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都市伝説・・・奇憚・・・blog

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2024.03.29 (Fri) Category : 

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人と話せなくなってしまった

2016.10.24 (Mon) Category : 誰も信じない人へ

53:⑦⑦⑦:2016/10/13(Thu)12:57:14
最初はあまり不思議に感じなかった。
だけど、あまりに頻繁にあるので、だんだん意識するようになってしまった。
「そんな話したっけ?」
ってよく言われてしまう。

例えば最近彼氏と別れた友達と話しているとき、もう元気になった?と聞くと驚かれる。
別れたことを話したっけ?という。
車なおった?と聞くと、車をぶつけたこと言ってたっけ?と返ってくる。
誰か一人に対してそんなことが頻繁にあるなら、その子が忘れっぽいだけだと思う。

別れたこともぶつけたことも事実だから、わたしが勘違いしているわけでもない。
ただ、わたしは聞いた覚えがあるのに、みんなはわたしに話した覚えがない。
ひどいときには、
「まだ誰にも話してないのにわたしが知っている」
ということまであった。

そんなのがあまり何度もあると気持ち悪がられる。
わたしも気持ち悪い。だから、そんなときは適当にごまかす習慣が付いた。

前に聞いた話を話題にすることも避けるようになった。



54:777:2016/10/13(Thu)12:59:26
そうすると、
「友達が楽しそうに話す話題を既にわたしは知っていた」
ということが多いのに気が付いた。
例えば友達が昨日の出来事を話してくれている。
でも、わたしはそれをもうちょっと前から知っていた。

その話、前にも聞いたよ。とは絶対に言えない。
そしてついに、恐れていたことが起こってしまった。
友達が母の日のプレゼントを買いに行くという。
「あなたこの間、お母さんが亡くなったって言ってたじゃないの・・・」
もちろんそんなことは言わない。
だけど、わたしには分かってしまった。
そして、わたしの記憶通り、彼女のお母さんは急に亡くなられた。
自分の記憶の中で、どれが過去のことでどれが先のことなのか、自信がなくなってしまった。

友達と話すのもぎこちなくなってしまった。
未来のの話をしてしまわないようにと、とても神経を使うから。

そんなわたしにとって、インターネットのチャットや掲示板はとても居心地が良かった。
もともと共通の話題のない人たちの集まり。
その日その場だけ盛り上げて、また別の日に知らない人たちと話す。
そしてたまにいたずらをする。

最近の大きな出来事を思い出して、ネットで検索する。
それらしきものが引っかからなかったとき、こっそり書き込んでみる。

「9月11日は飛行機に注意」

人と話せなくなってしまったわたしは、そうやってネットの世界だけでひっそりと生きている。

まだわたしが死ぬときの記憶は無い。

(※⑦⑦⑦さんからの投稿です。ありがとうございました)


 



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