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都市伝説・・・奇憚・・・blog

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2024.04.19 (Fri) Category : 

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裏S区

2019.06.07 (Fri) Category : 創作作品

(※管理人注:今更ですが、未掲載だったので)

763:本当にあった怖い名無し 2007/03/14(水)04:54:54ID:Xss+iCNa0
長文です。

九州のある地域の話。
仮だがS区という地域の山を越えた地域の裏S区って呼ばれてる地域の話。
現在では裏とは言わずに「新S区」って呼ばれてるがじいちゃん、ばあちゃんは今でも裏S区と呼んでる。
まぁ、裏と言うのは良くない意味を含んでる。
この場合の裏は部落の位置する場所を暗に表してる。
高校時代は部落差別の講義も頻繁にあるような地域。そこでの話。
(あくまで体験談&自分の主観の為部落差別、同和への差別の話ではありません)


今から何年か前に男の子(仮にA)が一人行方不明になった。(結局自殺してたのが見つかったけど)
俺はS区出身者。彼は裏S区出身者だけどS区の地域にある高校に通ってた。
まぁ、彼は友人だった。あくまで「だった」だ。

1年の頃は仲良かった。彼が一人の生徒をいじめるまでは。
いじめられたのは俺。周りはだれも止めない。止めてくれないし、見てもない。傍観者ですらなかった。
必死にやめてと懇願しても殴る、蹴る。俺は急に始まったから最初はただの喧嘩と思い殴りあったが、彼の体格と俺のでは全く強さが違う。
でも、次の日も急に殴ってきた。意味も無く。理由を聞くも答えない。
薄っすらと笑ってたからもう兎に角怖かった。



764:本当にあった怖い名無し 2007/03/14(水)04:57:13ID:Xss+iCNa0
ある日いきなりAが学校に来なくなった。俺はかなりうれしかった。
でも、もうその状況では誰も俺に話かける奴はいなかった。初めての孤独を味わった。
多数の中に居るのに絶対的な孤独だった。それからAが3週間学校を休んだある日、先生が俺を呼び出した。
ここからは会話

先生「お前Aと仲良かっただろ?」
俺 「いえ・・。」
先生「う~ん・・・。お前Aをいじめてないか?」
俺 「はい??え?俺が??それともAが俺を???」
先生「いや、お前が。大丈夫誰にも言わんから言ってみろ。問題にもせんから」
俺 「いや、俺がですか???」

このときは本当に意味が分からなかった。先生の中では俺がいじめてることになってるし。
で、俺は本当のことを言うことにした。

俺 「本当は言いたくなかったけど、俺がいじめられてました・・。皆の前で殴る蹴るの暴力を受けてましたし・・・。」
先生「本当か??お前が??他の生徒も見てたか??」
俺 「見てましたよ。っていうか何で先生は俺がいじめてるって思ったんですか?誰かが言ったんですか?」
先生「いや・・・。いや、何でも無い。」



765:763 2007/03/14(水)05:01:28ID:Xss+iCNa0
先生の態度がこの時点で明らかにおかしい。何故か動揺してる感じ。それから数分二人とも無言。
その数分後にいきなり先生が言い出した。

先生「Aがな、休んどるやろが?なしてか分からんけど、登校拒否みたいな感じでな家に電話しても親がでておらんって言うてきるんよ。」
俺 「・・・。」
先生「そんでな、昨日やっとAと連絡とれて、色々聞いたんよ。そしたらAが言ったのがお前が怖いって言うんよ。」
俺 「はい??俺が???」
先生「う~ん・・・。そうなんよ。お前が怖いって言って聞かんのよ。」
俺 「いやいや、俺が?逆ですけどね。俺はAが怖いし」
先生「ほうか、いや、分かった。もっかい聞くけどお前はいじめてないな?」
俺 「はい。」

って言うやりとりの後解放されて、自宅に帰った。



766:763 2007/03/14(水)05:02:42ID:Xss+iCNa0
実際のイジメって多人数を1人でイジメルものだと思ってた。中学生の時にイジメを見たことあったからそのときのイメージをイジメだと思ったし、よく聞くイジメも大体が多人数が1人にお金をたかる、トイレで裸にする。こういうことをすることだと思ってた。

まさか、たった一人の人間がたった1人の人間をイジメルのに先生まで巻き込み俺一人だけをのけ者にしようとしてるとは思わなかった。
生まれて初めて人に殺意を抱いた。ぶん殴るとかじゃなく、ぶっ殺したい。って本気で思った。



767:763 2007/03/14(水)05:04:32ID:Xss+iCNa0
その次の日から俺は学校を休んだ。行く気にはなれんし、行っても一人だし。と思って。
ただ、この登校拒否中にありえないものを見てしまい、俺はちょっと頭がおかしくなりかけた。
起こったのは、「飛び降り自殺」

俺の住んでたマンションから人が飛び降りた。
たまたまエレベーターホールでエレベーター待ちだった俺の耳に「ギぃーーーーー」って言う奇怪な声と、その数秒後に「どーーーーん!」っていう音

そのどーんっと言う音は自転車置き場の屋根に落ちたらしいのだが、それを覗き見たときは本当に吐き気と涙がボロボロ出た。
これはただの恐怖心からなんだが、でもイジメにあっていた俺にはとてつもなく多きな傷だった。
これは本当にトラウマになっていて今でもエレベーターに乗れなくなった。

会社とかにある建物の中にある奴はまだ何とか乗れるが、マンションにあるような外の風景が見えるものには全く乗れなくなった。
なぜならこのときに絶対ありえないものを見たから



768:763 2007/03/14(水)05:06:04ID:Xss+iCNa0
自転車置き場を見下ろしてた俺が前を向きなおした瞬間に螺旋階段が見えた。
そこに下に落ちてる人間と全く同じ服で髪型(これは微妙で下にあるモノとは異なってたようにも見える)のニンゲンが立ってた。
これは多分見てはダメだったんだと思う。螺旋階段を下に向かってゆっくり降りていってたんだ。すごくゆっくり下を向いたまま歩いてた。
下にあるものと瓜二つのニンゲンが。

ここでエレベーターが来たときの合図の「ピン」って音が鳴ったんでビク!ってなり後ろを振り向いた。
そこにも居た。と思う。多分いたんだろう。でも良く覚えてない。今考えれば居たのか?と思うけどそのときは居たって思ってた。
「ピン」の音に振り返った瞬間にどーんって再度聞こえたんだ。

でも、今度の音はエレベーターの中から。どーん、どーーん。どーーーん。どーーーーん。って俺はもう、発狂状態になってそれから倒れたみたい。

直ぐに病院に連れて行かれた。見たもの、聞いたものを全て忘れるように医者から言われて薬も処方されてそれから1週間は「うぅぅ」ってうめき声を上げてるしかなかった。

1週間過ぎぐらいにはだいぶ良くなっていたのだけど、本当は親や医者をだましてた。
よくなってなんか無かった。寧ろそのときからその「どーん」って音はずっと着いて廻ってた。



769:763 2007/03/14(水)05:08:35ID:Xss+iCNa0
その後、学校に行こうと思いだしたころにAの存在を思い出した。俺がそもそもこんな事になったのもAのせいだ。
あいつがあんなイジメをしなければこんな目にもあわなかった。アイツは俺をこんな目にあわせる様な奴だから居なくなればいい。
そうだ、この「どーん」って言う音に頼もう。
って本気で思ってた。俺は本当におかしくなってたんだと思う。本気でこの「音」の主にお願いしてた。

次の日に学校に行った俺は昼休みの時に早退したいと先生に言った。
先生も俺がどういう状況かを知っていたからすぐにOKを出してくれた。Aはその日も休みだった。
その帰りがけに先日部落差別を無くそうという話を学校でしていた(講義で)、おじさんに出会った。

そのおじさんはAのおじさんに当たり何度か会って話したこともあった。
だけどそのおじさんが俺を見た後からの様子や態度が明らかにおかしい。
最初見かけた時は普通に挨拶をしたのにその後俺を二度見のような感じで見ていきなり、
「あ~・・・。」
とかいいだした。
俺は
「こいつもAに何か言われてんのか?」
って感じで被害妄想を爆発させて怪訝な態度のこのおじさんを無視して横切っろうとしてた。
そのときに急にそのおじさんがブツブツブツブツお経のようなものを唱え始めた。

俺はぎょっ?!っとして、そのおじさんを見返した。いきなり、あって
「あ~」
などとわけのわからない態度を取り出し、それだけならまだしも俺にお経を唱えたのだ。



770:763 2007/03/14(水)05:11:06ID:Xss+iCNa0
生まれて初めて自分から人をぶん殴った。
言い訳がましいけど精神的におかしかったから殴る事の善悪は全くなかった。
ただ、苛々だけに身を任した感じ。いきなりでびっくりしたのかそのおじさんもうずくまって
「うぅ。。」
って言ってたが無視して蹴りを入れてた。Aの親戚ってだけでも苛々してたのもあり、
「こら、お前らの家族は異常者のあつまりか?人を貶めるように生きてるのか??お前差別をどうのこうの言ってたが自分がする分にはかまわんのか?あ~??何とか言えや。こら!お前らは差別されるべき場所の生まれやけ、頭がおかしいんか?」
って感じでずっと蹴り続けてた。でも、ここで再度予想外のことが起きた。
以下会話。



