都市伝説・・・奇憚・・・blog

都市伝説を中心にホラー、オカルト系の話題をお楽しみください。メールはyoshizo0@hotmail.co.jpへ ☆☆投稿やまとめて欲しい話題のタレコミなど、情報提供受付中！ ☆☆ありがとう5000万ヒット！☆☆

[PR]

2024.04.26 (Fri) | Category :

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

Editor : よしぞー |

怖そうな話聞いてくれ＠怪談

2015.04.27 (Mon) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象

1：怪談＠おーぷん◆DPkOkPvi9o：2015/03/26(木)20:25:43ID:Ayn(主)
久々に軽く怖い話でもしようと思う。
とは言っても、他に怖い話書いてる人今日いるみたいだし、そっちよりは怖くないかもしれんがｗ

今回は１つだけだけど少し長め。５分おきぐらいに投下するよ―

2：nnmm◆jkTiLn/EJU：2015/03/26(木)20:26:00ID:E2z
わーい

3：名無しさん＠おーぷん：2015/03/26(木)20:26:14ID:y8m
わーい

4：名無しさん＠おーぷん：2015/03/26(木)20:28:09ID:tAg
怖くなかったら許さんぞ

6：怪談＠おーぷん◆DPkOkPvi9o：2015/03/26(木)20:29:26ID:Ayn(主)
>>2->>4
だから「怖そうな話」だってばｗ
まあ、今回は体験ベースにしてるから釈然としないかもだけど許せｗ

（続きは『続きを読む』をクリック）

[0回]

5：怪談＠おーぷん◆DPkOkPvi9o：2015/03/26(木)20:28:33ID:Ayn(主)
【カタカタさん】

俺は長野県に住んでいた時期があるんだが、寮暮らしだったんだ。
社員寮だったから周りは皆会社の人。
当然顔見知りだったりするわけで、毎晩のように談話室で麻雀に連れこまれてた。
もっとも、俺は麻雀の腕前はからっきしでいつも「指南料」取られちまってたんだが。

その日もいつものように麻雀はしてたんだが、翌日が連休ということもあって実家に帰るやつが多かった。
だから０時回ったぐらいでお開きになり、早々と寮から人がいなくなっていった。
いつもの連休は帰ってるんだが、その日は偶然親と電話口で喧嘩しちゃって帰りにくくてな。
一人だけ寮に残ることにしたんだ。

7：怪談＠おーぷん◆DPkOkPvi9o：2015/03/26(木)20:32:09ID:Ayn(主)
だから「また負けたよ、クソ！」なんて悪態つきながら年季の入ってる自分の部屋で酒を煽ってた。
でも、飲んでるうちにハタと思い出してさ。
いつもいる奴らがいない。寮の管理人すら、帰省するって前言ってたなーと。
こうなると一人には大きすぎる寮を使い放題ってこと。

グビグビとチューハイ飲みながら、そんなことを考えていると大体ロクなことは思いつかないもんなんだが、まあその時も一緒だった。
食堂にあるでっかいTVを独り占めにして、大音量で楽しみにしていたロードショーを見ながら一杯しようかなんて思いついた。
思い立ったが吉日とそそくさとおつまみと缶チューハイ、あとは携帯だけ持って一階にある食堂まで降りていくことにした。

9：怪談＠おーぷん◆DPkOkPvi9o：2015/03/26(木)20:35:04ID:Ayn(主)
俺の部屋は四階だったから、階段を降りていくと２階と４階の廊下がチラッと見えるのな。

タッタッタッ……
３階、真っ暗闇に非情口を知らせるランプが点灯してるだけ。
２階、同じく真っ暗闇。
１階、管理人もいないから静かなもんだ。

そして、一階の電気をつけると、１時間前ぐらいまでは活気のあった談話室の前を通って食堂に向かおうとした時だった。

カタッ……

微かにそんな音がした気がした。

10：怪談＠おーぷん◆DPkOkPvi9o：2015/03/26(木)20:38:06ID:Ayn(主)
まあ飲酒してるから気のせいじゃないかなんて思って通り過ぎようとしていると、

