近づく足音

お久しぶりです。
母がまだ学生だった頃に体験したお話です。

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７月の蒸し暑い日の夜、母は深夜まで試験勉強をしていました。

集中力が切れかけてきたとき、シーンと静まり返っているのも落ち着かず、ラジオをつけたそうです。季節が季節だったせいか、つけた番組では『怖いレコード特集』を放送していたそうです。ホラー好きと言うこともあり、母はそのままラジオを聞きながら勉強を続けました。

そして、２時になるくらいで勉強を切り上げそのまま床に着きました。電気を消し、再び静まり返ると先程まで聞いていたラジオの内容を思い出してしまいガタブルしていたそうです。

すっかり怖くなってしまった母は部屋の扉を開け、頭を扉に向けて目を瞑りました。(話してくれたときには、逆に閉めた方が怖くないのにね、と笑っていましたが(笑))

母の部屋は２階、階段を上り右側に２つある部屋の奥側にありました。


暫くうとうとしていると、ギシッギシッと１階で誰かが歩いているような音がしているのに気づきました。家族全員２階で寝ており、しかも２、３時に起きている人はいるはずない。
戸締まりは確認したし、誰かが下に降りる音もなかった…

怖いラジオを聞いたから幻聴でも聞こえるんだろうと無理矢理理由を作り、固く目を瞑って耐えようとしました。
すると、足音はゆっくり階段を上り始め２階へ…明らかに此方へ向かってきていました。

ギシッギシッ

とゆっくり近づいており、遂に母の部屋の前へ来ました。しかし、ピタッと音は止んだそうです。
やっぱり気のせいだったと気を抜いた瞬間、耳元でギシギシギシギシッ！と激しくなり始めたそうです。
暫く耳を塞いで耐えようとしましたが、止まない音にイラッとしたらしく、「うるさいっ！いい加減にしろ！」と一喝。
同時に音もピタッと止み、それ以降鳴ることはなかったそうです。


これが母が体験した最初で最後の霊体験です。



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最後まで読んでいただきありがとうございました。

この話を聞いたとき、私は母の気の強さに笑ってしまいました(笑)


（※鱒さんからの投稿です。ありがとうございました）

　

お数珠

久しぶりの投稿です。
ちょっと長いので苦手な方はスルーお願いします。

数年前、母はとある占い師からパワーストーンを寄せ集めた小さい数珠をもらった。早速、もらった日から母は手首につけ始めた。

昼間は勿論のこと、夜寝る時もそれを着用した。
着用して２～３日、母は嬉しそうな顔をしていた。

話を聞くと、何と夢に曾祖父が現れたという。曾祖父は幼かった母の面倒を良くみてくれ、ひ孫である私にもとても優しかった。とても温厚な人であったが、私が小１の時に亡くなってしまった。

母も大好きな曾祖父がいなくなって酷く悲しんだ。その曾祖父が母の夢の中に現れたのだ。母はたいそう嬉しかったであろう。

しかし、また数日経ったある日、母は疲れてそうな顔していた。
そして私にこう話してきた。


母「なんか怖い夢見ちゃった…」
私「どんな？」
母「夢の中で色々な人達が、手招きしてるの。」
私「え、なにそれ？」


なんと母の夢の中に死んだ親戚の人々が次々と現れたという。しかも、母のことを知らないはずの人まで母の名を呼んで、「こっちに、おいで」と言っていたそうだ。
目覚めが悪いわけである。

それ以降、母は手首から数珠を外し、家の何処かに封印した。
数珠を外してからは、無数の死者による手招きも無くなり、ぐっすりと眠れるようになったという。

私も実は、母から学業成就として同じような数珠を貰っていたのだが、付けていても成績が上がることはなかったので、どっかに置いてきてしまった。


（※火巳ヶ家さんからの投稿です。ありがとうございました）

　

ブレスレット

はじめましてm(__)m
いつも楽しみに拝見させていただいてます(^O^)

私の体験した実話は、２年前、毎晩２時か３時頃になると金縛りにあっていた私、(お経が聞こえて、大名行列？みたいなのがみえる)ある日付き合っていた彼に相談したら彼のブレスレットを貸してくれました。

その日ブレスレットを枕元に置き眠りにつくと、いつも通り金縛りになり、お経が聞こえてきたので、やだやだと思ったその時、男の腕だけが現れ、私の耳を塞いでくれました。

えっ？と思った時には金縛りが解けてました。それ以来金縛りにあっていません！

その腕は彼の腕と信じてます。(彼とはその後結婚したので、今は旦那です。)なぜなら旦那は腕に墨を入れてるのですが、その腕だけにも墨がありました。

長文駄文すいません。ただ私的に不思議だったので、投稿してみました(・・;)

（ののさんからの投稿です。ありがとうございました。一部改行させていただきました）