都市伝説・・・奇憚・・・blog
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開けてくれ(2)
2007.09.25 (Tue) | Category : 都市伝説・定番
A子とB夫、C子とD夫の2組のカップルが、夏休みを利用して湖畔のコテージに宿泊しに行くことになった。
仕事の都合などからまずA子が一人で先に現地に入り食事の支度をし、あとからC子とD夫が車で、B夫がバイクでそれぞれ行くことに決まる。
A子がコテージですっかり食事の支度を整え終えた頃、まずC子とD夫がやってきた。
ところが、なぜか二人とも深刻な表情をしている。
二人の話によるとB夫はここに来る途中に事故を起こし死んでしまったというのだ。
泣き崩れるA子。
3人はひとまずここで一泊し、翌日に帰ることにした。
その日の深夜、ドアを激しく叩く音が3人を目覚めさせる。
ドアの向こうから荒々しいB夫の声が聞こえた。
「A子!ここにいるんだろA子!ここを開けてくれ」
開けようとするA子を二人が静止する。
あれは死んだB夫がA子を迎えに来たのだ、開けてはならないと。
しかし、B夫の必死の呼びかけに心を動かされたA子は二人を振り払いドアを開け、B夫に向かってこう言った。
「B夫、ごめん。私行けないわ。お願い、気づいて。あなたはもう死んでいるのよ」
「死んでいるのはそいつらだぞ!事故で死んだのは俺じゃない。C子とD夫だ!」
驚いたA子が振り向くと、そこにはもうC子とD夫の姿は無かった。
.
仕事の都合などからまずA子が一人で先に現地に入り食事の支度をし、あとからC子とD夫が車で、B夫がバイクでそれぞれ行くことに決まる。
A子がコテージですっかり食事の支度を整え終えた頃、まずC子とD夫がやってきた。
ところが、なぜか二人とも深刻な表情をしている。
二人の話によるとB夫はここに来る途中に事故を起こし死んでしまったというのだ。
泣き崩れるA子。
3人はひとまずここで一泊し、翌日に帰ることにした。
その日の深夜、ドアを激しく叩く音が3人を目覚めさせる。
ドアの向こうから荒々しいB夫の声が聞こえた。
「A子!ここにいるんだろA子!ここを開けてくれ」
開けようとするA子を二人が静止する。
あれは死んだB夫がA子を迎えに来たのだ、開けてはならないと。
しかし、B夫の必死の呼びかけに心を動かされたA子は二人を振り払いドアを開け、B夫に向かってこう言った。
「B夫、ごめん。私行けないわ。お願い、気づいて。あなたはもう死んでいるのよ」
「死んでいるのはそいつらだぞ!事故で死んだのは俺じゃない。C子とD夫だ!」
驚いたA子が振り向くと、そこにはもうC子とD夫の姿は無かった。
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開けてくれ(1)
2007.09.25 (Tue) | Category : 都市伝説・定番
A子とB夫、C子とD夫の2組のカップルが、夏休みを利用して一緒に旅行をすることにした。
B夫は仕事の都合で出発が遅れそうとのことなので、A子はC子とともにD夫の運転する車に乗り込み、先に目的地のホテルへと向かう。
道中、A子はC子やD夫と他愛のない話をして盛り上がっていたのだが、車が山道に差し掛かった頃に急に睡魔に襲われ、深い眠りに落ちていった。
A子が目覚めると、そこはどうやらホテルの一室。
知らない間に目的地に着いてしまったらしい。
辺りを見まわすと深刻な表情のC子とD夫が自分のことを見つめている。
D夫は重々しく口を開いた。
「目が覚めたかい?実は・・・とても残念な知らせがあるんだ。どうか心を落ちつけて、ショックを受けないようにして欲しい。さっき地元の病院から電話があった。B夫はここに向かう途中に崖から転落して病院に運び込まれ・・・たった今、息を引き取ったそうだ」
あまりに突然の知らせ。
A子は驚きで頭の中が真っ白になり、
「嘘でしょ・・・」
とだけ尋ねるのがやっとであった。
「私たちも嘘であって欲しいとどんなに願ったか。でも、これは事実なのよ」
C子が涙ながらにA子に語った。
もう夜も遅かったため病院へは明日行くことにし、その日はみんな早めに眠りにつくことに決まる。
A子があまりに大きなショックを受けているようであったため、C子もD夫も今日は一晩中A子の側にいると約束をした。
その日の夜遅く。
A子が一睡もできぬままに過ごしていると、
「ズリッ、ズリッ」
廊下から何かを引きずるような音が聞こえてきた。
音はだんだんA子たちがいる部屋に近づいてくる。
やがて、音が扉のすぐ前まで迫り
「ドン、ドン」
ドアを誰かがノックする音、そして聞き覚えのある声が響いてきた。
「A子、A子!頼むから返事をしてくれ」
この声は・・・B夫だ!
