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都市伝説・・・奇憚・・・blog

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2025.02.03 (Mon) Category : 

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白い人

2008.01.27 (Sun) Category : ホラー・自己責任

何処に住んでいた、何処で生まれたか、は分からない人が私達の学校に転校してきました。
中学校だったから、制服を着なければならないのに、何故かその転校生だけは白い服を着ていました。

「なんで白い服を着ているの?」

と尋ねると、彼女は決まって、

「私は汚いから、服だけでも綺麗にしておかないとダメなのよ」

と答えました。もちろん他の生徒には訳が分かりませんでした。
彼女は、体育の日も、普段の日も、ずっと白い服を着ていました。
彼女が転校して来て初めての夏。プール授業がありました。
彼女は真面目だったので、プール授業に水着を着てちゃんと出ました。
他の生徒達は初めて彼女の白い服でない姿を見ました。みんなは彼女に、

「汚くないよ。普通に綺麗だよ」
と明るく言うと、彼女は
「ありがとう」
と微笑みました。
でも一部の女子は、どうしても彼女の制服姿を見てみたく、こっそりと、彼女の白い服をゴミ箱に捨て、かわりに制服を入れておきました。プール授業が終わり、彼女が着替えようとしたら・・・

「あれ?私の服は!?」
と怒り狂って暴れだしました。白い服をゴミ箱に捨てた生徒達は、
「だってあなたの制服姿・・・見て見たいわ」
と言ってしまいました。それを聞いた彼女は、悲しい表情のまま、
「だって私は汚いのよ?」
と呟いて、舌を噛んで死んでしまいました。
それからというもの、その学校の生徒にある奇怪な現象が起きるようになりました。

それは・・・1週間続く悪夢です。

1日目の夜。家の前に白い服を着た女の人・・・彼女がずっと立っています。
2日目の夜。玄関に白い服を着た彼女が、ずっとあなたを見ています。
3日目の夜。彼女があなたの服をどこかに隠してしまいます。それは決して見つけることができません。
4日目の夜。彼女がどこかであなたを見て、ずっと・・・笑っています。
5日目の夜。寝ているとき、あなたの首を絞めます。
6日目の夜。彼女が現れません。

でも絶対に安心しないでください。

7日目の夜。あなたが人形になります。植物状態になってしまいます。

そして彼女はあなたの夢の中に・・・
永久に終わらない悪夢を見せるでしょう・・・
この話を読んだ人は、たいてい上の通りになってしまいます。

でも忘れないで下さい。
影響はあなただけではないのです。
あなたの学校の生徒・あなたの周りにいる人、全員を巻き込んでしまうのですから。









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レイコさん

2008.01.26 (Sat) Category : ホラー・自己責任

戦後まもない話だ。日本中が飢えて貧乏だった時代、今まで信じてきたものが終戦を境に、一変した時代。人々は戦後の大混乱の中に、生きていた。
食うものも働くところもない時、娼婦に身を落とす女性も多かった。昨日まではいいところのお嬢さんだった女が、戦後食べるのに困って、体を売るしかない生活を強いられたこともあったのだ。

レイコさんもその一人だった。
噂では、レイコさんは北海道の生まれだとか、アジアで育った深層の令嬢だったとか、レイコさんの実父はとある有名な軍人だったとか、様々な説があるがどれも真意の程は分からない。ただ、戦後間もない頃に混乱の東京に来て、娼婦になったということだけが分かっている。

レイコさんは、不思議な娼婦だった。
当時、パンパンと呼ばれた娼婦たちにも、色々な種類があった。外国兵専門の娼婦、その中でも白人専門の娼婦、黒人専門の娼婦、日本人の高官を相手にする娼婦・・・レイコさんは、そのどれにも属していなかったという。レイコさんは、言ってみたら”変な客”専門の娼婦だったというのだ。

それは、変態趣味のある客のことらしい。今で言う、SM趣味のことだろう。レイコさんは、かなり際どいプレイを売りにしていたらしいのだが、それは何処までが本当の話だかは、今となっては分からない。