カタタッ……

音がする。
流石に二度目にもなると気になってくる。

それに社員寮ということもあり、寮則で食堂のTVを大音量で見るのは禁止されていた。
まだ万が一管理人が残っているという可能性もある。
嫌な予感がしつつも、手に持ってるものを談話室前の床にこっそり置き、そろりと扉を開く。

古い寮とはいえ、毎晩のように開け閉めされている談話室の扉は抵抗なく開いた。
そして目に入るのは闇。

11：怪談＠おーぷん◆DPkOkPvi9o：2015/03/26(木)20:41:07ID:Ayn(主)
廊下の電灯から漏れた光が差し込んだ談話室はうっすらと麻雀卓が見えて少し怖かったが、中に誰も居なくて少し安心した。
だって中に誰か居た方が、よっぽど怖いだろ？
なにはともあれ、問題なければそれでよし。きっと気のせいだろうと思い直し、扉を閉めると廊下に向き直る。

カタタッ…カタッ…カタタタッ…

また、音がした。断続的に何度も聞こえる。今度は聞き間違えない。
俺の目線は自然に音がする真向かい――共用の風呂場に引き寄せられた。
確かに誰もいないはずの寮なのに、何故か風呂場からは少しだけ空いた扉から灯りが漏れている。

12：怪談＠おーぷん◆DPkOkPvi9o：2015/03/26(木)20:43:09ID:Ayn(主)
それも、尋常な色じゃなかった。
赤と紫を混ぜたような、嫌な色。生理的嫌悪が呼び起こされて、近づきたくもない。
でも、こんなのを放置してとてもお酒なんてひっかけられない。
むしろ、強盗でもいたなら、酔って寝てるところを襲われかねない。

14：怪談＠おーぷん◆DPkOkPvi9o：2015/03/26(木)20:45:17ID:Ayn(主)
いつの間にか沸いてきたあぶら汗を拭うと、ゆっくりと俺は半開きの扉へと向かう。
そして、ゆっくりと音をたてないように扉を引く。

ギシッギシッ――
カタカタッ――

少し開いた隙間から中が見える。
脱衣所の脱衣棚、異常なし。

ギシッギシッ――
カタッタッ――

半分開いた隙間から中が見える。
洗面台、異常なし。

15：怪談＠おーぷん◆DPkOkPvi9o：2015/03/26(木)20:48:06ID:Ayn(主)
そして最後、全部開けきろうとした時だった。

カタタタタタタタッ！！！

突然、さっきまでとは段違いのけたたましい音が鳴り響く。
あまりの大きさに目をつぶり耳を塞ごうとすると、ゴトンッと四角い箱が落ちてきた。
不自然なほど正方形な箱で大きさは丁度ボーリング球ぐらい。
色は浅黒く、異常な程蓋を大きなホチキス針か何かで留めてあった。
どこから落ちてきたのかと見上げると、どうやら脱衣所の清掃用具ロッカーの上かららしい。

だとしても、こんな気持ちが悪いもの、触りたくもない。
音の原因は落ちそうになっていたこの箱なんだろうと自分に言い聞かせる。

16：怪談＠おーぷん◆DPkOkPvi9o：2015/03/26(木)20:50:46ID:Ayn(主)
この箱についても、戻す必要なんてない。連休明けにでも電球の調子と一緒に管理人に言えばいい。
自分に言い聞かせ全て見なかったことにし、開けた扉を閉じはじめる。

ギギッ―
ビンッ！ビンッ！

「っ！？」

扉をしめようとすると、図ったかのように箱の蓋を止めているホチキス針が次々に外れていく。

17：怪談＠おーぷん◆DPkOkPvi9o：2015/03/26(木)20:51:20ID:Ayn(主)
ビンッ！ビンビン！ビビビン！ビビビビビビビン！

そして、最後の針が外れ、箱の蓋がずるりとズレる。
中は赤黒い液体で満たされ、ヌウッと何かが出てきた。
最初は、やけに憎々しい短い棒のようなものが。
次に、もう一本棒のようなものが。
次に、不自然に何かが足りない――