771:763 2007/03/14(水)05:13:14ID:Xss+iCNa0
おじさん「ははははははははは」
俺 「!?なんか気持ち悪い。いきなり笑い始めやがって!」
おじさん「あははははは。お前か、お前やったんか。はははは」
俺 「??まじ意味分からん、なんがおかしいんか?」(未だ蹴り続けてたけどこの時は大分蹴りは弱くなってる。)
おじさん「ははは、やっと会えたわ。はははそりゃAも****やなー。ははは」(何を言ってるのか意味不明。)
俺 「は???お前ら家族で俺をイジメようてしよったんか?」(この辺りで怖くなって蹴らなくなってた)
おじさん「おい、お前がどうしようが勝手やけど、○○←俺の名前 が痛がるぞ。アニキは許しても俺は見逃さんぞ」
俺 「は???マジでお前んとこはキチ○イの集団なんか?おい?」
おじさん「○○君、ちょっと黙っとき。おじさんが良いって言うまで黙っとき」
俺 「いや、意味わから・」「どーーーーーん」

いきなり耳元で音が鳴った。俺はビクってして振り返ったら目の前にのっぺりとした細面の顔が血だらけのままピクピクしながら笑ってた。
俺はまた、発狂した。
この顔の見え方がかなり異常で、通常ニンゲンの顔を見る場合に半分だけ見えるって言うのはありえない。
でもこの目の前の顔は、例えていうとテレビ画面の中にある顔がカメラのせいで半分だけ途切れてて半分は見えてる状態。
その瞬間にAのおじさんに力いっぱい殴られて、意識を失った。



772:763 2007/03/14(水)05:14:20ID:Xss+iCNa0
起きた時に、俺は家の自分の部屋ではなくてリビングの隣の両親の寝室で寝かされてた。
時間を見たら20時。リビングからの明かりが漏れてて両親が誰かと話しをしてた。
俺が起き上がり、寝室のドアを開けてその人物を見たときにすぐに飛び掛った。
AのおじさんとAの叔母に当たる人がそこに座って両親と話てたから、それを見た瞬間にもう、飛び掛ってた。
直ぐに親父に抑えられてたけど俺は吼えてたと思う。

Aのおじさんは
「ごめん、本当に悪かったね」
を繰り返してたけど、どうしても許せなくて親父の腕の中でもがいてた。
母親がイキナリ俺の頬をひっぱたいて、
「あんたも話を聞きなさい!」
とか言い出してたけど、俺はもう、親にまで裏切られた感じがして家を飛び出そうとして親父の手から抜け出し、自分の部屋に向かい上着とサイフをとった。が、上着を羽織ろうとした瞬間に上着の腕の中に自分以外の手があった感触がして再度叫んだ。

両親とAのおじ、叔母が直ぐに来て、Aの叔母がブツブツ言いながらお経みたいなものを唱え始めだしておじが俺の服を掴んで踏み始めた。
親父は青ざめてそれを見てて、母親は一緒に手を合掌して俺を見てた。
この時は、マジで自分が狂人になったのかと思った。

数分後俺も落ち着いてきて、両親とAのおじ、おばと共にリビングへ向かった。
それまでの短い時間、Aのおじさんはずっと俺に謝ってた。
それからのリビングでの話しは今でも忘れられないしそこで再度起こったことも
忘れられない。以下会話(Aのおじさん=Bさん、Aのおばさん=Cさん とする)



774:763 2007/03/14(水)05:17:22ID:Xss+iCNa0
Bさん「本当に、殴ってしまってごめんな。」
俺 「いや、いいです。こちらも苛々してましたのですみません。」
親父「ん?お前なんかしたんか?」
俺 「いや、俺がBさんを殴ってしまった。」
Bさん「あ、いや、それは俺が○君を見ていきなりお経とか唱えたから嫌な気がしたんやろ?○君のせいじゃないわ。俺がいきなりすぎたんがいけんかったやから」
親父「申し訳ございません、それは聞いてなかったので」
俺 「え?なんの話をしよん?俺がBさんを殴ってBさんがいきなり」

  ここまで言って気絶前の事を思い出した。

俺 「あれ??俺気絶する前にナニカ見たわ・・・」
Bさん「うん、そやろな・。俺は○君みて直ぐに気づいてなぁ。何かおるって、それでお経を唱えたんよ」
母 「大丈夫なんですか?何かって何ですか?」
Cさん「えっとね、私らが住んどる地域がなんで裏S区って言われるか知っとる?」
親父「えっと、失礼かもしれませんが、差別的な意味ですよね?」
Bさん「それはそっちだけの認識やな、じいさん、ばあさんによう言われたやろ?裏Sには近寄るなて」
親父「言われましたね。でもそれは部落差別的なもんやと思ってましたけど、違うんですか?」
Bさん「いや、そうや。そうなんやけど、差別があるけ言うても今も言い続けよるんは裏Sの歴史がちと異常なんや。」
親父「いや、私も妻も生まれはS区やからその辺は分かってますけど、部落とか集落系での差別ってどっこも同じようなものでしょ?だから、異常っていうのはわかります。」

Bさん「はは。そうやろ?そういう風にとらわれてしまってるんやな。裏S区は部落やからって事でも他国のモンの集まりでもなく昔からこの地域に住んでたモンの集まりなんや。」
親父「はい。ただ、違いが私にはちょっと・・。」
母 「あれですか?あの鬼門がどうのとかって言う話ですか?」



775:763 2007/03/14(水)05:19:14ID:Xss+iCNa0
Bさん「ん?鬼門の話か。まぁ、そんな感じなんやろうけど、裏Sにうちと同じ苗字が多いやろ?」
母「はい。多いですね、A君とことBさんの家は親戚やから当たり前やけど、それにしても多いですね、S区には全然いないのに裏S出身者では結構みかけますしね」
Bさん「あの辺は昔から霊の通り道って言われとんな。ナメ○○○(なんて言ったかは不明)とかそんなの聞いたことないですか?」
親父「いや、名前はしらないですけど、聞いたことはあります」
Bさん「まぁ、その地域はそういう地域でして、うちらの家系はほとんどが霊感があるっていわれてたんですね。それが原因で発狂する奴もおれば、いきなり何するかわからんって感じでいつの間にかそういう集落、部落になっていき差別されるようになったんですわ」

母 「でもそれやと裏S区はかなり広いからおかしくないですか?Bさんとこの家系だけで裏S区自体がそういう風にわかれますかね?」
Bさん「うん、わかれるんやろうな。最初は3,4の家のもんが発狂し始めてて、でも、それが村中で始まってってなってって最終的に4,50件も起きれば、その周辺全体がおかしいって思われるやろうし昭和の時代にそんなアホみたいな話を信心深く聞く人間が少なくなってきてるしな」

親父「それでも、それで部落になるんかなぁ。」
Cさん「まぁ、うちらの家系ではそう教わっとるんです。だから生まれてきた子らには霊が見えるってことを前提に接しとる。見えん子もおるやろうけど、霊は居るって教えとるんですよ」
俺 「いや、それと俺が体験しとるのとBさんの話と何が関係するんですか?」



776:763 2007/03/14(水)05:20:53ID:Xss+iCNa0
Bさん「○君。最近Aの様子がおかしくなかった?いきなり学校休んでるのは置いといてそれ以外になんかおかしいことなかった?」
俺 「最近っていうか、わからん。急に殴りかかってきたりしてたけど。」
Bさん「急にか、なんも言わんかったか?」
俺 「いや、急に。意味わからんし。あ!そういうことか。Aが急に異常になったってこと?霊が見え初めて発狂し始めたんっすか?」
Bさん「いや、Aはまともや。でも何をすればいいかわからんかったよ」

俺 「は?まともじゃないっすよ。あいついきなり殴り始めたし、しかも笑いながら。皆怖がって俺を助けようともせんかったし」
Bさん「○君、殴られたときに怪我するようなこと受けてないやろ?いや、殴る事自体は悪いことやから庇ってるんじゃなくてな。うちの家系での霊を見つけたときの対応は笑う事なんよ。やけん、異常者に見られることもあるけど、普通は無視してるんやけどな。」
母 「ってことは、○に霊がついてたって事ですか??」
Cさん「うん、今も憑いてる。それと○君ベランダに誰か見える?」
俺「はい??なんですか?ベランダですか?」



777:763 2007/03/14(水)05:21:36ID:Xss+iCNa0
ここで俺は気絶するまえに見たモノとは別のものを見て発狂しそうになった。
Cさん「大丈夫。絶対にココには入れんから。」
親父「え?なにがですか?」
親父には見えてないし、もちろん母にも見えてない。

Bさん「あ、いえ。それでね○君にはちょっと憑いてるんや。」
俺 「あ、あれか。。。飛び降りの奴みてしまったからか。。」
Bさん「いや、ちがうよ。あれは多分たまたま。本当に偶然。でもその偶然がベランダの奴でそれ以外についちゃだめな奴が憑いとる。」
俺「 え?」
Bさん「うん、それがついちゃだめなんよ。厳密に言うと霊とかじゃなく、うちの家系では××××って言うんよ。それを言葉には出しちゃだめですよ。すぐ移るから」(両親を見て)
母「××××」(なんて言ったか忘れた・・・、バラ??なんとかだったけど不明。)
俺「!?」

母「これで私についたけん○は大丈夫でしょうか?」
Bさん「いや、そういうもんでもないけど、本当にそれは言わないでください」
母「息子が困るのは一番いやですから」
Bさん「多分、それをするともっと困ります」
俺「もう、やめていいよ。っていうかなんなん?俺が霊に呪われててAはそれみて俺をなぐってたん?でも、それはおかしいやろ。そんなんします?普通。っていうか、笑いながら殴ったらいいん?霊が追い払えるん?」(ちょっと困惑しててまくしたてた)

