173 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/05/16 19:04 ID:bndWa/9r
木の裏側
私が学生の時、新聞配達のバイトをしていた時の出来事です。
当時配達を始めたばかりの私は先輩について順路を覚えるのが主な仕事で、バイクに乗って200軒程廻るのですが、その内の1軒に古い神社がありました。
その神社は相当古いらしく、建物自体はぼろぼろでその上そこへ覆い被さるように大人が4~5人手を回しても届かない程太い幹の大木がうっそうと繁っていました。
正確には神社の脇にある住職さんのお宅へ届けるのですが、私は不気味な雰囲気のあるその神社がとても嫌いでした。
174 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/05/16 19:04 ID:bndWa/9r
ある日、大体順路を覚えた私は先輩から少し距離をおいて廻る事になりました。
時間は午前3時位で辺りは真っ暗、バイクのヘッドライトだけが頼りです。
先輩から10m程の距離をあけてついて行った私ですが、よりによってあの神社の付近で先輩を見失ってしまいました。
「○○さ~ん」
と声をかけても全然返事が返ってきません。
おいおい、こんなところで一人きりにされたら洒落にならないって、と焦りましたが、とりあえずここから一番近い神社に行ってみようと思いました。
神社に着くといつのまにか月が出ていて、更に街灯が数本立っていたのでいくらか周りの様子がわかります。
ふと、あの大木の陰に先輩が着ていた白いジャケットが落ちているのに気がつきました。
なんだあ、配達中に暑くなって脱いで一休みしてるのかなと大木の後ろに回って見ました。
そこには誰もいませんでした。
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