忍者ブログ

都市伝説・・・奇憚・・・blog

都市伝説を中心にホラー、オカルト系の話題をお楽しみください。 メールはyoshizo0@hotmail.co.jpへ ☆☆投稿やまとめて欲しい話題のタレコミなど、情報提供受付中! ☆☆ありがとう5000万ヒット!☆☆

[PR]

2024.04.25 (Thu) Category : 

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part56∧∧

2017.05.23 (Tue) Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象

1:本当にあった怖い名無し:2011/07/13(水)03:08:02.92ID:aJAIa2xq0
いつの時代もそこにある異界、山。
知られざる深山、身近な里山、神社仏閣の「お山」、あるいは昔山や丘だった場所…
山にまつわる怪談・奇談を語っていきましょう。

※ここは実話のみのスレではなく昔話、伝聞何でもありです。



33:雷鳥一号◆zE.wmw4nYQ:2011/07/15(金)23:01:17.37ID:+ZNP9Bvc0
後輩の話。

彼は林道をバイクで走破するのを趣味にしている。
とある山奥の廃道を走っていると、行く手に太い木が倒れているのが見えた。
「やれやれ、スピードを出していたら転倒するところだった」
バイクから降りると、障害物を片すため手を掛ける。

彼の手が木肌に触れるや否や、倒木はビュッと飛ぶように移動した。
そのまま下生えの中に突っ込み、あっという間に見えなくなった。
低木がガサガサと揺れ、何か長い物がその下を移動していくのを教えていたが、それもすぐに静まった。

呆気にとられたが、我に返るとバイクに飛び乗り、全速力でそこから逃げ出した。

「どう見ても木だったんですけどね。枝も伸びてたし。アレって何だったんでしょう?」
本当に驚いたという顔で、彼は首を傾げていた。



34:雷鳥一号◆zE.wmw4nYQ:2011/07/15(金)23:02:28.20ID:+ZNP9Bvc0
知り合いの話。

夏祭りが終わった夜、村外れの山裾を一人歩いていた。
行く手の方角から、ズルズルと何かが擦れるような音が聞こえてくる。

やがて月明かりの下、音の主が眼に入ってきた。
道を横切って塞いでいる、黒光りする長い生き物。
蛇のように見えた。太さは彼が一抱えするほどもあったらしい。
尾の先の方は繁みの中に潜っていて、一体どれほどの体長なのかもわからない。
それが延々と山手の方に向かって這い進んでいる。

山肌を見やると、途中に穴が開いているようで、蛇はそこに這い込んでいく。
「この斜面、こんな太い蛇が潜れる穴なんてあったっけ?」
凝視していると穴の縁が見て取れるようになってきた。

小さく古びていたが、間違いなく鳥居だった。

「あ、これ、主様かも知れん」
確かここの主は大蛇だったと年寄りに聞いたことがある。
行き逢えば祟ることもあるという話だったので、慌てて踵を返すと別の道を辿って家に帰ることにした。

翌日日が高くなってからもう一度そこに訪れ、例の鳥居を探ってみた。
鳥居の周りは何処にも穴など無く、とてもあの蛇が潜り込めるような隙間も無い。

「鳥居を抜けて通るってことは、神様の類なのかなぁ。でもあまり厳かな感じは受けなかったなぁ。何にせよ、祟られなくて良かったよ」
そう苦笑しながら、彼はこの話をしてくれた。



35:雷鳥一号◆zE.wmw4nYQ:2011/07/15(金)23:03:27.78ID:+ZNP9Bvc0
昔馴染みの話。

彼の母君は幼い頃、実家のある山奥で光る倒木を見たのだという。
何だろうと近よってみると、それは倒木ではなく大きな白い蛇だった。
大人がやっと跨げるほどの胴太で、全長はどれ位あるのか見当も付かない。
蛇体の端は、両方とも茂みの中へ消えている。

何故か怖いとは思えなかった。
しばらくズルズルと這う、白く明滅する蛇腹を眺めていたが、それ以上何の変化がある訳でもなく、そのうち飽きて帰宅したそうだ。

困ったのがその後で、母君は口がきけなくなっていたという。
何か話そうとすると急に喉に物がつかえたようになり、言葉が出なくなるのだ。
家族らが焦っていると、様子を見ていた祖母が言った。