A子は起き上がり扉に駆け寄ろうとしたが、誰かに手を掴まれてそれを阻まれる。
見ると厳しい表情のD夫がしっかりとA子の手を握って離さない。
C子も不安そうな表情でA子を見つめている。
二人ともA子同様、眠れぬ夜を過ごしていたのだ。
D夫が強い口調でA子に言った。
「A子、行っちゃだめだ。B夫はきっと君を迎えに来たんだ。もし扉を開けたら、君まで死んでしまう!」
それでも扉の方へ行こうとするA子に向かい、C子も涙ながらに訴えた。
「ダメよ、A子。行ったらもう戻れないわ。B夫はもう私たちと同じ世界の人間じゃないの。B夫はもう死んだのよ!」
躊躇するA子。
その時、再び強く扉が叩かれた。
「頼む、A子。お願いだ・・・開けてくれ。俺は、俺はおまえなしじゃダメなんだ。お願いだ、A子。お願いだ・・・」
A子は二人を振り払い、涙ながらにこう言った。
「ごめん。二人とも、ごめん。私もB夫なしじゃ生きていけない。B夫がいない世界で生きるぐらいなら、B夫と一緒に向こうの世界へ・・・」
A子は扉に駆け寄ると鍵を外し、力いっぱいに扉を押し開けた。
まばゆい光が部屋の中に溢れた・・・
「A子、お願いだ。開けてくれ。目を開けてくれ・・・」
B夫の声がすぐ近くで響いている。
A子は目を開き辺りを見まわした。
そこは病院の一室。
どうやらA子は病室のベッドに寝ているらしい。
A子の目の前にはB夫の顔が、涙で目を真っ赤にしたB夫の顔が見える。
「A子・・・」
B夫はそれだけをやっと口に出すと、A子をしっかりと抱きしめた。
聞くとA子たちを乗せた車はホテルへ向かう途中に崖から転落。
A子はすぐに病院に運び込まれたが、一晩の間生死の境をさまよっていたらしい。
「それから・・・C子とD夫は死んだよ。病院に運び込まれた時には、もう手遅れだった」
B夫は言いにくそうにそれだけをA子に告げた。
A子が生死の境をさまよっている時、夢の中に現れたC子とD夫はA子を道づれにしようとしていたのであろうか。
今となっては知るすべはない。
.
B夫は仕事の都合で出発が遅れそうとのことなので、A子はC子とともにD夫の運転する車に乗り込み、先に目的地のホテルへと向かう。
道中、A子はC子やD夫と他愛のない話をして盛り上がっていたのだが、車が山道に差し掛かった頃に急に睡魔に襲われ、深い眠りに落ちていった。
A子が目覚めると、そこはどうやらホテルの一室。
知らない間に目的地に着いてしまったらしい。
辺りを見まわすと深刻な表情のC子とD夫が自分のことを見つめている。
D夫は重々しく口を開いた。
「目が覚めたかい?実は・・・とても残念な知らせがあるんだ。どうか心を落ちつけて、ショックを受けないようにして欲しい。さっき地元の病院から電話があった。B夫はここに向かう途中に崖から転落して病院に運び込まれ・・・たった今、息を引き取ったそうだ」
あまりに突然の知らせ。
A子は驚きで頭の中が真っ白になり、
「嘘でしょ・・・」
とだけ尋ねるのがやっとであった。
「私たちも嘘であって欲しいとどんなに願ったか。でも、これは事実なのよ」
C子が涙ながらにA子に語った。
もう夜も遅かったため病院へは明日行くことにし、その日はみんな早めに眠りにつくことに決まる。
A子があまりに大きなショックを受けているようであったため、C子もD夫も今日は一晩中A子の側にいると約束をした。
その日の夜遅く。
A子が一睡もできぬままに過ごしていると、
「ズリッ、ズリッ」
廊下から何かを引きずるような音が聞こえてきた。
音はだんだんA子たちがいる部屋に近づいてくる。
やがて、音が扉のすぐ前まで迫り
「ドン、ドン」
ドアを誰かがノックする音、そして聞き覚えのある声が響いてきた。
「A子、A子!頼むから返事をしてくれ」
この声は・・・B夫だ!
