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都市伝説・・・奇憚・・・blog

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2024.04.20 (Sat) Category : 

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ずっと顔も上げず集中してる女の人がいた

2017.01.25 (Wed) Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象

352名前:⑦⑦⑦ 2017/01/24(Tue)13:04:31
学生の頃、駅前のファーストフードで試験勉強をしに行った。
夜の空いてる時間帯に。

そこは友達がバイトしている店で、夜は静かだから勉強しやすいと聞いていた。

2階の客席で空いてる席を探す。
離れたところに勉強してる人が4人。
それぞれ音楽を聴きながら勉強してたり、時々携帯をチェックしながら勉強していたり。

その中に一人、ずっと顔も上げず集中してる女の人がいた。
横顔がちょっとキレイだったので、なんとなくちらちらと目が行ってしまう。
けれど、何度見てもその人は下を向いて一心に何か書いてるだけだった。

トイレに立って戻るとき、妙なことに気が付いた。
その店は、椅子の席やソファタイプの席などがある。
例の女性はソファの席で、後ろは壁になっていた。
さらに席の隣には、取り囲むようにテーブルが置いてあった。
席を立って移動するには、テーブルを乗り越えるか、どかさないといけない。
よっぽど神経質で、自分のエリアを作ってしまいたかったんだろうか。
ちょっと引いた。

次の夜もその店に勉強しに行った。
やっぱり静かで勉強ははかどるのだが、あの女性がまた同じように席を作っていたのが気になった。
前の晩もそうだったが、その日も深夜にぼくが帰宅とき、彼女はまだ勉強を続けていた。



353名前:⑦⑦⑦ 2017/01/24(Tue)13:06:35
さらに次の日の昼、他の友人とその店に行くことなった。
これで3日連続だと笑っていた。

夜とは違ってにぎやかな店内だったが、ある一角だけ空いている。
例の女性が座っていたところ。
夜と同じように、その座席はテーブルで閉ざされていた。
女性はいなかったけど。

周りの席にも人はいなかった。
ぼくらもなんとなくもっと混んでる方で食事した。

食べ終わってからしばらくおしゃべりして帰るとき、バイトの友人が出勤してきた。
挨拶のついでに2階の座席について聞いてみた。

「あれね。なんでだろ。あのままにしておけって先輩に言われてるし」

との答えだった。

「ず〜っと掃除もしてないから、ほこりがたまってて汚いんだけどね」

とも言われた。
慌ててもう一度2階の座席を見に行った。
テーブルにも座席にも、うっすらとほこりが溜まっていた。
指でなぞると白くほこりが付いた。

そして、テーブルには細かく何か文字が書いてあるのに気が付いた。
ざっと2〜3行読んだだけだが、乱れた文字で人生のつまらなさを書いてあるようだった。

そして「死にたい」と言う文字を見つけたとき、それ以上読むのをやめた。

知らなくていいことを知ってしまった気がした。

次に店に行って、あの女性がいたら、目が合ってしまうような気がした。
だから、その日から夜の勉強はやめた。

(※⑦⑦⑦さんからの投稿です。ありがとうございました)



 




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