都市伝説・・・奇憚・・・blog
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ガラスの玩具
2008.09.17 (Wed) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
これは3年くらい前、実家で体験した話しです。
実家には子供部屋が1つあって、そこが20畳位あるんです。
小さい頃は兄弟で使っていたのですが、進学のため親元を離れるようになってからは、兄の独占状態でした。
そのため、おれが実家に帰ると、決まって仏間に布団を敷いて寝るようにしていたんです。実家に帰るのは、正月かお盆かって位だったんですけど、これは正月に帰った時に体験したものです。
疲れていた事もあり、親に早めに布団を敷いてもらい、11時には床についたのですが、(後から確認したのですが)夜中の3時位にふと物音に気付き、目が覚めました。
その音と言うのが、知っている方が居るかどうか解りませんが、ガラスの玩具が転がっているような音でした。簡単に説明すると、鉛筆状の、中が空洞のガラスの管に、細かなガラスの屑が入っているものです。ガラスの屑は色形共に、様々で、転がすとキレイな音がします。
おれはこの玩具を見たことがあったためそう思ったんでしょうが、実際に物を確認する事無しに、その玩具だと言う確信が有りました。
ガラスの玩具の音に慣れてきた頃に、違う音が聞こえてきました。
それは、居間の方からでした。家の仏間は、居間と襖1枚隔てているだけの所にありました。それは、なにか数え歌のようなもの。小さい女の子の声でした。「ひと~つ…」「ふた~つ…」と…。よくよく聞いて見ると、歌っているのは二人で、居間をぐるぐると廻っているようでした。
居間には大きなテレビがあるので、その時点では、テレビの音だろうと思っていたのですが。その声が居間と、仏間を隔てる襖の前で止まった時、普通じゃ無いと解りました。
数え歌の七つ目位からは襖のすぐ向こうから聞こえており、歌が終わると明かに部屋内から
「ズズズッ…」「ズズズッ…」
と、なにか引きずるような音と共に、2人が部屋に入って来たのが解りました。もちろん襖が開いた音なんてしてませんでした。
気付けば金縛りです、一向に動く事が出来ません。部屋に入ってこられてから確信しました。2人のお人形さんのような女の子。まったく同じ顔に、同じ髪型に、微妙に違った柄の羽織。
部屋は真っ暗で、起きてから目は一度も開けてませんでしたが、何故か確信が有り、決して見てはいけ無いもののような気がしました。
2人が探しているものは明らかです。ガラスの玩具です。それが自分の頭のすぐ上にある事を思い出した時、恐怖しました。嫌でもこっちに2人が来るのが解ったので、全神経を使ってなんとか動こうと試みましたが、ピクリともしません。
そんなおれをじらすように女の子達は、少しずつ近づいて来ます。そしてとうとう見つけました…、二人は女の
子じゃなかったようです。
なにかくぐもった声で
「アッタネ…」
「ウン、アッタ…」
等と言い合ってます。それでも、これで居なくなってくれるだろうと思ってじっと耐えていたのですが、2人はクスクスと笑いあって、動く気配がありません。
しばらくすると、その不快な笑い声が顔の方に近づいて来ました。
本当に目と鼻の先に…。こうなったら意地でも目を開けまいと踏ん張っていたのですが。今まで聞いた事のないような大きな声が部屋に響きました
「ハ・イ・ッ・テ・モ・イ・イ?」
びっくりして目が開いてしまいました、その時目の前にあったものは、2人が入って来た時に想像した通りの、お人形のような2人の女の子…。2人の死んだような黒い瞳が、そこにありました…。
瞬間俺もすごい勢いで、叫んでいたようです。
それからは、錯乱していたようで記憶があまり無いのですが、両親が声に気付いて2階から降りて来たようで。気付いたら父が目の前に居また…。
「なにがあったんだ?」
と、しきりに聞いて来ましたが、23にもなって幽霊見たとは言えず、その場は
「夢を見た」
と言う事でお茶を濁したのですが、両親は納得してはいないようでした。
実家は居間が吹き抜けになっていて、両親の部屋、及び子供部屋へ声が簡単に届くようになっていたので、おれの叫び声は割合はっきりと聞こえたらしいんですが。次の日の朝、母が俺にしきりに聞いてきました。
「○○、あん時、ほんとにあんた1人だったのかい?」
と。
朝になって
「あれは夢だったんだ…」
と頭を整理しようとしていた、 おれはカチンときて
「1人に決まってるだろう!」
と母に怒鳴りました。
一瞬、強く言いすぎたと思い、母を見るとポカーンとして、一言…。