Cさん「ごめんね、そういう風にしか教えてなかったからやったんやろうね」
Bさん「お払いするときにはな、絶対に笑いながら相手を追い出すんよ。こっちは余裕だ、お前ごときって感じで。んで憑かれてる者を叩くと憑いてるものが逃げ出すって感じなんよ。もちろんお経やったりお呪いやったりが必要なんやけど、あいつは見様見真似でやってしまったんやろうな」
俺「でも、あいつ蹴ったりもしたし」
Bさん「うん、それは行き過ぎやな。でも、Aが学校休んでる理由は○君が怖いって。まぁ、○君に憑いてる者が怖いってことなんやけどな。」



778:763 2007/03/14(水)05:23:20ID:Xss+iCNa0
それから数分そういう話をした後にCさんが御祓いするための道具を駐車場に取りにいって、Bさんが俺を守る形で周りを見張ってた。
その後準備が整い、御祓いが始まったけど、今まで見たどの御祓い方法よりも異常だった。
神社のような御祓いでもなくお寺のようにお経を唱えながら木魚を叩いてるわけでも無い。
ただただ笑いながらお経を読んでる感じ。そのお経もお経という感じではなくブツブツブツブツを繰り返してて小声でただ話してるような感じだった。それから何度か手を叩かれたり、頭を払われたりした。

それが終了してBさんが、
「もう大丈夫」
と俺に言いCさんが
「もう見えないでしょ?」
っていうのでベランダを恐る恐るみてみたが何も無かった。



779:763 2007/03/14(水)05:24:56ID:Xss+iCNa0
次の日から俺は普通通りに学校に行くようになった。(ただし、エレベーターは一人で乗ることが出来ないためいつも親と一緒に乗ってた・・・。)
ただし、この日Aに異常が起きたらしく、その日の夜に
「Aが居ないんだけど○君の家に行ってないか」
という連絡がAの父親からあり、次の日からBさんやAの両親が捜索願いを出して探してたらしいが、家に家出をするといった感じの手紙が置いてあり家出人の捜索のため警察が捜索をするということは無かったらしい。

Aの親が電話をしてきた理由は、その手紙に俺の名前が何個も書かれていたこと。が起因らしい。
俺は霊がのりうつってたからと言う理由があったからと言ってAを許してはなかったからどうでもいいって思ってた。
Aが行方不明になって3日目の朝にどーーーん!っていう音が聞こえて起きた。

俺はもう、そんなことがないと思ってたから本当に汗がびしょびしょになり直ぐに親の部屋に逃げこんで少したって夢での出来事だったことに気付いた(というかそういう風にした)
ただ、その日にAが飛び降り自殺をしており時間帯も朝方であったと聞いてその夜から怖くなってきて一人で寝ることが出来なくなった。

遺書が見つかっている事から自殺で間違いないようで、遺書の中に俺宛の部分があり
「ごめん、本当にわるかったね。多分俺らの家系は部落でちょっと頭がおかしい家系が多いんやと思う。自分の家系のせいにしたくないけどお前を殴ったのは本当に悪かった。ごめん。」
って書かれてた。



780:763 2007/03/14(水)05:25:49ID:Xss+iCNa0
それからその次の夜にお通夜があり俺も両親とともに行ったのだが、俺はすごく嫌がってた。ただ親が
「一応供養だけはしとかな変なことあったら嫌やろ?」
って言うので仕方なく行くことになった。
お通夜もかなり変わっており、通常のお通夜とちがい遺影など無くその代わりに紙にAの名前が書いておりそれを御棺の側面にびっしり貼り付けていて、近づくのも嫌になるような不気味さを漂わせてた。

Bさん曰く
「写真を置くと写真の顔が変形するんだよ、それを見るのが耐えれないほどの奇怪なモノだからこの地域ではこういうやり方でやるんだ。名前の書いた紙をびっしり貼ってるのはコイツはAだ。××××ではないんだ、っていう証なんだ」
との事。(本当に意味不明、奇怪すぎる内容にひいた。)

その時Aの父親が俺に話かけて来て
「迷惑かけてごめんね。」
とAが家出したときに書いた手紙と遺書を見せてきた。
遺書の部分は上記の通りだが、この時は本当は見たくなかった。

家出をした際に書かれた手紙には
「○←俺の名前 にあいつが憑いてたんだけど、ずっと俺を殺そうと見張ってる。おじさん(Bさんのこと)が○のあいつを御祓いしたからもう大丈夫って言ってたけど、あいつは俺に来たみたい。でも、おとうさんはあいつを御祓いできないだろうし、おかあさんの家に行ってきます行く道であいつがついてきたら、他に行ってみるね。」
とあった。

Aの両親は別居中だったためAは母親方の実家に向かったらしかったがそのまま行方不明になったらしい。
ただ、何故か警察は家出だと言って行方不明というよりは家出人としてしか扱わなかったそうだ。

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781:763 2007/03/14(水)05:26:33ID:Xss+iCNa0
それは本当に見なかったほうが良かったって思った。あいつとか書かれてるし、意味も不明なのでその日までの現実離れした出来事をかなり思いだされて怖さで震えてきた。Aの自殺した時間が朝方だったことも怖さをましてココには居たくないって本気で思った。

俺がおかしかったんじゃなく、こいつらが異常だって思った。お経も無く変な平屋のような場所に棺桶が置かれておりびっしりとAの名前が書かれた札を貼っていて、その挙句親戚の何人かは笑っているのである。
韓国だかどこかで泣き子といって泣くだけの為に葬式に参加してるってやつがいるって気味の悪い話も聞いたことがあるけど、この集落に伝わる葬式も気味が悪いを通り越して異常でしかなかった。

うちの両親もさすがにこの状況は怖かったらしく、
「もう、かえるか」
と挨拶も早々に切り上げた。



782:763 2007/03/14(水)05:32:31ID:Xss+iCNa0
それから数日後にBさんが両親に言ったのが俺に憑いてたのはAのおばあさん(つまりBさんの母親)が××××になって(霊だろうけど、そうは言わなかったので)憑いてたとのこと。もう、そんな話はどうでも良いから聞きたくも無かったけど、聞いといてとの事なので聞かされた。
飛び降り自殺をしたニンゲンも裏S区出身者で××××に追いかけられてた事。俺に取り憑いた理由はわからないが、以前Aの家に行った時についたのかもとの事。等を聞かされた。

そこで俺も怖いと思ってたことを2つ聞いた。
1つ目はBさんに殴られる前に見た 顔
2つ目は飛び降りしたはずの人間が階段に居て下の遺体のもとに駆け寄ろうとしてたがアレは何なのか



783:763 2007/03/14(水)05:33:29ID:Xss+iCNa0
そうするとBさんは
2つ目については
「死んだ人間は死んだことを分からない事が多い。だから下に自分が居たので取りに行こうとしたんじゃないかな」
との事。
ただ、そこで邪魔をされると呪いをかけようとするとの事。

ここで俺は邪魔をしてないと口を挟んだところ、
「お前、エレベーターを呼んだだろ?「ピン」って音が邪魔なんだよ。」
ってBさんの口調がかなり強い言い方に変わった。
本当に飛び跳ねそうになった。俺の両親もかなりびびってきてた。

Bさんはその口調のままいった。
「お前なぁ、見ちゃだめだろ?俺はいいがお前はだめだろ?見んなよ。俺をみんなよ。なぁ?おい。聞いてるか?おい?」
って感じで。さすがに親父が怒って
「何言ってんだ?怖がらせてどうする!」
というとBさんがビクンってなって、
「あ、ごめんなさい。もうしわけない、ちょっと来てたので聞いてみようと思ったんです、もうしわけない」
って言い出して口調を戻した。
「見てはダメだったと言っても見たくて見たんじゃないから、もういいだろ?な。」
と自問自答を繰り返しその後俺に向かって
「もう、絶対に大丈夫、本当に申し訳なかった。この亡くなった奴も××××に追いかけられてて、○君にのりうつってたあいつに怒ってしまって、○君のとこに着たみたい」
との事



784:763 2007/03/14(水)05:36:17ID:Xss+iCNa0
1つ目の質問については
「それが××××」
との事(この名前はもしかしたら日本語とかでは無いか、もしくは方言なのかなぁとこのときに思った。)
そしてAのおばあさんが××××になってしまった。でもAの父親が自分の母を消すのは心許ないとの事で御祓いを避けてたとの事。
ただしAが亡くなってしまったため流石にもう腹を決めたらしく御祓いを昨日済ませたとの事。等を聞いた。
そしてBさんが帰るとの事だったので玄関で見送りした



785:763 2007/03/14(水)05:37:13ID:Xss+iCNa0
Bさんが玄関を出た直後に、いきなりBさんの笑い声が聞こえた。
「あはははははは。ははははは」
って。
俺はびくっ!ってなり膝から崩れた。親父は
「やっぱりあそこの連中はおかしいわ」
と怖さからかそれとも本当に怒ってるのか怒鳴る感じでそういってた。

母は
「もう、あの人らに関わるのはやめようね」
と言い出して涙目になってた。
あんな話をしてて、笑いながら御祓いすると聞いてても流石に家を出た瞬間にあんな笑い声を張り上げている奴を同じ人種とは思えない。

