんだな」
って思った。
日記は普通の本の中に紛れさせて持って帰って、ゴミに出した。
見つけたのが自分で、ほんとによかったと思う。
なんで今更こんな話を投下したかというと、先日私の叔母が若くして亡くなったから。
私は、性格も外見もあのババアにそっくりな母もその姉妹も大嫌い。
だから、馬鹿ばかしいけど、ひょっとしたら自分のせいかもって思いがありまして。
もしもそうだったら、次は母かもな、って。
(※白さんからの投稿です。ありがとうございました)
ただの実話。
数年前、実の祖母が亡くなった。母方の祖母。
祖母はド田舎の家に一人で暮らしていて、そこへ定期的に様子を見に行ってた親戚が死んでいるのを発見したらしい。
身内で遺品を整理してたら日記らしきものが出てきた。亡くなるひと月前くらいまで、ほぼ毎日付けてたみたい。
最近の日付のところには、
「あの女に殺される、○○子に殺される」
って何度も書いてあった。
「○○子が夢に出てくる」
とも。下手だけど、小さい女の子のイラストも描いてあった。
○○子って、私の名前なんだよね。
私は小さい頃から祖母に嫌われていた。
住んでるところも遠いし、長期休暇に訪ねるくらいだったんだけどね。
最初は、容姿について乏すくらい(私と父は、ちょっと田舎では目立つ)。
でも段々と嫌がらせされるようになった。
親戚みんな集まった宴会で裸にされたり。
町長だか何だかのおっさんと売春させられそうになったり。
極めつけは祖母の住んでた例の家の一室に、頭の足りない人が隔離されてて、そこに意図的に閉じ込められたこと。
その人はなんら無害な人だったけど、祖母が陰で「犯されればよかった」という類のこと言ってるのを聞いた。
だから私もこの祖母は心底嫌いだったし、思い出すにつけ死んでしまえと思っていた。
だからその日記見て、
「ああ、呪いってあるんだな」
って思った。
日記は普通の本の中に紛れさせて持って帰って、ゴミに出した。
見つけたのが自分で、ほんとによかったと思う。
なんで今更こんな話を投下したかというと、先日私の叔母が若くして亡くなったから。
私は、性格も外見もあのババアにそっくりな母もその姉妹も大嫌い。
だから、馬鹿ばかしいけど、ひょっとしたら自分のせいかもって思いがありまして。
もしもそうだったら、次は母かもな、って。
(※白さんからの投稿です。ありがとうございました)
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日教組こわい
2010.12.10 (Fri) | Category : 人を信じすぎる人へ
66 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/08/11 22:51
今から14年前の小3の時の話です。
国語の授業で自分の父親について作文を書くという課題があって、順番に教壇の前で読み上げることになりました。
男子のH君の番になって、彼は
「僕の父は空自のパイロットで、僕も将来は父の様なパイロットになりたいです」
という内容の作文を発表しました。
私は単純にH君の父チャンカックイーとか思ったのですが、担任の女教師のE(40代)はH君が作文を読み終わるやいなや、いきなりフルスイングのビンタでH君を張り倒し、
「其処に正座しなさい!」
と言って教壇の上に座らせました。
それから授業を中断してEの演説が始まりました。曰く
*自衛隊は人殺しの集団
*そこに所属するHの父は悪=Hも悪
*私達は先祖の犯した過ちをアジア諸国に謝罪しなければならない←???
当然H君は大泣き。
が、Eは演説を続行。時折
「静かにしなさい!」
といってビンタを食らわせて、Eの演説は授業時間を大きくオーバーして終了しました。
しかし事態はこれで収まりませんでした。
学年で私のクラスだけ毎週金曜日の放課後に「クラスの反省会」というのがあって、順番にクラスメートの欠点を互いに批判し合うという、今から考えると赤軍の総括のようなHRがあり、その週の会でH君はEによって再び槍玉に挙げられました。
「皆でH君を善人に生まれ変わらせましょう」
という名目で、クラスメート全員に順番にH君を批判させ、結局H君は登校拒否になってしまいました。
その事にEは反省するどころか、
「悪人が居なくなって清々した」
という発言をしてました。
恥ずかしい話ですが、当時私は
「ちょっと可愛そうかもしれないけど、H君が悪いのだから仕方ない。第一先生が言ってるのだから間違いない」
と思ってました。
今から考えると、Eはその他にもバリバリ左翼的な発言を日頃から連発してて厨房になるまで私は「中韓マンセー!日本は謝罪シル!」て具合に洗脳されてました。
某新聞の投稿に
「新聞の投稿覧に載る中高生の投稿は、何故左翼的な内容ばかりなのか?真に民主主義的な教育が学校で為されているならば、右左両方の内容の投稿があるはずなのにおかしい」
という投稿が載ってましたが、少なくとも私の消防時代はかなり偏った教育を受けたと思います。
今から14年前の小3の時の話です。
国語の授業で自分の父親について作文を書くという課題があって、順番に教壇の前で読み上げることになりました。
男子のH君の番になって、彼は
「僕の父は空自のパイロットで、僕も将来は父の様なパイロットになりたいです」
という内容の作文を発表しました。
私は単純にH君の父チャンカックイーとか思ったのですが、担任の女教師のE(40代)はH君が作文を読み終わるやいなや、いきなりフルスイングのビンタでH君を張り倒し、
「其処に正座しなさい!」
と言って教壇の上に座らせました。
それから授業を中断してEの演説が始まりました。曰く
*自衛隊は人殺しの集団
*そこに所属するHの父は悪=Hも悪
*私達は先祖の犯した過ちをアジア諸国に謝罪しなければならない←???
