見える人

普通に妖怪見える16才少女の話。
普段からﾌﾂｰに小鬼とか見えるそうな。いじめとかに会うと『俺がやってやろうか？』とか相談に乗ってくれるナイスガイらしい。
大物はやはりあまりいないみたい。天狗みたいなものには山で三回位会っただけなんだそうな。
小さい頃はもっと沢山見えていたそうで、何だかわけわからん『～○～』みたいな形のｲｷﾓﾉとか沢山見かけたらしい。
大きくなるにつれ段々と見えなくなり去年ビルの上を飛んでいる『翼だけ』を友達と一緒に見たのが最後なんだって。
ただの妄想とも嘘とも思えない話。
子供ってアルんだかナイんだか微妙なものが見えますね。内面世界と外面世界の境界が曖昧みたいです。しかしながら内面世界は何故だかどこかで外面世界と繋がっていたりするみたいです。

（東行さん提供）

四十九日

うちのオヤジは、多少霊感あるらしく。祖母が死んで、四十九日後の明け方。
仏壇がガタガタ揺れる音を聞いて呼び鈴？もチンチン鳴ったらしい。
もちろん母は別の部屋で寝てた。

（青さん提供）

三話

山口県に元銅山を洞窟みたいにしたテーマパークあるですよ。
元銅山だから当然死んだ方も多いわけで。余程霊感ない方でも普通に何か飛んでるのが見えるはずですよ。
何だか半透明のメロメロしたものが飛んでましたな。これも人によって見え方違うんだろーね。

僕が結婚するちょっと前にじぃさん死んだですよ。もう死ぬっていう数日前『俺今度結婚するんだよ。今度嫁連れてくるからね』とベッドに寝てるじぃさんの手を握って報告したですよ。
それから何年かたってアルバムのじいさん見た嫁が『あっ！この人夢で見た事ある！』って。
嫁見に来たんなら俺んとこにも出てこいよな、じぃさん。

またじぃさんの話。
葬式でみんな集まってる時三歳の甥が天井指差して『じぃちゃん！じぃちゃん！』って。
あ～やっぱし飛んでたりするんだなぁ。

（東行さん提供）