「主様を見たんだね、しばらくは口が使えないよ。我慢していい子にしていれば、また元に戻るから」

それから二週間ほどして、やっと普通に喋れるように回復したという。

「あの時は本当に焦ったわ。でも神様クラスの存在と行き逢って、障りがそれだけで済んだっていうのは、凄く有り難いことだったのかもね」

おっとりとした顔で、母君はそう仰った。



49:本当にあった怖い名無し:2011/07/16(土)10:30:39.49ID:Ti4WBsMsO
天体観測スレよりコピペ

>山奥のダムへ星を見に行ってきた。めっちゃホラーで怖かった。
>久々だったから、満月舐めてた。フルムーンごめんなさい。
>空が明るすぎてかろうじて大三角がぼんやり見える程度で、双眼鏡で空を覗いてもこりゃイカン。
>月を覗けば、眩しすぎて一分も見てられない。裸眼で空を仰げば、なんか青空に近いぐらいに明るいし。
>地面に目を落とせば、くっきりと影が落ちてるし。
>おまけにエンジン切ってた車のラジオからはいきなり野太いおっさんのうめき声が流れ出すし。
>ちびるかと思ったぜよ。



50:本当にあった怖い名無し:2011/07/16(土)11:27:27.71ID:taUgmNNf0
おっさんを搭載した人力エンジンだったんだな。




146:本当にあった怖い名無し:2011/07/20(水)00:36:46.61ID:LjtmUQvY0
山って言えば…本で読んだ話で申し訳無いけど、青梅の向こう山梨県の方に向かった山の奥に飛行機…正しくは『戦闘機』らしいんだけど半分瓦礫に埋まった状態で残っていたんだって。
急斜面でガレ地だから近くに寄れないけど、日の丸が見えたって、だから戦時下の戦闘機だろうと推測。
その話を聞き付けた新聞記者がどうしてもどうしてもとネダって場所を明かさない条件で記者を案内して山奥へ分け行ったら…飛行機はなくなっていた。
『…!!無いっ!アイツが無い!』
恐らくは完全に土砂やガレに埋まってしまったのだろう。

今から10年位前、ある山小屋の主人の話でした。

(続きは『続きを読む』をクリック)








拍手[1回]






156:本当にあった怖い名無し:2011/07/20(水)10:19:53.05ID:V+fzbFNgO
ガキの頃の話になるが。

父親が渓流釣り好きで俺もよく連れて行かれ、釣り場に着くと父親は余り遠くに行くなよ言うと俺を放置。

そのおかげか何時しか自分の庭感覚で山の中を歩ける様になった。

そんで夏の暑い日に子供用竿を片手に川岸を歩いていたら同年代の女の子に会った。

その女の子も一人で、この子も親に放置されたな思って声かけると、近くに住んでて川を見に来たそうだ。

何時しか仲良くなって俺の持っていたコアラマーチやラムネを飲み食いしながら話してたら。

女の子が帰らなければと言い出したので、また会おう行って別れた。

俺も親父の所に帰り女の子の話しするが、デカ岩魚を逃がした親父は俺の話しなんか聞いちゃいない。

それから釣りに行く度に女の子に会って遊んだんだが、ある日の夕暮れ。

俺そろそろ帰るわ言ったら女の子が、このままここにずっと居ない?って言い出した。

寂しそうにしてる女の子には悪かったけど、当時小学生の俺に女心なんかわかる訳も無く。

ごめん、ここじゃTVの電波悪くてZガンダム見れないでしょ、遊びに来るのはいいけで住むのはちょっと、って言ったら。



157:本当にあった怖い名無し:2011/07/20(水)10:20:34.38ID:V+fzbFNgO
女の子は、そう、ってだけ言うと自分の家がある方向に歩いて行った。

