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都市伝説・・・奇憚・・・blog

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2024.04.25 (Thu) Category : 

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神父様の体験談

2015.04.03 (Fri) Category : 人を信じすぎる人へ

797:始:2009/06/10(水)14:29:17ID:IfhlA3fV0
高校がミッションスクールだったんで、聖書の授業とかあったワケです。
で、北斗の次男にソックリなんで「トキ様」と呼ばれたイケ面神父と、上品な関西訛りのタヌキ顔神父の二人が担当しておられた。
トキ様の前じゃ猫かぶってる女子高生どもだが、タヌキ神父にはけっこう生意気言ってました。

それで授業中、三体合体もとい三位一体とか魂の不滅がどうとかやってる時に
「で、神父様は霊魂をじっさい見られたことあるんですかあ?」
などとブシツケな質問かましたんですね私ら。すると

「ええありますね、わたくしがまだ神学生の時のできごとです」
おお?いい方向に予想外の反応!私らは身をのりだした。

「当時わたくしは学校の寮に入っておりましたが、その日は大晦日でわたくしと寮長様(この方も神父)を除いてはみなさん帰省しておられました。わたくしは早々に床についたのですが、夜半、何かの気配を感じめざめました。
…枕元に若い女性が立っておられました。

髪をふりみだし服は血にまみれて、あきらかに生きた人間とは思えません。
そうしてわたくしをじっと見おろしているのです。

このような出来事は生まれて初めてだったわたくしは、もうどうしてよいかわからず、
『マリア様、お助けください、マリア様!』
とただただ祈るばかりでした。
(←大阪人の最終兵器はやっぱ”オカン”なのだなあと思った)

すると祈りが通じたのか、すぅー…とその姿は薄れて消えました。
もちろんその後眠るなどとてもできず、寮長様の部屋に泡をくって駆け込みました。
わたくしの話を寮長様は黙って聞いておられましたが、深くうなずくとこうおっしゃいました。
『私もその方にお会いしたことがあります』

(続きは『続きを読む』をクリック)



 









拍手[1回]



798:続:2009/06/10(水)14:30:07ID:IfhlA3fV0
『十年ほど昔の、今日と同じ大晦日の深夜でした。
自室で書き物をしていた私は、寮の玄関がギイと開く音を耳にしてはっとしました。
私ひとりという気のゆるみから、夜の見まわりと施錠をおろそかにしていたのです。

このような時間、ノックもせず入ってくるような人が教会の方や寮生ではありますまい。
おそらく良からぬ心得の者でしょう。しかし通報しようにも電話は玄関の脇です。

ほぞをかむ思いで部屋の扉ごしに廊下の物音をうかがっておりましたが、盗人にしてはその様子があまりに異常であることに気づいたのです。
ガリ ガリリ  ぜぇぜぇ  ひゅう ひゅう ガリッ    ざりり  ひゅう う うう
壁を掻く音。 荒い呼吸音。 引きずるような足音。

盗人などではありません。そもそもこれは人なのでしょうか?
野犬かとも考えたのですが、ときおり聞こえる呻き声はあきらかに獣とはちがっていました。

その、得体の知れない物音はしだいにこちらへと近づいてきます。
私は、逃げることも声を出すこともできずに、じりじりと扉からあとずさりました。
いま、この寮で灯りがついているのは私の部屋だけです。

戸の隙間からもれる光めざして廊下の「あれ」はやってきているのです。
(私ら「…あの、神父様、寮の部屋に鍵は」「ついてませんでした」)
すこしづつ、すこしづつ、爪音とうめき声、ひきずる足音が私の部屋、いえ私めざしてやってきます。
とうとう、それは扉一枚へだてたむこうにたどりつきました。

がりがりがりがり ガリッ ガガガ がりッ

無茶苦茶に引っかく音がします。ドアノブに気づかないのでしょうか?
願わくばそのまま気づかないでくれ!あきらめてどこかへいってくれ!