「あはははははははは」
と笑っててその声が聞こえなくなって初めて三人とも動けるようになり、リビングに戻った。俺が
「あいつらはおかしいよ、絶対異常やって。っていうかあいつエレベーターで帰ったんやろうか?」
と言ったら、親父が
「あいつとか言うな、一応年上やろうが。はぁ。。。もう、関わらんようにしとけ」
と言って鍵を閉めに行った。

その直後に
「はやくかえれ!!」
っていう怒鳴り声が聞こえて心臓が止まりかけた。母親も「ひぃ」ってなってた。
親父が鍵を閉める前に夕刊が郵便受けに入っており、それを中から取ろうとしたら上の部分に引っ掛ってしまっており外から取ろうとしたらしい。しかし、Bさんがまだエレベーターホールでニヤニヤしてたらしい。

親父はぶち切れてて
「警察よぶぞ!」
とか言い出しており(怖かったんだと思う)横の家の人とかも出てきて、Bさんは
「え、い、いや、今帰ろうとしてたとこです。え?なんですか?」
とか言ってたらしい。
言った瞬間に又ケタケタと笑い始めてエレベーターに乗って帰ったらしい。
(親父が「塩まけ。塩!」と言い出し狂ったように塩をまいていたので隣人からしたら親父も異常にみえたかも。)



786:763 2007/03/14(水)05:38:38ID:Xss+iCNa0
その後両親と一緒に有名な神社に行って御祓いを受けて、家を引っ越した。
S区からは移動してないため同じ学校の地域だったが俺は他の地区の学校に転入をしてもらいそれ以降は一切裏S区には近づいていない。
今は新S区と名前を変えてるが地域性自体は変わってないようであり、従兄弟の通うS区の学校では、未だに同和教育があり地域は言わないものの差別的な事が現実にあると教えてるとの事。しかしアクマで部落、集落への差別としか言わず、裏S区の事情、情報は皆無で裏S区と呼ぶと教師が過敏に反応し新S区だ。と言い直したりとかもするそうである。(これは九州特有の人権主義、日教組等によるものだと思うけど。)
Bさんに関しては一切関わりを絶っているため今はどうなってるかは不明。

うちの両親はこの事件までは裏S区に関しての差別意識は皆無だったが、これ以降はかなり毛嫌いしており、その地域の人達との関係をかなり制限してる。
俺はそれ以降霊的な出来事は皆無だけど、エレベーターだけは一人で乗れずはずかしながら一人で寝ることも出来ないので妻にすごく馬鹿にされている状態。

終った直後の頃はトイレに行くときも親を起こして(高校生なのに。。。)一々行ってた位に心身が恐怖で埋まってた。
俺に関しては裏S区の出身と聞くと差別というよりも恐怖だけが全身を駆け巡り話も出来なくなる。


駄文、かなりの長文失礼しました。一応体験談として置いておきます
読んだ人マジで乙



790:本当にあった怖い名無し2007/03/14(水)06:36:23ID:dhgGJIiD0
>>763
すまん、書き忘れ。
乙!
クオリティたけぇな。かなり好きな部類の怖さだ



815:本当にあった怖い名無し2007/03/14(水)14:31:05ID:i5KkXNpR0
>>763
いや~、じわじわ来るね。
何か宗教的なものか、地域性なのか知らないけど
かなり変な恐怖を感じるものですた。お久しぶりに良。
おもしろいので次もよろしゅ



865:本当にあった怖い名無し2007/03/15(木)06:31:44ID:1O/5IGTj0
>>763
相変わらず、すごい話だな
自分も九州人なんで大体あそこの事か~と思う
俺の母方の血筋もやっかいでな
母方の祖母の実家の地域が裏S地区みたいな漁村だった
場所は北部九州の西はずれにあたる
763の裏S地区とは違うだろうけどね
俺は特別怖いおもいをした訳ではないがその地区人間はどこかおかしかったし独自の風習と宗教をもっていたな
九州はいまだに神道、仏教以前の土着宗教が残っているな
10歳から15歳までの間に3回ほどその地区に足を運んだことがある
俺もその内話すよ



872:本当にあった怖い名無し2007/03/15(木)07:12:20ID:hSQBbEDtO
>>763
頑張って書いてくれたのはよく分かるんだけど、
長いってレベルじゃねーよ!!!!
びっくりしたよ。読み手のことをもっと考えたほうがいいと思うよ。



787:本当にあった怖い名無し2007/03/14(水)05:54:50ID:p2iVS/oK0
>>786
長文乙



804:本当にあった怖い名無し2007/03/14(水)11:23:20ID:gv7PbJOv0
>>786
怖かったー
あと、××××の詳細を教えて欲しいな



794:本当にあった怖い名無し2007/03/14(水)07:23:35ID:P+0bnYpSO
乙。
殿堂入り!
不謹慎かもしれないが『面白い』
長さを長く感じさせないし終わってしまった時はもっと知りたい、読みたいと思った。



835:763◆MOBqqkAfh6 2007/03/15(木)05:33:06ID:nyVgvoIt0
アナザーストーリーやってみるよ。
(ただし実体験での上でね)
その前にトリつけておきます。


余計な話になりかねないのでスルーしてください。
また、これから書くことは俺の体験とは全くの"別物"です。
(俺はこの事件以降霊的体験皆無ですので。それと信用してる友人ですが、この話が信用できるかは不明)



836:763◆MOBqqkAfh6 2007/03/15(木)05:34:27ID:nyVgvoIt0
アクマで聞いた話の為本当かどうかは不明。(俺の体験だと本当と言い切れるが人の体験なので)
自分の体験をS区出身の友人に話したところ彼が(仮にKとする)俺に酷似するような体験があると言い出したので聞いた話(ただ単に対抗したのかもしれないので。。。)

まずはKについて。中学からの付き合いで高校は俺が引っ越すまでは一緒。
ただし引っ越す前までにそこまで仲良かったわけでもない。大学時代になって再度仲良くなった。
霊的な体験談多数。しかし、本人曰く
「全然怖くないことばっかり、あんな事件があったし」
それ以外にも変な体験が多い。

例1;
大学時代にストーカー(女)に付きまとわれる。
(ただし、このストーカーは異常者でありKをストーカーしてるというよりKが住んでいた部屋への異常なまでの執着心。これは怖かった。)

例2;かなり有名な殺人事件が借りていた部屋の近くであり、Kの家に、殺されているはずの人間が出てきて(夢まくらの様な感じ)その次の日に事件が発覚。犯人の自供から死んだ時間と現れた時間が一緒だったとの事(本当かどうかは不明。)

例3;風俗に行って風俗嬢にいきなり耳を噛まれる。その際に耳元で「あーああーあーあー」と言われたとの事(意味不明、耳に噛まれた後あり)

例4;以上の事からK自体に何かがとり憑いてる可能性があるため神社に御祓いに行くも拒否される。
これはうそ臭い。神職にある者が助けを断るとは思えない。がKの彼女の話からすると本当の事らしい。
(意味不明、理由も不明)

そんな感じの奴。ただし、実際に話を聞くと全てに置いて真実味がある為嘘ではないと思います。


話をもどします。



837:763◆MOBqqkAfh6 2007/03/15(木)05:35:42ID:nyVgvoIt0
S区って言うのはかなり大きくて、目の前に海、後ろに山がある。
S区の目の前の海を正面と捉えており、山を越えて広がる場所が裏S区。もちろんこちらもそれなりに大きい。
ただ、裏と名前がついたり差別観的な名称からも分かるとおりS区と裏S区ではかなり文明が異なる。

裏S区にはまず電車が通っていない。電車に乗って隣町(S区から見ての話だが)に行く際にもわざわざ車かバスでS区に出てきて電車に乗らなければならない。たかが隣町に行くだけに3,40分以上かかってしまうのである。
だから、裏S区出身者はあまり外に(自分の地域以外の事)出たがらない。

その為か、かなり身内に対しての思いやり、連結力というのは強く子供の起した事件に関しても一々親がしゃしゃり出てくる。ただし、こういう地域に限り絶対にある「排他的」なものに関してもかなり強い。

例えば、俺が高校の時にAに苛められたときに殆どの奴らが俺に対して手を差し伸べる事は無かった。
俺は生まれも育ちもS区なのだが、クラスの半数以上が裏S区出身者の為裏S区の奴等に関しては傍観とか無視とかとも違うくて、「そこに俺は居ない」って本気で思ってる感じ。

また、S区の奴等にも友人が居たが、彼らは裏S区の人間を怖がっている為か、俺に手助けをしたり庇ったりして、もし何か自分に火の粉がかかるかもという事を嫌がってる感じでの無視。まぁ、俺の中でも一番仲が良かったAの突然の奇行にビビッてたし他に助けを求める気も無かった。また、裏S区は本当に田舎な為未だにヤンキーと言われる奴等が多く、たばこやお酒は当たり前でシンナーまで吸ってる奴も居た。(流石に俺の高校には居なかったけど、S区出身者で裏S区の学校に通ってる奴からの情報。また、その高校はお世辞にも頭が良いとは言えないためそういう奴等が集まるのは必然かも)



838:763◆MOBqqkAfh6 2007/03/15(木)05:36:35ID:nyVgvoIt0
ただし、ここで俺が疑問に思ったのが俺がAに苛められてる時に何も無かったようにしていた他の裏S区出身者には俺についてるモノが見えなかったのか?それともそれが見えたからこそ、Bさんが言った「通常は無視をする」っていう感じだったのかは不明。
ただ、後者のほうの様な気がする。そうでなければ教室の後ろでいきなり殴られたりしてるのに笑顔で飯食べたり、会話を楽しんだりなんか出来るわけない。

