都市伝説・・・奇憚・・・blog
仕方がなかった
2009.01.18 (Sun) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
大学時代の友人の話です。
大学に合格してアパートで一人暮らしすることになりました。
引越しを終えて深夜、部屋でテレビを見ながら一服していると、壁越しからボソボソと声が聞こえたそうです。
テレビの音量を絞って耳を澄ましてみると…
「仕方なかったのよ…仕方なかったのよ…」
泣きしゃがれた女性の声で繰り返し聞こえてきます。
隣の部屋の女、電話で男と別れ話かなんかしてるんだな。
友人はさほど気に留めずにその日はそのまま眠りました。
次の日です。
深夜、雑誌を読みながら煙草を吸っていると、隣の部屋からまた女のボソボソつぶやく声が聞こえてきます。
「仕方がなかったのよ…仕方がなかったのよ…」
初日は引越しで疲れていた事もあり、気にせずに居られたのですが、二日続くと鬱陶しく感じ、文句でも言いに行ってやろうと思ったそうです。
しかし、引越しの挨拶もまだ行っていないのに、いきなり怒鳴り込むのも大人気ないと考えた友人は、
翌日、大家に苦情を言いに行きました。
大家から返ってきた言葉は意外なものでした。
「隣の部屋は誰も住んでませんよ」
え?友人はそんな筈は無いと何度も聞いたのですが、返ってくる答えは誰も住んでいないの一点張り。
あまりしつこく聞いて頭のおかしい奴だと思われるのも嫌なので、友人は引き下がりました。
その日の深夜。
何故か女のボソボソ声は消え、友人は俺の聞き間違えか何かだったのかな?
と近くのコンビニに夜食の買出しに出掛けようと廊下に出ました。
そのときフト、隣の部屋を見ると昨日まで無かった盛り塩がドアの前に供えられているのです。
怖くなった友人はそのまま別の友人のアパートへ逃げ、結局、その部屋へはほとんど戻ることが無くなり、
三ヶ月ほどで部屋を引き払って、別の友人宅で居候生活をすることになりました。
結局、あの声の主は分からず仕舞いです。
一体、何が「仕方なかった」のでしょうか…?
蛇口をひねって水を出す
2009.01.17 (Sat) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
時計を見ると昼過ぎだった
あー、まだ顔洗ってなかった
めんどくさいけど仕方が無い
洗面所の水を出してジャバジャバ顔にかける
洗顔料を指の上に乗せ、泡立てて顔に広げ
マッサージしながら洗う
コポコポと排水溝に流れていく水の音が響く
ちと水流しすぎたな・・・そろそろ洗い落とすか
手探りで水を探す
あ、あれ? どこだ? 手に水がなかなか当たらない
泡が目に入るのをこらえながら、直接目で探す
蛇口、蛇口・・・どこだ?
ああ、蛇口あった
蛇口をひねって水を出す
水を顔にかける・・・やっと洗い落とせた
顔にタオルをあて、水気を切る
あ・・・なんか洗面所の鏡見るのが怖いな
ヒゲまだ剃ってないけどいいや
そのまま逃げるように家を出た
※管理人注
蛇口を止めたのは…?