A子は起き上がり扉に駆け寄ろうとしたが、誰かに手を掴まれてそれを阻まれる。
見ると厳しい表情のD夫がしっかりとA子の手を握って離さない。
C子も不安そうな表情でA子を見つめている。
二人ともA子同様、眠れぬ夜を過ごしていたのだ。
D夫が強い口調でA子に言った。
「A子、行っちゃだめだ。B夫はきっと君を迎えに来たんだ。もし扉を開けたら、君まで死んでしまう!」
それでも扉の方へ行こうとするA子に向かい、C子も涙ながらに訴えた。
「ダメよ、A子。行ったらもう戻れないわ。B夫はもう私たちと同じ世界の人間じゃないの。B夫はもう死んだのよ!」
躊躇するA子。
その時、再び強く扉が叩かれた。
「頼む、A子。お願いだ・・・開けてくれ。俺は、俺はおまえなしじゃダメなんだ。お願いだ、A子。お願いだ・・・」
A子は二人を振り払い、涙ながらにこう言った。
「ごめん。二人とも、ごめん。私もB夫なしじゃ生きていけない。B夫がいない世界で生きるぐらいなら、B夫と一緒に向こうの世界へ・・・」
A子は扉に駆け寄ると鍵を外し、力いっぱいに扉を押し開けた。
まばゆい光が部屋の中に溢れた・・・
「A子、お願いだ。開けてくれ。目を開けてくれ・・・」
B夫の声がすぐ近くで響いている。
A子は目を開き辺りを見まわした。
そこは病院の一室。
どうやらA子は病室のベッドに寝ているらしい。
A子の目の前にはB夫の顔が、涙で目を真っ赤にしたB夫の顔が見える。
「A子・・・」
B夫はそれだけをやっと口に出すと、A子をしっかりと抱きしめた。
聞くとA子たちを乗せた車はホテルへ向かう途中に崖から転落。
A子はすぐに病院に運び込まれたが、一晩の間生死の境をさまよっていたらしい。
「それから・・・C子とD夫は死んだよ。病院に運び込まれた時には、もう手遅れだった」
B夫は言いにくそうにそれだけをA子に告げた。
A子が生死の境をさまよっている時、夢の中に現れたC子とD夫はA子を道づれにしようとしていたのであろうか。
今となっては知るすべはない。
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パッシング
2007.09.25 (Tue) | Category : 都市伝説・定番
ある男性が夜遅くに車を運転していた時のことだ。
対向車線を走る一台の車が、すれ違いざまに彼の車に向けてパッシングをしていった。
時間が遅いので道を行く車はまばらであったのだが、その後も彼の車とすれ違う車のほとんど全てがなぜか彼の車に向けてパッシングをしていく。
いったいなんなのだろう?
彼は疑問に思いながらも、後で車を調べてみればいいと思いそのまま走り続けていた。
その時、突如彼の車の背後から騒音が響く。
彼の車の後ろにぴたりとつけた大型トラックが、彼に向けて何度もクラクションを鳴らしてきたのだ。
トラックの運転手はなぜか上の方を指さし、次に彼に向かって車を路肩に止めるように合図した。
彼には何が起きているのかさっぱり分からなかったが、とりあえず指示に従い車を路肩に止める。
続いてトラックも路肩に停車した。
彼は車から降りるとトラックに向かい、運転手に
「いったい何があったのですか?見たところ、わたしの車に異常は無いようですが・・・」
と尋ねた。
すると、その運転手は青ざめた顔でこう答えたのだ。
「あんたの車の屋根の上におかっぱ頭の女の子が座っていたんだよ。あんたが車を停めたとたん、すーっと消えちまったがな・・・」
.
対向車線を走る一台の車が、すれ違いざまに彼の車に向けてパッシングをしていった。
時間が遅いので道を行く車はまばらであったのだが、その後も彼の車とすれ違う車のほとんど全てがなぜか彼の車に向けてパッシングをしていく。
いったいなんなのだろう?
彼は疑問に思いながらも、後で車を調べてみればいいと思いそのまま走り続けていた。
その時、突如彼の車の背後から騒音が響く。
彼の車の後ろにぴたりとつけた大型トラックが、彼に向けて何度もクラクションを鳴らしてきたのだ。
トラックの運転手はなぜか上の方を指さし、次に彼に向かって車を路肩に止めるように合図した。
彼には何が起きているのかさっぱり分からなかったが、とりあえず指示に従い車を路肩に止める。
続いてトラックも路肩に停車した。
彼は車から降りるとトラックに向かい、運転手に
「いったい何があったのですか?見たところ、わたしの車に異常は無いようですが・・・」
と尋ねた。
すると、その運転手は青ざめた顔でこう答えたのだ。
「あんたの車の屋根の上におかっぱ頭の女の子が座っていたんだよ。あんたが車を停めたとたん、すーっと消えちまったがな・・・」
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