S区出身者の奴等でさえちらちら見てたのに、全く無いモノのように振舞えるわけが無いから・・。まぁ、どっちにしろ気持ちのいいものではない。
それと追記として俺の高校のときのクラスの5分の1の苗字がAと同じ。別に親戚とか従兄弟とかではないみたいだけど昔に遡ればそういう関係なのかもしれない。けどこれは不明。(俺が転入した先の高校にもこの苗字のやつが学年に3人ぐらい居たのでただ単にこの地域に多いだけかも)この家系の奴等だけしか見えないとしても裏S区の奴等に言えば理解し俺を無視ぐらいはするだろう。



839:763◆MOBqqkAfh6 2007/03/15(木)05:37:35ID:nyVgvoIt0
ここでKの話にもどる
ある日Kが裏S区の友人(G君とします。彼とは一度も話した事はありません)宅に初めて泊まりに行った時の話。

KはS区出身と書いたが、本当は小学生の時に引っ越してきた。それまでは福岡県の都会に居たらしくここに来たときにかなりの田舎だと思ったそうだ。俺からしたらS区は田舎でも都会でもない所謂普通の町だったけど、Kからしたら田舎らしい。
別に畑や田圃が広がってるわけでもないし、コンビニまで歩いて30分なんて場所も皆無な場所(むしろコンビニは多いと思う)。

まぁ、そんなKだから高校に入って裏S区の知り合いが出来て遊ぶ範囲が広がっていき裏S区の奴の家に泊まりに行くことになって初めて裏Sを見ることになる。初めて向かう際に足に使ったのがバスだったが、そのバスを待つ時間が40分に1本ぐらいの割合(高校の放課後の時間帯でそれ、朝や夕方5時以降から7時までは20分に1本。それ以降は1時間に1本とかそんな感じ)しかも隣町の都会に電車で出るよりも時間がかかる。それだけでもかなりショックだったらしくグダグダ文句を言ってたんだそうだ。

ただ、値段がかなり安い為(もし隣町の都会にバスでいくと300円以上かかるが、それ以上時間がかかるのにも関わらず160円ぐらい)裏Sの出身者はそのバスを結構用いてる為、Kがグダグダ文句を言ってる時に前に座ってたおばさんがまず咳払いをし始めてそれを合図かのようにその周りの2,3人がちらちらKを見てたそうだ(被害妄想っぽいけど。。)



840:763◆MOBqqkAfh6 2007/03/15(木)05:38:20ID:nyVgvoIt0
その後裏Sの田畑が広がるだだっ広い場所に出ていきポツンポツンと家が見えてきたところで、Kはバスを降りた。
バスの通り道はそのまま住民の主要道路となっておりそこしか大きな道はない。その為辺鄙を通り越したような感覚になる。

その時にすごく嫌な匂いがして顔をしかめてるとGが、どうした?と聞いてきた。
(めんどくさいので「・・・らしい」とか「・・・だそうだ」を多少省きKの話とします)
以下会話

K「この匂いなん?めちゃめちゃくせーよ」
G「なんの匂いよ?ちゅうかお前人の家の近くに来てめちゃめちゃ失礼やのぉ」
K「いや、なんやろ。なんか匂うやろ?わからんの?」
G「あ~、お前これ家畜の臭いやろ。牛とか豚とか飼っとるけん、そのにおいよ。気にすんな。あ、それとお前、さっきいらん事文句いうなや、後で俺が言われるやろうが。」
K「いらんことって?ちゅうか遠いもんは遠いやろ。しかも怒られるって。あんなおばさんとか無視しとけや。しかも全然知らんおばさんやし」
G「いや、お前が知らんだけやけね。俺とかは結構見かけたりするし、うちのオカンとかと知り合いかも知れんやろうが。」
K「まぁまぁ、俺は関係ないけいいけん、しかも俺が言ったんやけお前が気にすんな。俺が怒られるだけよ」
G「あー、それと、お前うちに来たときに変なこと言うなよ。匂うとか臭いとか。おとんにぶん殴られるぞ」
K「言わんよ。さすがに」
G「いや、まじめに聞けって。うちのおとんメチャメチャ怖いけん絶対怒らせんなよ」



841:763◆MOBqqkAfh6 2007/03/15(木)05:39:10ID:nyVgvoIt0
ここまで来てさっきまでのGの不真面目さが消えててGの父親の怖さを凄く強調するのでKはかなり緊張してきた。
その後Gの家に向かうことになったけど、バス停からさらに10分近くあるいてやっとつく。
さすがに文句言おうかと思ったけど、家の前に来たことでGの両親に聞かれたら困るしと思い何もいわなかったそうだ。

ただ、この時点でKはもう帰りかったらしい。理由は、3つ

1、臭いがひどすぎる。
家畜の臭いは今まで嗅いだ事の無いぐらいの臭いだそうでトイレの臭い匂いみたいな感じ

2、家が凄い怖い。
木造の平屋の様な家で、日本家屋的なものらしいけど、家の色が「黒」。別に真っ黒って意味ではないけど黒っぽい感じ。(これはAの家もそうだったけど、ただ薄暗い。都会育ちの奴には明るいのが当たり前だったからとかそんな感じではく、木目調の色合いがなんか黒い感じのもののみでって感じ)

3、お札びっしり。
家の玄関の扉をあけたら靴を脱ぐ前の壁にお札びっしり。(Aの家でも同じ感じだったが葬式だったからと思ってたがGの家は不明)



842:763◆MOBqqkAfh6 2007/03/15(木)05:40:28ID:nyVgvoIt0
この3つのうち一番嫌だったのはもちろん匂い。2に関しては外面が黒かろうが中に入れば普通だったので気にしないから。
3に関しても家の玄関の側面の靴置き場の場所のみなので家に入れば特に問題なし。

ただ、匂いだけはどうしようもない。家の中だから安全という感じでもなく少しはおさまってるだけで臭いものは臭い。
靴を脱いで居間に居たGの母親にあいさつをしてGの部屋にむかったところGの兄貴が居たらしく、一緒に色々と遊んでたそうだ。
Gの母親もかなりいい人でわざわざおやつや、ジュース等を持ってきてくれた。その際に
「K君ちゅうんか?ほうか、Gと仲良くしいや。ね?」
と言われたそうだ。

その後Gの兄が今日の夜は一緒に遊ぶか?と聞かれた為GもKもOKを出して遊ぶことになった。
ただし、遊ぶと行っても徒歩10分以内にあるものはバス停のみ。何をするのか?とも思ったそうだがGが
「うちの兄貴おもしろいけん、いっしょあそぼうなw」
と言われたので楽しみにしていたそうだ。



843:763◆MOBqqkAfh6 2007/03/15(木)05:42:02ID:nyVgvoIt0
その後ぺちゃくちゃ話をしてるとGの父親が牛舎から戻ってきて、
「おい、G、友人つれてこい。挨拶させんか。」
と聞こえてきたので少々緊張気味にあいさつ。あいさつも普通におわり、
「おう、よろしくの。Gと仲良くしとけの。」
と言われ、
「飯準備するけ手伝え」
の一言でK、G、Gの兄で用意をしてたそうだ。

その時に「キーーーーーーー」って言う小動物の鳴き声にKは焦ってビクっってなりながら、窓の外、庭を見たそうでそこでGの父親が鶏の頭を切り皮を剥いで調理用にしてたそうだ。Kはめちゃめちゃビビッたらしい。
生まれて初めて自分が食べるものを「家」で「殺める」事に焦ったのと同時にGの父親がニヤニヤ笑いながら振り向いて、
「うまいもん、食わせてやるけんのぉ。自家用やからうまいぞ」
の言葉に動きが止まった。

まぁ、確かに理解は出来ててもさすがに目の前で見るとちょっとヒク気持ちはわかる・・・。
でもK曰く飯はめちゃめちゃ上手かったそうだ。
そのときには匂いにも多少は慣れてるのと料理の際の良い匂いに部屋中が包まれる為気に留めなくなる。
ここで食卓中の会話。



844:763◆MOBqqkAfh6 2007/03/15(木)05:42:55ID:nyVgvoIt0
G父「どうや?うまいやろうが?ほとんど家で作っとうけんのぉ」
G兄「いや、うちの飯はうまいんは、おかんの手がかなりかかっとるけんのー」
G父「お前にゃ聞いとらん。どや?K。うまいやろ?」
K 「あ、めちゃめちゃうまいっす」
G父「おう、S区に住んどったら全部スーパーとかやろうけど、自家製ちゅうのは味が全然ちがうけんの」
K 「そうですよねー。うまいです」(何故か「S区よりもうまい」を強調してたとのこと)
G母「それはそうと今日、Hちゃん(G兄の友人)のおばちゃんが怒っとったよ。あんたらバスで何か言うたろうもん」
K 「あ、すみません。俺が道が長いって文句言うてもうて。」
G 「まぁ、悪気はないけん謝っとって」
G父「おい、G。お前一緒におっていらん事いうな。Kもこの辺に遊びに来るときに文句言うたらいけんぞ。夜中に××××がくるぞ」
(よく分からないけど俺の体験に出てくるような名前らしい。本当かどうかは不明。K曰く俺のと同じとのことだが俺は名前を良く覚えておらず、Kも適当に俺にあわせてるのかも)