ただ、地下組織では、レイコさんのキワドイエロ写真が売られていただとか、縛られたレイコさんをモデルに春画が描かれていただとかいう話も残っている。バタ臭い顔のかなり綺麗な女性であったことは確かなようだ。

レイコさんには、親友がいた。後に黒人の外国兵と結婚し、渡米してしまった素人の女性なのだが、レイコさんは彼女のことを本当に大切に思っていたという。誰ともつるまないレイコさんだったが(例え娼婦仲間とも)、その親友とだけは常に連絡を取り合っていた。しかし、親友は素人の女性だ。幾ら美人で

あっても、キワモノ娼婦であったレイコさんと付き合いがあるのでは、何かと世間の噂が絶えなかった親友。
レイコさんは、親友の為に身を隠す決心をした。
しかし、親友に同性愛的とも思える程熱烈な友情を持っていたレイコさん。彼女と断腸の想いで縁を切った後も、寂しくて寂しくて、身を切られる思いだったという。夫も子供も身よりもないレイコさんが、世界で一番大切にしていた相手は、その親友だったのだ。

風の噂で、彼女がニューヨークに旅立ってしまったことを聞く。これで良かったのだ、レイコさんは想った。
しかし孤独からか、体の調子が悪くなっていく。それもその筈、寂しさから、普段よりもキワドイ客の相手を繰り返し受け入れていたレイコさん。体が悪くなってしまってもおかしくない。その内、レイコさんは身の異変を感じた。

レイコさんは、妊娠してしまったのだ・・・。
今の時代とは違って、避妊に充分な知識のない時代だ。幾らレイコさんが気を付けていても、普通の女性よりもセックスをする機会の多いレイコさんのことだ、妊娠の危険とはいつも背中合わせだった。レイコさんの相手は、誰だか分からない。細身のレイコさんがふっくらしたことに気づいたなじみの客は、こう言った。

「レイコ、お前、妊娠してるんだろう。俺はレイコとレイコの娘を二人とも抱いたのか。生まれたら、三人でヤるのもいいんじゃないか」

レイコさんは、生活の為にキワドイプレイをしていただけで、性的にはいたってノーマルだった。誰の子供か分からなくても、生まれて来る子供には愛があった。それを、いい加減な言葉で陵辱した客。レイコさんの怒りは、殺意にまで膨れ上がった。レイコさんは、客の首に縄を巻いて引っ張ろうとしたが、逆に自分が殺されてしまった・・・。レイコさんの遺体は、横浜港に捨てられたとか、共同墓地に埋葬されたとか様々な噂があるが、真相は分からない。

この話には後日談がある。有名な美形キワモノ専門娼婦だったレイコさんの姿が見えなくなって街では、レイコさんの忍ぶ声があがった。そして、レイコさんにまつわる一つの噂があった・・・。

それは、この話を聞いた者には、必ず1週間以内にレイコさんが訪れるというのだ・・・。レイコさんが来る日の夕方、必ず背後から視線を感じるという。そんな夜には、レイコさんが現れてこう聞く。

「私の赤ちゃんは何処?」

それには、決して返事をしてはならない。返事をしたものは、殺されるからだ・・・。









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血だらけの兵士

2008.01.25 (Fri) Category : ホラー・自己責任

どんなにしっかり眠っていても、ぱっちりと目が覚めてしまう夜があります。
そして、どんなに拒んでも、自分の意思とは関係なく足が戸口まで進んで、戸口の前に立ってしまう事があるかもしれません。その時に扉を開けると、血だらけの兵士がいてあなたに倒れかかってきて、

「水を、水をくれ・・・」

と言ってきます。もしあなたが善良な人間だったら、勝手に体が動いて兵隊に水を飲ませる事ができます。
兵隊は喜んで、未来の幸福を約束してくれることでしょう。
しかし、もしあなたの心が汚かったら、どんなに兵隊を助けたいと思っても体を動かす事ができません。兵隊は、あなたに呪いの言葉を吐きかけながら消えてしまいます。そしてあなたは1週間以内に・・・・・

この話を聞いてしまったら、いつか必ずあなたの元に兵士が現れるということです。









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