都市伝説・・・奇憚・・・blog
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ねこたま父奇憚(3)
2011.06.16 (Thu) | Category : 体験特集
5:ねこたま : 2011/06/16 (Thu) 01:48:15
父を含めた3馬鹿が年頃になった頃の話しです。
(父曰く本当は3羽烏らしいんだけどね)
当時、毎日の様に飲み歩いていたそうで、ある日いつもの帰り道に、凄い美人が3馬鹿を見ていたらしい。
その女性は通りに面した垣根の向こうの柿の木の下で、白地に楓の柄の着物を着た、上品な美人だったそうです。
それからそこを通る度にその美人は3馬鹿達を見ていたので
「あの女、俺達を誘っているに違いない!誰が先にあの女を落とすか賭けよう」
と言う話しになりました。
父は若い頃、とてもモテていたので、自信満々で真っ先に名乗りを挙げて、垣根を潜り抜けると、その女性は何処かへ逃げてしまったそうです。
それから暫くは毎日交代で、垣根を潜り抜け女性を口説こうとしたのですが、いつも逃げられてしまい、頭にきた父達は
「あの女は俺達をからかってるんだ!」
とそこを通るのをやめたそうです。
数ヶ月後
父がたまたま昼間にその道を通った時、垣根の向こうに警察と人だかりが見えて、何事かとそこにいた人に聞いたそうです。
聞くところによると、垣根の向こうの家に資産家の爺さんが住んでいて、若くて美しい嫁を迎えたのですが、その嫁が病に倒れ、寝たきりになってしまったそうです。
爺さんは寝たきりになった嫁が疎ましくなり、食べ物もろくに与えず、垂れ流しのまま死なせてしまったので、糞尿で汚れた布団ごと柿の木の下に埋めてしまっていたのがバレて、警察が掘り起こしている所だとの事。
暫く父はそれを見ていましたが、掘り起こされた布団からはみ出た布地が、あの美人の着ていた着物の柄だったそうです。
「あそこに立っていた美人は幽霊だったのかもしれんなぁ…俺は幽霊を口説こうとしたのかもしれん」
真相は分かりませんが、父は単なる偶然か見間違いかもしれないとも言っていました。
ただ、気持ち悪いので、二度とその道を通る事は無かったらしい。
もし幽霊だったら、私の父は幽霊をナンパしようとした前代未聞の大馬鹿者と言う事ですね(^ω^;)ナサケナイ…
(※ねこたまさんからの投稿です。ありがとうございました)
父を含めた3馬鹿が年頃になった頃の話しです。
(父曰く本当は3羽烏らしいんだけどね)
当時、毎日の様に飲み歩いていたそうで、ある日いつもの帰り道に、凄い美人が3馬鹿を見ていたらしい。
その女性は通りに面した垣根の向こうの柿の木の下で、白地に楓の柄の着物を着た、上品な美人だったそうです。
それからそこを通る度にその美人は3馬鹿達を見ていたので
「あの女、俺達を誘っているに違いない!誰が先にあの女を落とすか賭けよう」
と言う話しになりました。
父は若い頃、とてもモテていたので、自信満々で真っ先に名乗りを挙げて、垣根を潜り抜けると、その女性は何処かへ逃げてしまったそうです。
それから暫くは毎日交代で、垣根を潜り抜け女性を口説こうとしたのですが、いつも逃げられてしまい、頭にきた父達は
「あの女は俺達をからかってるんだ!」
とそこを通るのをやめたそうです。
数ヶ月後
父がたまたま昼間にその道を通った時、垣根の向こうに警察と人だかりが見えて、何事かとそこにいた人に聞いたそうです。
聞くところによると、垣根の向こうの家に資産家の爺さんが住んでいて、若くて美しい嫁を迎えたのですが、その嫁が病に倒れ、寝たきりになってしまったそうです。