流石に悪い事言ったかな思った俺は、今度来る時は女の子用のお菓子とか買って来るね、って言ったんだが返事は無かった。

そんで後日また親父と釣りに行く事になり、前日に母親とスーパーで明日のお菓子を買いに言ったら。

あんたなんでそんなの買うの?何時ものと違うんじゃない?なんて言われる。

まぁ、何時もベビスタやビックリマンやらそれ系しか買わない俺が女の子用の玩具入ったお菓子買うの不思議に思ったんだろな。

それで、釣り場で会ってる女の子にあげるんだ言うと、泣かすなよなんて母親にからかわれる。

んで帰宅して母親から話しを聞いたらしい婆ちゃんが、これも持って行けなんて柑橘類を干して砂糖まぶしたのを渡して来る。

年寄り臭いから嫌だ言う俺だが、婆ちゃんは途中で捨てるなよ言いながら無理矢理手渡す。

それからどこの女の子だ?なんて年寄り特有の勘繰りが始まり。

面倒だが言わないと拗ねるので女の子の事を俺が話していると、いつしか婆ちゃんが黙り込んでいる。



159:本当にあった怖い名無し:2011/07/20(水)10:36:21.21ID:V+fzbFNgO
それ間違いねぇか?なんて婆ちゃんに聞かれた俺が頷くと。

あの近辺には今は人住んでねぇはずだぞ、わだしらわらしの頃あたりに人引っ越したはずだ、なんて言い出した。

でも間違い無く女の子に会った俺が言うと。

婆ちゃんが悪いのじゃねぇな、んでもついで行くなよと念を押される。

それで翌日何時もの場所に着くと俺は親父と別行動し。

何時も河原に行ったんだが女の子は何時まで待っても現れない、その場で釣りしながらお昼近くまで待っても全然現れない。

どうかしたんだろうか思った俺は女の子が家に帰る道の方に行ってみた。

前にこの様に行くと家があるって女の子から聞いていたので、目印になる馬頭観音って掘られた石まで迷わずに行けた。

そしてスノボーのパイプみたいに凹みになっている道を出ると視界が開けたのはいいが、そこらにあるのを見て俺は言葉を失った。



161:本当にあった怖い名無し:2011/07/20(水)10:53:17.54ID:V+fzbFNgO
時代劇とか日本昔話にでも出て来る様な古い家、それも皆かなり朽ちている。

一目見ただけで人が住んでる訳無いと思いつつも俺は足を進めたが、どの家にも誰も居ない。

結局女の子を探すの諦めた俺は帰宅してから婆ちゃんに今日の事を話すと。

狐につままれたんだ、ただそれだけ言われた。

それから翌年またあの場所に行ってみようとしたんだが、何故か目印の石さえ見当たら無い。

探し回った疲労から河原で休憩していると人の気配がしたのでそちらを向くと、あの女の子が居た。

その顔はとても寂しそうに、このままだて連れて行ってしまうからもう来ては駄目、とだけ言うと目の前から消えてしまった。



162:本当にあった怖い名無し:2011/07/20(水)11:01:07.22ID:V+fzbFNgO
その時は恐怖とかより、俺が来ると女の子が嫌がる、そっちの方のショックが大きく。

その日は釣りをする気にもなれず親父の車で寝ていた。

それから数年経過してから女の子は俺を気遣ってくれたんだなって気づいたよ。

それから20年近く経過するが今でもあの時の事は覚えている。

終わり。



164:本当にあった怖い名無し:2011/07/20(水)11:27:47.39ID:5ETmYtF40
>>156
今からでも遅くないよ。
女の子が好きそうなお菓子持って、もっぺん行ってきなよ。
奥まで行かなくてもいいさね。
いつも遊んでたあたりにお菓子置いといてあげればいい。
できれば声かけてあげてさ。



169:本当にあった怖い名無し:2011/07/20(水)14:35:15.09ID:7a8YHO3j0
ほんわかいい話じゃった



170:本当にあった怖い名無し:2011/07/20(水)14:38:53.94ID:H7YwQZ+/0
>>169
なんで婆ちゃん口調なんだよw



171:本当にあった怖い名無し:2011/07/20(水)14:54:32.39ID:V+fzbFNgO
ちなみに婆ちゃんはボケずに今も健在、しかし時折台所に立ち鍋を焦がすのだけはマジで怖いから止めて欲しい。



294:本当にあった怖い名無し:2011/07/23(土)07:58:18.28ID:DTNPbdux0
よくバイクで夜中に山奥の温泉に行ってるが
何気ない風切音が、ふっと母娘の会話に聞こえる時があって
なんとも妙な気持ちになる



301:本当にあった怖い名無し:2011/07/23(土)13:33:00.71ID:i0HTw+qjO
ある地方の殿様が、山に狩りに入ったが、なかなか良い獲物に恵まれず、戯れに猿の親子を追い始めた。
母猿は小猿を抱えながら、人間のごとくに手を合わせて命乞いをしたが、殿様は構わず射殺した。
それから程なく殿様は変死、一族も絶えた。

それ以来、その地方では猿を殺すことは禁忌となり、近年、畑の猿害が深刻で、県が猟友会に協力を求めているが、この言い伝えの為に協力を渋っているらしい。

↑この言い伝えの地方をご存知の方、いませんか?