ヨウコウ
2009.01.14 (Wed) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
田舎のじいちゃんの所に遊びに行くとじいちゃんは必ずオレを猟につれてってくれた。
本命は猪なんだけど、タヌキや鳥(名前覚えてない)も撃ってた。
その日もじいちゃんは鉄砲を肩に背負って、オレと山道を歩きながら、
「今日はうんまいボタン鍋くわしちゃるからの!」
と言っていた(実際撃ったばかりの猪は食わないが)。
そのうち、何か動物がいるような物音がした。ガサガサって感じで。
オレは危ないからすぐじいちゃんの後ろに隠れるように言われててすぐじいちゃんの後ろに回って見てたんだけど、じいちゃんは一向に撃つ気配がない。
いつもならオレを放っておくくらいの勢いで
「待てー!」
と行ってしまうのだが、鉄砲を中途半端に構えて固まってしまっている。
オレはそのころは背が低くて茂みの向こうにいる動物であろうものはよく見えなかった。
オレは気になってじいちゃんに
「何?猪?タヌキ?」
って聞いた。
しかし、じいちゃんはしばらく黙っていて、茂みの向こうをじっ…と見ていた。
「あれは…」
とじいちゃんが口を開いた瞬間、急に茂みがガサガサと音を立てた。
「やめれ!」
と言い放ち、じいちゃんはその茂みに一発発砲した。
そしてオレを抱えて猛ダッシュで逃げ出した。
オレは何がなんだかわからずひたすら怖くて今にも泣きそうになっていたがじいちゃんが撃ったのはなんなのか気になり後ろを振り返った。
すると遠めに毛のない赤い猿のような動物がこちらに向かって走っている。
じいちゃんはオレをかかえて走りながらも鉄砲に必死で弾を込めていた。
弾を込め終わるとじいちゃんはオレをかかえたまま振り向きざまに発砲した。
すぐとなりで発砲されたので、オレは耳が「キーン」ってなって、いろんな音が遠く聞こえた。
じいちゃんは走りながらまた新しい弾を込めている。オレは怖くてもう振り返ることはできなかった。
後ろで
「ケタタタタタタ!ケタタタタタタタ!」
というその動物の鳴き声らしい声が聞こえ、じいちゃんが小声で
「助けてくれ…助けてくれ…この子だけでも…」
とつぶやいていた。
山をおりきってもじいちゃんはとまらなかった。オレを抱えてひたすら家まで走った。
家につくなり、じいちゃんはばあちゃんに
「ヨウコウじゃ!!」
と叫んだ。
ばあちゃんは真っ青な顔で台所にとんでいき、塩と酒をもってきてオレとじいちゃんにまるで力士が塩をまくように塩をかけ、優勝した球団がビールかけやってるみたいに酒をあたまからあびせた。
その後、それについてじいちゃんもばあちゃんも何も話してくれなかった。
間もなくしてじいちゃんは亡くなってしまい、その時ばあちゃんがオレに「ヨウコウ」について話してくれた。
「●●ちゃん(オレ)が見たのはのー、あれはいわば山の神さんなんよ。わしらにとってええ神さんじゃないがの。じいちゃんはあんたのかわりに死んだんじゃ。お前は頼むから幸せに生きておくれよ。」
じいちゃんが死んでから、ばあちゃんも後をおうように亡くなってしまい、オレは20代後半でピンピンしている。
オレが見たのは村で言い伝えられる妖怪の類いだったのかもしれないけど、今でも親戚の人にこの話をするとしかめっつらをされる。
福井県の某村の話。
掴む手
2009.01.13 (Tue) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
誰かと電話
2009.01.12 (Mon) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
晩御飯食べたあとだから八時頃か。
当時小学生だった弟が急に立ちあがり、電話に向って歩き始めた。
弟は自分から誰かに電話するようなことはまずなかったので、誰に電話するんだろう、と家族みんなでなんとなく弟の方に注意をむけていた。
すると弟は受話器を取ると番号も押さずに誰かと話し始めた。
「え!? そうですか。はい」
弟はそれだけ言って受話器を下ろし、こちらに向いた。
「おばあちゃんが死んだって」
僕らは慌てたが、祖母のいる病院に念の為に電話してみると、ついさっき、それも5分くらい前に息を引き取ったと告げられた。
病院の事務員のほうが驚いていた。これから電話差し上げようとしていたのにと。
僕らはなにがなんだかさっぱりわからず弟を問い詰めたが、やつはきょとんとしてこういった。
「だって、電話が鳴ってたのにだれも出ないから僕が出ただけなのに」
もちろん僕らは誰も電話のベルなんて聞いてない。
それで誰からの電話だったのかと聞くと、
「わかんない。知らない女の人の声で『おまえのおばあさんが死んだよ』っていわれた」
我が家ではそれ以来弟が電話を掛けようと立つたびにビビリます。