爺さんは寝たきりになった嫁が疎ましくなり、食べ物もろくに与えず、垂れ流しのまま死なせてしまったので、糞尿で汚れた布団ごと柿の木の下に埋めてしまっていたのがバレて、警察が掘り起こしている所だとの事。
暫く父はそれを見ていましたが、掘り起こされた布団からはみ出た布地が、あの美人の着ていた着物の柄だったそうです。
「あそこに立っていた美人は幽霊だったのかもしれんなぁ…俺は幽霊を口説こうとしたのかもしれん」
真相は分かりませんが、父は単なる偶然か見間違いかもしれないとも言っていました。
ただ、気持ち悪いので、二度とその道を通る事は無かったらしい。
もし幽霊だったら、私の父は幽霊をナンパしようとした前代未聞の大馬鹿者と言う事ですね(^ω^;)ナサケナイ…
(※ねこたまさんからの投稿です。ありがとうございました)
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ねこたま父奇憚(2)
2011.06.15 (Wed) | Category : 体験特集
4:ねこたま: 2011/06/13 (Mon) 19:09:13
すいませんm(_ _)m
では、3馬鹿の退治話をもう一つ
父の村で峠に向かう山道の大木に、夜になるとギラギラと大きな光る眼で見据える大蛇が出ると噂になったそうです。
父を含めた3馬鹿トリオは、大蛇退治に行く事を決め、前もって学校をサボって木刀を作り、蛇が嫌う煙草のヤニを塗って準備しました。
夜、3馬鹿トリオで集まり、木刀を片手に大木に向かう道すがら、大蛇を退治したら食べるか、誰かに売るかで話は盛り上がり、長い山道をあっという間に登り、大木の近くまで行ったそうです。
3馬鹿の行く方向に、ボンヤリと緑色の光が見え、あれが大蛇の眼だと、3人は木刀を握り締めながら近づいて行きました。
暗がりの中、大木に巻き付く太い胴体の影と直径一尺(30センチ位)の光る眼が見えたそうです。
3馬鹿はいっせいに頭を狙い、木刀で力いっぱい叩いた時、ポコンと木魚みたいな音が鳴り響いて、手が痺れたそうです。
目をこらして見ると、大木に巻き付いた太い蔓と、そこに丸くリンが燃えて光っていたそうです。
「正体見たり枯れ尾花」私にその話しを父が話してくれた時にガッカリしたようにそう言いました。
大蛇の丸焼きも、こずかいもパアになった帰り道の長さは、忘れられない程長く、凄く疲れた上に、親に見付かり怒られ踏んだり蹴ったりだったそうです。
何故、大蛇を食おうと思ったのかは、父亡き今は謎のままです。
(※ねこたまさんからの投稿です。ありがとうございました)
すいませんm(_ _)m
では、3馬鹿の退治話をもう一つ
父の村で峠に向かう山道の大木に、夜になるとギラギラと大きな光る眼で見据える大蛇が出ると噂になったそうです。
父を含めた3馬鹿トリオは、大蛇退治に行く事を決め、前もって学校をサボって木刀を作り、蛇が嫌う煙草のヤニを塗って準備しました。
夜、3馬鹿トリオで集まり、木刀を片手に大木に向かう道すがら、大蛇を退治したら食べるか、誰かに売るかで話は盛り上がり、長い山道をあっという間に登り、大木の近くまで行ったそうです。
3馬鹿の行く方向に、ボンヤリと緑色の光が見え、あれが大蛇の眼だと、3人は木刀を握り締めながら近づいて行きました。
暗がりの中、大木に巻き付く太い胴体の影と直径一尺(30センチ位)の光る眼が見えたそうです。
3馬鹿はいっせいに頭を狙い、木刀で力いっぱい叩いた時、ポコンと木魚みたいな音が鳴り響いて、手が痺れたそうです。
目をこらして見ると、大木に巻き付いた太い蔓と、そこに丸くリンが燃えて光っていたそうです。
「正体見たり枯れ尾花」私にその話しを父が話してくれた時にガッカリしたようにそう言いました。