330:本当にあった怖い名無し:2011/07/25(月)02:52:41.26ID:9xRe06m90
…猿を撃てない話にちなんで…。
自分が、ある地方で親しくなった県警のオッチャンに聞いた話。
狩猟中仲間を撃って死んでしまったニュースに話が及んだら…
『あぁ、ありゃあワザと撃ち殺したんだよ。大体なあ、間違って撃つ事自体無いに等しい、猟友会は獲物を追い詰めたら仲間に合図して発砲する約束でな、いきなり撃つって有り得ないんだわ。』



331:本当にあった怖い名無し:2011/07/25(月)02:58:18.13ID:9xRe06m90
『約束事決まり事が守られない人間は猟友会入れないし。まあ、突然熊が目の前に飛び出して来たなら急に発砲するが…まず間違い無く……だなw』
と、断言された。
オッチャンは更に一言付け加えた。

『狩猟中の誤射で死人が出ても撃った方は罪に問われない。』

と。



336:本当にあった怖い名無し:2011/07/25(月)09:16:09.72ID:DZh4lxFn0
>>330
普通に殺意を疑われるし、最低でも過失致死にはなる
どこのオッチャンですか?



356:本当にあった怖い名無し:2011/07/27(水)00:27:28.60ID:ioN39GuN0
今から10年前、今日みたいに蒸し暑い夜で丁度このくらいの時間帯の話。

ど田舎の島出身なんだが夜中になるとドライブくらいしかやることないのね。
その日も暇だったんで友達3人と宛もなく夜道をドライブ。
山の麓にある農道の脇に車止めてコブラツイストの練習しながらはしゃいでた。
見事コブラが友達Aにキマって「ギブギブ!」って叫んでるのを見て皆で爆笑。

でも急にAは叫ぶのをやめて固まってんの。
「おいwwAどうしたwww」
って話しかけると、ゆっくりと指先を月に指して口パクパクさせてる。
月を見ると七色に光る物体がカクカク飛んでいる。
皆、石のように固まっていたけど目だけは七色の物体を追っていた。

幽霊を見たことないし妖怪にも会ったことない俺が初めて見たオカルトな体験が、まさかUFO



357:本当にあった怖い名無し:2011/07/27(水)00:42:38.15ID:ioN39GuN0
中途半端すまんww

まさかUFO目撃とは。
UFOは真っ直ぐ飛ばずカクカクと不規則に移動し、やがて山頂に着陸したように見えた。
その後、弱々しい光を何度か点滅させて消えた。
皆で議論した結果あれは間違いなくUFOってことで一段落つけた。
翌日、その山頂まで見に行ったんだが結局何もなかった。
ネットやTVでUFOネタ見てもフェイクだと信じてなかったが、自分の目で見て初め未知なることは存在するのだなと思った。



369:雷鳥一号◆zE.wmw4nYQ:2011/07/27(水)19:49:29.70ID:U9F3WRR/0
昔馴染みの話。

山間の実家で暮らしていた頃、彼はよく川で泳いでいたという。
ある夏の日、友人と連れ立って、普段は誰も行かない淵の方へ泳ぎに行った。
楽しく泳ぎ遊んでいる内、友人の一人が奇妙な物を見つけた。

淵の深みに、一抱えもある木箱が沈められていた。

一体何の木で作られているのか非常に重い代物で、皆で苦労しながら引き上げてみた。
鉤を引っかけ止めるだけの単純な蓋。鍵は掛かっていなかった。

開けてみると、中には胡瓜がぎっしりと詰められていた。
瑞々しくてよく冷えている。

誰かが
「もしかするとこれは河童のものじゃないか」
と言い出した。
「河童の金庫っていうところか」
「どうせならもっと良い物を入れておいてほしいよな」
そう軽口を叩き合いながら蓋を閉め、元の場所へ沈め直したという。

「何故元に戻したかって? 盗っちゃ河童に悪いだろ」
何でもないような調子で彼はそう言った。



370:雷鳥一号◆zE.wmw4nYQ:2011/07/27(水)19:50:33.86ID:U9F3WRR/0
知り合いの話。

子供を連れて、近くの山へ蝉取りに出掛けた。
夢中になって虫取り網を振り回している子を見守りながら、腰を落として一息入れる。
抜けるような夏の空を見上げていると、何かが上空をヒラヒラと漂っているのが見えた。