あぁ、違う。これは棒なんかじゃない。
そう、これは――

脳漿の無い赤子じゃないか。

19：怪談＠おーぷん◆DPkOkPvi9o：2015/03/26(木)20:54:06ID:Ayn(主)
ここで俺の記憶はと切れ、気づくと朝になっていた。
大の大人が一人、寮の脱衣所で白目をむいて気絶したのか、いた場所は赤子をみた場所と一緒。
慌てて目線を脱衣所に向けるが、赤子どころか箱一つもない。
電灯も赤くもなく、いつものようにちょっと黄味がかかった色合いで点灯していた。

「夢、だった――」

嘘のように呟いて、俺は釈然としない気持ちのまま、途端に恥ずかしくなる。
２０を超えた男が、酒であんな幻覚を見るなんて、自己の管理が行き届いてないにも程があるからだ。
慌てて廊下に置き去りにしていたおつまみと酒を掴むと自室へと逃げ帰る。
だって、アレは夢だったんだから。

20：怪談＠おーぷん◆DPkOkPvi9o：2015/03/26(木)20:54:23ID:Ayn(主)
でも、なぜだろうな？
それから数ヶ月後、寮から出て行く時に管理人さんがなんの気なしもなくきいてきたんだよ。

「そういえば>>1さん。風呂場のロッカー上の箱、しりませんか？」
って。

22：怪談＠おーぷん◆DPkOkPvi9o：2015/03/26(木)20:55:42ID:Ayn(主)
一応、これで終了ですけん。怖くなかったらごめんねm(__)m

27：怪談＠おーぷん◆DPkOkPvi9o：2015/03/26(木)21:02:15ID:Ayn(主)
ちまちま気が向いたらおーぷんには怪談話として体験した怖い話も投下するかもしれん。
見かけたら楽しみにしていてもらえれば幸いです！
とはいっても自分文才ないから怖くなかったらごめんやけどねｗ

44：怪談＠おーぷん◆DPkOkPvi9o：2015/03/26(木)23:51:43ID:Ayn(主)
そういえば、もう見ている人いるかわからないけど、最後にお兄さんからのお願いです。
世の中には数々の怖い話や怪談、噂話などがあります。
その中には、「やってみたい」とか「できるかもしれない」という好奇心を誘うものも。

ただ、どんなものであれ所詮は「人からの聞いた話」。
何が起きるかもわかりませんし、起きてからは遅い。
信じる信じないに関係なく、そういったものには手は出さないでね(´・ω・`)

45：名無しさん＠おーぷん：2015/03/27(金)00:09:14ID:O4b
>>44
世にも奇妙な物語みたいな終わり方だな

Editor : よしぞー | Comment(2)

この記事にコメントする

Title : 無題

一人で、クトゥルフTRPGでもしていたのかな？？

NONAME子 2015.04.28 (Tue) 12:37 編集

Re:無題

　　　　　l^丶
　　　　　 | 　'ﾞ''"'''ﾞ y-―, あ　ふんぐるい　むぐるうなふ　くとぅるう
　　　　　ﾐ　´ ∀ ｀　　,:'　
　　　　(丶　　　　(丶ミ　　　いあ　　　いあ
（（　　ﾐ　　　　　　　 ;':　　ﾊ,_,ﾊ　　ﾊ,_,ﾊ
　　　　　;:　　　　　　　ﾐ　';´∀｀'; 　';´∀｀';, ,
　　　　　`:; 　　　　　　,:'　　ｃ　ｃ.ﾐ'　ｃ　ｃ.ﾐ
　　　　　　U"ﾞ'''~"＾'丶)　　　u''ﾞ"J 　 u''ﾞ"J

　　　　　　　　　 /^l
　　 ,―-y'"'~"ﾞ´　 |それ　るるいえ　うがふなぐる　ふたぐん
　　ヽ　　´ ∀ ｀　ﾞ':
　　　ﾐ　　.,/)　　　､/) 　　　いあ　　　　いあ
　　　ﾞ,　　 "'　　　´''ﾐ　　　ﾊ,_,ﾊ　　　ﾊ,_,ﾊ
（（　ミ　　　　　　　;:'　　,:' ´∀｀';　　,:' ´∀｀';
　　　 ';　　　　　　彡　　::　っ　,っ　 ::　っ　,っ
　　　　(/~"ﾞ''´~"U 　　 ι''"ﾞ''u 　ι''"ﾞ''u