大蛇の丸焼きも、こずかいもパアになった帰り道の長さは、忘れられない程長く、凄く疲れた上に、親に見付かり怒られ踏んだり蹴ったりだったそうです。
何故、大蛇を食おうと思ったのかは、父亡き今は謎のままです。
(※ねこたまさんからの投稿です。ありがとうございました)
ねこたま父奇憚(1)
2011.06.14 (Tue) | Category : 体験特集
1:ねこたま : 2011/06/12 (Sun) 10:18:14
体験談でも怖くも無いので、自由帳に書きますm(_ _)m
父が小学生位の時、仲良し3人組で幽霊退治をしたそうです。
夜のお墓に幽霊が出ると、大人達が噂をしだし大騒ぎになっていて、3人組で幽霊を捕まえて見せ物小屋に売ろうという事なったそうです。
夜中に3人はコッソリ集まり、1人は虫取り網、1人は麻袋を持ち噂のお墓へ向かいました
墓場に着くと、遠目で見ても白い何かが現れてユラユラとしながら消えて、しばらくするとユラユラ現れてを繰り返す幽霊らしき姿があったそうです。
少々ビビりながらも、そこは3馬鹿の異名をとるガキ代将達、辞めようなんて誰も言えるはずは無く、恐る恐る近づいて行くと…
お墓の前に現れたのは白い野良犬
お供え物をくわえてお墓の裏に隠れて食べ、またお墓の前でお供え物をくわえてお墓の裏へ…
とりあえず3人は白い野良犬と格闘して麻袋に詰めて、お寺に持って行って事情を説明したそうです。
お寺では、沢山のお菓子と、お駄賃を貰い、誰にも話さなかったら、毎日学校帰りにおやつをくれると約束して帰ったそうです。
後日
そのお寺では大々的に御祓いだか祈祷だかが行われ、それ以来幽霊はいなくなり、とても徳の高い大和尚がいるお寺として、近所で有名になったそうです。
3人はしばらくおやつに困らず
父曰わく「あの糞坊主、あの時は大分儲けたんだろうな」と言ってました。
虫取り網で幽霊が捕まえられると思ってる程度の子供だったら口止めも楽だったんでしょうねぇ(^ω^)
(※ねこたまさんからの投稿です。ありがとうございました)
体験談でも怖くも無いので、自由帳に書きますm(_ _)m
父が小学生位の時、仲良し3人組で幽霊退治をしたそうです。
夜のお墓に幽霊が出ると、大人達が噂をしだし大騒ぎになっていて、3人組で幽霊を捕まえて見せ物小屋に売ろうという事なったそうです。
夜中に3人はコッソリ集まり、1人は虫取り網、1人は麻袋を持ち噂のお墓へ向かいました
墓場に着くと、遠目で見ても白い何かが現れてユラユラとしながら消えて、しばらくするとユラユラ現れてを繰り返す幽霊らしき姿があったそうです。
少々ビビりながらも、そこは3馬鹿の異名をとるガキ代将達、辞めようなんて誰も言えるはずは無く、恐る恐る近づいて行くと…
お墓の前に現れたのは白い野良犬
お供え物をくわえてお墓の裏に隠れて食べ、またお墓の前でお供え物をくわえてお墓の裏へ…
とりあえず3人は白い野良犬と格闘して麻袋に詰めて、お寺に持って行って事情を説明したそうです。
お寺では、沢山のお菓子と、お駄賃を貰い、誰にも話さなかったら、毎日学校帰りにおやつをくれると約束して帰ったそうです。
後日
そのお寺では大々的に御祓いだか祈祷だかが行われ、それ以来幽霊はいなくなり、とても徳の高い大和尚がいるお寺として、近所で有名になったそうです。
3人はしばらくおやつに困らず
父曰わく「あの糞坊主、あの時は大分儲けたんだろうな」と言ってました。
虫取り網で幽霊が捕まえられると思ってる程度の子供だったら口止めも楽だったんでしょうねぇ(^ω^)
(※ねこたまさんからの投稿です。ありがとうございました)
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