音がやみました。
あきらめた…?

がちり
 
ノブがゆっくりと廻りました』



799:終:2009/06/10(水)14:30:50ID:IfhlA3fV0
『扉が開いたその時、お恥ずかしいことですが、私は腰を抜かして座り込んでしまいました。
凄まじい形相の、服を血でまだらに染めた女性がそこに立っていたのです。

彼女は口や鼻から血を垂らしながらこちらに2、3歩ふらふらとよろめいて、倒れました。
そこでやっと私は、自分が大変なあやまちをおかしてしまった事に気がつきました。

その方は生きておられたのです。

大晦日の深夜、誰もいない神学校の構内で彼女は農薬をあおって自殺をはかったのです。
しかし、あまりの苦しさに、唯一灯りのついていた建物…学生寮に助けを求めたのです。
薬でのどが灼け、声も出せず、這いずるようにして。
死装束のつもりだったであろう白いワンピースは吐いた血と泥で汚れ、裂け、苦悶のあまりあちこちをかきむしった爪ははがれかかっておりました。

すぐさま救急車をよびました。
しかし、手遅れでした。
助けられたかも知れないのに、私が臆病風に吹かれてしまったばかりに…

祈りましょう。彼女のさまよえる魂の救済を。そしてわたしたちの心の弱さの克服を』
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Title : 無題

生きてる人間だったってオチが幽霊より怖い。

NONAME 2015.04.04 (Sat) 06:15 編集

Re:無題

結果見殺しにしちゃったわけだし…
襲われるより怖いね。
ちょっと後味の悪い話。

2015.04.07 19:08

Title : 無題

怪奇現象を疑うよりまずは死にかけている人だと考えて行動するのが基本ということですか。

あと北斗の次兄ソックリの神父を想像したらまんまキリストでなんかワロタw

NONAME 2015.04.04 (Sat) 08:17 編集

Re:無題

するってーと、ニセモノもいるわけですな!

2015.04.07 19:26

Title : 無題

北斗の次男 トキさま で検索したけどあれはイケメン?
この話はたぬきさんのした話ですよね?
トキさまの紹介はなんだったんでしょうか。

そしてたぬき師匠、
>私が臆病風に吹かれてしまったばかりに…

>わたしたちの心の弱さの克服を
いつの間にか連帯責任になってますw

ネフェルタリ 2015.04.09 (Thu) 01:29 編集

Re:無題

>>私が臆病風に吹かれてしまったばかりに…
>↓
>>わたしたちの心の弱さの克服を
>いつの間にか連帯責任になってますw

いいんだよ宗教なんてそんなもんなんだからww
そもそも実像すら怪しいキリストの個人談話をネタ化したのがキリスト教なんだから。

2015.04.14 20:48

Title : 無題

テレビか何かで見た、心霊スポットになってる峠?か何かを友人と散策してたら、髪は乱れて服もボロボロの女の子が現れて、霊出たー!!と思って乗って来た車まで逃げて乗り込もうとしたら、友人が何故かその女の子も連れて来て、一緒に車に乗せて急いで車急発進→結果的にその子は生きた人間で、友人はその子の後ろから数人の男らが追いかけて来てるのに気付いた…って話を思い出した。

NONAME 2015.04.28 (Tue) 02:51 編集

Re:無題

よくあるパターンの話ですね。

・実は幽霊だった
・実はレイプされたホンモノ
・実は殺されそうな(ry
・実は置き去りにされた(ry

ってパターンがいろいろ。
犯人が宮崎勤バージョンで走ってきたのが少女だったって話も…

2015.04.28 20:14

Title : 無題

↑なんか見覚えあるなーて検索してみたらここのブログで見つかりました
ルームミラーに映る影
yoshizokitan.blog.shinobi.jp/Entry/7498/

NONAME 2015.04.28 (Tue) 21:09 編集

Re:無題

ああ、そういえば掲載した記憶がかすかに…w

2015.04.29 13:25

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