当然H君は大泣き。
が、Eは演説を続行。時折
「静かにしなさい!」
といってビンタを食らわせて、Eの演説は授業時間を大きくオーバーして終了しました。
しかし事態はこれで収まりませんでした。
学年で私のクラスだけ毎週金曜日の放課後に「クラスの反省会」というのがあって、順番にクラスメートの欠点を互いに批判し合うという、今から考えると赤軍の総括のようなHRがあり、その週の会でH君はEによって再び槍玉に挙げられました。
「皆でH君を善人に生まれ変わらせましょう」
という名目で、クラスメート全員に順番にH君を批判させ、結局H君は登校拒否になってしまいました。
その事にEは反省するどころか、
「悪人が居なくなって清々した」
という発言をしてました。
恥ずかしい話ですが、当時私は
「ちょっと可愛そうかもしれないけど、H君が悪いのだから仕方ない。第一先生が言ってるのだから間違いない」
と思ってました。
今から考えると、Eはその他にもバリバリ左翼的な発言を日頃から連発してて厨房になるまで私は「中韓マンセー!日本は謝罪シル!」て具合に洗脳されてました。
某新聞の投稿に
「新聞の投稿覧に載る中高生の投稿は、何故左翼的な内容ばかりなのか?真に民主主義的な教育が学校で為されているならば、右左両方の内容の投稿があるはずなのにおかしい」
という投稿が載ってましたが、少なくとも私の消防時代はかなり偏った教育を受けたと思います。
奇妙なセミナー
2010.11.30 (Tue) | Category : 人を信じすぎる人へ
567 名前:奇妙なセミナー 投稿日:03/08/08 23:10
これは私が幼稚園の年長(?)から小学校低学年の頃に体験した話です。
幼稚園年長(多分)の頃のある夜、母にそっと起こされ、着替えさせられて車に乗せられた。
車は見た事も無いような暗い裏道を通り、何処かへ向っていく。
小声で何処へ行くの、と訪ねると母は、セミナーへ行くのよ、と呟いた。
暫く走った後、そこに着いた。建物の玄関には薄ぼんやりとした明かりを放つランプが置かれていて、中には明かり一つ無く、幼い私は何となく恐怖を覚えた。
私はそこで、いろいろ変な体験をすることになる。
そこではまず最初に、親と別れ、暗室の中で他の数人の子供と一緒に映像を見せられた。
目が一つの女性の顔(コラ?)が飛び交っていたり、ひたすらうねっている青い画面だったり、動物の顔で人間の体の人(コラ?)が歩いていたり、そういう感じの映像だったと思う。
私も他の子供も、怖がることも騒ぐこともなく静かに見ていた。
映像を見た後には、別の部屋で銀はがしをしたり、ぬりえの一種?(何か絵に点々が書いてあり、その点々を濡らすと色が出てきて塗れるようになっていた)をしたりしていた。
それが終わったあとは親が部屋に迎えにきて、帰った。
結局私は、とある出来事があった日まで1年くらいそこへ通っていた。
深夜に車に乗って何処かへ出かけることは楽しくもあったし、帰りにコンビニでお菓子を買ってもらえたりもしたので、結構喜んで通っていたと思う。
その日いつものようにセミナーに行き、暗室で映像を見ていたときに無性にトイレに行きたくなり、外に出たが、いつも使っているトイレが使用中止だった。それで上の階のトイレに行ったが、初めて来た階だったので帰り道がわからなくなってしまった。
まぁ誰か大人の人に聞けばいいや、と思って適当に歩いていると踊り場に出た。
4階へと続く階段には、進入禁止の札がかかっていた。
2階への階段を行けば多分もといた所へ帰れたのだろうが、何故かその時は上の階に行ってみたくなり、少しワクワクしながら進入禁止の札をくぐって上の階へと行った。
4階には、廊下の突き当たりに古びたシャッターがあるだけで、何も無かった。
なぁんだ、つまらない、と思い、帰ろうとすると、シャッターの横にもうひとつ階段があるのを見つけた。階段にはまた侵入禁止の札がかかっていて、明かりも何もついていなかった。
また私は札をくぐり、階段を上った。
5階にはやはり明かり一つなく、薄暗かった。
廊下は4階のようにまっすぐではなく、ドアが沢山あり、みんな鍵が閉められていた。
何となく心細くなりつつも、とにかく行きあたりまで行ってみようと思い、先へ進んだが、なかなか行き当たりに着かない。もう帰ろうかな、と思いはじめた頃に、やっと行き当たりまでたどり着いた。
