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都市伝説・・・奇憚・・・blog

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2024.04.20 (Sat) Category : 

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わかっているのは…

2009.12.23 (Wed) Category : 人を信じすぎる人へ

544 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/01/26 21:04
某チェーン店の居酒屋でバイトしてた頃の話。

Mさんという40代の常連がいた。常連といっても、俺がバイトを始めた頃から店に一人でやってくるように
なったのだが、ほぼ一月ほどは毎晩のように通ってきた。

何でも居酒屋近くのビジネスホテルに滞在しているらしく、だいたい閉店間際にふらりとやって来て、本人定番のつまみを注文する。
それでお互い顔を覚えて、いつしか気安く対応する間柄になっていた。

何せ小さな店舗で、オヤジ系居酒屋だったこともあって、カウンター内で洗い物をしていると良く話し掛けてきた。


546 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/01/26 21:06
いつものようにモツの煮込みを出すと、Mさんは気味の悪い話を始めた。

若い頃にヘマをしでかし、その筋の方に拉致されて、ダムの工事現場に連れて行かれた時の話だそうだ。

Mさんは普通の労働者とは違って、飯場のような所に軟禁させていたらしい。
そこには似たような境遇の人たちが十人ほどいたという。

場所は人里離れた山の中。食事の支度は飯炊き女(50代)がまかなっていたそうだが、当然食材は近くの村から配達してもらったという。

ある夜、工事現場に繋がる唯一の道路が、大雨で不通になってしまった。
復旧の目処がたたないうちに、三日が過ぎたそうだ。
蓄えていた食料も底を尽き、全員パニックに陥ったらしい。

その時みんなが目をつけたのは、飯炊き女が残飯を食べさせていた雑種犬。
Mさんは詳しく話さなかったが、とにかくその犬を食べて飢えをしのいだという。
「それからなんだよ。動物って分かってんのかね?俺を見たらどんな犬も吠えやがるんだ、睨みつけてよ」

俺もMさんが裏稼業の人間であることは薄々分かっていた。
相手は店の客だし、深い付き合いにはならないつもりでもいた。

でもMさんは俺のことを気に入ったらしく、仕事が終わったら飲みに行こうと誘ってくるようになった。
最初は断っていたが、ある夜、すすめられたビールで少し酔った俺は、誘いに応じてしまった。

「顔の利く店があるから」
Mさんは東南アジアからタレントを連れてくるプロモーターだと自称していたが、実はブローカーだった。
連れて行かれた店もフィリピンパブ。

かなりきわどい店だったが、貧乏学生だった俺は結構楽しんでしまった。
Mさんは女の子と延々カラオケを歌っていたが、俺はカタコトの英語で片っ端から女の子を口説いていた。

一人すごくかわいい女の子がいて、その子にも話し掛けようとした時、Mさんは突然マイクを置いてテーブルに戻ってきた。

「その子はだめだぞ。俺のお気にだからな」
Mさんの目は笑っていなかった。

ぞっとするくらい凄みがあった。
回りも雰囲気を察して、場はしらけたようになった。
俺も萎縮してすっかり酔いが覚めてしまった。

Mさんは何も無かったように、再びカラオケで歌いだした。
その姿を黙って見ていた俺に、さっきのお気にの女の子がつたない日本語で耳打ちしてきた。
「店ノ女ノ子、全部アイツ嫌イ」

「何で?」
と俺が訊ねると
「ワカラナイ。デモ、ナンカ見エル時アルヨ」
「何が?」
「死ンダ女ノ子ネ。イッパイ見エルヨ」

俺は思った。
Mさん、分かるのは犬だけじゃないみたいだぞ。


 








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Title : 無題

カニバリズム・・・・・・だと?

マガンドルーズ 2009.12.25 (Fri) 14:42 編集

Re:無題

食べたんじゃなくて殺した女の霊が…
ってんじゃないですか?
違うの?

2009.12.26 11:08

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