「でもねぇ…、母さん、確かに聞こえたのよ。あんたの声といっしょに女の子のすごい笑い声…」
実家には子供部屋が1つあって、そこが20畳位あるんです。
小さい頃は兄弟で使っていたのですが、進学のため親元を離れるようになってからは、兄の独占状態でした。
そのため、おれが実家に帰ると、決まって仏間に布団を敷いて寝るようにしていたんです。実家に帰るのは、正月かお盆かって位だったんですけど、これは正月に帰った時に体験したものです。
疲れていた事もあり、親に早めに布団を敷いてもらい、11時には床についたのですが、(後から確認したのですが)夜中の3時位にふと物音に気付き、目が覚めました。
その音と言うのが、知っている方が居るかどうか解りませんが、ガラスの玩具が転がっているような音でした。簡単に説明すると、鉛筆状の、中が空洞のガラスの管に、細かなガラスの屑が入っているものです。ガラスの屑は色形共に、様々で、転がすとキレイな音がします。
おれはこの玩具を見たことがあったためそう思ったんでしょうが、実際に物を確認する事無しに、その玩具だと言う確信が有りました。
ガラスの玩具の音に慣れてきた頃に、違う音が聞こえてきました。
それは、居間の方からでした。家の仏間は、居間と襖1枚隔てているだけの所にありました。それは、なにか数え歌のようなもの。小さい女の子の声でした。「ひと~つ…」「ふた~つ…」と…。よくよく聞いて見ると、歌っているのは二人で、居間をぐるぐると廻っているようでした。
居間には大きなテレビがあるので、その時点では、テレビの音だろうと思っていたのですが。その声が居間と、仏間を隔てる襖の前で止まった時、普通じゃ無いと解りました。
数え歌の七つ目位からは襖のすぐ向こうから聞こえており、歌が終わると明かに部屋内から
「ズズズッ…」「ズズズッ…」
と、なにか引きずるような音と共に、2人が部屋に入って来たのが解りました。もちろん襖が開いた音なんてしてませんでした。
気付けば金縛りです、一向に動く事が出来ません。部屋に入ってこられてから確信しました。2人のお人形さんのような女の子。まったく同じ顔に、同じ髪型に、微妙に違った柄の羽織。
部屋は真っ暗で、起きてから目は一度も開けてませんでしたが、何故か確信が有り、決して見てはいけ無いもののような気がしました。
2人が探しているものは明らかです。ガラスの玩具です。それが自分の頭のすぐ上にある事を思い出した時、恐怖しました。嫌でもこっちに2人が来るのが解ったので、全神経を使ってなんとか動こうと試みましたが、ピクリともしません。
そんなおれをじらすように女の子達は、少しずつ近づいて来ます。そしてとうとう見つけました…、二人は女の
子じゃなかったようです。
なにかくぐもった声で
「アッタネ…」
「ウン、アッタ…」
等と言い合ってます。それでも、これで居なくなってくれるだろうと思ってじっと耐えていたのですが、2人はクスクスと笑いあって、動く気配がありません。
しばらくすると、その不快な笑い声が顔の方に近づいて来ました。
本当に目と鼻の先に…。こうなったら意地でも目を開けまいと踏ん張っていたのですが。今まで聞いた事のないような大きな声が部屋に響きました
「ハ・イ・ッ・テ・モ・イ・イ?」
びっくりして目が開いてしまいました、その時目の前にあったものは、2人が入って来た時に想像した通りの、お人形のような2人の女の子…。2人の死んだような黒い瞳が、そこにありました…。
瞬間俺もすごい勢いで、叫んでいたようです。
それからは、錯乱していたようで記憶があまり無いのですが、両親が声に気付いて2階から降りて来たようで。気付いたら父が目の前に居また…。
「なにがあったんだ?」
と、しきりに聞いて来ましたが、23にもなって幽霊見たとは言えず、その場は
「夢を見た」
と言う事でお茶を濁したのですが、両親は納得してはいないようでした。
実家は居間が吹き抜けになっていて、両親の部屋、及び子供部屋へ声が簡単に届くようになっていたので、おれの叫び声は割合はっきりと聞こえたらしいんですが。次の日の朝、母が俺にしきりに聞いてきました。
「○○、あん時、ほんとにあんた1人だったのかい?」
と。
朝になって
「あれは夢だったんだ…」
と頭を整理しようとしていた、 おれはカチンときて
「1人に決まってるだろう!」
と母に怒鳴りました。
一瞬、強く言いすぎたと思い、母を見るとポカーンとして、一言…。
「でもねぇ…、母さん、確かに聞こえたのよ。あんたの声といっしょに女の子のすごい笑い声…」
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