行き当たりにはドアが一つあり、鍵がかかっておらず半開きになって明かりが漏れていた。
きっと誰か大人の人がいるな、もといた所まで送り届けてもらおう!と思い、半開きのドアから中をのぞいた。
中には男の人が数人、テーブルを囲んで何か真剣に話し合っていた。照明はテーブルの上に一つライトがあるっきりで薄暗いので顔はよく分からなかった。
私は何だか声をかけるのも躊躇われて、しばらく部屋をのぞいていた。
意を決して話し掛けようとした時、話し合っている男のひとりが不意にこっちを見て、何してるんだ!と叫んだ。
私が驚いて何も言えずに立ちすくんでいると、男は立ち上がり、ガバッとドアを開けた。
そして子供の私を見て安心したのか表情を緩め、どうした、迷子か、と聞いた。
私が、そうです、なんかトイレに行ったら帰れなくなって、大人の人を探してて・・・と言うとその男は他の人に、ちょっとこの子を下に送ってくるから、と言い、ドアを閉めた。
その男は結構若かったと思う。たぶんおっさんじゃなかった。
それで男と二人で廊下をてくてく歩いていくと、廊下に自動販売機が何台もズラーと並んでいるところに出た。
男は、ジュース飲むか?と言った。私が飲むというと、男は金を渡し、好きなのを買え、と言った。
その自動販売機で売られているジュースは、何故かどこでも見かけたことがないようなものばかりだった。不思議に思いつつも、適当に選んで買った。
買ったあとも、見たこともないジュースばっかりだ、せっかくだから他のもみよう、と思って、自動販売機の列をずっと進んでいくと、突き当たりにドアがあった。
何気なしに、ドアノブに手を伸ばすと・・・「ガチャガチャガチャッ」その途端、ドアノブが激しく回り始めた。びっくりして手を引っ込める私。音に気がついて、男が凄い勢いで駆け寄ってくる。
「開けるな!」
そのまま男は私の手をぐいぐい引っ張って薄暗い廊下を歩いていく。背後ではまだドアノブがガチャガチャ回り続けている。
自動販売機からだいぶ離れたところで男はようやく私の手を離した。そこは、行きで通った、ドアがたくさんある所だった。
(もう少しで階段のところだ・・・)ほっとする私。
だが、次の瞬間、「ガチャガチャガチャッ」後ろのドアノブがすごい勢いで回り始めた。
さらにそれに共鳴するかのように、右のドアノブも、左のドアノブも、「ガチャガチャガチャッ」と回り始めた。
男はまたぐいぐいと私の手を引っ張り始めた。
小声で
「どうしたの?」
と聞くと、男は
「うるさい!なんでもない!」
と怒鳴る。
が、ますますドアノブの回る音は大きくなっていって右のドアも左のドアも後ろのドアもガチャガチャガチャガチャ・・・
その日はいつもよりも早く帰された。そして、その日以来、二度とそのセミナーに行くことはなかった。
あの時、ドアノブの向こうには何があったのだろう。
これは私が幼稚園の年長(?)から小学校低学年の頃に体験した話です。
幼稚園年長(多分)の頃のある夜、母にそっと起こされ、着替えさせられて車に乗せられた。
車は見た事も無いような暗い裏道を通り、何処かへ向っていく。
小声で何処へ行くの、と訪ねると母は、セミナーへ行くのよ、と呟いた。
暫く走った後、そこに着いた。建物の玄関には薄ぼんやりとした明かりを放つランプが置かれていて、中には明かり一つ無く、幼い私は何となく恐怖を覚えた。
私はそこで、いろいろ変な体験をすることになる。
そこではまず最初に、親と別れ、暗室の中で他の数人の子供と一緒に映像を見せられた。
目が一つの女性の顔(コラ?)が飛び交っていたり、ひたすらうねっている青い画面だったり、動物の顔で人間の体の人(コラ?)が歩いていたり、そういう感じの映像だったと思う。
私も他の子供も、怖がることも騒ぐこともなく静かに見ていた。
映像を見た後には、別の部屋で銀はがしをしたり、ぬりえの一種?(何か絵に点々が書いてあり、その点々を濡らすと色が出てきて塗れるようになっていた)をしたりしていた。
それが終わったあとは親が部屋に迎えにきて、帰った。
結局私は、とある出来事があった日まで1年くらいそこへ通っていた。
深夜に車に乗って何処かへ出かけることは楽しくもあったし、帰りにコンビニでお菓子を買ってもらえたりもしたので、結構喜んで通っていたと思う。