白くて細長い布が宙を舞っている。
「一反木綿みたいだな」
と考えながら見ていると、いきなり布はすぐ頭上まで降りてきた。
そして彼の真上で少し滞空すると、また空の高みへと飛び上がる。
そのまま山の頂上の方へ飛んで行ったという。

「まるで生き物のように思えたよ、そんなこと有り得ないんだけどな。だってすぐ近くで見られたからわかったんだけど、アレ、間違いなく越中褌だったんだ。しかし、あんな物があんな飛び方出来るものなのかね?あの日、風はまったくと言っていいほど吹いていなかったんだけどな」

そう言って彼は首を傾げていた。



371:雷鳥一号◆zE.wmw4nYQ:2011/07/27(水)19:51:46.02ID:U9F3WRR/0
友人の話。

大学生の折、サークル仲間と渓流でキャンプをしたのだという。
季節は夏で丁度良い感じの砂地もあったので、西瓜割りをしようという流れになった。
ジャンケンで負けた後輩に目隠しをさせ、その場で三度身体を回してから挑んでもらう。
見当違いの方に向かうのを皆で笑いながら見守った。
「おいおい、そっちに行くと川に嵌るぞ」
誰かがした忠告も空しく、目の見えない後輩は川面に向かって足を踏み出した。

そのまま、つつっと何歩か水の上を歩いて渡る。

皆が呆気にとられていると、水の上に立っている後輩は大声を出した。
「あれっ何か足元の感触がおかしいんだけど!?」

次の瞬間、後輩は水飛沫を上げて水中に没した。
幸い浅瀬だったので服を濡らす程度で済んだという。

「お前、水の上を歩いていたぞ」
そう言われた後輩は目をパチクリとさせていたらしい。
その後、散々
「もう一回!」
と川に向かって歩かされたが、彼が水の上を歩くことは二度と無かったそうだ。



390:本当にあった怖い名無し:2011/07/28(木)13:43:21.25ID:1wYBOfieO
親戚のおじさんがすごい金持ちで、山手の金持ちの家ばかりがある場所に、別荘を持っていた。
夏休みになると、そこに泊まっていとこと遊ぶのが、毎年の行事になっていた。

ある夏、いとこが、夜に展望台にカブトムシを取りに行こうと言い出した。

別荘から20分くらい登った所に展望台があるのだが、車では入れず、地元民だけしか存在を知らない、寂れた所だった。
こに行くと、仕掛けもなしに、街灯に集まったカブトムシが取れるらしい。

夜の山を歩くことに内心びびってはいたが、カブトムシ欲しさに提案に乗ることにした。



393:本当にあった怖い名無し:2011/07/28(木)14:22:23.89ID:1wYBOfieO
こっそり別荘を抜け出し、懐中電灯を片手に緩やかな歩道をしばらく行くと、展望台の階段が見えてきた。

階段を登り出すと、先に歩いていたいとこが急に立ち止まった。
「なんだよ~。」
ぶつかって不満の声を上げた俺に、いとこは青い顔で指差した。
「あれ…。」

指差した先には、青い花柄のワンピースを着た女の人がうずくまっていた。

声が小さくて聞こえにくいが
「…ない、…ない。」
とつぶやいている。
大事な物でもなくして困ってるのかと思い、声をかけようとすると、いとこが、
「おいっ、止めろ、こいっ!」
と言って俺の手をつかみ、ずんずん歩き出した。

「なんだよ!痛いよ!」
俺は叫んだが、いとこは構わず歩いていく。
強く握られた手は爪が食い込んで痛むし、訳がわからないまま、俺たちは自分たちの部屋に帰り着いていた。

部屋の電気をすべてつけると、いとこはへたり込んだ。

「最初はちゃんと聞こえなかったんだよ。」
急にいとこは口を開いた。唇がわなわなと震えている。
「何?」
その異常さに俺も鳥肌が立ってきた。

「あの女の人さ、しねない、しねないってつぶやいてたんだよ…あんな所なのに裸足で…。」

俺も体が震えてきた。でもびびってるのが格好悪くて、
「でも、でも、あそこに自殺しにきた人だったら止めなきゃダメだったんじゃ…。」
と冷静な意見を言おうとした。

するといとこは俺を睨みつけ、
「じゃあ、お前1人で話しかけに言ってこい!」
と叫んだ。

そんなことできる訳もなく、俺たちは部屋の電気を付けたまま、布団に入ったが、ほとんど眠れなかった。

それから数日間、自殺のニュースが流れるのではと、どきどきして過ごしたが、そんな話は聞くことはなかった。



489:本当にあった怖い名無し:2011/08/01(月)10:20:05.50ID:35NqDAvbO
怖い気配を感じた体験

京都の田舎方面を当てもなくバイクで走ってた
○○滝って看板を見てバイクで山奥に向かう事にした
こういう行き当たりばったりのツーリングは好きだ
少し走ると山の中の墓地に出た
通り過ぎるとまた墓地がある
道路の左右にぽつぽつと墓地がある山道だった