G兄「はは、ちゅうか俺ら子供やないし、そんなじゃもうこわがらんて。」
G 「んなこというてG兄、結構信じとるやん。Hさんの兄貴がおかしくなったときもビビッて言いよんたやん」
K 「・・・。」(何の話か全く意味不明な状態)
G兄「あ?あほか。あいつの兄貴はシンナー吸いすぎなだけって」
G父「シンナーすっただけであそこまでなるか、ぼけ。っていうかお前等シンナーなんか吸ったらぶっ殺すぞ」
G兄「いや、俺は吸ったことないし、すうきもないって」
K 「××××ってなんすか?」
G父「!?」
  「お前はよそもんやから知らんでええわ。それとお前、その名前二度と口にすなよ。よそもんが言うていい事と悪いこともわからんのかのぉ」
G母「お父さん。K君も知らんでいいよんやけそんなん言わん。そんな言い方したりせんよ」
G兄「K。気にせんでええけん。だけどそれはこの地域の年配者には言うなよ」
K 「あ、なんかすいません。」



845:763◆MOBqqkAfh6 2007/03/15(木)05:44:24ID:nyVgvoIt0
こんな感じの流れでいきなりGの父親が怒り始めたらしい。
それで飯食ったらすぐにGの部屋に行って再度GとGの兄に
「その名前はかみさんみたいなもんやから言うたらいけん」
と念押しされたらしい。

まぁKからしたらかなり居づらい場所になってしまったらしくて、Gの父が
「さっきはすまんのー。あんま気にすんな。おい、K、風呂入って来い。きもちいいけん」
と言いに来てくれてやっと変な居心地の悪さから解放されたそうだ。

まぁ、風呂も普通に入ってGも風呂上がって寝る時間になるまで適当にゲームしたり話したりして時間つぶしてた。
その時にGの兄が友人を呼んで一緒に遊ぶか?って聞いてきたのでそれから外に遊ぶことになった。
田舎ならではというのとその地域の特色というのも合間ってかその辺りは本当に不良が多く暴走族の真似事をするやつらが結構多い。
GもGの兄貴もバイクを持っておりKを連れて皆と遊びに行くことになったそうだ。



846:763◆MOBqqkAfh6 2007/03/15(木)05:45:21ID:nyVgvoIt0
それから数分後に用意ができたのでGの後ろにKが乗ってGの兄貴についていくことになったらしいけどそこで外に出たときにKが「異常」に気付く。
GもGの兄貴にも「異常」では無いけども、Kにとっては異常以外の何モノでもない。
まぁ、都会と田舎の違いかもしれないけど、街灯が全くない。
今のご時勢に舗装されてない道もそうだけど、街灯が無いと言う事がKからしたら「異常」。恐怖でしかなかったらしい。
夜の9時ぐらいのため辺りは真っ暗。

別に田舎なら当たり前だろって言う人も居るだろうけど、俺もこの状況は知っているから言える。
宮崎県のど田舎(失礼。。。)の村に行ったときの、商店まで車で30分、自動販売機まで歩いて20分の場所に行ったときでさえ、凄く遠くにだけど、街灯が見える。田畑だけが広がってる場所なだけに少なくとも対面にある光ぐらいは見える。
けど、この地域は(裏S区全体がそうではありません。)田畑が広がっていて向こうまで見渡せるだけの視界があるのに街灯は見えない。
闇が光を吸い取ってる。それほどの地域。

その「異常」にかなり怖がりながらバイクでずっと進んで5分ぐらい言ったところの広場の様な場所でGの兄の友人が5,6人集まっていた。
Kが挨拶したら結構気さくに話してくれる人たちだった。
ただし、ヤンキーと言われる部類のファッションとしゃべり方。全員裏S区出身者でG兄の幼馴染。

そこでやる事は特に無くタバコ吸ったり、酒のんだり、Kにバイクの乗り方を教えたり、って感じで遊んでた。
その時にもう一台バイクが来たらしく降りてきて早々に

「まじ、兄貴うぜぇ。あいつまじおかしすぎ。意味分からん。」
と言いながら降りてきた。(彼がH)
再度会話(G兄の友人は6人いるが重要人物を友人A、Bとする。他は話には加わってるが特に必要ないので)



847:763◆MOBqqkAfh6 2007/03/15(木)05:46:15ID:nyVgvoIt0
G兄「おぉ、H。おっせぇぞ」
H 「おぅ、だれかそいつ?なんしよんか?あー?」
G兄「Gのツレよ」
K、G「あ、どうも」

H 「ほうか、アッー!あいつマジうぜぇー!」(地面を蹴ったり、つばを吐いたりしながら。)
友人A「うっせぇのー、来てすぐに、なんなんか?どうしたんか?」
H「あいつ狂っとるわ。まじ、どっか病院入れーよ」
友人A「またか?ほんと、どうしようもないのぉ」
友人B「××××さんがきたんちゃう?」
G 「こんなこわい場所でいらん事言わんでくださいよー」
H「いや、来たんやって~。おれのオカンがいいよるわ」
G兄「ほなお前もみえるんちゃうん?」
H「いや、何がみえるんかも全然わからんし、ちゅうか小便ぐらいトイレでせぇや、いきなり居間でもらしよるん。あほやけ、まじで」
友人A「なんじゃ、そりゃ。むちゃくちゃやね」

H「しかも笑わないけんけね。もう、うぜー。目の前であんなんされて笑えるかって」
G兄「笑っとったんやろ?」(ニヤニヤしながら)
H 「あたりまえじゃ。こわかろうもん。」(こちらもニヤニヤ状態)
友人B「じゃぁ、おばちゃん今度やるん?それともつれていくん?」
H 「家じゃせんやろ。どこに行くかわからんし」
友人B「ほな、奥さんはどうするん?やるん?」
H 「いや、せんやろあんだけおかしかったら別れたいやろおし。それに普通のときにも殴られたりしとんに」
G兄「あそこん奥さんの母親もせんの?」
H 「いや、もうしんどるし」
友人A「ほしたらYのばばぁにでもお願いでもするんやろうね」
G兄「うゎー、めんでぇー。あそこしょっちゅう(結構)通りよるけんめんどいわ」
H 「今から行くっちいいよったけん、俺もいかないけん。」
友人B「ほしたら、言って来いや。俺らもいこうか?」
友人A「そやね、ひまやし」

ここで、友人A、B、G、G兄、K、Hはそこに行くことに。
他のメンバーは帰宅。



848:763◆MOBqqkAfh6 2007/03/15(木)05:48:47ID:nyVgvoIt0
H「あいつらは怖がりやし、名前が○○家やけのぉ(Aの苗字)みえるんやろ」
G兄「お前もやん。」(Hの苗字もAと同じ)
H「しらんし。こわくもねぇし、あのクソアニキがシンナー吸いすぎておかしくなっとんのに」
G兄「俺はみえるけん、信じるわ」(ニヤニヤ)
H 「うそつけや、お前は違うやん。俺にはみえるけどね」(ニヤニヤ)
友人A「みえんやろ。お前は。俺もやけど。あいつらはしらんけど」
G兄「まぁ、いいや。いくぞ」

そんな話をしながらYという人の家に向かったらしい。
Kが意味が全くわからなくてGに聞いたところ、Yという人は霊媒師みたいな人でHの兄は霊にのりうつられてると両親や他の大人に考えられてる為そこに連れて行くとのこと。



849:763◆MOBqqkAfh6 2007/03/15(木)05:53:22ID:nyVgvoIt0
ちょっと話はそれるけど、これまでの話で霊関係なのか、その風土によるものなのか、それとも家系的なものなのか、わからないけど俺の体験談でもあるようにこの地域では精神異常者が結構出ていたために隔離されて部落、集落となった。と言う事
それとこの地域には有名な精神病院が一つあるけども、まぁ、場所的に閉鎖的な為に建てられてる感じ。

だからこの地域の人はかなり反対したらしい。(それでなくても差別的なのに、そんな場所に精神病の患者を集めるような収容施設なんて嫌でしょうがないだろう。)
この2つの事がらもあり、この地域で精神を病んだ場合は病院とかよりも、まずは霊的な現象、事象と思われて霊媒師等にいく場合が多い。
それと裏S区はかなり広い場所なので全てがそうとはいえないけども俺の高校に来る裏Sの奴等の家の近くには、本当に寺も神社も全くない。
(もしかしたらあるのかも知れないけど、俺が知る限りでは無いです)

ただし、神社の代わりの様な場所があり、そこは墓地も含んでいる。
肝試しをする場所として俺らの地域では凄く有名で地蔵とかそういうのの代わりに風車と小さな石塚がたくさんある。(水子地蔵の様なもの)
つまり、信仰が異なってるため、精神異常者も霊等のせいであり病とはかけ離れてると考えられてる。
今のご時勢にと思うかもしれないけどそれがそこでの事実。



850:763◆MOBqqkAfh6 2007/03/15(木)05:55:54ID:nyVgvoIt0
その後K達はYさんの家に行ったそうだがHさん以外は大人にメチャメチャ怒られて家に帰された。
でもその時にKはめちゃめちゃ怖かったらしい。
怒ってるって表現は皆同様のものだと思う。目を吊り上げて顔を少ししかめたような感じで。
でも、このときの怒ってるはかなり奇怪、奇妙な感じ。