その日いつものようにセミナーに行き、暗室で映像を見ていたときに無性にトイレに行きたくなり、外に出たが、いつも使っているトイレが使用中止だった。それで上の階のトイレに行ったが、初めて来た階だったので帰り道がわからなくなってしまった。
まぁ誰か大人の人に聞けばいいや、と思って適当に歩いていると踊り場に出た。
4階へと続く階段には、進入禁止の札がかかっていた。
2階への階段を行けば多分もといた所へ帰れたのだろうが、何故かその時は上の階に行ってみたくなり、少しワクワクしながら進入禁止の札をくぐって上の階へと行った。
4階には、廊下の突き当たりに古びたシャッターがあるだけで、何も無かった。
なぁんだ、つまらない、と思い、帰ろうとすると、シャッターの横にもうひとつ階段があるのを見つけた。階段にはまた侵入禁止の札がかかっていて、明かりも何もついていなかった。
また私は札をくぐり、階段を上った。
5階にはやはり明かり一つなく、薄暗かった。
廊下は4階のようにまっすぐではなく、ドアが沢山あり、みんな鍵が閉められていた。
何となく心細くなりつつも、とにかく行きあたりまで行ってみようと思い、先へ進んだが、なかなか行き当たりに着かない。もう帰ろうかな、と思いはじめた頃に、やっと行き当たりまでたどり着いた。
行き当たりにはドアが一つあり、鍵がかかっておらず半開きになって明かりが漏れていた。
きっと誰か大人の人がいるな、もといた所まで送り届けてもらおう!と思い、半開きのドアから中をのぞいた。
中には男の人が数人、テーブルを囲んで何か真剣に話し合っていた。照明はテーブルの上に一つライトがあるっきりで薄暗いので顔はよく分からなかった。
私は何だか声をかけるのも躊躇われて、しばらく部屋をのぞいていた。
意を決して話し掛けようとした時、話し合っている男のひとりが不意にこっちを見て、何してるんだ!と叫んだ。
私が驚いて何も言えずに立ちすくんでいると、男は立ち上がり、ガバッとドアを開けた。
そして子供の私を見て安心したのか表情を緩め、どうした、迷子か、と聞いた。
私が、そうです、なんかトイレに行ったら帰れなくなって、大人の人を探してて・・・と言うとその男は他の人に、ちょっとこの子を下に送ってくるから、と言い、ドアを閉めた。
その男は結構若かったと思う。たぶんおっさんじゃなかった。
それで男と二人で廊下をてくてく歩いていくと、廊下に自動販売機が何台もズラーと並んでいるところに出た。
男は、ジュース飲むか?と言った。私が飲むというと、男は金を渡し、好きなのを買え、と言った。
その自動販売機で売られているジュースは、何故かどこでも見かけたことがないようなものばかりだった。不思議に思いつつも、適当に選んで買った。
買ったあとも、見たこともないジュースばっかりだ、せっかくだから他のもみよう、と思って、自動販売機の列をずっと進んでいくと、突き当たりにドアがあった。
何気なしに、ドアノブに手を伸ばすと・・・「ガチャガチャガチャッ」その途端、ドアノブが激しく回り始めた。びっくりして手を引っ込める私。音に気がついて、男が凄い勢いで駆け寄ってくる。
「開けるな!」
そのまま男は私の手をぐいぐい引っ張って薄暗い廊下を歩いていく。背後ではまだドアノブがガチャガチャ回り続けている。
自動販売機からだいぶ離れたところで男はようやく私の手を離した。そこは、行きで通った、ドアがたくさんある所だった。
(もう少しで階段のところだ・・・)ほっとする私。
だが、次の瞬間、「ガチャガチャガチャッ」後ろのドアノブがすごい勢いで回り始めた。
さらにそれに共鳴するかのように、右のドアノブも、左のドアノブも、「ガチャガチャガチャッ」と回り始めた。
男はまたぐいぐいと私の手を引っ張り始めた。
小声で
「どうしたの?」
と聞くと、男は
「うるさい!なんでもない!」
と怒鳴る。
が、ますますドアノブの回る音は大きくなっていって右のドアも左のドアも後ろのドアもガチャガチャガチャガチャ・・・
その日はいつもよりも早く帰された。そして、その日以来、二度とそのセミナーに行くことはなかった。
あの時、ドアノブの向こうには何があったのだろう。
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