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都市伝説・・・奇憚・・・blog

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2024.11.29 (Fri) Category : 

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監視

2007.11.29 (Thu) Category : 誰も信じない人へ

わたしが5歳くらいの時。
母が祖母の看病のため実家に頻繁に帰っていた頃のことです。
母がいない夜は父がわたしに性的ないたずらをするので怖くてたまりませんでした。(わたしは女です)
その夜もわたしが電気を消して布団に入ってしばらくするといつものように父がすっとふすまを開けてわたしの布団に忍び寄ってきました。抵抗すると激しく殴られたので身を固くしてじっとしていましたが、父がわたしのわたしのパジャマに触れた瞬間、「わっ」とも「はっ」ともつかない押し殺した声を上げて、逃げるように部屋から出ていったのです。
なにごとだろうと目を開けてみると、わたしの枕もとに痩せたおじいさんが座っていました。驚いて起きておじいさんのいた辺りを見てみましたが、もう誰もいません。
数年後に写真を見てわかったことですが、その人は母方の祖父にそっくりでした。わたしが生まれた年に亡くなっていたので会ったことはありませんでしたが。

あの夜以来、父がわたしにいたずらすることはなくなりました。







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身代わり

2007.11.29 (Thu) Category : 誰も信じない人へ

今から約十年前、私の彼はおもに深夜勤務のトラックのドライバーでした。
彼の家では真っ白な美猫を飼っており、私にもなついていました。
ある夜、外に出かけたままの猫が帰ってきません。
朝になっても、翌日になっても帰ってこず、家族も近所を探しましたがみつかりませんでした。
実は家の裏の道路で車にはねられ、背骨を折ってしまい動けなくなっていた所を親切な方に動物病院まで運んでくれていたので見つからなかった訳ですが、結局は下半身不随で歩けなくなってしまいました。

この後、霊感のある方に会った時
「彼氏の代わりに猫ちゃんが事故に遇ったんだよ。身代わりになってくれたんだね。動物は人を守ってくれるから・・・」
と言われました。

この猫ちゃんはまだ元気でいます。一日でも長生きして欲しい。







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トムとジェリーその後

2007.11.29 (Thu) Category : 誰も信じない人へ

ジェリーが大人になった頃トムはもうこの世にいませんでした。トムは自分の命の終わりがすぐ傍まで来ているのを知ったとき、
こっそりジェリーの前から姿を消しました。ジェリーの前で弱って涙もろくなった自分を見せたくなかったのです。
トムはジェリーの心の中ではずっと喧嘩相手として生きつづけたかったのです。
トムがいなくなったのに気づいたときジェリーは悲しみはしませんでしたが、退屈になるなと思いました。
トムとの喧嘩は最高にスリルのあるゲームでしたから。胸の奥が不思議にチクチクはするのですが、それが何なのか、ジェリーにはよくはわかりませんでした。トムの願い通り、ジェリーの心の中でトムはいつまでも仲の悪い喧嘩相手でした。

そんなある日ジェリーの前に一匹の猫が現れました。トムよりのろまで体も小さい猫です。喧嘩相手のトムがいなくなって寂しかったジェリーは、今度はこの猫を喧嘩相手にしようと考えました。そこでジェリーは、穴のあいた三角チーズが仕掛けられたねずみ取りを利用して、その猫に罠をかけることにしました。いつもトムにしていたように。
ジェリーは物陰に隠れて、ねずみを求めて猫がねずみ取りの近くに来るのを待っていました。そして思惑通り猫が罠に向かって近づいてきます。
ジェリーはしめしめと思いました。いつものように、自分がねずみ取りにひっかかるふりをして、逆に猫をねずみ取りにかけてやるんだ。
うふふ。手か尻尾を挟んだ猫の飛び上がる姿が頭に浮かび愉快です。
でも、その猫はトムではありません。猫はチーズの近くまで来たとき、ジェリーが出てくるより早く美味しそうなねずみの匂いに気づき、目にもとまらぬ速さで隠れていたジェリーに襲いかかってきました。

ジェリーはいつもトムから逃げていたように逃げましたが、トムよりのろまなはずの猫にすぐに追いつかれてしまい、体をガブリと噛まれました。ジェリーも噛みつき返しましたが、トムより体が小さいはずの猫は平気です。
血まみれのジェリーは薄れ行く意識の中で、本当は鼠が猫と喧嘩して勝てるわけがないことと、いつもトムはジェリーに「してやられた」ふりをして、わざとジェリーを捕まえないでいたことを、そのとき始めて知ったのです。トムの大きな優しさと友情に気づいたのです。
そしてトムがいなくなった時の胸の奥のチクチクの正体にも気づきました。かけがえのない友を無くした悲しみでした。
ジェリーの魂が体を抜けた時、空の上には優しく微笑みジェリーを待っているトムがいました。
「また喧嘩ができるね」
「のぞむところさ、今度こそは捕まえてやるぞ」







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