笑いながら注意する感じ。怒られてるほうも笑いながら怒られてる。Kだけあっけにとられてキョロキョロ辺りを見渡してるって感じ。
それは怖いとか、恐れるとかのものとかけ離れてる存在。
あり得ないもの、見てはだめなものって感じのモノ。

その後何があったわけでもなくGの家に帰り、今日見たことは絶対誰にも言うなとGの兄に念押しされ寝る事になったらしい。
ただ、Kは変なのに関わってしまった、っていうのと、Gの部屋の電気を消した後の真っ暗さ、カエルなのか虫なのか、それとも家畜なのかわからないようなものの鳴き声。そして極めつけはその日の夜に起こった金縛り。それら全てにココに来た事への後悔を押し当てられた。

金縛りにあったからと言って別に霊が出た訳でもない、目を薄めにしたら自分のおなかの上におばあさんが、とかお経が聞こえた。とかも無かったらしく、ただの金縛り。体が動かないだけ。ただし、ナニカの鳴き声。
それだけでもう十分に恐怖だった。そして金縛りが途切れる瞬間に聞いたのがGの寝言。というかGが寝ながら笑ってたとの事。
金縛りが途切れたのは意識が睡眠状態になった瞬間らしい。というか、寝ただけだと思う



851:763◆MOBqqkAfh6 2007/03/15(木)05:57:47ID:nyVgvoIt0
次の日の朝。朝飯の用意がしてありGの両親は不在だった。
Gのアニキはその時間に起きる気なしだったらしく、GとKで朝食をとり、これからどうするかを話てたらしい。
それから一本の電話がありGがGの兄を起しに行ってGのアニキが誰かと変わり真剣に話しをしてる。
Gはソワソワしだして、その電話が終るのを待ってる状態。そして電話が終了した後にGの兄がKに対して
「今日はもう帰れ」
っていきなり言い出した。

Kはかなりびっくりしたらしく、Gのほうを向いたらGの兄がGに
「Hのアニキが死んだけん、通夜と葬式の用意するっち」
と言って部屋に戻っていった。Gもちょっと悪いって感じの言い方で
「すまんが今日は帰って。そういう事情やから」
とのことでKは帰ることになった。

そして、家に帰る準備をしてGの兄に挨拶をしバス停に向かった。
バス停でバスを待っていたときにGの知り合いのおばあさんも一人待ってた。
バスが来るまでの間GがKに色々事情を話してたらしい。以下会話



852:763◆MOBqqkAfh6 2007/03/15(木)05:58:59ID:nyVgvoIt0
G「わりぃね、急に。」
K「いや、いいよ。っていうかマジでびっくりするわ。昨日の今日で」
G「うん、っていうか、お前家に帰るバスの中でYさんの家が見えると思うよ、そこの前通る時笑えよ」
K「は??なんて???」
G「いや、その前通る時に笑顔でもいいけん、笑って通れよって」
K「いや、人が死んどるんやない???あほかお前。笑えるわけないし」
G「いいけん、この地域の人らは個人が死んだときに笑顔で送り出そうっていう感じなんよ。だけ死んで悲しそうな顔しとったら、霊が憑いてくるけん。」

おばあさん「ほっか、そん子はこっちの子やないんか?いらん事こっちにきたりしたら大変なことになんぞ?」
G「あ、うん。昨日とまりきとったんやけど、今朝H君の兄ちゃんが亡くなったんや」
おばあさん「そりゃ、そりゃ。Yんとこ行ったんか?あ?それやったらあかんな」
K「いや、でも笑うのはおかしいやろ。ちゅうか普通に考えて呪われるとしたら普通は笑ったほうが怖いし」
おばあさん「きさんはあほか??この地域の神さんと、きさんとこが一緒と思っとったらくわれるんぞ」
G「おばあちゃん、そんな怒らんでもええやろ、知らんのやし」
おばあさん「知らんかったで死ぬんで?死んだら終わりやろうが」
K「あ、はい。わかりました。笑えばいいんですよね?」(少しビビッたらしい)
G「うん、すまんけど、おねがいやわ」



853:763◆MOBqqkAfh6 2007/03/15(木)05:59:36ID:nyVgvoIt0
こんな感じのやり取りがあったらしい。その時にKはもう絶対に裏S区に行かないって決めたとの事。
それからバスが来てGと分かれて戻る際にGの笑い方がめちゃめちゃ怖かったらしくて(目は笑ってないけど笑ってるって感じ)直ぐにGが見えない位置に座った。
それからが「恐怖、混沌、異常」そんな感じの世界観をバスが包みこむ。

まずバスにK以外におばあさんを入れて7人座ってる。ただ、Kが座ろうとしたときに後ろに座ってたおばさんが
「ちっ」
っていう舌打ちをした。その後斜め後ろに座ってる人や前のほうに座ってる人に睨まれてる。
そんな感じの雰囲気。凄く嫌な気がしてたので下を俯いたままで座ってたら突然

「あはははははははは」
「はーはははははははははは」
「はははは」
ってバスに乗ってる人が笑い始めた。

もう、Kはパニック。
何があったのかもわからないし、自分を睨んでたりとかしてたことがそんなに面白いんか?
って感じで顔真っ赤にして涙目になって俯いてた。その瞬間に後ろのおばさんに肩をポンポンって叩かれて後ろをキッ!って睨み返したら。
そのおばさんの異様な怖さに萎縮しまくったらしい。



854:763◆MOBqqkAfh6 2007/03/15(木)06:01:32ID:nyVgvoIt0
ケタケタケタ笑ってるのに目は怒ってる。
(理解不能でしょ?目が怒ってるのに笑うこと事態があり得るのかどうかもわからんけど、一回試しに鏡に向かってやってみて。目が笑ってないのに顔と声だけ笑ってる状態っていうのはめちゃめちゃ怖いから。)
「ははははははあはは」
ってずっと声がでてて目が怒ってて、ナノに顔は笑ってる状態。

その直ぐ後にバス停で待ってたおばあさんがクィって顎で場所を指して直ぐに気付いたらしい。
窓から見える家に喪服姿の人がいっぱい集まってて皆笑ってる。
本当にケタケタって表現がぴったりな感じでそこに居る十数人がケタケタケタケタ笑ってるっていう状況。
Gの両親やGの兄貴、友人、Hもいたらしい。

もちろん目から涙をながしながらの人もいるし、怒ったような人もいるけど、顔は笑顔。
Kは唖然として笑えなかったらしいけど、再度後ろのおばさんに肩をバシって叩かれてどうにか笑顔を作ったらしい。
異様で異常。バスの外も中も笑顔だらけ。普通の人の形をした全く違うニンゲン。



855:763◆MOBqqkAfh6 2007/03/15(木)06:04:13ID:nyVgvoIt0
霊にとり憑かれない為、霊を追い払う為。そう言われても納得できないぐらいの恐怖。
寧ろ、この人達自体がとり憑かれている感じ。バスの外から聞こえて来るのには変な笑い声も混じってるらしく
「ギギギギギギギギギギギ」
というバスのゆっくり進む音に紛れ込んでる
「あははははは」

「ギャガヤギャガ」
って感じの変な声

「ギィッギッギギギギギギアハハハハギギギギハハギャギャアアハハ」
っていう奇怪なコエ。
(これはKの頭が混乱しててこう聞こえたんじゃないかと思う)

それが1分ぐらい続く。
その1分がかなり長くて、Kが言うには
「世にも奇妙な物語ってあるやん?あれでよく異次元とか、そんな感じで言いよるけど、あーいう状態こそソレそのものやね。っていうか現実世界であそこまでするか?そりゃこっちでは、避けられるんけんね。それを避けれるようにあの人等を避けるのは当たり前やろ」
との事(意味不明)



856:763◆MOBqqkAfh6 2007/03/15(木)06:06:35ID:nyVgvoIt0
その後その家をずっと後ろになってから皆が笑いを止めたのでKも笑うのをやめた。
そしたらバスの運転手に向かって前のおじさんが
「~ちゃん、ちゃんとゆっくり言ってくれてありがとね」
と言い出し運転手も
「いや、しょうがないけんねー、××××さんつかれたらたまらん」
とか言い出したらしい。
つまり1分間もそこを通るのにかけたのは運転手もその部落のモンでそれを理解しててゆっくり、というか黙祷代わりに1分間もかけてそこを通り過ぎた。と。

それに気付いた瞬間にKは怖さでブルブル震えてしまって、バスの中で泣き始めた。
人前で泣くのはアホよ。とかかっこつけてるKが泣いたらしい。
K曰く
「そこにヒトはおらんかったけね」
との事。そこに居る全員Kと同じニンゲンとは異なるモノだったらしい。
(いやいや、ありえんやろ?って思ったけどBを知ってる、又見た限りでは分かる気もする。)


その後バスがS区のバス停についた瞬間に家から一番離れてる場所ではあるけども、それ以上そのバスに乗ってるだけで恐怖心が増したため降りて歩いて帰ったらしい。



857:763◆MOBqqkAfh6 2007/03/15(木)06:07:12ID:nyVgvoIt0
数日後
KはGとは全く遊ばなくなり、あえて避けてたらGが怒り出し学校で喧嘩になった。
その後殴りあいに発展して先生に呼ばれて話合いをすることになったとの事。
ただし、Kは避けては居たが手を出したわけでもなく文句を言ったわけでもないのでGが悪いということになり、先生はGに謝れと詰め寄ったらしいが、Gは文句を言いながら謝らずにそのまま家に帰っていった。
その時に、Kは裏S区の怖さを再度身にしみる出来事が起こる。