490:489:2011/08/01(月)10:33:13.62ID:35NqDAvbO
ようやく山奥の滝に到着し徒歩で山を登り滝と対面
案内図では更にこの上に池2つと城跡があるらしいので歩いて登った
いかにも河童の出そうな不気味な池に到着
池と言うより沼って感じた
もう1つの池も見ておこうと更に山奥に歩いて行く
杉が覆い茂っていてかなり不気味な山道を気配を消しながら歩いていた



491:489:2011/08/01(月)11:00:14.17ID:35NqDAvbO
歩きながら前方右上の杉並みの奥に
物凄い何かの気配を感じた
足を止めじっと見るがわからない
するとその方向から何かのうなり声のような
息遣いの様な声が聞こえてきた
犬や鹿とかではないと直感でわかり
その声に警戒しながら巨大な池に辿り着いた
城跡を探す気にもなれず、すぐに来た道を戻る
もう威圧的な気配や声は聞こえなかった…
カバンのファスナーをゆっくり開け閉めする様な低い声でした。



494:本当にあった怖い名無し:2011/08/01(月)12:38:06.13ID:hLxwaA610
>>491
熊とか
狼とか

狼って今の山にいるか知らんが



495:本当にあった怖い名無し:2011/08/01(月)12:41:42.37ID:i96DHGy/P
>>491
熊か猪か
意外と巣穴を守っていた母狸かもしれないな



585:本当にあった怖い名無し:2011/08/05(金)20:17:24.41ID:LCe5Uc1zO
子供の頃、ばあちゃんちの裏山によくついて行った。

ばあちゃんはみかん畑で農作業をするのだが、俺はいつもすぐ飽きてそこらへんをうろついていた。
ある日、杉林を探検してると、古井戸があるのに気が付いた。

俺は水があるのか見たくて覗き込んだが、枯れ井戸なのかコンクリートで蓋がしてあるようで、中を見ることが出来なかった。

しかし、端っこの所がひび割れ欠けている。俺はそこらへんの枝で穴を開けようとした。
しばらくホジホジしてると、なんか井戸を響かすような低音が聞こえてきた。

耳を澄ますと、それは井戸の中から聞こえていた。
しかも、だんだん大きくなり、嗄れた爺さんの声で
「ほうれい、ほうれい…」
と聞こえ初めた。

俺はびびりまくって、婆ちゃんの所にダッシュした。

婆ちゃんは俺の話しを聞くと、弁当箱を持って杉林へと歩いて行った。
それから婆ちゃんは空になった弁当箱を持って帰ってきて、俺を連れてすぐ山を下りた。

それから婆ちゃんは俺に山にもう山に入るなと言ったが、あれは何だったのかは教えてくれなかった。



603:本当にあった怖い名無し:2011/08/08(月)06:16:10.67ID:wrN+CF5DO
小学生の頃、家の近くの小さな山で遊んでいた時のこと。
ヤブの向こうに小さなテレビが捨ててあって、どういう訳か、砂嵐がザーッと画面に映っていた。

は?と思ってテレビの後ろを見ても当然コンセントなど繋がっていない。
というより、引きちぎられたようにコード類は皆ズタズタだった。
まだ砂嵐の音はしていた。

訳が分からないまま、もう一度テレビの画面を覗くと、その瞬間を見計らったかのように、ブツン、と音がしてテレビは切れた。

それから、怖くてその山には入っていない。



666:本当にあった怖い名無し:2011/08/11(木)00:15:09.14ID:Ef2ean8y0
高校時代の担任の先生が小学生の頃に体験した話

夏休みに父親の田舎の爺ちゃん家に遊びに行った先生は毎日山や川で遊びまわっていた
その日は近所の山を探検してると山中に急に開けた場所があり、そこに紅い木の棒(角材を鳥居の色のような朱色に塗ったもの)が直径10メートルほどの円を描くように10数本並んでいた

