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都市伝説・・・奇憚・・・blog

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2024.11.29 (Fri) Category : 

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産まれることのなかった青年

2007.11.28 (Wed) Category : 誰も信じない人へ

初めての子は流産でした。
妊娠が判った時は喜び、いつみんなに教えようか、どんな子に育てようかなどと夢ばかり語る日々でその事は起きました。
夫婦共に落ち込み、何がいけなかったか悔やんでばかりいました。
その子を生んで上げられなかった事を申し訳なく思ってました。

1年程過ぎ、妻が妊娠したことが判りました。
ただ前の様に喜べず、『もし、まただめだったらどうしよう。』そんな事ばかり思い悩む妻に対し大丈夫としか言えず、日々悶々と暮らしていました。

妊娠が判ってから3日目の夜、夢の中で一人の青年が一人の子供と手をつないで立っていました。
訳が判らず、青年の顔をじっと見ていると不思議と懐かしい気がしてきました。

私 『お前は、この前の生まれなかった..』
青年『はい。○○○と言います。』
  (ここの名前忘れました。(^_^;
私 『名前があるのか?』
青年『はい。こちらにきたので名前をつけてもらいました。ごめんなさい。』
私 『いや、それより』
  (20歳位になってかなりいい男になったのを関心し、私はその青年の横にいる、2歳位の子供が気になり出した)
私 『その子は..』
青年『今度、お父さんとお母さんに生まれる子です。名前はお父さんがつけて下さい。』
私 『女、いや、男の子か。』
青年『はい。そんなに心配しないで下さい。今度は僕が守っていますから大丈夫です。』

ここで夢から覚めました。
実感があり、また、疲れてもいない夢は初めてでした。
妻は寝ていたのでこの事は翌朝教えました。
この前の流産だった子が元気(?)でいた事、そして今度の子を守ってくれると言う事。
妻はこの話を信じ、不安もなくなった様です。
(妻に後日聞くと、嘘か本当か別にして守ってくれているものがあるという事で不安が無くなったと言ってました。)

現在息子は3歳になり元気です。
夢に出てきた時の姿がそっくりなので今だにあの青年が息子を守っているのだと信じています。
これを守護霊と呼んで良いのか判りませんが。(私たち夫婦は『お兄ちゃん』と呼んでます。)







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おじいちゃんと梅の木

2007.11.28 (Wed) Category : 誰も信じない人へ

父方のおじいちゃんの話。
2年くらい病院で寝たきりでした。数多い孫の中でも一人で見舞いに行ってたのは、初内孫の私だけでした。
「不器用で愛情表現のへたな人だった」
っておばさん(娘)連中は言うけど、私はホントに可愛がってくれました。(他の孫がねたむくらい…)

おじいちゃんが亡くなって、自宅で葬儀の準備をしていた時、おじが
「受付のテントを張るのに邪魔だ」
と言って、おじいちゃんが植えた梅の木を勝手に切ってしまいました。
「どうせ枯れ木だ」
とか言って。(梅の木って植えた人と寿命が一緒だそうですね。
その頃はもう、ホント枯れかかっていました)買い物に行っていて私は留守でした。私がその木を大事にしてるのはみんな知ってました。おじいちゃんの植えた木だったから…
泣きました。大泣きして、おじが許せなくて、でも文句も言えなくて、ひたすら泣きました。

その夜、おじいちゃんが私の部屋に来ました。
私の部屋は玄関を入ってすぐの所ですが、部屋の入り口に立って、もと梅ノ木があった方を向いて立っていました。
生前と同じ、大島紬のいい着物を着て(おしゃれさんだったんです、おじいちゃんて)なんだか寂しそうに、無言で立っていました。
葬儀の前日で、親戚が沢山うちに泊まっていた関係で、部屋には妹や母も寝ていましたが気付いたのは私だけでした。
悲しかったけど、おじいちゃんが来てくれて嬉しかったなぁ…。
「あ、おじいちゃんも切って欲しくなかったんだ」
って分かっただけでも、なんだか嬉しかった。
その後、その切った張本人は、おじいちゃんの娘の婿の癖に
「遺産分割しろ!」
で大騒ぎ。直後、会社をリストラされたそうです。
…おじいちゃん、手ぬるいよ(笑)

初めてで長文、すいません。







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最後の挨拶

2007.11.28 (Wed) Category : 誰も信じない人へ

小ネタの上にスレ違い気味ですが、動物ネタが続いてるので書かせてください。
我が家もその昔、14年間、雑種犬を飼っていました。とっても頭の良いコでした。
私は大学時代、海外に単身留学していたのですが、卒業式だけは折角の晴れ舞台だし…ということで、両親がお祝いに駆けつけてくれることになっていました。
ところが、間際になって、犬が臥せって、もう余命いくばもないとの連絡が。
「お母さんは犬が心配なので、日本に残るよ」
という父の会社からの電話に私も、卒業式よりも家族の一員の方が大事だから、と了承したのです。
ところが、その2日後再び父からの電話。
「犬、昨日死んじゃったよ。お母さんもそちらに卒業式を見に行くから」

後から聞いた話では、最後の数日は自力で起き上がることも出来ないほど衰弱していたにも関わらず、死期を悟った飼い犬は、夜中に自力で階段を上り、ドアを開け、寝ていた兄の手に鼻面を押し付けて起こし、そして、家族皆に見守られながら、息を引き取ったそうです。後で母がぽつりと
「頭のいいコだったから、あなたの卒業式のために気を遣って、急ぎ足で逝ってしまったのかな…」
と言っていました。
でも私は結局海外で、死に目にも会えず、卒業後日本に帰って来ても、どうしても犬の死を実感できなくて「悲しい」という気持ちを持て余していました。

そして、帰国後3ヶ月ほど経ったころ、こたつでウトウトとしていた時のことです。
何やら、ふんふんと押し付ける冷たい鼻面と、ぺろぺろ顎を舐める懐かしい感触が。
(あ、●●だ)と思い、嬉しくなって夢うつつのまま、生前は私が嫌がってさせてやらなかった顔舐めを思う存分させ、布団にもそもそと潜り込んでくるその体を抱えて、ぬくぬくと、そのまま眠りました。
願望が見せた夢だったのかもしれないけど、起きた後もその時の感覚は鮮明で、体の匂いや温もりが確かだった分だけ
「ああ、もうあのコはいないんだな」
という気持ちが湧いてきて、やっとその時、犬のために泣くことが出来たんです。
死に目にあえなかった私の為にも、ちゃんとお別れを言いに来てくれたのかな、と。

それから6年経って、我が家もそろそろ、また新しい犬を飼おうかと相談しています。
このコの印象がまだ強くて、なかなか次のコを決めかねてるのが現状ですが(笑)。
でもお母さん、寂しいのは分かるけど、もういい加減お骨、埋めてあげようね(苦笑)。







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