それは上記にも書いてるけど
「子供の喧嘩に一々親が出てくる」
KとGの喧嘩で話合いだったのにも関わらず次の日に一々Gの親と母が来て先生に詰め寄りKを呼んで再度Gとの話をさせろ。
それからそこにその二人も立ち会うとの無茶苦茶な要求。
でも、先生が情けないやつなのか、それともそちら側のニンゲンなのかそれを了承。
以下会話



858:763◆MOBqqkAfh6 2007/03/15(木)06:17:06ID:nyVgvoIt0
先生「いや、昨日はいい加減な話になってしまったからちゃんと話合え、な?」
K 「え?昨日話たじゃないですか。俺は別に何もしてないのにGが殴ってき・・・」
G母「うるさいねぇ!お前の話聞きたいで来とんやない!」
G 「いや、Kが無視して俺を追い詰めたけよ」
K 「はい?俺そんなことしてませんし、っていうか、もう良いですよ。ごめんなさい」
先生「ん、喧嘩両成敗って感じでね。Gも。ほら」
G父「Kに最初に会ったときに言ったと思うけどのぉ。覚えとらんか?お?」(にやにや笑ってたとの事)

ここでKはG父、G母の最初の言葉を思い出したらしい
「Gと仲良くしとけ」
「Gと仲良くしいや。」
この言葉を聞いた時は普通の親の挨拶と思ってたけど色々考えなおしたら明らかにおかしい。
普通は
「Gと仲良くしてね。」
若しくは
「二人とも仲良くしいや」
でもこの家庭では
「Gと仲良くしとけ。」

そんなに違和感が無いことかも知れないけどよくよく考えれば明らかに自分優位。それを再度強制なのか強要してるGの父は話が通じるとは思わない。と思ったらしい。

そしてKがもう、Gは謝らなくてもいい。俺が無視したのかも知れない。でもGとは仲良くなれない。
ごめんけど関わらないでほしい。との事を言って、最後に再度謝って全てを終えたらしい。

ただ、帰る時にGの家族がケタケタ笑ってたところを見たときに再度恐怖心が自分を襲いそれ以降裏S区のニンゲンとは話もしなくなったとの事。

以上がKの話。



859:763◆MOBqqkAfh6 2007/03/15(木)06:17:57ID:nyVgvoIt0
本当かどうかは一切不明だけど、Kという友人は信用できるので「俺は」本当だと思う。
それとこの年になるまで
「裏S区の人間は怖い」
と大人に言われているのは暴走族や不良がかなり多く、又精神病が近くにあるため良くある噂で、患者が外を歩き回ってて殺人事件が多い、とか精神病院の施設の中に多数の患者が無残な死に方を強いられているとかの噂により怖がられてると思ってたけど、この年になり色々事情が分かってきて何故裏S区と言われているか、そして怖がられているかがかなり分かってきた。

それ(色々な事情の事)が差別をされるだけの事情になるのかどうかはわからないけども、それが原因で恐れが生まれて避けられていると言うのはどうしようもないような気もする。
又この年齢になってからだけど裏S区についての怖い話、奇妙な話、奇怪な言い伝えをかなり聞くようになっていた。
(高校時代は全く知らなかったような事です)

今現在は新S区と名前を変えて新興住宅や、大型マーケット等も段々建ってきてるけどもその地域だけは未だに街灯も無く、葬式や冠婚も独自のやり方でされており、就職もそこの住民はそこの地域にある職業についてる。(酪農、農業、漁業って感じ。もちろん普通に就職する人もいますので
悪しからず。)



860:763◆MOBqqkAfh6 2007/03/15(木)06:19:27ID:nyVgvoIt0
ただKの話と俺の話では「××××」と呼ばれる存在が異なっている。
AやBさんの話では悪霊。
Gやその家族からしたら神さま?
この違いがどういうことを表してるのかは不明。名前が思い出せればいいのかも知れんけど経験上では思い出さないに越したことはないんだと思う。ので一切思い出す気はない。

この地域の奴等に聞く度胸もないし、言わないと思う。
一応九州地方にある地域なのでわかる人もいるかも知れませんが、当たってても何も言いません。

ただし、AとBさんの話とGさんとの認識の中に重なる点があり、又Hのアニキの死が本当の話なら××××が何から生まれるか。何なのか。
は風土的なもので大体の予想もつくかと思います。
(まぁ俺の中での予想なので本人達はどういう教えを受けてるのかは微妙)



861:763◆MOBqqkAfh6 2007/03/15(木)06:22:43ID:nyVgvoIt0
それと追記としてKの話に出てくる人の一人がとり憑かれたのかは不明だがKが高校2年になった時に死んだらしい。(これも俺には真実は不明)
誰かはわかると思うが、Gの兄貴。
何故死んだかは本当に不明。
ただKが高校2年以降に同学年の結構な人数が休んで葬式に参加する事件があったらしい。

俺は既にこのときには転入していたのでそんな事も知らないし、Gとも別に仲良くなかった為知らない。

ただ、何故「誰かはわかると思うが」って書いたかというとKの話の中に矛盾な点があるので。(アクマでKの話どおりなら)

1つ目はGの兄は見えるべき人ではないのに見えてたということ。
○○家(Aの苗字)の家系は見える可能性が高い。それは俺の経験でもわかるけど、家出届けとかにあいつ等と書いたりと普通に出来る家系でありBさんやCさんにもわかったみたいだし。
それとGの兄とHと友人等とGとKでYの家に行く時の会話上からも何となくそんな感じがする。

つまりGの兄は見えてた。見えるべきではないのに、見えてた。



862:763◆MOBqqkAfh6 2007/03/15(木)06:23:28ID:nyVgvoIt0
2つ目はHの兄の葬儀の際にGの兄が居たとのこと。
これはあり得ない。Kがバスに乗るまでの間Gの兄は家に居たしそれ以降はGの兄を見かけてない。
もしKが俯いてた時にバイクが通ったなら聞こえたはずだ。


なぜなら外でケタケタ笑ってる音や
「ギギギギギギギギイギギギギ」
って言う音に
「あはははははは」
の混じったコエも聞こえるのであればバイクの音は聞こえてるはずだから。


なのに、Gの兄は笑ってた。ケラケラケタケタとHの兄の葬儀の場で笑ってた。



863:763◆MOBqqkAfh6 2007/03/15(木)06:25:01ID:nyVgvoIt0
駄文で申し訳ないです。
またかなりの長文になってしまいわざわざ読んで頂いた方ありです。

ただ何度も言いますがこれは俺の体験談とは全くの別物です。含まれては居るものの"別物"です
Kからの話を聞いてのことが軸になってるため本当かどうかもわからないので、聞いたままこんな感じで記述してます。


それと差別意識を増すために書いてるのでは無いのでその辺は憂慮してくださいな。



864:本当にあった怖い名無し2007/03/15(木)06:31:38ID:roanDo1EO
763◆MOBqqkAfh6 =ID:nyVgvoIt0
もう書かないでくれ。
文章力が低すぎるよ。
もっと人生勉強してください。



866:本当にあった怖い名無し2007/03/15(木)06:40:30ID:Y+YDRoWB0
長すぎ。



868:本当にあった怖い名無し2007/03/15(木)06:43:52ID:tqD+g8y40
いろんな意味で凄すぎる地区だな
地方だとそういう所結構あるのか?

ところで763◆MOBqqkAfh6 のなくしたサイフが気になってしかたないw
カードとか入ってなかったのか?



869:本当にあった怖い名無し2007/03/15(木)06:54:08ID:1O/5IGTj0
>>868
九州は多いぞこういった地域
B落も実際多い
土着宗教、拝み屋もゴロゴロしてる
表立って目立たないだけでね
海洋信仰と山岳信仰が混在してる感じだ



881:本当にあった怖い名無し2007/03/15(木)09:31:24ID:+fSGNDGz0
最初長くてうーむ…って感じだったけど、じわりじわりと怖さが伝わって来たよ(((;゚Д゚)))ガクガクブルブル

>>869
俺、核家族で関東出身のせいかも知れないが、そういうの全然知らなかったよ。
西原理恵子の漫画じゃ「高知じゃ鳥葬がある」なんて自虐的にネタにしていたけど、日本各地にはいろんな風習があるんだろうね。



871:本当にあった怖い名無し2007/03/15(木)07:08:22ID:pdMbcjpP0
S区って、一ノ◯一族がいる地区?
本家か分家かどっちかわからないけど。
もしそうならなんとなくわかる気もする。
友達が本家出身で、その子もちょっと変。



875:本当にあった怖い名無し2007/03/15(木)08:02:36ID:E42HfiRw0
最初にわざわざ長文ですって書いてくれてんのになァ
ここで読み手のことを考えるって言うのは怖い話をしてくれることだろ。
素人に高い文章力を求めるな。



930:本当にあった怖い名無し2007/03/15(木)15:32:18ID:nyVgvoIt0
なんか、荒れるようなもん投下してまじでごめんなさい。
静かに黙ってますね。
もうちょっと文章能力とかあればよかったんだけどね。
それと長すぎるのは認めます。これもすんませんっす。



932:本当にあった怖い名無し2007/03/15(木)15:34:57ID:fvViYHnA0
>>930
楽しかったよ。
また、頼む!



引用元:死ぬ程洒落にならない怖い話をあつめてみない?160
http://hobby9.5ch.net/test/read.cgi/occult/1173196483/763-932




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