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都市伝説・・・奇憚・・・blog

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2024.03.29 (Fri) Category : 

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遺体置き場

2012.05.09 (Wed) Category : 都市伝説・ホラー・オカルト

ヨシダはその日、翌日の解剖実習で使う死体を一人で用意していた。
遺体置き場には、スチール製の引き出しが壁際に積み重ねられ、遺体の入っている引き出しには赤いプラスチックの札が付けられている。その引き出しの中から、明日の授業で使う遺体を選び出さなくてはならない。

遺体は端の方から入れておくのが普通だが、その日は何故か、順番で言うと最後の方の引き出しに、三つ並んで赤い札が付けられていた。
ヨシダは全ての遺体をチェックしようと、引き出しを順番に開けていき、最後に、三つ並んだ引き出しの前まで来ると、最初の引き出しを開けた。

驚いた事に、そこに入っていたのは、ヨシダの叔父だった。冷蔵された叔父の皮膚はすっかり白くなってしまっている。
ヨシダは驚き、悲しんだ。叔父はこの大学病院に入院していたのだ。それにしても亡くなった事を一切自分は知らされていなかった。明日あたり、葬儀の通知が届くのだろう。

哀しみに暮れながら、次の引き出しを開けたヨシダは、更に驚愕した。
そこには、ヨシダが現在付き合っている彼女がいたのだ。昨日まで瑞々しかった身体も、ヨシダが愛した唇も、白く固くなっている。
いつの間にこんな事になってしまったのか。事故か何かで、この病院で息を引き取ったのだろうか。

ヨシダは次の引き出しを開けるのが怖くなった。前の二つから、この最後の遺体が、自分への何かのメッセージの様に思われたのだ。
この引き出しを開けたらきっと恐ろしい事になる。ヨシダはそう思った。
しかし、自分へのメッセージなら、尚更開けて見なくてはならない。
意を決して、ヨシダは最後の引き出しを開けた。

ヨシダの心臓は飛び上がった。そこに横たわっていたのは、ヨシダ自身だったのだ。
これは現実じゃない。目の前の出来事を否定しようとしたヨシダに追い討ちをかける様に、更に奇怪な事が起きた。
裸で横たわっていた自分が目を開き、何かを語ろうと口を動かしたのだ。恐怖を堪えきれず、ヨシダは引き出しを閉めた。

少し経ち、激しく鼓動していた心臓が落ち着いてくると、ヨシダは、死体の自分が何を言おうとしていたのか気になった。人生を左右するような事だったのではないだろうか。
ヨシダは再び引き出しを開けてみた。

そこには何もなかった。前に開けた二つの引き出しにも、死体は入っていなかった。
(ある有名大学の医学部に伝わる話)


(※暗さんから投稿いただきました。ありがとうございました)





 








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Title : 書き忘れてたf^_^;

投稿したの俺です;

2012.05.09 (Wed) 20:45 編集

Re:書き忘れてたf^_^;

あ、了解です

2012.05.17 22:02

Title : 無題

その後がとても気になる

デオキシリボ助さん 2012.05.10 (Thu) 05:13 編集

Re:無題

どうなるんでしょうね?

2012.05.23 18:31

Title : 無題

何を言おうとしてたのか聞いてほしかった(>_<)

ミクニン 2012.05.13 (Sun) 19:28 編集

Re:無題

「ドッキリ大成功!」

2012.05.26 14:33

Title : 無題


その後、何にも無かったの?

ねこたま 2012.05.23 (Wed) 02:35 編集

Re:無題

みたいですね。

2012.06.20 15:53

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