なぜかそのあたりはむせるような嗅いだこともない異臭が立ちこめ、周りは雑草が生い茂ってるのに円の内側だけはほとんど生えてなかった
また周りにはまばらに虫の死骸や鳥か何か小動物の骨のような残骸が散らばっていた

さすがに恐ろしくなり急いで爺ちゃん家に戻りその話をすると急に険しい顔になり
「円の中に入らなかっただろうな!?あの山には近づくなと子供に言わなかったのか?」
と息子(先生の父親)に怒鳴った
念のため明日は家の中で大人しくしろと言われたという

後日父親に話を聞くとなんでもあの山には物の怪がいて、ああして円を作るとその中に閉じ込めておけるという伝承があるという
「父さんの子供の頃は度胸試しであの円の中に入る、棒を倒すだなんて遊びもあったんだが今思うと恐ろしいな」
と笑って言っていた



883:本当にあった怖い名無し:2011/08/16(火)18:11:39.58ID:jJfordaKO
小学生の時、家族で山にハイキングに行った。
天気は曇天で、快晴ではなかったが、姉とはしゃぎながら山登りをし、頂上でみんなで弁当を食べ、一日を楽しく終えた。
父はその道中を8ミリビデオで撮影していた。

後日、その撮ったビデオを見ようと、家族みんながリビングに集まった。

山頂に着く手前に、少し木が多い暗がりが続く道があったのだけど、そのシーンに妙なものが映り込んでいるのに気付いた。
それは辺りの木と比べても3メートル近くはあろうかという人間で、両指?が何本にも分かれてまるで触手のように動いていた。

これ何?と自分が家族に言うと、みんなも不思議そうにして、食い入るようにビデオを見ていた。
そのまま少し見ていたら、最初に姉があっ!と声を上げた。
自分もすぐに分かったけど、信じられなかった。

その人間の触手が、いつの間にか子供を一人捕えていて、そのまま画面からフレームアウトしていく所までが、ぼんやりと映っていた・・・。

暫く全員無言のままだったけど、父がビデオの停止ボタンをそっと押した。そのまま解散。
自分と姉は部屋に行き、あれに付いて考察したがまともな結果は出なかった。
かなり後で母に聞いた事だが、あの後すぐに山の管理者に、行方不明者がいなかったか、とそれとなく尋ねたらしい。
そういう報告はなかった、との事だった。

新しい機器が増え、8ミリビデオが見れなくなってからは、例のビデオテープは押し入れの中に封印されたままだ。
未だに食卓などでこの話題が上がる事もあるが、誰もあれが何だったのかまともに説明できないでいる。



924:本当にあった怖い名無し:2011/08/17(水)13:10:16.66ID:04dhZJvp0
ちょっと聞きたいんだけど
山の神様って信仰する人がいなくなると消えちゃうのかな?

うちの祖父さんが住んでる集落が山の神様を祭ってるんだけどもうその集落、祖父母と、祖母の一番下の弟夫婦しか残ってないんだよね。
一応、11月には一族が集まって祠の清掃・修繕してるけど年々参加人数が減ってるし、ちょっと心配・・・



925:本当にあった怖い名無し:2011/08/17(水)13:25:17.94ID:UfEW7ABDO
>>924
神様のほうが人間より先に生まれてんじゃん
消えるも消えないもあったもんじゃねーよ
それよりも山に入る人が減るほうが山の保護的な意味で心配だわ



926:本当にあった怖い名無し:2011/08/17(水)13:32:36.88ID:bMZG0kJLP
信仰が神を生むともいう言葉もあるくらいだし神が人間より先に生まれたとは断言できないだろう



927:本当にあった怖い名無し:2011/08/17(水)14:18:15.74ID:04dhZJvp0
>>925
>>926
うちのは神様から山の麓に住むのを許されたクチなので生まれたのは神様が先です

じゃあ大丈夫なのかな
自称・視える友人が
「信仰を無くした神様は格が下がって最終的に消滅する」
みたいなこと言われてマジで?ヤバくね?って思った次第で・・・



928:本当にあった怖い名無し:2011/08/17(水)17:31:52.59ID:vOrkCJXd0
神のような何かは昔から居たかもしれない
でも神と呼び祀るのは人間だから人間が消えれば神も消えるのかもしれない



929:本当にあった怖い名無し:2011/08/17(水)17:51:40.94ID:Bm/hN0XeO
>>927
それだって、元々人間たちの信仰によって生まれたものでしょう
信仰心がなくなれば神はいないのと同じ



932:本当にあった怖い名無し:2011/08/17(水)18:28:25.17ID:HiVo1nu+0
>>927
神が信仰を失い神格が下がると、妖怪になる。
代表例が一本だたら。元は鍛冶の神だが、零落して峠で人を食い殺す妖怪になり退治されて封印された。
和歌山のある地方だと、一日だけ封印とけるのでその日は山にいってはいけないそうな。
あとはちと微妙だがツチノコ。アレも元は神様の使いだか、妖怪のづちになり、いまやUMA。

そういや河童も一本だたらもきちっとした神格持ちだったのに零落して最後はUMAだなぁ。



934:本当にあった怖い名無し:2011/08/17(水)19:20:10.50ID:VJTnpBLa0
>>932
逆に土蜘蛛やコロポックルのように人から妖怪にランクアップ(?)したり、洪水ウナギや毒見の開運白犬、かの菅原道真のように動物や人が神格化されることもある
今では新たに神や妖怪として祀られるものができることは珍しいけど、都市伝説などである種の妖怪化・神格化に至るものはそれなりにある

姿形は変わっても、前に在ったものはそれなりに残っているものだし、完全に忘れ去られたとしても、また後で似通ったものがやって来るよ
まぁ、後からやって来たものは対処法とかも伝えられてないから厄介だけど



935:本当にあった怖い名無し:2011/08/17(水)20:29:41.36ID:X++GzNpL0
元から神って呼ばれてるんじゃなく崇められる対象に選ばれて初めて神になるのかもな
信仰という力を失えばまた神ではない元のものに戻ってしまうのかも



939:本当にあった怖い名無し:2011/08/18(木)02:25:24.51ID:AJsHqNEw0
なるっていうより、何らかの超常的なものを人間が勝手に神だの妖怪だのといって区別しようとしているだけで、本質的なものは何も変わらずにいるんでねーの。



991:本当にあった怖い名無し:2011/08/20(土)04:21:17.66ID:72f36dsxO
実体験です

趣味の渓流釣りで何度も入り慣れた山中を歩いていた時に自分の前をヒョイっと狸が通ったんです

『可愛いなぁ』
なんて思いながらやり過ごして更に進んで行くも何だか何時もと違う違和感を感じるようになって不安になりました

違和感ってのが歩き慣れた山の一本道(獣道)なんですがどうもさっき通ってきた場所を歩いているような…
まだ夜明け前だったので『気のせいかな?』とも思ったのですがついにはドン詰まりになってしまいました
不安が的中して焦って周りをキョロキョロしていると無風だったのにザワザワ…と辺りの木々が揺れるとゆうより騒ぎ出す感じで鳴り出し怖くなって来た道を走って戻りました

足場の悪いのを無我夢中で引き返していると向こうから釣りの格好をしたお爺さんを目にして救われたように全身の力が抜けたのをいまだに覚えてます

お爺さんに今までの経緯を話すとどうやらその山では狸に化かされて遭難する方が毎年いるらしく運良く山から出られた方達は皆「途中で狸にあった」と口にしているそうです



995:本当にあった怖い名無し:2011/08/20(土)11:46:47.73ID:QxSbVo6f0
ひいじいちゃんの話。

夜中、山で炭を焼いていると周り一面に火の玉や提灯が灯り弁当のおかずが消えているということもしょっちゅうだったという。
ある日、隣の旦那と街で飲んで帰ってくると田んぼでケモノが2匹じゃれている
「犬じゃ犬じゃ、石を投げちゃれ」

ケモノは山へ逃げていったので
「ありゃ狐じゃったのかもしれんのう」
と不安がよぎったそう

その後、家で気持よくうとうとし始めると
「清さんや(清槌という名前)」
窓のすぐ外から呼ぶ声がする
しかし、だれもいないので
またうとうとし始めると
「清さんや」
その繰り返しで朝まで眠れなかったという

これは狐の仕業かと隣の家の様子を見に行くと
子供が急に熱を出し
やはり眠るどころでは無かったそうだ   蟲師のおまけより



引用元:∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part56∧∧
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/occult/1310494082/




.
PR

この記事にコメントする

Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

スポンサードリンク
ブログ内検索
カテゴリー
最新コメント
[04/25 Richardben]
[04/25 Richardben]
[04/25 Richardben]
アクセス解析
カウンター

Powered by [PR]

忍者ブログ